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As One - Celestial Soul [Limited Edition] (Spiral Records:XQAW-1009)
As One-Celestial Soul
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本日も"Electric Soul Classics"シリーズ第3段の一つ、As OneことKirk Degiorgioの2NDアルバムを紹介致します。相変わらずだけどこのシリーズは痒い所に手が届くチョイスで、企画者は存分に90年代のテクノシーンに理解があるんだろうなと思わせます。売れ線とかアングラとかそんな視点で選択をするのではなく、当時は一部にしか理解されずとも現在になっても輝きを失わない本当の名作を復刻すると言う大変意義のある仕事で、自分が音楽関係の仕事に携わっていたら敬意を払う様な感じですね。まあそんな事はさておきUKからテクノとジャズの橋渡しを行っているKirkさんの2NDですが、これまた非常に素晴らしい!聴いて最初に思った事は、当時Warp Recordsが提唱していたAI(Artificial Intelligence)系の音そのまんまだと。何も知らなければThe Black Dogの作品と言われても気付かない位かも。ここではテクノとジャズが自然と共存し、デトロイトの感情豊かなソウルとヨーロッパの上品な感性が見事なまでに溶け合っているのです。どちらかと言えばデトロイトテクノそのものは考えて作り込むよりはその一瞬の感性を大事にするような傾向が有る様に思えて、やはりKirkらUK周辺のアーティストの音はソウルは込めつつも知性的に音を構成して洗練した作品を創るのが得意ですよね。悪く言えばデトロイトテクノは安っぽい所もあるんだけど(ソコが良いんだけどさ)、デトロイトテクノのフォロワーは良い意味でそれをアップグレードしているんですよ。Kirkは勿論デトロイトのフォロワーではあるけれど、その中でも格段に群を抜いてるなと思います。ジャズの即効的なグルーヴもあるしテクノの未来的な感覚もあるし、ある意味ボーダレス。90年代にこんな事やってたなんて、やっぱりKirkの先見性には目を見張ってしまいます。

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Celestial Soul / As One
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