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Lost Souls Of Saturn - The Awakening (R & S Records:RS 1908)
Lost Souls Of Saturn - The Awakening
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2017年に名門テクノレーベルのR&S RecordsからデビューしたLost Souls Of Saturnは、完全な新人ではなく実は人気DJのSeth TroxlerとPhil Moffaによるユニットだ。とは言いながらも個人的に両アーティストがお気に入りではなかったのだが、この新作ではBorder Community主宰のJames Holdenが久しぶりにリミックスを提供しているのだから、自然と注目せずにはいられずに購入に至る。Troxlerについては機能的でDJ向けの曲を作るアーティストであるが、Moffaについては全く知らなかったので調べてみると、最近ではドローンを用いた重厚なアンビエント・アルバムも手掛けていたりしている。そんな二人によるLSOSは、最近はなかなかリミックスも行わないHoldenさえもが興味を抱く程に独特で奇抜な音楽性を含んでおり、このEPでも単純なクラブ・トラックではなくアンビエントに民族音楽やスピリチュアル性に映画音楽といった要素が一つなり、ライブ感に満ちた胎動と共にダークかつサイケデリックな世界を構築している。"The Awakening"は平坦なドローンを用いた穏やかなアンビエントで開始するが、その闇の何で繊細ながらもヒプノティックな電子音の粒が不気味にうなり、そして宗教感がある祈りのような重層のコーラスも加わり、静謐ながらも厳かな佇まい。しかし中盤以降は闇の奥底でズカズカと鳴る民族的なパーカッションによって土臭さも獲得し、破壊的なエネルギーが炸裂し強烈なグルーヴに飲み込まれていく。しかしやはり格が違うのはHoldenで、元々8分だった曲が12分越えまで拡大された"The Awakening (James Holden's Past Life Rave Regression)"は、序盤こそ原曲のエスノ・トライバルな雰囲気は残しているが、次第に鋭利でささくれだったビートを刻みながら毒々しくもトランシーなモジュラーシンセのループによってHoldenらしいトランス感で包んでいく。重層的なシンセが生み出す目くるめくサイケデリックな幻覚、浮かんでは消える崇高なコーラスもより魔術のように効いてきて、Holdenの狂おしくも美しく音響によって麻薬のようにズブズブと嵌めてくるサイケデリック・エレクトロは圧巻以外の何物でもない。Holdenのリミックスは言わずもがな素晴らしいが、LSOSの音楽性も個性的であり、本作の後にリリースされたアルバムも注目すべきだろう。



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| TECHNO14 | 22:00 | comments(0) | - | |
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