CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Carl Craig - The Album Formerly Known As... (Rush Hour:RH102CD)
Carl Craig-The Album Formerly Known As...
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
「The Album Formerly Known As...」なんとも意味深なタイトルですが、これプリンスのパクリでしょ(笑)まあ、それはどうでも良いんだけど賛否両論で話題を振りまいたCarl Craigの名作(迷作?)「Landcruising」がリマスター済み、リミックス、新曲追加でタイトルも新たに再発されています。僕は声を大にして言いたいのですけど、「Landcruising」は決して駄作なんかじゃないんですよ。69とかPaperclip Peopleみたいにフロア受けはしないかもしれないけれど、Carlはダンスミュージックだけを作っている人じゃないんですよ。ブラックミュージックを電子楽器で演奏し、実験を繰り返しては未来的で新しい音を創造してきたアーティストなんです。僕の中では「Landcruising」と言うのは、映画「Blade Runner」にインスパイアされて作った様なアルバムだと勝手に解釈しています。どう考えたって未来的だし、デトロイトの荒廃した街の寂しさとそこから生まれる希望を持ち合わせている素晴らしい電子音楽だと思います。このアルバムこそが、研ぎ澄まされたCarlの未来感覚をフルに堪能出来る物だと断言致します。リマスター済みの上、同じ曲でもオリジナルではカットされている部分が追加されていたり、リミックスのアンビエントバージョンも素晴らしいし、オリジナルを持っている方でも買い直す事に損はありません。そして過去に一度は触れては捨て去ってしまった方にも、今こそ是非聴いて欲しいと願います。Carl Craigのソウルが、前面に押し出された傑作なのだから。

試聴

Check "Carl Craig"
| TECHNO2 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Pub - Summer (Vertical Form:VFORM001CD) & Do You Ever Regret Pantomime?" (Ampoule:ampcd01)
Pub-Summer  Pub-Do You Ever Regret Pantomime?
Amazonで詳しく見る          Amazonで詳しく見る
近年のエレクトロニカブームの中でも、秘かな人気を博していたのがこのPUBであります。夏の間には情緒豊かで美しいサウンドスケープを描き出し、体感温度を2〜3度下げる清涼効果のあるチルアウトサウンドを発していました。彼らの詳細に関しては全く持て不明で、とにかく「Summer」と言う曲に一発でやられてそれ以降自分のフェイバリットなアーティストになっています。いつかは紹介しようと思っていたのですが、廃盤であったのがやっとこさ再発される事になりこの度紹介する事になりました。

まず「Summer」と言う曲、これは16分を越える壮大なミニマルアンビエントで、軽いエコーが段々と連なり微細な変化を繰り返しては反復します。淡々としている割には、人を惹き付ける豊かな情緒が有り決して冷たい感触はありません。ダビーで不明瞭、ぼやけた音なのに、心が研ぎ澄まされ綺麗になっていく感じです。とにかく深いチルアウトの一言ですね。Vladislav Delay、Arovaneおのおのがリミックスを2バージョン提供し、他にリミックス1曲の計6曲のミニアルバムですが、60分以上もあるので普通のアルバムを考えて差し支えないでしょう。

そして「Do You Ever Regret Pantomime?」、これがオリジナル1stアルバム。アルバムなので当然バリエーションに満ちていて、聴き応えは充分。「Summer」路線ではありますが、シューゲイザーの様な微かなノイズ混じりのエレクトロニカが強調されています。「Summer」より色彩豊かでより叙情的、雨雲の中から光が割って入ってくる時の美しさみたいなのがありますね。目新しさとか斬新さはないけれど、緻密でとても良く練られているサウンドプロダクションの為、新鮮さを感じさせます。Vladislav DelayやBasic Channelをメロディー豊かに、そしてアンビエンスを加えるとPUBみたいな感じになるのかしら?それにしたってこの清涼感溢れる音は、夏がぴったりだったから遅い再発が悔やまれます。しかしライブCDがボーナスで付いてくるので、これは買い!でしょう。

「Summer」試聴
「Do You Ever Regret Pantomime?」試聴

Check "Pub"
| TECHNO2 | 18:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Richie Hawtin - DE9 Transitions (NovaMute:NOMU150DVD)
Richie Hawtin-DE9 Transitions
Amazonで詳しく見る(UK盤)
 Amazonで詳しく見る(US盤) Amazonで詳しく見る(日本盤)
DJのプレイはもはやレコードを必要としなくなってしまったのかもしれない。CDJやPCでのMIX作業が導入された時はレコードでのプレイに比べると、やっぱり生々しさや臨場感に欠けると思っていたのもとうの昔。Richie Hawtinら一部のアーティストがファイナルスクラッチなどの新技術を迷う事なく使う様になり、その影響は瞬く間に広がっていった。そして今ではCDJやPCでのライブミックスも珍しくは無くなったのだが、それらの機能をフル活用出来ているアーティストは本当に数少ない。そしてRichienこそが「DE9:Closer to the Edit」に於いてそれらの機能を余す事なく利用し、想像だに出来なかったMIXを披露したのが4年前の話。そして遂に更なる進化を遂げたRichie Hawtinが帰ってきた。と言っても技術的には前作同様、多くの曲の中から一部だけを抜き出して、それらを複合的にループさせ新たな楽曲を創り出すと言う物。音的にも前作同様、極限までミニマルでクリックハウス調で淡々としながらも、多彩な変調を見せ奥深い。トラックリストを見ても知らない曲ばかりだが、それもそのはず。セクションごとにタイトルが付けられただけで、実際にはPlastikman、Carl Craig、Ricard Villalobos、DBXなどの曲を使用している。しかし原型はもはや止めておらず、完全にRichieが新しい曲を創り出したと言っても過言ではない。こういった再構築を成せる機能こそPCでのMIXの醍醐味なのだが、実際に行うとなると使えるループを探すセンスやらそれらを再構築するセンスやらが問われる訳で簡単な物ではない。RichieがこういったMIXに成功したのには、やはりテクノに関する広大な知識と深い思慮を持ち合わせているからなのであろう。芸術の域にまでMIXと言う物を押し上げてしまったRichie、これ以上のプレイなんてあるのだろうか?ちなみにこのMIXCDはメインはDVDの方で、CDの方はあくまでボーナスである。なのでCDには21曲目までしか収録されておらず、フルで聴くにはDVD付きのUK盤を購入する必要があるのでご注意を。DVDにはTime Warpでのミックスプレイが映像で収録されているので、どうせ購入するならUK盤をお勧めする。

2006/01/21 訂正:どうやらUS盤もDVD付きの様です。

試聴

Check "Richie Hawtin"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO2 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(9) | |
Superpitcher - Today (Kompakt:KOMPAKTCD40)
Superpitcher-Today
Amazonで詳しく見る

ドイツテクノと言えばKOMPAKT、僕の中ではそれ位KOMPAKTは素晴らしく尊敬に値するレーベルです。その功績は大きくポップさとアンダーグラウンドな音が共存し、過去の音楽を租借しつつ新しい音も生み出す事が出来ます。今となっては有名なアーティストが数多く所属していますが、このSuperpitcherも必ず名を馳せるだろうと期待を置くアーティストの一人です。今作はKOMPAKT直系の緩く紡がれる流麗で、美しくメランコリックなMIXCDです。収録曲数が少ないので一曲を長めに聴かせるタイプになっていますが、単曲で素晴らしい曲ばかりなので普段EPを集められない僕には聴き応えがあります。前半は淡々とひんやりしたミニマルな展開、中盤以降はグッと来るメランコリックな曲のオンパレードで、知らないアーティストばかりだったのですが心癒される選曲となっています。美しくもちょっと陰のある雰囲気は、真夜中の世間が寝静まった瞬間の静寂を思わせる様であり、なんだか儚い夢を見ている様です。ゆったりまったりな展開ながらも、緩く体を震わせる優しいグルーヴも有ってワイングラスを傾けながら聴きたくなりました。KOMPAKTのポップ&アンダーグラウンドな音にしっとりと耳を傾けてみましょう。

試聴

Check "Superpitcher"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO2 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
The Orb - Okie Dokie It's the Orb on Kompakt (Kompakt:KOMPAKT CD44)
The Orb-Okie Dokie Its the Orb on Kompakt
Amazonで詳しく見る
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
The Orb復活!The Orb復活!The Orb復活!
声を大にして言いたい!本当に待ちに待ったThe Orbの完全復活だ。思えば近年のThe Orbは多少迷走気味で、色々な路線変更を繰り返し試行錯誤を行っていた段階だったのかもしれない。それが今作ではAlex Patersonと盟友Thomas Fehlmannとの完全共作となった事で、完全なるThe Orbと成ったのだろう。アンビエントから始まり、ダブ、ポップ、テクノ、ハウス、サイケデリック、ドラムン・ベースなど色々な音楽を取り入れながらメジャー路線も通過して、拡大再生産を行って来た。しかしここ近年Kompaktから出した数枚のEPは、Kompaktの先進性とポップさを前面に出しテクノの純度を高めた良質な作品だった。そして遂にKompaktからの初のアルバムが出たのだが、これは紛れもなくThe Orb史上の最高傑作と迷わず断言出来る。Fehlmann参加の下知的で統制の取れた構成の中に、Patersonの狂気と毒々しさがぐちゃぐちゃに注入され、不気味かつクールなサウンドを鳴らしている。相変わらずのダビーで深く、Kompakt直系の霧のかかった視界の悪い薄いシンセのヴェールが空間を支配し、毒々しいベース音は新世代のジャーマンアシッドだ。今までの様に冗談の様に長い曲よりも、一曲一曲をコンパクトにまとめてバリエーションを増やしアルバムとしての聴き易さも兼ね備えている。勿論快楽性を失わずにアンビエントミュージックとしての面もあるが、かつての馬鹿げたギャグは存在せず知性(Fehlmann)と狂気(Paterson)と言う相反する様な意識が存在する。狂っているけれど美しく儚い世界、The Orbに二度目の春がやって来た。。。

試聴

Check "The Orb"
| TECHNO2 | 22:00 | comments(6) | trackbacks(7) | |
Boards Of Canada - The Campfire Headphase (Warp:warpcd123)
Boards Of Canada-The Campfire Headphase
Amazonで詳しく見る

前作「Geogaddi」においてこの世とは隔絶された万華鏡の様なサイケデリックミュージックを作りだしたBoards Of Canadaでしたが、3年ぶりの新作は原点回帰とも取れる大傑作「Music Has the Right to Children」と似た様なメランコリック路線に戻っています。BOCに求めていたのは正にこのとっつきやすさであったので、素直に嬉しい気持ちとBOCの壮大でありながら人懐っこいメロディーの居心地の良さにうっとりします。しかし今作は少なからずとも原点回帰以上によりレイドバックした様な音を発していて、ギターなどの生楽器が大幅に導入されたポストロックもどきになっていました。もどきと言うと言葉が少々悪いですが、別に目新たしい音でも無くなりBOCの独創性も薄まってしまったのかなと。良く言えばエレクトロニックミュージックとポストロックの融合とも言えるかもしれませんが、エレクトロニカがポストロックに与えた影響で生まれたサウンドをそのまま真似してしまっただけで、素直にこれで良いのか?と考えてしまうのです。閉鎖的でダークな感があった今までより、開放的になり景色は明瞭で人間らしさを非常に感じる点はあります。斜に構えなければ単純に聴きやすく良いアルバムだとは思いますし、BOCを聴くならこのアルバムから入っても良いのではないでしょうか。ただ、純度の高いエレクトロニックミュージックを聴きたかったのも正直な気持ちです。

試聴

Check "Boards Of Canada"
| TECHNO2 | 22:00 | comments(9) | trackbacks(9) | |
Boards Of Canada - Music Has the Right to Children (Warp:WARPCD055)
Boards Of Canada-Music Has the Right to Children
Amazonで詳しく見る

期待の新作「Campfire Headphase」が既に発売済みのBoards Of Canadaですが、まずは初期の名作のこのアルバムを聴いてみましょう。スコットランドのミステリー・Boards Of Canadaは、現在二人組から成るユニットでエレクトロニカシーンで爆発的な人気を得ています。謎に満ちたSKAMレーベルに所属しつつ、前衛的なWarpレーベルからも作品を送り出し一般的な日の目を浴びる事となっておりますが、BOCの謎は深くなるばかりで余計に深淵の世界にはまっていきます。この希に見る傑作「Music Has the Right to Children」も神秘の森に迷い込んだ様に霧の世界に包まれて、夢想と現実の世界を行き来します。抜け出す事の出来ない霧の中、微かな光が浮かび上がり近づくとそれは妖精であった…そんなおとぎ話の様なノスタルジーの世界が展開され、子供も大人も分け隔て無くBOC流のトリップワールドに引き込まれるでしょう。ダウンテンポで硬いビートで足は地についているにもかかわらず、ふらふらと浮遊しぼやけた上物が耳を、感覚を、心を刺激し確実に森の奥へと引き込む事でしょう。美しくも不気味で、快楽であるにも不安でしかし心惹かれる彼らの世界観は余りにも壮大です。あぁ、謎は深まるばかり。

試聴

Check "Boards Of Canada"
| TECHNO2 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Christian Smith - Live @ Womb 01 (Womb Recordings:WOMB004)
Christian Smith-Live @ Womb 01
Amazonで詳しく見る

先日Wombのイベントに行った時、いつもは小さい音が今回はばかでかかったです。やっぱり音は大きい方が良いよね。そんなWombですが最近はレーベルとしても力を入れているらしく、Christian SmithのWombでプレイしたDJMIXを収録したMIXCDなんかも出したりしています。Christian Smithと言えばJohn Selwayとのタッグでバンギンなミニマルトラックからメロディーを強調したテックハウスまで、とにかくDJが喜ぶ使えるトラックばかり量産しているイケテル野郎です。このMIXCDはChristian Smithの良い所が完璧に生かされてハードミニマルからパーカッシブなトライバル、メランコリーなテックハウスまで程よく使われていて確実にフロアを直撃する選曲となっています。実際にフロアで「Mispent Years (Funk D'Void Remix)」が流れたら涙無くしては聴けないだろうとか思ったり、「Evergreen (Technasia Remix)」〜「Carnival」のメロディアスなトラックとハードトライバルを行き来するその盛り上げ方には上手いな〜の一言だし、派手過ぎなのにここまでやればむしろ誇りに思うべきだと感じました。ハードな展開の間に綺麗目シンセのトラックを入れる事は、テクノに入り始めた人も聴きやすいしやっぱ単純に盛り上がるプレイだなと思います。要所要所に山あり谷ありで単調に陥らず、最後まで超特急で爽快にぶっ放せますよ!

試聴

Check "Christian Smith"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Jeff Mills - Time Machine (Tomorrow:TW-800)
Jeff Mills-Time Machine
Amazonで詳しく見る

未知との遭遇をテーマにした「Contact Special」のCD発売、またイベントも開催され常にJeff Millsの音楽はコンセプト有りきである事を感じさせるのですが、これは以前から全く変わらない事。この「Time Machine」はH.G.Wellsの小説「Time Machine」にインスパイアされて作られた物で、架空の映画のサウンドトラックでもあります。ここ近年映画のサウンドトラックを複数作っているのですが、彼の視点はクラブミュージックと言う点からエレクトロニクスミュージックへと点へより広がり初めている事を感じさせます。やはりここでもハードでファンキーなトラックよりも、スペーシーで未来的な兆候を感じさせるシンセが多用され、ある意味デトロイトテクノの原点に回帰してる様な感もあります。それはまるで時間を超えて、次元を超越し、テクノの過去と未来を行き来するJeff Mills本人の旅行でもあるかの如くです。音の響き方、異なるフリークエンス、奥と手前にある音の配置、事細やかに彼の経験が生かされ整然と音が鳴り響きます。それは眠れる思考を呼び覚まし聴く者の心を、時間旅行へと導いていきます。彼の体験を感じる様に聴く者も同じ事を感じ、同じ世界を体験します。Jeff Millsが感じたサウンドスケープがここに詰まっています。

試聴

Check "Jeff Mills"
| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Suzukiski - Helix (Soup-Disk:soup019CD)
Suzukiski-Helix
Amazonで詳しく見る

現在最も日本のテクノシーン(以外でも)注目を浴びているだろうRei Harakami。彼の活躍に依って隠れていた才能が発掘されたSuzukiskiと言うお方がいます。ハラカミがヒットした事により、ハラカミが期待を寄せるSuzukiskiも取り上げられる事が増えて、僕も数年前にアルバムを購入する様になりました。この「Helix」は今の所の最新作でエレクトロニカやテクノやハウスやアンビエントなどが随所に顔を見せる、和風エレクトロニクスミュージックと言うべき物です。音の隙間に風景を覗かせる詫び寂びの世界、非常に無垢で純情な愛すべき音。自然であるがままの電子音が、徐々に織り込まれたサウンドスケープを作りだしSuzukiskiが普段観ている風景を描き出します。クラブとは全く無縁な普段の生活に流れる様な優しい音楽で、優しくすっと耳に馴染んでほっとさせてくれます。子供の様に純粋な気持ちが無いとこんな音楽作れないんじゃない?と思わせる、本当にテクノの最もピュアな部分が表に出ています。こんな隠れた才能が埋もれていたなんて、本当にもったいないです。ハラカミレイの音楽が好きな人には、是非こちらも聴いてみて欲しいですね。

試聴

Check "Suzukiski"
| TECHNO2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |