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Young Marco - Bahasa (Island Of The Gods:IOTG004)
Young Marco - Bahasa
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イタロ・ハウス/ディスコの発掘から現在形のアンビエントやバレアリックの展開など、自身で主宰するSafe Tripに於けるマネージャーとしての面、そしてソロ活動やGaussian Curveというユニットなどのアーティストしての面、このどちらで確かな才能を発揮しているYoung Marco。2014年にそんな音楽性を網羅したアルバム『Biology』(過去レビュー)から5年、遂に完成した2ndアルバムである本作は、バリのレーベルであるIsland of the Godsから。2014年に祖父のルーツであるインドネシアへ訪れた際に、バリ島を含む幾つかの島々へ足を運び現地の精神や雰囲気を得るべく、ガムランを演奏するThe Desa Babakan Gamelan Ensembleらとジャムセッションを行い、結果的には現在のアンビエント/ニューエイジのムーブメントに適合するように現代的なエレクトロニクスと伝統的なガムランが融合したアンビエント性の強いアルバムが完成した。いきなりエキゾチックな木管楽器の旋律、そして鳥の囀り等のフィールド・レコーディングから始まる"Kalapa Garden"からして木々が生い茂る深い森の神秘性が漂っており、そこに凛とした鉄筋や有機的な太鼓も加わり、都会の喧騒から離れた長閑で牧歌的な世界へと連れて行く。Aardvarckもフィーチャーした"All These Seas"では波を大々的に用い、そこにぼんやりと抽象的なシンセを重ねて、自然と同化する穏やかなアンビエントを展開する。"Moving Ornaments"ではガムランがディレイによって重層的に遠くまで響きながら、イタロ的な光沢感のシンセの伸びも相まって、爽快感のあるニューエイジ/アンビエント的だ。ぼんやりとゴング等が鳴りながらも抽象的で流動的に変化するシンセが手動する"Looking Back"はよりニューエイジ色が強く瞑想を誘い、そしてガムランやゴングの重層的な響きと水のような音のサンプリング等が脱力した酩酊感を生む"Time Before Time"はオーガニックなアンビエント色が強く、意識もさせない位に耳へとすっと入ってくる音楽はいつの間にか聞く者の心を癒やすようだ。最後の"The Beginning And End"は可愛らしいチャイムと流麗なストリングスがキラキラと響き、天界へと誘う如く全く汚れや闇の無い多幸感に満ちたバレアリックな響きによって、バリの神秘に溢れたアルバムは穏やかに終わりを迎える。当方はバリへ訪れた事は無いのだが、これが全てではないにしろバリの土着信仰や楽園や神秘といった雰囲気が伝わってきて、誰しも少なからずバリの魅力が感じられるアンビエント/ニューエイジに違いない。レビューが間に合わなかったものの、2019年のベスト候補の一枚であった位に素晴らしい。



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| ETC5 | 18:00 | comments(0) | - | |
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