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Sleep D - Rebel Force (Incienso:INC007)
Sleep D - Rebel Force

ここ数年ダンス・ミュージックの業界で勢いを伸ばしているオーストラリア、特にメルボルンは新たな才能が続々と生まれている。レーベル自体も活況で2013年にレーベルとして開始したButter Sessionsは、元々は音楽の交流の場として同名のブログが開設されていたのだが、それがミックスショーとなりパーティーとなり、そしてレーベルとなってからは積極的にオーストラリアからの新鋭を後押ししている。メルボルンという地元の活性化を担うそんなレーベルの主催者がCorey KikosとMaryos Syawishから成るSleep Dで、2012年にデビューした頃はまだ高校生だったと言うのだから、正に新進気鋭のアーティストだろう。そんなSleep Dによる初のアルバムだが、レーベル自体に多様なアーティストが名を連ねテクノやハウス、エレクトロやミニマルにアンビエントとゴチャ混ぜ感がある事もあり、本作も同様に一色に染まりきらずに多種な音楽性が快楽的なレイヴ感で纏め上げられている。出だしの"Red Rock (IV Mix)"は快楽的でレクトロニックなベースライン、神秘的な上モノを用いたスローなトランス風で、暗闇の深海を潜航するようなディープな曲でアルバムはじんわりと開始する。続く"Central"はダブ・ステップ風なリズムと不気味に蠢くアシッドのベースサウンドが強烈でびしばしと鞭で打たれるような刺激的な曲だが、中盤に入るとそこにアンビエンスな上モノが幻想的な装飾をする面白い作風だ。そしてヒップハウス風な弾けるリズムが印象的な"Danza Mart"は、しかしビキビキと麻薬的なアシッド・ベースやトリッピーな電子音に頭をくらくらさせられ、ダンスフロアの狂騒が脳裏に浮かんでくる。更にテンポをぐっと落としてダウンテンポながらもゴリゴリなハードウェアのローファイ感を打ち出した"Twin Turbo"、底辺を這いずり回るビキビキなアシッドのシーケンスと奇妙な電子音のエフェクトが入り交じるディープなトランス風の"Fade Away"と、勢いが抑制されたスローモーな曲もアルバムの中でずぶずぶとした粘性による魅力を打ち出しており、多彩な音楽性がそれぞれの曲の個性を更に強くしている。"Morning Sequence"では何とKuniyuki Takahashiをフィーチャーしているが、オーガニックな太鼓の響きやメロウな鍵盤の旋律を用いたディープ・ハウスな性質はKuniyukiの影響がかなり反映されており、アルバムの中ではやや異色ながらもSleep Dにとっては新機軸と言えるだろう。非常に雑食性のあるアルバムでとっ散らかった雰囲気もなくはないが、そこは全体としてローファイなレイヴ・サウンドとして捉えると、こういった何でもありな音楽として成り立っているように思われる。



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| TECHNO14 | 14:30 | comments(0) | - | |
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