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Simoncino - Timezones (Creme Organization:CR 12-100)
Simoncino - Timezones
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アナログ機材をこよなく愛しシカゴ・ハウスから強く影響を受けたNick Anthony Simoncino、2009年頃から作品をリリースし始めてからおおよそ10年が経過するも、その作風に全くぶれはなくローファイな機材を活かした垢抜けなさもあるハウス・ミュージックは金太郎飴でもある。現在の最新作は過去にも何度か手を組んでいるCreme Organizationから2019年にリリースされた本作だが、やはりここでもその初期胎動を持つシカゴ・ハウスを意識した音楽性に変わりはない。"Housetime"は太いキックが跳ねるようなリズムを打ち付け、そこにミステリアスながらも美しいシンセのラインを重ねたディープ・ハウスで、ひんやり冷えた硬質な曲調ながらも少しずつシンセの鳴りが強くなって惑わしていくようだ。"It Up (Ambient Mix)"は正にキックを抜いて幻惑的な上モノを浮かび上がらせる事でアンビエント的に仕立てているが、乾いたパーカッションやクラップがシカゴ・ハウスのラフな質感を思い起こさせる。そしてそのオリジナルバージョンである"It Up (Original Dub)"、キックは飛び跳ねるリズムを刻み、そこにファンキーなボイスサンプルやヒプノティックな上モノを掛け合わせて、ダークな雰囲気を装いながらギラギラとした迸るエネルギーが溢れるドラッギーなハウスとなる。"Tribu"は更にキックやベースが硬く太く力強いグルーヴを刻んているが、鳥の囀りのサンプリングを用いたりと楽園的な雰囲気はSimoncinoの故郷であるイタロ・ハウスのドリーミーな感覚もあり、無機質で粗い質感ながらも快楽的だ。そして独特に蠢くベースラインが強調された"Una Notte Con Michelle"、メロディーは控えめな分だけより暗くより闇が深く、シカゴ・ハウスの狂気にも似た陰鬱なディープ・ハウスはダンスフロアの暗闇が似合っている。ハードウェアをふんだんに用いて作られたハウスはオールド・スクールそのもので、流行とは一切無縁のクラシカルな作風で、最初に述べたように金太郎飴の如くいつもと同じではあるが、ここまでやれば最早様式美の一つだろう。



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| HOUSE14 | 18:30 | comments(0) | - | |
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