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Pablo Valentino - Space Tribe (Eureka!:ERK005)
Pablo Valentino - Space Tribe
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世界的に評価を獲得した日本人のDJやアーティストは増えつつあるも、一方でアーティストを送り出すレーベルとしてはまだまだ充実していないと感じる事は少なくないが、そんな状況で"Quality House Music Never Betray"を掲げて活動するEureka!は注目すべき存在だ。Midori Aoyamaらを中心としたグループは2012年頃から同名のパーティーを立ち上げ海外から新進気鋭のアーティストを招致し、若手のハウスミュージックシーンで確固たる存在感を作り上げていた。2015年にレーベルを立ち上げるとLocal Talk周辺のアーティストによる生音強めなハウスを取り上げて、ソウルフルかつジャジーな路線で良質な音楽を提供し続けているが、この2019年の最新作はフレンチ・ハウスにおいて強烈な存在感を示すMCDEやFaces Recordsを主宰するPablo Valentinoによるものだ。予てからブラック・ミュージック性の強いハウスを手掛けてきたValentinoだが、ここではFaces Records繋がりのKez YMやクロスオーバーな音楽性を持つSimbadともコラボレーションを行い、それぞれのアーティストの個性を取り込みながら生音重視な情熱的なハウスを披露している。Kez YMとの共同制作である"Bananas"は軽やかなパーカッションとズンドコと端正な4つ打ちキックにKez YMらしいファンキー性が現れているが、そこに訝しいオルガンと対照的に流麗なエレピやシンセのコードが色鮮やかにエモーショナル性で彩っていき、生音の温かみあるグルーヴが骨太ながらもエレガントでもある。"Inspiracao"はぐっとテンポを落ち着かせたダウンテンポやヒップホップを意識した曲で、湿り気を帯びたような粘りあるロービートに上モノはストリングスや鍵盤が繊細に控えめな優美さを醸し、ダンスの踊り疲れた後のほっと一息つけるようなチルアウト感覚がある。Simbadをフィーチャーした"Space Tribe"もパーカッションが軽やかなリズム感を刻んでいるが、ブロークン・ビーツやジャズ性の強いしなやかなリズム感が特徴で、そこに切なくスペーシーなシンセが緩やかなメロディーを描きながら優美さと情熱を兼ね備えた大人びた響きとなり、リラックスしたムードの中でラグジュアリーな一時を感じられる。Valentinoのブラック・ミュージックへの深い理解が複数のスタイルで表現されており、アーティストとして(特に日本では)もっと評価されるべきと常々思わせられる。



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| HOUSE14 | 18:00 | comments(0) | - | |
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