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Planetary Assault Systems - Plantae (Ostgut Ton:o-ton123)
Planetary Assault Systems - Plantae
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UKにおいてツール性の強いファンキーかつハードなテクノを90年代から開拓し続けてきたLuke Slaterは、現在ではベルリンはテクノの中心であるBerghainに於いても活動し、同クラブが主宰するレーベルのOstgut TonからはPlanetary Assault Systems名義でこの10年で3枚のアルバムをリリースしている。幅の広さを持つSlater名義よりはPASでは直球ダンスフロア寄りでツール度と強度を高めたミニマルなテクノを突き詰めており、硬派なBerghainとの親和性が良いのだろうが、それにしてもBerghainでの経験に影響されたという本作が繰り広げる世界は真っ暗闇の中に狂乱が吹き荒れるダンスフロアそのもので、その場所を体験した事のない者にさえ現場を風景を想起させるようだ。2019年の初頭には自身のMote Evolverから『Straight Shooting』(過去レビュー)をリリースしていたが、本作もほぼその路線の踏襲で、全てがフロアのひりつよくような緊張感と膨張するエネルギーが込められている。"Red"は不気味なボイスサンプルとパルスのような電子音のループが印象的で、感情を排したように冷たいマシングルーヴが淡々としたグルーヴを作っており、単純なループと音の抜き差しで展開を作る構成はDJツールそのものだ。"Whip It Good"の緊張感と溢れるエナジーは目を見張るものがあり、スリージーなハイハットの連打やアシッド風な覚醒感溢れるループ、シャリシャリした金属的なパーカッションなどが現れては消えてを繰り返し、ひたすら猪突猛進な怒涛のグルーヴ感に踊らない事は許されない。それに比べると"Kamani"は音の密度は低く線の細いパーカッシヴなリズムが引っ張っていくが、金属が擦れるような電子音や催眠的な上モノのループによって、大きな揺さぶりをかける事なくじんわりと引っ張っていく構成もミックスの中でこそ映える曲だろう。"Mugwort"は近年のJeff Mills風のスペーシーなミニマルで、浮遊感のある揺らぐ上モノのループと上げもしない下げもしない正確な4つ打ちで、終始淡々とした流れから永遠かのような持続感を生み出している。怒涛のハードな要素だけでなくファンキーさアンビエンスもありベテランらしい深みのあるテクノだが、どれも徹底的に機械的で熱を感じさせない冷えたテクノはこの蒸し暑い夏の温度感さえ下げるようで、言葉通りにクールなDJツールとなってフロアに響き渡るに違いない。



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| TECHNO15 | 12:00 | comments(0) | - | |
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