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Scuba - Triangulation (Hotflush Recordings:HFCD003)
Scuba - Triangulation
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ダブステップとデトロイトの架け橋をするPaul RoseことScubaの2枚目のアルバム。数年前からのダブステップの盛り上がりから遂にはテクノとほぼ境目が無くなるまでに成長したダブステップですが、その極みが本作と言う事になるのかもしれません。これはダブステップでもありテクノでもあり、しかしながらとてもユニークなリズムを持ったダンサンブルな音楽でもあります。基本的に踊りやすいのは4つ打ちと言う概念がありますが、ここには単純な4つ打ちなどほぼ皆無でまるでブロークンビーツの様な細かく緻密なリズムが施され、しかも非4つ打ちにもかかわらず横にぐいぐい揺さぶられるグルーヴは絶妙としか言えません。そしてダブステップ特有のカチコチな硬めの音は、人間で言うスリムマッチョみたいに筋肉質だけど無駄は削ぎ落とした様に引き締まっていて、体育会系の音を感じさせつつ汗臭さは皆無。またアッパーで攻撃的なトラックから湿り気のあるムーディーなトラック、果ては情緒漂うメロウな歌物まで披露し、そのどれもにデトロイトテクノと共振するエモーショナルな上物が効いていて、デトロイトテクノが好きな人にも是非聴いて欲しい音があります。テクノのアルバムと言うと一枚を通して聴くのは辛い物も少なくありませんが、本作はScuba懐の深さを感じさせる内容で、フロア対応のみならずアルバムとして通して聴いても楽しめる一枚です。

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| TECHNO7 | 11:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees (Kompakt:Kompakt CD79)
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees
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今尚ドイツテクノシーンのトップに君臨するKompaktは良質なテクノを量産する一方、ダンスフロアの喧騒から離れた穏やかなアンビエントを手掛ける事を忘れてはならない。と言う事で本作はKompaktのアンビエント方面が前面に出たビートレスなアルバム。Andrew ThomasはKompaktの「Pop Ambient」シリーズにほぼ毎年新曲を提供しておりましたが、アルバム自体はこれで2作目、しかも前作は2003年リリースだから本当に久しぶりのアルバムです。しかしアンビエントとは言っても浮遊感のあるとか夢見心地で快楽と言う内容ではなく、厳かな宗教音楽と言った趣が強く生真面目に向き合って聴く様な印象があります。ぼやけて不鮮明なノイズやエレクトロニクスサウンドの中から浮かび上がるピアノやストリングス等のアナログ音は、とても温かみがあるものの快楽や多幸感があるでもなく、まるで重厚に響く聖なる教会音楽の様であり鎮静と安堵をもたらすかの如く。気持ち良く睡眠を引き起こす音でも間違いはないけれど、軽いヒーリングミュージックとも異なる神聖な内容。ビートレスでゆったりとした展開は時間軸の遅くなる錯覚を引き起こし、何時の間にか現世から解き放たれる事でしょう。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Roberto Bosco - My Universe (Wave Music:WM50214-1)
Roberto Bosco - My Universe
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既にFigureやBe As One Imprint、Night Visionなどの人気テクノレーベルから作品をリリースしている若き新星・Roberto Boscoが、今度は御代・Francois K.主宰のWave Musicから新作をリリースしました。これがまあそりゃフランソワもお気に入りなのも納得なじわじわと盛り上がる深い音響のダビーテックハウスを披露していて、私個人的にも大推薦な一枚。A面の"Space Drone"は重く重心の低いキックとそれにダビーな上物のリフ、そして中盤からはテッキーなシンセサウンドも入り出して、ミニマルな展開でずぶずぶと深い闇に落ちていくダブテクノ。B面にはめっちゃ派手派手な"Falling Stars"が収録されていて、これはメロディアスな上物シンセが入りまくるテックハウス。勿論重く図太いリズムが地響きの様に響いているので、ピークタイムでかなり盛り上がりそうな感じ。残り一曲の"My Universe"はまるでBasic Channelの様な地味なミニマルダブ路線ですが、スペーシーなSEも入ったりしてじわ〜っときますね。派手ではない分、繋ぎに使い易いDJツール的な意味合いかな。とまれ、全曲非常に気持ちの良いダブテックなんでお買い得でございます。

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| TECHNO7 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ken Ishii - KI15-The Box (Music Mine:IDCK-9101-9103)
Ken Ishii - KI15-The Box
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昨年はケンイシイ日本デビュー15周年記念でベスト盤やら未発表曲集(過去レビュー)やらをリリースしておりましたが、本作はその最後を飾るケンイシイが思い入れのある曲を選んだプライベートベスト盤。と言うよりも昔からのケンイシイのファンであれば、昨年のベスト盤よりはむしろケンイシイ名義以外の実験的なトラックも収録された本作にこそ共感を感じるであろうし、ここにこそケンイシイの他の何者でもない唯一無二のオリジナリティーを感じられるはず。特に初期のUTU、RISING SUN、FLARE名義での普通じゃないダンストラックやアンビエントは、まだケンイシイが世界的なアーティストに成長する前だからこそ出来た野心的かつ独創的なトラックメイクがなされており、既存の枠に当てはまらないエクスペリメンタルな音は今ではかなり貴重な存在でしょう。勿論彼がテクノゴッドと呼ばれる様になってからはフロアを意識した強烈な4つ打ちテクノも披露しだし、"Butter Bump Blaster"や"Iceblink (Beat The Strings Attack Mix)"、新曲"The Axe Murderer"などの疾走感のあるテクノトラックは素直に格好良いと思います。しかし昔からのケンイシイファンであれば(自分もそうですが)ここら辺の曲はほぼコンプしてあるだろうので本作に興味は持たないでしょうが、なんと初回限定盤には95年当時のライブが収録されたボーナスディスクが付いてくるのです。もうこの為だけにわざわざ限定盤を買っちゃいましたよ。生憎とライブ盤は30分弱とボリュームは少ないのですが、内容自体は非常に興味深いもので、ケンイシイのあの未来的、そうネオンライトの様な澄んで輝くシンセサウンドを多用したトラックは、ユニークで面白いのにフロアをも意識した内容でケンイシイがパイオニアであった事を証明しております。テクノゴッドの愛称は伊達じゃなかったんですね。そしてケンイシイ自身が全曲に対してコメントしたライナーノーツも書いていて、そちらも感慨深い内容で非常に読み応えがありました。

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| TECHNO7 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
HeartBeat Presents Mixed By Francois K.×AIR (LASTRUM:LACD0172)
Heart Beat Presents Mixed By Francois K.×AIR
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第一弾は13年ぶりのMIXCDとなったDerrick Mayが起用された"HeartBeat"シリーズ第二段は、NYからジャンルを横断する大御所・Francois K.が参戦。長い経験と深い知識に基づいたジャンルレスな選曲と、細かな音への配慮を持ち合わせたプレイは周知の事実ですが、今回は彼が近年傾倒しているダビーなテクノを中心とした真夜中のクラブの雰囲気を伝える内容。クラブでのロングセットを全て閉じ込めるのは土台無理としても、Airでのプレイを出来るだけリスナーに伝えたいと言う気持ちで制作したそうです。第一弾を手掛けたDerrick Mayはヴァイナルでの荒々しいプレイを聴かせてくれましたが、フランソワはそれとは全く対照的にDJソフトを使用し正確無比で緻密なプレイを披露。曲毎の切替も分らない位なスムースな繋ぎや、違和感無く繋ぐ為のイコライジングやエフェクトによる音の微調整、そして非常に澄んだ高音質な音色、これぞ正にデジタルミックスの醍醐味と言うのが存分に感じられるミックス。だからと言って人間味に欠ける訳でもなく序盤のゆったりとした出だしから暗いトーンで闇が広がり始め、徐々にダビーな世界に包まれ真夜中2〜3時頃のピークタイムへと突入する盛り上がり方はとても自然で、何時の間にかクラブに居るかの様な錯覚さえ覚えます。そして盛り上がった所でCosmic Twins(Francois K.×Derrick May)のアンビエントなトラックで溜まったエネルギーは解放され、緩やかにラストへと終着するエレガントに練られた知的なプレイですね。また自身のWave Music音源も多目に使用したレーベル紹介的な意味合いもあり、フランソワの現在の音の趣向が存分に詰まっております。上質を知る男、Francois K.の極上なミックスでした。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Fluxion - Perfused (Echocord:echocord cd07)
Fluxion - Perfused
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昨年8年ぶりにアルバムをリリースしたKonstantinos SoublisことFluxionが、前作から一年経たずとしてニューアルバムを創り上げました。今回はBasic Channel傘下で活動していた者が、本家Basic Channelを継ぐデトロイトのレーベル・Echocordからのリリースと言う事で期待大。前作は過剰なリヴァーヴやエコーで奥深い空間性を披露したまんまBasic Channelな音にダンスの要素を増量したアルバムでしたが、新作はそこから引き算をした様な締まりのある音響へと向かいました。過剰なエコーなどは封印しそれよりも音の揺らぎでふわふわとした浮遊感のある空間を創り上げ、贅肉を削ぎ落としたシンプルなミニマルダブは軽い第一印象ながらも音の密度が高まった感じも受けます。あっさり味になった分少々地味な印象も受けましたが、その分ミニマル性が強まりこれぞミニマルダブと言うべき音になったのではないでしょうか。このアルバムからはDeadbeatとRod Modellによるリミックスシングルもカットされるそうで、そちらも楽しみです。

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| TECHNO7 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier Presents Alaska - It's Just Muzik (Crosstown Rebels:CRM058)
Laurent Garnier Presents Alaska - Its Just Muzik
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昨年アルバムをリリースしたばかりのフランスのテクノ伝道師・Laurent Garnierが、久しぶりのAlaska名義で新作をリリース。タイトル曲の"It's Just Muzik"はそのタイトルを呟く声が入り、アシッディーなシンセがノイジーに鳴りながら徐々に盛り上がっていくビルドアップ系のテクノ。今回はメロディアスな旋律は無く暗いエレクトロにも通じる不吉な空気が漂っていて、真夜中のフロアで暗闇に包まれるような、しかしながら喧騒も更に強まるに違いない一曲。B面の"Stargazing"はまるでスターウォーズみたいなSF風のトラックで、スペーシーかつマシーナリーなSEが時折入りつつドラマチックなシンセのアルペジオが派手に映える大箱系トラック。宇宙空間を旅するような感覚に陥る壮大なトラックは、これまたフロアのピークタイムにもってこいの一曲でしょう。どちらも長尺な曲なので、試聴だけだとその良さが分かり辛いかも。

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| TECHNO7 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Conforce - Machine Conspiracy (Meanwhile:mean020cd)
Conforce - Machine Conspiracy
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Boris BunnikことConforceは2007年にオランダのデトロイト系を積極的にリリースするRush Hourからデビューしたテクノアーティスト。明らかにデトロイトテクノに影響を受けたサウンドで着実に評価を高め、デビューから3年にして満を持して初のオリジナルアルバムをリリース。作風の新しさと言う観点ではオリジナリティーは希薄なものの、初期Carl Craigのアナログで優しい当たりの、そして透明感に溢れたシンセサウンドや、Juan Atkinsを継ぐスペーシーでエモーショナルなトラック、Basic Channelの奥深いダビーな音響を伴ったトラック群は確かに粒揃い。本家デトロイトよりも感情を奮い起こすソウルは敢えて抑え目に、それよりもインテリジェンステクノのように未来的で流麗に装飾されているのがやはりデトロイトフォロワーに共通する点でしょうか。良い意味でデトロイトテクノを洗練した音は、よりイマジネイティブでネットワークに広がる仮想の空間を演出しているようでもある。聴いている内に何時の間にか電子の仮想空間に捕らわれていくに違いない。Vince Watson、Quince、Shed、Echospace辺りの音が好きな人には是非聴いて欲しい一枚。



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| TECHNO7 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ John Collins - Yeah (Underground Resistance:UR-080)
DJ John Collins - Yeah

デトロイトのタフネス軍団・Underground Resistanceの久しぶりの新譜は、John Collinsなる聞き慣れないアーティストの作品。エディットにはDJ Skurgeが、そしてミックスにはURの頭領・Mike Banksが顔を出しております。今回はURの真髄でもあるエレクトロ的なファンキーさと魂が煮えたぎる熱いハウスが混ざったゴスペルハウス、又はエレクトロファンク。と言ってもいつもの様にハードで荒廃した街を思わせるような暗い内容ではなく、新作はパーティーでも皆が笑顔ではしゃいで踊れるハッピーなパーティーチューンとなっております。ゴスペルを思わせるソウルフルな女性ボーカルやオルガン、そしてぶいぶいうなるファンキーなベースラインは、確かにURが黒人音楽の継承である証。ハッピーだけでなく、ねちっこいエロさの渦巻く黒きソウルでもある。男女でケツを擦り合わせて踊りたくなる熱さがありますね。

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| TECHNO7 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - When A Banana Was Just A Banana - Remixed & Peeled (Ovum Recordings:OVM-9008-2)

Josh Wink - When A Banana Was Just A Banana - Remixed & Peeled
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昨年リリースされ評判を得たJosh Winkのアルバム"When a Banana Was Just a Banana"(過去レビュー)を、現在テクノ・ハウスシーンで活躍している著名なアーティストがリミックスした作品集が登場。元々が激渋なミニマルでテックなフロアを意識したトラックでしたが、ここに集ったアーティストもその流れを組んだリミックスを披露しております。The BaysのメンバーでもあるJimpsterはディープでずぶずぶな展開の中に、夜の妖艶さを含ませたディープハウスを披露。最近はミニマルに傾倒しているSlamはやはりトリッピーな効果音が特徴的なミニマルを、Radio Slaveは徐々にビルドアップしていく恍惚感のあるミニマルを聴かせる。フランスの耽美派ハウスユニット・Chateau Flightさえも、華やかさを伴いつついかつくゴリゴリと荒さのあるミニマルを聴かせるなど、やはりシーンはミニマルなのでしょうか。Benny Rodriguesなるアーティストだけは鈍いアシッド音を使ったアシッドハウスを披露していて、それが古臭い訳でもなくしっかりと現在のシーンにも適用していて格好良いです。その他にもNic Fanciulli、Agoria、Martin Buttrichら随分と豪華なリミキサーが集結していて、その誰もが硬質なミニマルを意識していて、地味と言えば地味だけどフロアで使い勝手の良いリミックスを行っております。ジャケットの様にオリジナルから薄皮が一皮向けたような変化を見せたリミックスアルバムでした。

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| TECHNO7 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |