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ENJOY THE SILENCE (Mule Electronic:mecd15)
ENJOY THE SILENCE
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テクノと言うとやはり圧倒的に海外のレーベルが精力的ですが、日本でもMULE MUSIQは世界規模で評価を得ているレーベルの一つだと思います。Kompaktが配給を行っている事からも分かる通りKompaktと共鳴する音も持ち合わせており、魅力的な作品をリリースし続けております。そのMULE MUSIQが現在テクノシーンで高い評価を得る面子を一気に集結させ、更には全曲新曲と言う豪華なアンビエントアルバムを制作してしまいました。参加メンバーは日本からはKoss a.k.a. Kuniyuki、Hiroshi Watanabe、KompaktからはThomas Fehlmann、DJ Koze、デトロイトフォロワーのVince Watson、独創的なエレクトロニカを展開するJan Jelinekなどぐうの音も出ない人達。彼等のトラックに関しては当然荘厳で美しいアンビエントが展開されているので説明は割愛しますが、それ以外にも良質なトラックがごっそり収録されています。初めて聞く日本人アーティスト・Takuwanは、美しいシンセサウンドがふわふわと揺れ日本的な侘び寂びも感じさせる神秘的なトラックを提供。Benjamin Brunnは奥深くバックでクリッキーな音が鳴り、表層ではチェロと思われる弦楽器がクラシックを思わせる音色を奏でる生っぽいアンビエントを展開。DJ SprinklesことTerre Thaemlitzは哀愁漂うピアノがどこか切なさを誘う枯れたアンビエント、ってこの曲は彼のアルバムに収録されていた気が…。Strategyは重苦しいシンセのヴェールに覆われた中に、宝石の様にキラキラと輝くシンセが散りばめられたトラックで、教会の中の神聖で厳かなムードを感じさせます。アンビエントと言う括りではあるけれど、どれも享楽的な方向に向かうのではなく非常に真摯で芸術的な赴きを感じさせるのが特徴ですね。MULE MUSIQ、今後も注目しておいて損はありません。

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| TECHNO6 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Harmonic 313 - When Machines Exceed Human Intelligence (Warp Records:WARPCD175)
Harmonic 313-When Machines Exceed Human Intelligence
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90年代前半の輝けるアンビエント黄金時代を謳歌したGlobal Communicationのメンバーの一人、Mark Pritchardがテクノに還ってきました。一時期はTroubleman名義でブラジリアンハウスやボサノバに傾倒しておりましたが、このHarmonic 313名義では彼が影響を受けたデトロイトテクノ/エレクトロやヒップホップをどっぷり掘り返した内容となっております。プロジェクト名に付いている313(デトロイトのエリアコード)からも分かる通り、かなりの本気っぷり。つか余りにも先祖返りしていて、ちょっと吹いた。本作はどう聴いても最凶のエレクトロユニット・Drexciyaの影響がでかい。極太のベースラインとかコズミックなシンセサウンドとか、何と言う時代外れなレトロフューチャーな音なんだろう。ザクザクとしたエッジの強いリズムはホップホップからの影響がそのまんまだし、まさかここまでオールドスクールな方向に行くとは思いもしなかった。が、流石は音響派の元GCのメンバーだけあって、レトロではあるが緻密に構成された音楽を聴かせてくれるのも事実。オールドスクールではあるが雑ではなく、その荒々しい逞しい音は保持しつつUKっぽい洗練・上質な雰囲気も持ち合わせている。またテクノではあるが生きたビートも打ち鳴らされ、テクノには魂が通っている事を気付かせれくれる。デトロイトを外部の視点から見たアーティストが作ると本作になる、そんな模範的な音。ここまで先祖返りするのは予想外だったけど、テクノにとってデトロイトは聖地であり尊敬の地でもあるのでご愛嬌ですね。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn - Balance 014 (EQ Recordings:EQGCD024)

Joris Voorn-Balance 014
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新次元…と言うのは言い過ぎかもしれないが、これが最新のテクノの形である事にもはや疑いはないだろう。世界各地、日本においても大人気となったJoris Voornの最新MIXCDはアルバム2枚に100曲ものトラックを使用した驚愕の内容。とは言えこのPCを使ったスタイル自体は、2001年のRichie Hawtinの"DE9"(過去レビュー)の時点で完成系を成しているので、実は最新であるとは言い切れない。が、このスタイル自体がテクノと言う世界に普及しているのは間違いない。各曲から一部分をパーツとして切り出し、それをPC上で細かにループ・エディットを繰り返し、本人が言うように"絵を描く"様な作業を繰り返すスタイル。全く異なる曲の一部が同じ時間・場所に存在する事により、全く異なる新しい音楽へと変容を遂げる進化。もはやこれはMIXCDと言うよりも、Jorisのオリジナルアルバムとさえ言える様な境地にまで達している。"Mizurio mix"は(比較的)アッパーでグルーヴィーなテクノ、ミニマル、テック系中心の内容で、しかしながら覚醒感を刺激するドラッギーさも感じさせます。対して"Midori Mix"はエレクトロニックミュージックをより幅広く吸収したフリースタイルな選曲で、テクノの中にディスコダブやバレアリック、ダウンテンポ、ジャズも取り入れられて開放感のある音が持ち味。どちらのミックスも各曲が自然に融解し、そして再度融合し、今まで違う世界観が繰り広げられ非常に興奮出来る内容でした。同じ事を既にやっているRichie HawtinのMIXCDに比べると、カラフルなのが特徴でこれはこれで素敵です。

ただ欲を言わせて貰うと、本作があくまでホームリスニング仕様である事。これは結局はクラブではプレイする事の出来ない内容だから。かつてJeff Millsがアナログを一時間に40枚程も矢継ぎ早に回していたプレイは、既に過去の物となってしまったのか?いや、そうではないと思う。そこには瞬間瞬間に生まれる独創性や閃きがあったはずで、あれにこそ僕は人間的な熱や魂を感じる訳で。だからJorisにも一枚位はコンピューターを使用しないで、クラブで再現出来る単純だけども爆発力のあるプレイが聴けるMIXCDを出して欲しいと言う気持ちもあります。テクノロジーが必ずしも全てを豊かにする訳じゃないんだ。

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| TECHNO6 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Yagya - Rigning (Sending Orbs:SO011)
Yagya-Rigning
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Basic Channel+アンビエント=Yagya、みたいな感じのアーティスト。Force Inc.からの1st(過去レビュー)が名盤ながらも廃盤なので、オークション等では高額取引されているのが現状です。そんな彼の3rdアルバムが登場。アイスランド語で"Rain"を意味すると言うタイトルの通り、しとしとぴっちゃんな湿っ気の高いミニマルでアンビエントな内容です。街や雨の環境音楽のSEの中、柔らかく繰り返され反響するダビーなエコーは、幻想的以外に表現の出来ない気持ち良さ。永遠に晴れない濃霧の中で繰り広げられる夢の世界、そこはまるでアマゾンの奥に広がる秘境かまたは胎内の中か。Mike Inkの変名"Gas"(過去レビュー)のアンビエント路線とほぼまるっきり一緒なんで、そちらが好きな人はYagyaも耳に合うはず。良くも悪くも変わらず同じ事を続けているけれど、ふわんふわんな音響は堪らんな。まじ昇天しそう。

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| TECHNO6 | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - When a Banana Was Just a Banana (Ovum Recordings:OVM9007CD)
Josh Wink-When a Banana Was Just a Banana
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バナナがまさにバナナだった時?!バナナがバナナ以外の時なんかあるのかと不思議な感じだけど、ジョシュの考えは「音楽がただの音楽であったころの純粋さを取り戻したい」と言う事らしいです。しかし久しぶりのアルバムは、期待を良くも悪くも裏切られた内容とも言えるかも。今までの彼の音を特徴付けていたアシッドはほんのスパイス程度にしか使用されておらず、殆どが渋めの硬派なミニマルでテッキーなテクノだったのでちょっと意外だった。脱アシッドで大丈夫かよ〜と思うけれど、しっかりとフロア向けの踊れるファンキーなパーカッションを生かした4つ打ちトラックばかりで、ミックス時の利便性を考えて意識的に作ったんでしょうかね。また無駄な装飾は削ぎ落としながらも強靭な芯を感じさせるグルーヴもあり、流石は酸いも甘いも知り尽くしたベテラン的な音。そして肝心なのはジョシュが述べていた純粋さを取り戻したいと言う事で、このアルバムには単純に踊れるトラックがふんだんに詰まっていると言う事。クラブミュージックなんて最終的には踊れれば何でもありって言うのが結論なんで、その意味ではこのアルバムは正に分かり易いダンスミュージックだと思う訳で。全編ミックスされているので、燃え尽きるまで踊り尽くせば良いのです。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Pop Ambient 2009 (Kompakt:KOMPAKTCD69)
Pop Ambient 2009
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夏が来〜れば思い出す〜遥かな尾瀬〜って、今は夏じゃないよ!冬の名物アンビエントシリーズ・"Pop Ambient"。ドイチェテクノの総本山・Kompaktが冬に送り出す定番中の定番で、このブログと共にもう何年も同じ時期にリリースを重ねております。このブログを定期的に更新するのも忍耐力が必要な様に、Kompaktが質を落とさずに毎年アンビエントコンピを送り出すのもきっと裏では大変な努力がある事でしょう。しかし2009年盤はKompakt以外からのアーティストが半分位含まれていて、ある意味外注と言うかKompaktのネタ切れなのかしら?やっぱり一つのレーベルのアーティストだけで質の高い曲を集めるのは、相当に難しいと言う事なんだろう。そんな事を抜きにすれば本作も充分に快適なノンビートアンビエントが満載で、白銀の雪の世界に溶け込んでしまうような幻想的な世界観は健在です。と言うよりも大吹雪で外に出られず、かまくらの中でしんしんと静寂の時間を過ごすようなイメージが浮かんできます。日本でも真冬の北海道とか豪雪地帯などでこたつの中に籠もって聴くと、一番気持ち良いんじゃないかと思います。寝る時のBGMとしても当然問題無し。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Intrusion - The Seduction Of Silence (echospace [detroit]:echospace 313-3)
Intrusion-The Seduction Of Silence
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デトロイトからのBasic Chennelフォロワーの最前線として定着した感もあるEchospace、またはDeepChordですが、そのEchospaceのメンバーの一人であるStephen Hitchellのソロ作品がIntrusion名義で登場。変名が多過ぎて何が何だか分かりませんが、頑張って着いて行きましょう。しかしぶっちゃけ限定商法やらどの作品も余りにも似通っている事もあって、最近は飽食気味で本作も買おうか迷ってたんだけど、意外にも買っておいて良かった。もしかしたら今までの作品の中で最もアンビエンス度が高くて、曲毎にヴァリエーションも感じられるし、浮遊感あふれる音響空間は素直に気持ち良いですね。ヴィンテージマニアらしくアナログ機材を中心とした柔らかいアナログシンセのディレイやリヴァーヴは、押しては返す波の様に幾度となく繰り返されいつの間にか夢幻の空間へ飛ばされてしまう音響の如く。またレゲエっぽい生温くて湿っぽい音が人肌の様で、妙に耳に優しく入り込んで来て体の中を満たしてくれたり。ミニマルダブではあるけれど、やはり本作はアンビエンスとして聴くのが最適と思えます。ただひたすら緻密で美しいアンビエントミニマルダブの極北。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Cassy - Panorama Bar 01 (Ostgut Tontrager:ostgutCD02)
Cassy-Panorama Bar 01
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テクノ系の音楽ではお世話になっているVinylismacid over the rainbowで紹介されていたので、ならば良質であろうと考え購入した一品。Cassyって言う女性DJで詳細は知らんが、LucianoやVillalobosらと一緒に名前が出てくる事が多いですね。でもまあ今ベルリンで最も隆盛を誇るであろうクラブ・Panorama BarのオフィシャルMIXCDなんで、期待していいんじゃないだろうか。ふむふむ、渋めのミニマルな流れが中心ながらもデトロイトっぽいのやアシッドも上手くミックスしていて、地味ながらも徐々に上げていく展開がかっこいいよ。そして特筆すべきはミニマルかつ冷淡でありながらも、ねちっこいファンクネスを感じさせる事が彼女のオリジナリティーを発揮させておるのだ。血の通ったプレイって言うのかね、奥底には熱さを感じさせるイメージ。テクノともハウスともミニマルとも言える幅広い選曲で、それらを上手くまとめて地味に盛り上がるよ。Ostgut Tontragerは今後とも注目しておいて損はないでっせ。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Tadeo - Contacto (Net28:NET28CD2)
Tadeo-Contacto
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もうね、マスゴミのミスリードは酷すぎ。京大生が大麻所持で逮捕されたんだけど、わざわざ見出しで「クラブで入手」とか強調する意味あんの?大麻を手に入れる場所がまるでクラブみたいな書き方しているけれど、実際は他の場所で入手する方が数は多いはずでしょ?クラブを悪者みたいな扱いにしたりしているけれど、実際にクラブ来ている人の中でドラッグやってる率とか調べてから書け、ボケマスゴミが。

身になるミニマル。巷ではどんどん有機的な方向に流れていっているミニマルですが、今でも頑なにJeff Mills系のミニマルを継承している人も僅かながらはおりまして、このTadeoもその一人。去年TadeoのEPでリミキサーにSubstanceとCassyが起用されていた事で僕は注目し出したんだけど、実際には2004年頃から活動してたみたいですね。最初に述べた様にJeff Mills系統なので、Sleeparchiveらにも共振する発信音の様な上物が特徴的なコズミックなミニマルが聴けるのですが、確かに流行の有機系ミニマルに比べると地味だから一般的な知名度が低いのはしょうがねーかなと言うのが率直な気持ち。でも実際にはRichie HawtinやMarcel Dettmann、LucianoがMIXCDで使用している辺り、ミックスにおいての機能性と言う意味では非常に使い易いのかなと思います。昔ながらのミニマルだから大きな展開は無いし音数も多くないから、ミックスしてこそ生きる様なミニマルなんですよね。地味には違いないけれど、一つ一つの音の美しさが際立つスペーシーなミニマルアルバムでした。激渋硬派!

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| TECHNO6 | 07:30 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Petar Dundov - Escapements (Music Man Records:MMCD031)
Petar Dundov-Escapements
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昨年のリリースなので紹介が遅れてしまいましたが、以前にはJeff MillsのレーベルからもリリースをしていたPetar Dundovの2ndアルバム。本作はベルギーの名門テクノレーベル・Music Manからと言う事で、内容も保証付き。勝手な予想で全編オールドスクールな無機質ミニマルかと思っていましたが、蓋を開けたら意外にもカラフルと言うかトランシーなトラックやアンビエント、デトロイティッシュなものまで色々詰まっておりました。しかしどれも完全にエレクトロニック化されていて、最近の湿っぽい生ミニマルとは一線を画していて個人的には嬉しい限り。"Sparkling Stars"はミニマルな4つ打ちとビキビキなベースラインの上を、トランシーなシンセリフが反復する恍惚トラック。宇宙へ放り出されるコズミックミニマルで、ドーパミン出まくりですわ。"Oasis"なんかも同系統で、ミニマルなんだけどかなりシンセ使いは派手目でトランス感覚強めですね。かと思えば"Anja’s Theme"の様にノンビートの荘厳でスペーシーなトラックや、"Rain"の様にデトロイト風なシンセストリングスが望郷への思いを呼び起こすエモーショナルなトラックがあったりで、ミニマルを取り入れつつもアルバムとしてバランスの良い一枚ですね。果たしてミニマルの向かう方向は、無機質か有機的かどちらに行くのかな?

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |