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GIGI MASIN FOR GOOD MELLOWS
GIGI MASIN FOR GOOD MELLOWS (JUGEMレビュー »)
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Shinichiro Yokota Presents Do It Again and Again (Far East Recording:FER-06910)
Shinichiro Yokota Presents Do It Again and Again
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ジャパニーズ・ハウスの再評価の一人に寺田創一が居るのは周知の事実だが、それに連れられて続々とその波の大きさは増している。共鳴するように失われた作品が現代に一斉に浮かび上がってきているが、横田信一郎もその一人だ。寺田は自身でFar East Recordingと言うレーベルを主宰しており、そしてそのレーベルで行動を共にしていたのが横田だそうで、寺田からハウス・ミュージックやシンセサイザーの手ほどきを受けて共同の制作を行うようになり、複数のハウスをレーベルに残していた。但し寺田に比べると横田のリリースされた作品は決して多くはなく、言葉通りに歴史に埋もれてしまっていたアーティストだ。そんな彼の80年代後半から2000年以降の実に27年間にも及ぶ長い期間に制作された楽曲を纏めたのが本作であり、横田にとっての初のアルバムである。流石に時代的に古い楽曲が多い事もあって音楽的な目新しさは皆無だが、だからこそ90年代前後のNYハウスに影響を受けたクラシカルかつポップな作風が今になって評価される所謂ジャパニーズ・ハウスらしく、逆説的に新鮮に感じられるに違いない。始まりは正にタイトル通りに鐘の響きが特徴の"Bells"、リズムはすかすかでスリムながらもバウンスするように跳ねて数少ないシンプルな旋律だからこそ、ごまかしの無い楽曲性が際立っている。あの有名なハウスの声の部分をサンプリングした"Gotta Have House"、ブレイク・ビーツ気味なビートも相まって90年代のラフな質感のハウス・ミュージックのグルーヴそのもので、日本にもこんなセンスが埋もれていたかと思うと感慨深い。同じように日本の童謡をサンプリングした"Machibouke"も和の雰囲気を持ちながらもハウスになっていたり、三味線を用いてエキゾチック感炸裂な"Sora - Sky Magic"では江戸時代を匂わせる時代錯誤なユーモアもあったり、日本と言う背景をそのまんまハウスに投影させている。他にもロービートやダウンテンポまで披露しているが、基本的にはハウスによく見られるピアノの使い方や跳ねるハウスのビートに派手なサンプリングなど、90年代のUSのハウスの影響を彼なりに消化したように思われる。何故にこんな良質なジャパニーズ・ハウスが埋もれていたのか、それはきっと早過ぎたのかもしれないが、素晴らしい作品は今になっても色褪せる事はない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Not Gonna Let (Remixes) (Mahogani Music:MM-38)
Randolph - Not Gonna Let (Remixes)
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自身の作品だけではなくボーカリストとしてJazzanovaとの共演や、Innerzone Orchestraにはベーシストとして参加をするなど、デトロイトの中でもマルチな才能を誇るPaul Randolph。ハウスという枠組みに収まる事なくR&Bやファンクにソウルなど黒人音楽を自然と包括する音楽性をプレイヤーとしての技量で表現し、だからこそ他の多くのアーティストからもシンガーやプレイヤーとして起用されるのも当然の事なのだろう。さて、ソロとしては実に10年ぶりとなるアルバム・リリースに先駆けてリリースされる新作は、古巣Mahogani Musicへと戻りレーベル性も意識したのか以前にも増してセクシャリティーになった歌モノ作品で、リミックスも含めて期待を裏切らない。新作は2曲、その一つである”Not Gonna Let”は自身で色っぽく官能的な歌を披露するニューソウルとでも呼ぶべき甘い曲で、ヒップ・ホップ調のダウンビートにしっとりしたオルガンや凛としたピアノを合わせて、濃密な黒さで染めていくブラック・ミュージック。これまで以上にぐっと夜に生きる大人のような色気を増して、肌にしっとりと染みこむようなソウルフルな歌モノだ。一方で"Peace"も演奏は無しにRandolphによる歌とコーラスのみを合わせた曲で、ちょっとした息抜きと言うかインタールードと言うか、それでもRandolphの甘く誘うような歌が魅力的だ。さて、本作にはリミキサーにも強力が二人がフィーチャーされており、その内の一人はUKにて甘美なハウスならお任せのベテラン・Charles Webster。こちらのリミックスは原曲の溶けるような甘さを、ねっとりとした4つ打ちのディープ・ハウスへと変化させる事で、より濃密でお洒落さも増したWebsterお得意の色気爆発な音楽性が反映されている。方やMahogani Music繋がりでもあり同郷のDez Andresがリミックスした方は、4つ打ちではあるもののざっくりしたヒップ・ホップ感が爽やかなビートに繋がっており、Websterの粘性の高いリミックスとは逆に音を削ぎ落として控え目にメロウで小気味良いブギーな感覚のあるハウスに仕上がっている。どちらもアーティストの音楽性がはっきりと感じられるリミックスで、原曲とリミックスのどれもが異なる場面で使い方はそれぞれと、充実したEPであるのは間違いない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
HVL - Bizarre Realms EP (Hesperian Sound Division:HESP003)
HVL - Bizarre Realms EP

ロサンゼルス発の新興ハウスレーベルであるHesperian Sound Divisionの新作は、Rough House Rosie等を中心に活動するロシアのディープ・ハウスで頭角を現すGigi JikiaことHVLによるもの。この数年は継続して年に2〜3枚のEPを前述のRHRを含む複数のレーベルから淡々とリリースしており、音響〜アンビエントを駆使したハウスを武器として個性的な音楽性を確立している。本作でもその路線を踏襲しつつ更にはKiyadama名義でのアシッド・ハウスの要素を持ち込んで、何処までも深化を続けている。特にその深くサイケデリックな音響が主張しているのが"Bizarre Realms"で、あぶくが立つような環境音に似せたシンセのフレーズに幻想的な響きを作る薄いパッドを伸ばしていき、そして淡々とした盛り上がりを抑制したロウな4つ打ちが続く中で時折強烈なサウンド・エフェクトを挿入する事で、引いては寄せる波のような盛り上がりを生んでいる。広がっていくような立体的な音響空間は正にディープ・ハウスだが、一転して"Escape In Time"ではアシッド・ベースを用いてシカゴ・ハウスな雰囲気もある作風を見せ、特に粗いハイハット等からはロウ・ハウスの影響も垣間見れる。"Sio"でも生々しいざらついたリズムを用いつつもグルーヴは溶けるような弛緩し、そこに揺らめくような官能的な上モノが波打つ事でアンビエント性の強いダブ・ハウスとなっており、その快適性は随一だ。"Sforzando Joy"では逆にKiyadama名義を継承する凶悪なアシッド・ベースが這いずり回る攻撃的なアシッド・ハウスとなっており、フィルターやレゾナンスによる過剰な変化で毒々しく頭もくらくらするような展開が刺激的だ。バリエーション豊かでアーティストとしての底の深さはまだ見えず、そろそろアルバムによる包括的な表現も期待したいものだ。



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| HOUSE12 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Takkyu Ishino - Euqitanul (Ki/oon Music:KSCL 2821)
Takkyu Ishino - Euqitanul
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2016年8月にリリースされた『Lunatique』(過去レビュー)は、前作から6年という空白の時間を埋めるには十分過ぎる程の官能的なテクノ・アルバムで、石野卓球のアーティストとしての才能を再度意識せざるを得ない会心の出来だった。アルバムとして高い完成度を誇るが故に手を加えるのは難しいのではと思っていたが、そこは卓球チョイスによる信頼足りうるアーティストをリミキサーに起用する事で、このリミックス・アルバムはテクノという音楽をまざまざと聞かせる内容になっている。盟友であるドイツのWESTBAMや電気グルーヴ繋がりで砂原良徳やagraph、日本のテクノシーンをリードするHiroshi WatanabeやGonnoにDJ SODEYAMAなど、確かな実力と正当な評価を得ているアーティストが集結しており、それぞれの音を武器に卓球の曲を作り替えているのを比較しながら聞くのは面白い。例えば"Amazones (A. Mochi Remix)"、日本のハードテクノをリードするA.mochiによるリミックスは原曲よりも更に硬めに、更に灰色に染めたツール性の高いハードテクノに見事に生まれ変わっており、無駄な音を削ぎ落としつつスリム化する事で逆に骨太なグルーヴ感が浮かび上がっている。近年再度TRを含むアシッド・ハウスの魅力に取り憑かれたワタナベヒロシによる"Selene(Hiroshi Watanabe Remix)"は、原曲の多幸感を活かしつつそこに明るいアシッド・サウンドも持ち込んで、疾走感を付加させながらワタナベらしい壮大な叙情性を展開するアシッド・テクノへと自然に作り替えている。DJとしてもアーティストとしても春真っ盛りなGonnoによる"Die Boten Vom Mond(GONNO Remix)"は、つんのめるようなリズムの序盤からスムースな4つ打ちへと展開する変化球的な技を披露するが、強烈なパーカッションやキックによる切迫感はフロアのリアルな空気を表現している。Westbamによるヒップ・ホップな雰囲気もやや含むゴリゴリのベルリン・テクノ的な"Lunatique(WESTBAM Remix)"や、Teiによる小洒落たラウンジムード溢れる"Rapt In Fantasy(TOWA TEI Remix)"等は想定内と言うかリミックスの妙技は感じれられない点で、良い意味で安定感、悪い意味では凡庸にも思ったりもするものの、そこにもアーティスト性は確かに存在しているだろう。多様なアーティストがリミックスしているおかげでアルバムとしての統一感は当然の如く無く、しかしそんなバラティー豊かな内容を無邪気に楽しめば良いと思わせるのは卓球の音楽性であり、曲順もタイトルもオリジナルを逆にしたユーモアも含めて受け入れれば良いのだろう。

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| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3 (OCTAVE-LAB:OTLCD-2270)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3
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2016年は本人にとって新たなる局面へと突入した年であったに違いない。日本人としては初となる作品をデトロイトの老舗レーベルであるTransmatからリリースし、また過去の名義であるQuadraの失われたアルバムを復刻させるなど、過去と未来の両方を押し進めてアーティストとして実りのある一年になっただろう。そして本作もその一年の重要な要素であり、DJとしてのクラブで培った経験を作品化したMIXCDで、シリーズ3作目となる本作"Contact To The Spirits 3"だ。ドイツはKompaktとの関わりから生まれた1作目から彼自身を投影したと言う2作目を経て、4年ぶりとなる新作はこれまでと同様に精密な流れによる濃密なストーリー性を持ちつつ今まで以上に感情の起伏を誘発する内容で、ワタナベの激情が見事に音に反映されている。82分というCDの限界時間に21曲も使用した事で怒涛の展開によって熱き感情が激流の如く押し寄せるが、ミックスの最初は清らかな空気が漂い始めるアンビエントな"Sunrise On 3rd Avenue"を用いる事でこれからの壮大な展開を予期しており、そこからは聴く者を圧倒するドラマティックな展開が全く隙間なく続く。序盤にはYonenagaのプロジェクトであるR406による新曲の"Collapsar"がドラマティックな瞬間を作っており、デトロイト・テクノの叙情性がモダンに解釈されているが、中盤のKirk Degiorgio〜Ian O'Brien〜Rennie Fosterらの曲を繋げたデトロイト志向の流れは神々しいまでの光が天上から降り注ぐようで、勢いとエモーションが見事に融和している。また嬉しい事にR406の曲を用いたのと同様に、日本の隠れている才能を引っ張り出す事も意識しており、終盤に向かってjunyamabeによる幻想的な夢の世界に導かれるような"internal_external_where_is_my_body"をプレイし、ラストには7th GateのTomohiro Nakamuraによる"Memories Of Heaven"を配置して興奮と感動をピークに上げつつすっと余韻を残さず消えていくドラマティックな展開を生み出している。音の数や曲の数の密度の高さ、そして感情の込め具合は相当なエネルギー量で、聴く側も決して安易に聞き流せないような美しくも圧倒的な世界観はやや過度にも思われるが、それもワタナベの胸に秘めたるソウルを極限までプレイに反映させた結果なのだろう。魂と肉体を震わすエモーショナルなテクノに圧倒されるばかり。

Check "Hiroshi Watanabe"

Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |