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Santiago Salazar - Cloud Iridescence LP (Not On Label)
Santiago Salazar - Cloud Iridescence LP

停滞と言っては失礼かもしれないが、テクノやハウスの歴史の中で燦然と輝く経歴を持つレジェンド達が一向に新作をリリースせず、そういった大き過ぎる存在の穴を埋める存在がなかなか現れてこないデトロイト。勿論新世代が全く台頭していないわけではなく、例えばUnderground Resistance一派に属しLos Hermanosの一員でもあったチカーノ系のSantiago Salazarは、グループを離脱してからはツール向けのテクノ寄りなHistoria y Violenciaを設立したり、そしてデトロイト外のレーベルからも積極的に作品をリリースし、その活動の幅を広めている。2019年にはデトロイト・マナーに沿ったアルバム『The Night Owl』(過去レビュー)もリリースしていたが、それから間を空けずにリリースされたのが本作のミニアルバム。Bandcamp上でのみの販売でセルフリリースとなるが、僅か6曲ながらもバラエティーに富んだ構成でデトロイトという音楽をベースにしながらも、それだけに収束しないようにと発展も目指しているように感じられる。ビートレス状態を1分程持続させアンビエントなコードで始まる"1"は、途中からダウンテンポなリズムも入ってきてコズミックな電子音も絡めながらも、終始ドリーミーな瞑想を続けるかのような内向的な曲だ。"2"では浮遊感のあるパッドと華麗なシンセが絡み合いながら、ハイハットを強調した疾走感のある4つ打ちも加わり、壮大な叙情性と吹き抜ける爽快感のあるテック・ハウスで、古典的ではあるがファンが望むであろう作風だろう。"4"はつんのめって野蛮なリズムは土着的で、そこにコズミックなシンセのループを用いてスペーシーに展開するが、これにはLos Hermanosの残像が見受けられる。更には朧気なギターも用いてサイケデリックなローファイ・ハウスに仕上げた"5"、コズミックに躍動するシンセにスウィングするジャズ・ドラムを合わせた艷やかなフュージョン風の"6"など、アルバムの世界観としては確かにデトロイトらしさがありながらも曲それぞれは異なる魅力を持っている。相変わらず流行とは無縁な、それどころか古典的でさえもあるが、得てしてデトロイト・テクノとはそういうものだしファンが期待するものだろう。



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| TECHNO15 | 11:30 | comments(0) | - | |
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