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Supercar - HIGHVISION (Ki/oon Sony:KSCL450)
Supercar-HIGHVISION
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突然ですがスーパーカーのアルバムを紹介します。普段クラブミュージックばかり紹介しているブログですが、私も昔はロックばかり聴いていました。日本のロックはそこまで聴く訳じゃないけれど、スーパーカーは日本のバンドの中ではかなりお気に入りでした。と言うのも初期の頃はUKのRIDEを意識した轟音ギターを炸裂させて、尚かつメロディーは青春ポップと言う最高のフォーマットをしていたからです。そんな彼らの転機作がこの4枚目のアルバム。以前から兆候は見られていたものの、本格的にダンスミュージックを意識しはじめたアルバムなんですね。確かこの頃はメンバーがテクノとかクラブにはまっていた様な事を、某雑誌でコメントしていた記憶があります。その為かそう言った音楽が彼らの音楽にも影響を及ぼしていて、何とプロデューサーに砂原良徳とROVOの益子樹を迎えています。

何と言っても砂原が手掛けた「YUMEGIWA LAST BOY」が良い。いかにも砂原色を感じさせる原始的な電子音がふんだんに使用されて、リズムトラックは完全にテクノそのもの。元々スーパーカーは脱力系の曲が多かったけれど、電子化した事がその脱力感とマッチしてより快感を高めています。「STROBOLIGHTS」ではオール電子化して、人の出る幕は無し。ピコピコの8ビット風サウンドがダサカッコイイテクノポップで、フルカワミキのファニーな声が曲に彩りをもたらしています。あと僕が一番好きな曲「AOHARU YOUTH」は、人力グルーヴから徐々にハウスビートに変遷していく切ない曲。余りにも無垢で余りにも純粋で、しみじみと心の中に青春の甘酸っぱさを残して泡の様に消えていってしまいます。ちなみに上記のシングル以外は、そこまでダンスミュージックのビートは保っておらず、ロックと電子音楽を上手い塩梅で両立させた曲が多いかと。むしろ以前からある愛らしいポップさをメルヘンな感覚で包み込んだ、不思議の国のJPOP作品と感じます。どうせなら全編砂原良徳にプロデュースさせて、完全にエレクトロニクス一色化されたスーパーカーも聴いてみたかったですね。

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| ETC1 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Four Tet - Rounds (Domino USA:DNO14CD)
Four Tet-Rounds
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昨日に引き続き今日もフォークトロニカの名作を紹介。今日はポストロックバンド・FridgeのメンバーでもあるKieran Hebdenのソロユニット・Four Tetです。エレクトロニカの一種として捉えられているけれど、僕が聴いた感じですとポストロック色が結構強い気がしますね。まあ元々がバンド活動をしている人なのでその影響が大きいのでしょうが、生演奏に一部電子音入れてみた位の音ですよ。これをエレクトロニカと呼ぶ必要があるのかと思いましたが、 作品の善し悪しには関係ないしちゃちゃっと流しちゃいましょう。で概要はエレクトロニカ宜しくなセンチメンタルで尊いメロディーたっぷりで、郷愁を誘う巷に溢れた感触です。ただ他の作品と毛並みが異なるのは、やはり生音が重視されているのでかなり湿っぽくて臨場感に溢れていますね。精密で整理された機械的な音楽ではなく、手作り感に溢れた人間味のある音と言うのかな。例えばドラムなんて電子音楽にありがちな4つ打ちは守っておらず、自由奔放にジャズみたいなリズムを生み出してもいます。他にも生楽器の音が色々聞こえてきて、ほのぼのとした夢見の世界を演出してくれます。温かいし切なくて、童心の気持ちが蘇ってきますね。まあしかしこうゆう音を聴いていると、ポストロックもエレクトロニカも境が曖昧になってきているなと感じます。レコード屋さんはどこのジャンルに作品を置けば良いのか、迷ってしまいそうですな。

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| ETC1 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Burial - Burial (Hyperdub:HDBCD001)
Burial-Burial
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最近ですねー、ダブステップなる音楽が流行っているらしいんですよ。一体どんな音楽なんだろうと調べてみたのですが、いまいちわかりません。グライムやUKガラージ、2ステップが更に進化したもの?なのでしょうか。でもその前にグライムとか2ステップとかも、全く訳が分かりません。しょうがないので某雑誌で超推薦盤のBurialなるアーティストのアルバムを買ってみました。まずレーベル名からして、かなりキテます。

その名も「Hyperdub」。ハイパーダブ??!!

一体どんなダブやねんって感じですが、実際聴いてみるとまああながち嘘でもないかなと。全盛期のMassive Attackにも負けないメランコリーと、ズブズブの黒いグルーヴ。楽天的なムードは皆無で、重く暗く完全に閉塞された世界観。レゲエ、ダブ、ドラムンベースなどがドロッと混じり合った泥臭い音で、密閉された空間にスモーキーな空気が満ちてきます。開放感なんて物は全くないけれど、でもどこか人間の温かさに触れる事の出来るソウルフルな感触もあります。決して悲観はせずに、希望を見出すような、先の信じる事の出来るエネルギーが詰まっています。スローで黒光りする音の泥に包まれて、奇妙な恍惚感に出会いました。これがダブステップなのね…結局、言葉じゃ説明し辛いですね。

Basic ChannelことRhythm & Soundとは無関係ですが、音的には近いのでRhythm & Sound好きな人も要チェック!

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| ETC1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Nightmares on Wax - DJ-Kicks (Studio !K7:!K7093CD)
Nightmares on Wax-DJ-Kicks
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気付いたらもう12月、今年も残るは一ヶ月だけですね。時の流れはどんどん速くなり、どんどん歳を食う自分にしみじみ。気になる音楽は一杯リリースされてのんびり聞き込む時間は減ったし、こんなブログの更新の仕方で良いのかな。とぼやいてもしょうがないし、年末に向けてまだまだベターな音楽を紹介してゆきます。

せわしない毎日の中でゆったりと寛ろぎたいなら、やはりダウンテンポでスロウな音楽が良いよね!と言う事でテクノレーベル・Warp Recordsの異端児・Nightmares on WaxのMIXCDがお勧めです。彼はヒップホップ、ソウル、レゲエをトロトロに融合し、重くねちっこい黒人音楽を再生させたのですが、ヒップホップが苦手な僕にも聴きやすいムードを演出するのですね。そんな彼がDJをすればヒップホップだってレゲエだって、たちまち落ち着いて洒落の感じさせるダウンテンポなミックスプレイに様変わり。僕がヒップホップが苦手な訳はあの独特なラップにあるのですが、Nightmares on Waxの場合そこにメロウで憂いのある要素を注入する事で、ファンキーな音を失わずにムードを生み出すんですわ。ビートはかなり複雑で落ち着かないと思いがちですが、重く低くべた〜っとしたグルーヴなので、ゆるゆるの空気を作り出して気持ち良いですよ。後半ではビートが多少強くなって、黒いファンクネスも増していきついつい踊り出しちゃう展開も…。全体的にMassive Attackをもうちょっと艶めかしくした様な雰囲気があって、そこまではヘヴィーじゃなくて聞き易いですよ。

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Tracklistは続きで。
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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Silent Poets - To Come (Rush Production:ACCR10050)
Silent Poets-To Come
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私事ですが、那須湯元・那須塩原へ一泊二日の温泉旅行に行ってきました。いやー、那須はのどかで温泉一杯で本当に気持ち良かったです。更新が滞ってしまたのは申し訳ないですが…。

そんな那須旅行でほっと一息した自分が今日紹介するのは、ダウンテンポでまどろみの時間を提供してくれるSilent Poets。昨年6年ぶりの新作「Sun」(過去レビュー)で復活を果たしたのですが、その前作「To Come」こそ彼らの出世作。大傑作なのは間違いないのですが、契約の問題上ずっと廃盤になっていたのですね。そこをレーベルを移籍し「Sun」リリース後、なんと「To Come」もリイシューされたのが今年上半期の話。しかも未発表曲を足し、ショートフィルムを収録したDVDも付けての新装版です。彼らの音楽はダブ・レゲエの重く深い音楽性が元となっていると思うのですが、ただそれだけではありません。重い音楽の中にもストリングスを多様した荘厳な響きは、闇の中を裂いて光が照らす様です。その音楽はどっしりと重いリズムトラックが下を支え、上音は天に向けてすっと開放してゆき、ふわふわと体が宙に浮遊する心地よさです。年末に向けてしみじみとした感情を呼び起こすけだるい音ですが、決して重苦しいと言う訳でも無くむしろ心和ます「詩」なのですね。正に「静かなる詩人」と言う名前が相応しい音楽です。

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| ETC1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Jan Jelinek - Tierbeobachtungen (~scape:sc41cd)
Jan Jelinek-Tierbeobachtungen
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前作から一年も待たずしてエレクトロニカアーティスト・Jan Jelinekの新譜が届きました。初期のサンプリングをループさせたエレクトロニカな作風や、Farben名義のクリックハウス路線は大好きだったのですが、最近は分かりやすさが極端に減っていきロックだかエレクトロニカだか判断が付かず、正直評価に迷う所。今作もやはり前作と同様に雑音の様に聞こえる音が何層にも重なり、深い深い灰色の世界を表現しています。ゴーとかザーとかただ鳴っているだけで尋常では無い音楽ですが、こうゆうノイジーで淡々とした音楽が好きな人にはきっとぴったりなのでしょう。人によってはこんなの音楽じゃないと言う人もいるでしょうし、好き嫌いがはっきり分かれそうですね。僕も好んで聴くかと言うとNOですが、シューゲイザー一派のサイケデリックな世界観に通じる物はあるかと。雑音にまみれた音の中に、美を感じるかどうかは聴く人のセンス次第でしょう。たまにはFarben名義も復活させて、踊らせてくださいな。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Electrochoc (河出書房新社)
Laurent Garnier-Electrochoc
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フランスにテクノシーンを根付かせた張本人でありジャンルを横断する真のDJ・Laurent Garnier。現在来日中なのですが、実は同時に彼の長年に渡る音楽生活が詳細に書かれた自伝が発売されました。元々は2004年にフランスで出版された物で大ヒットとなり、Alex From Tokyoが翻訳、野田努監修の元で遂に日本語版が発売となったのです。実は読む前はそこまで期待していなかったのだけど、これは素晴らしい。イギリスにおけるセカンドサマーオブラブ、伝説のクラブ・ハシェンダでの体験、フランスでのメディアとの格闘、デトロイトでの壮絶なパーティー(殺されそうになったそうです)、テクノシーンの繁栄と衰退、とにかく彼が体験してきた事がそのままリアルに感じられる内容なのです。有名なDJやクラブも多数登場して、そこでの熱狂的な雰囲気やDJの信念なんかも忠実に伺う事が出来ます。Mad Mike、Jeff Mills、Derrick Mayらに真摯な敬意を抱いていて、やはりLaurentもデトロイト信者なのねーと感慨深いです。個人的に嬉しかったのは、Laurentは大きなレイブよりも小さなクラブでプレイするのが好きだと言う事。お金じゃないんだ、大事なのはヴァイブスなんだよね。別に大きなレイブを否定する訳じゃなくて、小さなクラブであればDJからファンに伝わる物も増えるんじゃないのかな。ビッグイベントでガバガバ稼ぐDJも多いけれど、DJが仕事になってしまうとちょっと寂しい(そりゃ確かに生活はかかってるけどさ)。とLaurentの活動は、根本的に大事な事を思い出させてくれました。あと年代毎に重要な曲がリスト化されていて、なるほど〜とシンパシーを感じますね。各章ごとに「French Kiss」「Wake Up」「Beyond The Dance」「Final Frontier」「Cycle 30」「Can You Feel It?」などどタイトルが付けられているけれど、クラブミュージック好きならば当然分かりますよね?w

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dani Siciliano - Slappers (Studio !K7:!K7201CD)
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ハイハイ、お待ちかねHERBERTの奥様・Dani Sicilianoの新譜が登場です。HERBERTの奥様ってだけで注目を浴びるんだから、HERBERTのブランド名って凄いんだね。今作も前作同様HERBERTが全面プロデュース、HERBERTのレーベルアーティストであるMax De Wardenerがアレンジを務めています。HERBERTの奥様だけあってがらくた箱をひっくり返した様なポップな雰囲気は似ているけれど、HERBERTよりももっと気楽で妙な軽快さがあるね。Dani嬢のけだるくもサドっけのあるボーカルはやっぱり独特で、まあ好き嫌いの別れる所だが、独特なトラックには彼女位の独特なボーカルが合っているのかも。ポップなメロディーではあるけれどブルース、カントリー、ソウルもごちゃ混ぜにした様なラウンジ系の音楽は、なかなか類似した音が見つからない(自分の知識が浅いだけかもしれないが)。エレクトロニクスもアコースティックも駆使して、半ばアバンギャルドミュージックの様な奇天烈な音楽に入ってしまってる感じ。実験と言うよりは自らも楽しんで作った愉快な音楽だと思う。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
The Beauty Room (Peacefrog Records:PFG060CD)
The Beauty Room
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UK屈指のデトロイトテクノフォロワーとして注目を浴び、そこからクラブジャズへの回帰を見せたりしつつも時にピュアなテクノ作品をリリースしたり、まあ分かり易い経緯を辿るKirk Degiorgio。今作はThe Beauty Roomと言うユニットを組んで、ボーカルを全編採用した予想外のイビザの空気を取り込んだソフトロック路線??巷ではバレアリックAORなんて言われているけれど、意味が良く分かりません。ユニット名からしてかなり耽美的な雰囲気が漂っていますが、実際に出てくる音は想像以上にとろける甘さ。殆どがギターやシンセ、ドラム、ストリングスを使用し、機械に頼るのは一部。それらが絹の様に優しく紡がれて、極上に甘くメロウなハーモニーを奏でます。Kirk Degiorgioの作品だと思って、テクノだとかクラブジャズだとかを期待していると裏切られます。ただ僕はこのリラックスしたアコースティックサウンドは耳に優しく入ってくるし、ベチャベチャと砂糖も溶けてしまう様な耽美な甘さも有りだと思いました。ちなみにギターを演奏するのは、Kirkの盟友Ian O'Brienです。秋の夕暮れ時、海のサンセットを見ながら佇んで聴きたいなー。

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| ETC1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Dani Siciliano - Likes... (Studio !K7:!K7156CD)
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とても大好きなアーティストではあるが今回は余り期待していないHerbertのライブ、明日リキッドルームに聴きに行く予定です。そんなHerbertの作品にかかせないボーカリストと言えば、公私共に欠かせない存在となった現在はHerbertの奥様でもあるDani Siciliano嬢。Herbertの作品においてしっとりと気品のあるボーカルで色気のあるムードを演出し、いつの間にかリスナーだけでなくHerbertの心も射止めてしまった様です。そんなDani嬢がHerbertや、HerbertのレーベルアーティストであるMugisonやMax de Wardenerらの力も結集して創り上げたアルバムが今作です。まあHerbert関連のアーティストが協力しているだけあって、予想を裏切らない面白可笑しいポップエレクトロニカな音楽ですね。チャカポコチャカポコと軽快なリズムが愉快な世界を演出し、リラックスしたくつろぎの時間を届けてくれます。Herbertの力が大きいのか、実験的ではあるけれど気難しい音楽では無く楽しい音楽になっているんですね。エレクトロニクスと生楽器を偏る事なく演奏し、そこにDani嬢のボーカルが乗ってしまえば…あんまり最近のHerbertの作品と変わらないのか?Herbertの作品の品質には及ばないけれど、一般的には充分な位ですね。Dani嬢のボーカルが、しっとりムードからお気楽ポップまでしっかりとスパイスとして利いています。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |