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Orbital - Blue Album (Orbital Music:OrbitalCD001)
Orbital-Blue Album
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テクノシーンと言う荒波に揉まれながらも本質的にはそこまで変わらずに15年近くも活動を続けていたOrbital、その彼らの最後のオリジナルアルバムが本作。Paul HartnollとPhil Hartnollから成る兄弟ユニットは、レイヴ全盛期からシーンの最前線で活動を行い時にはテクノ四天王の一つと数えられ(日本だけじゃないの?)、一聴してOrbitalと分かる独特の世界観を創り上げ展開してきた素晴らしいユニットです。ど派手で起伏の大きい展開、メランコリックで美しい旋律、強烈に体を揺さぶるグルーヴは、テクノファンのみならずこれからテクノを聴く人達にも受け入れやすく、確実にテクノリスナーを増やす事に貢献したのではないでしょうか。多分テクノを聴く人でOrbitalを嫌いな人はいないんじゃないだろうか、そう思わせるだけの音が彼らにはあります。

本作で終止符を打つ事になったOrbitalですが、確かに最後と言うだけあってなかなかの力作です。正直な所2000年頃からは彼らの作品に余り共感を覚えなかったのですが、本作で最後の最後に一花咲かした様な作品だと思います。初期の頃はモロにレイヴサウンド全盛期と言う事もありばりばりアッパーな曲が多かったのですが、後期になると落ち着いて洗練された曲が多くなりいかにもベテラン的なアルバムが多くてちょっと退屈してたんですね。ところが自らのレーベルから出した本作でようやく商業的な束縛から逃れる事が出来たのか、全てやりたい様にやり色々な物を詰め込んだOrbitalの集大成的なアルバムになったのではないでしょうか。ここにはメランコリーもハードさも、4つ打ちもブレイクビーツもダウンテンポも、とにかく彼らがやって来た事全てが詰まっているんです。欲を言えばもっと4つ打ちストレートで攻めて欲しかったと思いますが、アルバムとしては緩急があり聴き易い内容で集大成として相応しいですね。最後に置かれた"One Perfect Sunrise"が涙を誘うラストソング、これで本当にOrbitalが最後なんだと思わせる感動・劇的な一曲でした。自分もテクノを聴き始めた頃からOrbitalにはお世話になっていたので、本当に感慨深い作品です。ありがとうOrbital、さようならOrbital。

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