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Nine Inch Nails - Year Zero (Interscope Records:B0008764-02)
Nine Inch Nails-Year Zero
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薬物と滅びゆく肉体とのせめぎ合いの果てッ 薬物を凌駕する例外の存在!!!日に30時間の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体 10数年その拷問に耐え 俺は今ステロイドを超えた!!! From グラップラー刃牙

つまりはNine Inch NailsことTrent Reznorも、最近は肉体派を目指しているのかなと思わせる新作。昔のNINと言うとエレクトリックボディーミュージックを経由した無機質なサウンドと、圧倒的なまでの絶望と重圧を身に纏い全てを破壊する破壊神の様な存在でした。ところが最近のライブDVDを見た時にはTrentの腕と胸はムキムキで、そんな肉体と言う鎧を身につけた彼の音も比較的ロックに近くなっていて、ちょっと違和感を感じていました。それをふまえてですが、今作は前作よりはまたエレクトロニックな作風に戻っていた事に関しては嬉しいです。人間味を廃した冷たいビートとポップなメロディーが特徴だったNINなので、やっぱりリズムは打ち込みで重視の方がしっくり来るんですよね。ただなんだろう、やっぱり最近のNINには毒気とか悲しみとか絶望とか、そんな切迫感が余り感じられないんですよね。そして何故か妙に汗臭さと人間臭さ、言うならば体育会系な雰囲気を匂わせている。近寄りがたく崇高なTrentにそうゆう妙な親近感が出てしまうのは、個人的にはそれは違うだろと思うのです。前作もそうだったんだけどこれがNINじゃないバンドなら、本当に褒め称える作品だし本作だって何だかんだ良いのかなとは思います。ただ結局"The Downward Spiral"(過去レビュー)がインパクトありすぎて、それをまたも越えられなかったのかな〜と残念な気持ちもあるんですね。ポップさもノイジーさも重苦しさも全て平均になっちゃって、バランスは良くて聴きやすいけど個性を失ったとも言えるかもしれません。Trentにしては前作から早くも2年で新作も出たせいか、薄味と言うか凡庸と言うか。決して悪くはないんだけどな…。

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Year Zero : Nine Inch Nails
Nine Inch Nails Year Zero 音楽であれ、絵画であれ、アーティストは精神を病みやすい傾向にあると聞いたことがある。創作活動を続けるということは、自分自身と対峙することだと思う。産みの苦しみを味わい、内へ内へと思いを閉じて
| Yokohama Beat Junkie | 2007/10/13 11:15 PM |