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Stump Valley - Natural Race (Dekmantel:DKMNTL072)
Stump Valley - Natural Race
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イタリア人二人組のユニットであるStump Valleyは、Dekmantel Festival/Dekmantel Selectorsにも出演するなど着実に知名度を上げているにもかかわらず、メディアでは大きく紹介される事は少なく未だにミステリアスな存在感を保っている。過去にはジャズやアンビエントも咀嚼したディープ・ハウスの『Recorded At Summer Forest Camp』(過去レビュー)、「禅」の精神をコンセプトにしながらも長閑なバレアリックに接近した『森林』(過去レビュー)など幾つかのEPをリリースしているが、その作品毎にやや音楽性を変化させているのでまだ真価を掴めない所もあるが、アナログ的なロウな音質でしっとりと聞かせるようなリスニング向きな作風という点が特徴だろうか。そしてデビューから5年、首を長くして待っていたアルバムは今や一大レーベルとなったDekmantelからとなるが、ファンクやジャズにディスコが混在し今までの総決算的な内容となっていて素晴らしい。レーベル側の紹介では「バレアリックなアナログ感覚、シカゴ・ハウスの温かさに、最終的にはイタリア音楽」との事だが、その説明もしっくりくる。開始の"Natural Race"はボーカルも起用したスロウテンポなハウスだが、透明感のある美しいシンセのコードや控えめながらも多幸感のあるシンセベースもあって、けばけばしくはないもののイタロ・ハウス的な快楽性が静かに存在している。続く"Marimbamba Isle De Joie"ではアタック感の強いドラムがシンセ・ファンクを思わせ、鍵盤やマリンバの可愛らしい響きとシンセの光沢感ある響きが入り混じり、ローファイかつスローモーなディスコでじんわりと耳を魅了する。対して"Barrilete Cosmico"はアッパーなシンセ・ファンクで、こちらは強いキックがリズム刻みそこに爽快なシンセ・パーカッションが被さり、優雅な鍵盤のメロディーと相まってリズミカルに体を揺らす。生っぽく温かいベースとジャジーなグルーブが印象的な"Barrilete Cosmico"では美しく舞うようなエレピソロもあってジャジー・ハウス風だが、"Proletarians In Space"になると音は錆付いておりローファイな響きとジャジーな雰囲気はデトロイト・ハウスの流れを思い起こさせ、電子的な音響ながらも生々しいグルーヴを生んでいる。"Ritmo Atomico"辺りはスリージーなシカゴ・ハウスの影響も匂ってくるが、快楽的な上モノのループや妖艶なメロディーは今風でもあり、ドラッギーにフロアを染め上げる強烈なダンストラックになっている。アルバムを通して以前よりもフロアを意識した曲調が増えてディスコやファンクの成分が更に増えた感はあるが、しかし彼等らしいバレアリックやアンビエントといった雰囲気も無いわけではなく、そういった意味ではダンスとリスニングの均衡をとりながらアルバムとしての安定感が備わって聞き応えは文句無しだ。今後どういった方向性へ進むのか?という興味も尽きないが、一先ず初のアルバムはファンの期待に応えた充実作だ。



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| HOUSE14 | 18:30 | comments(0) | - | |
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