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D.K. - Mystery Dub (Second Circle:SC009)
D.K. - Mystery Dub
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アンビエント/ニューエイジの急先鋒となったMusic From Memory、そこからもう少しダンス方面へと意識を向けた別ラインがSecond Circleだ。とはいっても単純にハウスだとかテクノに収束せずにワールド・ワイドな雰囲気を持ちユニークな音楽性を残す点ではMFMの系譜である事を示しているが、本作はそんなSecond Circleからの2018年作。手掛けているのはパリジャンのDang-Khoa ChauことD.Kで、幾つか持つ名義の中でもこのD.K.の初期活動ではAntinoteからのバレアリックなアルバムやMelody As Truthからは更に穏やかなアンビエントへと向かったりと、比較的ダンスフロアからは意識的に距離を置いた作風が彼のトレードマークになっていたように思う。ところが2019年以降のAntinoteからの複数のEPはどれもニューエイジな性質もあるハウスへと舵を切ってリスナーを驚かせたが、その予兆は既に本作の時点で見受けられる。4曲の内2曲は完全にハウスのビートを刻んでおりダンスを意識しているのは明白で、そこに桃源郷の風景が浮かび上がるバレアリック/ニューエイジ性を組み込んで、現実と空想が交錯するメランコリーな音楽を聞かせる。快活なハウスのビートにエキゾチックなパーカッションを組み合わせ、残響が微睡みを誘う美しいシンセのレイヤーが広がる"Stick To The Rules"は、そしてチャイムの催眠的な反復や朗らかなピアノやシンセのコード展開も用いて、豊かな叙情性となって押し寄せて、EPの中で一押しのバレアリック・ハウスだ。タイトル曲の"Mystery Dub"は柔らかいマリンバのフレーズと土着的なビート感が印象的で、熱帯の深い密林を思わせる豊かな色彩とミステリアスでトリッピーな響きによって、南国へと旅へと誘われる。残りの2曲は従来のアンビエントやバレアリックの成分が満ちたリスニング志向で、ダビーに揺らめくシンセのレイヤーとトライバルなリズムが未開の秘密めいた森林奥地の雰囲気を有むバレアリックな"Rebound"、鳥の囀りのサンプルや原始的なパーカッションを用いて更にスピリチュアル性を増して亜熱帯の土着感を創造するニューエイジ調の"Wise Bird"と、本作ではやたらと大地と共鳴するネイチャー志向が強く伝わってくる。ダンスとリスニングに跨る辺りもSecond Circleらしく、D.K.とレーベルの親和性は抜群といった趣きで、この方向性で同レーベルよりアルバムもと期待したくなる。



Check D.K.
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | - | |
蓮爾 新町一丁目店
蓮爾 新町一丁目店1

ラーメン二郎という源流を元に幾つものインスパイア系へと細分化し、今ではチェーン店までが二郎系を模倣するようになる時代。しかしやはり二郎直系のジャンク度は頭一つ抜けているのか、例えばラーメン二郎町田店の助手であった人が開店させた蓮爾は、その極太麺が特に有名である。尚、元々はさんこま店だったのが2015年9月頃にこの新町一丁目店へと移転していたようだ。今回は小ラーメン(730円)にトッピングはヤサイニンニクアブラで注文。

やる夫1

そんな風に考えていた時期が俺にもありました
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| FOOD,TRAVEL,HOT SPRING,ETC4 | 17:00 | comments(0) | - | |
Sonmi451 - Nachtmuziek (Astral Industries:AI-13)
Sonmi451 - Nachtmuziek
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沸き立つアンビエント/ニューエイジのムーブメントが比較的ダンス・ミュージックの外から起きているのに対し、ロンドンを拠点にするAstral Industriesはよりエレクトロニックで表向きはそうでないものの夜のダンスが根底にあるアンビエント/ニューエイジを掘り下げるレーベルだ。人気のあるテクノ系のアーティストの新作だけでなく、過去の埋もれたアンビエントの編纂も行い、このムーブメントが発生する前からレーベルの特異性を確立している。本作はベルギーのアーティストであるBernard ZwijzenことSonmi451の過去音源を纏めたもので、アーティスト自身がそれ程知名度があるわけではないものの、2005年頃から活動を初めてアルバムリリースは10枚を越えるなど精力的な活動を行っている。その音楽性はグリッチやミニマルを含むアンビエントで、"Probe"を聞けば分かる通り水面に波紋が伝わっていくような揺らぎのあるシンセレイヤーに繊細な美しさを秘める電子音やヒスノイズを散らし、ダビーな音響によって更に酩酊する揺らぎを生み出して、時間軸が遅くなるような感覚に陥らせる。時折入っくる日本語サンプルは妙に艶かしく、エレクトロニックでありながら有機的であり、人肌の温もりが伝わってくるようだ。よりチリチリとしたヒスノイズとぼやけた音像を作るドローンに覆われる"Vladivostok"も、日本語サンプルや動物の音らしき環境音を導入して有機的な響きを打ち出し、殆ど動きの無いひたすら安眠作用の強いアンビエントを展開。"Outer Shell"はザラザラとしたノイズやクリック音の上に弦が物静かに美しく鳴り、怪しくながらもその静謐な幽玄さに魅了される。"Quiet Piece For Bram"に至っては広大な宇宙に数々の星が瞬くように、ぼんやりとした音の粒が繊細な美しさを発しており、日本語の呟きが催眠的に用いられながら寝る前の子守唄かの如く安らかな鎮静作用のあるアンビエンスを発揮している。複数のアルバムやEPからの曲を纏めながらも世界観は一貫して心を落ち着かせる癒やし効果もあるアンビエントで、Sonmi451というアーティストの音楽性が正確に伝わってくる良質なコンパイルがされている。闇夜が広がる時間帯にぴったりな、しっとりとしながら美しいアンビエントで、是非とも寝る前にかけておくと最適だろう。



Check Sonmi451
| TECHNO14 | 09:00 | comments(0) | - | |
Toto Chiavetta - Underground Mental Resurrection (Innervisions:IV74)
Toto Chiavetta - Underground Mental Resurrection

2017年秋頃リリースと紹介のタイミングは遅くなってしまったものの、イタリアのToto Chiavettaによる本作が素晴らしいので、今更ながら紹介したい。ベルリン屈指のディープ・ハウス/テクノのレーベルであるInnervisionsは多くのタレントを抱えながらもアルバムがリリースされる事は稀であり、その意味では本作はレーベル側はダブルパックEPとしてリリースしているものの、その実アルバム級のボリュームでありレーベルとしても一押ししているであろう雰囲気が伝わってくる。過去にはYoruba RecordsやIbadanからも作品を出している事からも分かる通り、エレクトロニックながらもアフロ・スピリチュアル性もあるブラックな音楽性もあるが、近年はInnervisionsへの参加が増え硬質でエレクトロニックな響きを強めている。本作はその流れの発端であり、Innervisionsらしい闇の中に花弁が開くような妖艶な美しさとドラッギーな覚醒感がある音楽によって、ChiavettaがDJよりはアーティストして才能が光っている事を証明するようだ。オープニングの"Hand Made"は比較的テクノ的な硬いビート感を刻み、そして恍惚な電子音のアルペジオに引率されながら不気味な効果音のループも用いてじわじわと盛り上がる構成だが、何度か訪れるブレイクも用いて壮大な演出も待ち受けている。タイトル曲の"Underground Mental Resurrection"はぎくしゃくとしたリズムが特徴で、余りメロディーを主張せずにミニマルな持続感とトリッピーなループを活かしたDJとしての機能性を重視した曲で、しかしこういった曲でも魅惑的なサイケデリアが充実している。リリース前からDixonが積極的にプレイしていたという"Analog Suite"は、控えめなリズムトラックやパーカッションの代わりにドラッギーな上モノが強烈な覚醒感を煽るサイケデリック・ハウスで、次第に硬いリズムも加わってダンスの狂乱へと突入する正にキラートラックだ。一方では動物の雄叫びから始まる"Nothing Really Matters"は原始的なパーカッションや太鼓系のリズム、そして艶めかしい弦楽器風のループやアフロな打撃音の連打など真夜中のジャングルを彷徨っているようなアフロ・スピリチュアルな方向性へと向かい、途中でも興奮と不安に包まれるめくるめく展開が待ち受けるなどChiavettaのブラック志向が強く発揮されたハウスだ。テクノからハウスにアフロまで、そのどれもに複雑で緻密な音の構成による単調に陥らないストーリー性のある展開があり、実に良く練られた音楽性とダンス・トラックとしての機能性が伴っている。2018、2019年もInnervisionsからリリースを継続しており、これからのレーベルを引っ張っていく存在に成り得る才能だ。



Check Toto Chiavetta
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | - | |
Jex Opolis - Earth Boy (Dekmantel:DKMNTL064)
Jex Opolis - Earth Boy
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今や世界でもトップクラスの注目を集めるに至ったフェスティバル・Dekmantel、いつしかレーベル運営にも乗り出しヒット作を生み出す人気レーベルの一つとなっており、Dekmantelの名を冠すればその知名度の高さもあってある種のお墨付きを貰っているものだろう。そんな事もあって知らないアーティストだったもの手を出したのが本作、カナダ人プロデューサー/DJのJex Opolisによる2019年作。この名義以外にもDVASやConga Radio含めて多数の活動を、そして2000年過ぎからは作品をリリースしていたようだし、自身主宰のGood Timin'からはディスコ〜イタロ〜エレクトロな作品を多く手掛けており、もう十分にベテランのアーティストだ。本作も過去の音楽性に倣ったイタロ・ディスコやエレクトロといった快楽バリバリで俗世的な内容で、このブレなさには安心を覚える。"Earth Boy"のチージーなリズムとピコピコシンセはエレクトロ経由のもので、ビキビキしたシンセベースに弾けるようなスネアやハンドクラップからは古典的な雰囲気が漂い、しかし胸を締め付けるような切ないシンセのメロディーやスペーシーなSEがポジティブに未来を切り開いていく。一方、鞭を打ち付けるようなエレクトロニックなシンセドラムが印象的な"Desolation (Vocal)"はイタロ・ディスコ寄りで、快楽的な8ビートのシンセベースのシーケンスが疾走感を生み出しながら、そこにマッチョ性を感じさせる男性ボーカルも相まって汗臭い肉体性を獲得し、ボディ・ミュージック的に思われる性質もある。そしてインストバージョンである"Desolation (Dub)"は、DJ向きである事を前提としつつよりトラック自体の切なさが浮かび上がってくる点で、Opolisが良いメロディーを書くアーティストである事を実感させられる。シンセを多用したイタロやディスコ好きなら、間違いなく一発で魅了される事間違いなし、これは本当に格好良い。



Check Jex Opolis
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | - | |