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Jazz N Palms - Jazz N Palms 01 (Jazz N Palms:JNP01)
Jazz N Palms - Jazz N Palms 01

突如届いたJazz N Palmsなるプロジェクトの一枚のEPが、しかし何も情報が無いにもかかわらず一回試聴しただけで耳を魅了し、即座に購入を決意させられてしまった。レコードの盤面にもクレジットも無いため全くこのプロジェクトについて分からないのだが、ウェブに散見される情報を集めた限りでは、イビサのPikes Hotelで開催されているRonnie Scott'sのライブ公演のウォームアップを務めているようで、Hell Yeah Recordings等からも作品をリリースするRiccioが絡んでいるようだ。ラテンやファンクにロックが一つとなった音楽は正にフュージョンで、イビサの自然溢れる長閑で穏やかな日常を映し出しているような、リゾート感がありながらも享楽とは無縁な大人びた音楽は注目の的だ。出だしの"Coastal Highways"はスティールパンの優しく爽やかな響きが行きたジャズ・フュージョンで、軽やかにスウィングするリズムに哀愁のなギターや艶めかしいベースなど生音中心に、徐々に感情の昂ぶりを誘うように熱狂的な流れも見せる。"Going East"は躍動するオルガンとムーディーなギターカッティングを軸に、ラテンなグルーヴで飲み込んでいく情熱的なジャズ・ファンクで、ホテルのラウンジで客もフロアで踊り出す光景を換気させる。バレアリック側からお勧めなのは"Chira"だろうか、軽いパーカッションを用いた緩やかなリズムに透明感のあるシンセやエレピを重ねて優雅さを演出しており、青空の下で長閑な海原の航海へと出発するようなイージーリスニングで快適さは抜群。アフロ・キューバンな"1492"は大胆に静と動が切り替わり躍動するドラム・パーカッションが印象的で、そこに艷やかなギターや官能的な管楽器が彩っていく熱量の高い情熱的な曲で、特にライブ感溢れる一曲だろう。それに対し"St. Martin"はフラメンコ・ギターが清涼感いっぱいに響き渡り、爽快で軽く疾走するドラムのリズムも相まって、開放感溢れる屋外で太陽を全身で浴びるような喜びに満ち溢れている。僅か6曲、全く未知のアーティストのEPながらもその存在感とインパクトは十分で、ホテルのプールサイドで演奏されたものが発展したこのEPは確かにトロピカルでラグジュアリーでもあり、イビサの京楽的なクラブからは離れたまた異なるイビサの一面を映し出している。とても素晴らしいEPなのだが、ヴァイナルオンリーであるので気になる人は早めに入手を。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 10:00 | comments(0) | - | |
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