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James Booth - Bath Time (Funnuvojere Records:FV001)
James Booth - Bath Time
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Panorama Barでもレジデントを担当するMassimiliano Pagliaraが2019年1月にFunnuvojere Recordsを始動させた。Pagliara自身がバレアリックな多幸感のある音楽を制作している事からも分かる通りレーベルも方向性としては同様で、栄えあるレーベル第1作に抜擢されたのは100% SilkやGrowing Bin Recordsからやはりローファイで素朴な響きのバレアリックなディスコやテクノを手掛けるJames Boothだ。彼の音楽もダンス・ミュージックの前提はありながらも肩の力が抜けて、どちらかといえば暗い密閉空間のフロアよりは陽が射す開放感ある野外向けのバレアリック性があり、その意味ではレーベル初の作品になったも納得だ。本作では以前よりもダンス方面へのビート感を増しており、例えば"DXXX"では80年代ディスコ風なシンセ・ベースの快楽的なラインやドタドタとしたドラムのビート感があり、安っぽく垢抜けない音質を逆手に取ってローファイながらも新鮮なバレアリック感あるディスコを聞かせる。"Bath Time"は澄んだ美しいパッドのドローンと簡素なリズムが引っ張っていくアンビエント風だが、途中から輝かしいシンセやからっと乾いたパーカッションも加わると弾ける躍動感を獲得して高揚とした至福に包まれ、例えばパーティーの真夜中の時間帯を抜けた先にある朝方のフロアで鳴っていそうなテクノ/ハウスだ。そしてピアノらしきエレガントなコードと刺激的なハンドクラップやリズムがディスコティックな雰囲気を生む"Roller Chrome"、ドタドタとしたリズムマシンの肉感溢れるビートが逞しくもニュー・エイジ風な瞑想を誘うシンセと控え目な中毒的アシッドが快楽を誘発する"Such Is Life"と、どれも基本的には闇のヴェールを振り払うようなポジティブなダンス・ミュージックで、長閑で穏やかなリゾート感さえあるバレアリック性が清々しい。アーティスト、レーベル共に今後の動向に注目したい。



Check James Booth
| TECHNO14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Trux - Eleven (Office Recordings:OFFICE 15)
Trux - Eleven
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BaazことBatian Volkerが主宰するベルリンのOffice Recordingsは、繊細かつ深遠なる音響に陰鬱な感情を込めたようなハウスとアンビエントのブレンドを行い、Baaz列びにChristopher RauやIron Curtisらがカタログに並ぶ通り享楽からは離れた慎ましいディープ・ハウスを手掛けている。そんなレーベルのミステリー、それが2016年に同レーベルからデビューしたTruxで、リスニングを主体としたメランコリーに染まるアンビエント寄りの作風で注目を集めて今ではOfficeの主軸アーティストと呼んでも差し支えない存在感を示しているが、本作で通算4枚目となった今でもその正体は不明なままである事が余計に興味を駆り立てる。音楽の方もアーティストと同様にミステリアスな空気を纏っており、ノイズにも似たようなドローンに覆われた中から叙情的なメロディーが薄っすらと浮かび上がる"Another World"からしてアブストラクトな音像があり、流体の如く抽象的な動きを見せて視界をぼかし続ける。続く"Behaviour"は小刻みで早いビートを刻んでいるがダンスのそれではなく、そこに陰鬱でダークなアナログシンセ的な温かいメロディーや奇怪な効果音を盛り込んで、不気味な高揚感を誘う。再びスローモーな"Earth Floor"では深い残響音を用いてそこにリバーブをかけたおどろおどろしい呟きも被せてどんよりしたアンビエントを展開し、"Sleeper"ではヒスノイズ混じりのドローンに柔らかく淡々とした4つ打ちも加わってサイケデリックなディープ・ハウスを聞かせる。またつんのめって踊れないリズムを刻み不協和音のようなコードを展開する"Give It Up"にはグリッチ風なエレクトロニカの要素もあり、全体としてはアンビエント性が強くとも時折牙を剥くように刺激的な瞬間がはっと目を覚まさせる。終始ローファイなぼやけた音像に濃霧の中で道を見失い迷ったしまったような錯覚を受けるディープなアンビエント作だが、仄かに温かみのある情緒も感じられすっと耳に馴染む心地好さもあり、微睡みに落ちていく。



Check Trux
| TECHNO14 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier & Chambray - Feelin’ Good (REKIDS:REKIDS141)
Laurent Garnier & Chambray - Feelin’ Good
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リリース前から話題になっていた本年度アンセム級の作品、Radio Slave主宰のRekidsからはフランスにおけるダンス・ミュージックの生き字引であるLaurent Garnierとベルリンの新鋭であるChambrayの共作が届いた。近年ストレートな直球4つ打ちだけでなくブレイク・ビーツを用いた90年代前後のレイヴを思い起こさせる曲がやや再燃している印象は受けていたが、特にRadio Slaveによるリミックスがその決定打になるべきオールドースクールを意識したレイヴ・アンセム的な曲調で、2019年において燦然と輝く曲になるだろう。"Feelin' Good"はいきなり汗臭く肉感溢れるシャウトで幕を開け、そこから野蛮でドンドコとしたリズムやハンドクラップを用いた時点でかなりオールドスクール感が溢れているが、そこに膨張したベースサウンドや金属的なパーカッションも加わりダーティーなエレクトロ感とテクノの混合がある。そしていかにもレイヴ的な輝かしいピアノコードの派手な展開とブレイクに向けて連打されるスネアロールと、ある意味では古典的とも言える様式美に倣ったこの曲は、盛り上がらずにはいられない要素がこれでもかと詰まっている。過去の曲を聞いた限りでは恐らくChambrayの影響が強く出た曲調だとは思うが、DJとしては超一級のGarnierが決して作曲家としてはそうではなくともDJによる影響を制作方面へと落とし込み、完璧なまでのDJ向けのピークタイム仕様になったのは流石だ。また2つのリミックスを提供したRadio Slaveも素晴らしい仕事をしており、"Radio Slave Remix"の方は原曲よりも派手さを抑えたソリッドなビート感を打ち出し、ピアノの豪華な響きは消し去り荒削りなパーカッションやダークなシンセのみでじわじわと深い闇の中を疾走するツール性に磨きを掛けたリミックス。そしてもう一つが更なるアンセムと成りうる"Radio Slave Revenge Remix"で、こちらはピアノ・コードはそのまま用いつつもリズムは地面を撃ち抜く極太キックとジャングル風なブレイク・ビーツでゴリゴリ激しく大地を揺らし、基本的にはこのパワフルなリズムと輝かしいピアノの展開だけで突き抜ける単純な構成ながらも、このど派手で野蛮な雰囲気は正にレイヴ・クラシックだろう。原曲とリミックスそれぞれパーティーにおいてピークタイムを飾るに相応しいハイエナジーな興奮があり、早くクラブで体験したいと思わずにはいられない。



Check Laurent Garnier & Chambray
| TECHNO14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tkumah Sadeek - I Will Be There / Till I See The Light (Future Vision World:FVW-008)
Tkumah Sadeek - I Will Be There Till I See The Light
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シカゴのディープ・ハウスの巨匠であるRon Trentが近年運営をしているFuture Vision Worldが2018年末にリリースしたEPは、Trentの作品にも過去に度々ボーカリストとして参加しているTkumah Sadeekによるもの。Trentの作品以外では名前が見られずどういったアーティストなのかは分からないが、本作でもTrentの全面プロデュースによってそのトラック自体は完全にTrentの新作と呼んでも差し支えないジャジーなディープ・ハウスになっており、ファンならば文句無しの出来だ。薄っすら耽美なシンセやジャジーなリズムから始まる"Till I See The Light"はその時点でもうTrent節が炸裂しているが、徐々に乾いたパーカッションが弾け優美なピアノが踊り情熱的なSadeekの歌によって微熱を帯びて盛り上がってくる。そしてラテンやジャジーな感覚にエレガントという表現が相応しい雰囲気を纏い、そして中盤かはらコズミックなシンセソロも入ってきてタイトルが示すように眩い光を望むようなポジティブな空気に包まれる音楽は、完全にTrent流のシカゴ・ディープ・ハウスに染まっている。そして注目なのは2014年に系列のFuture Vision Recordsよりリリースされていた曲をJoe Claussellがリミックスした"I Will Be There (Joaquin "Joe" Claussell's Cosmic Arts Version)"で、元々はアフロなパーカッションが効きながらも幻想的でアンビエントな浮遊感のあった甘いディープ・ハウスを一体Joeがどのように塗り替えたのか。このリミックスでは元の印象を大きく変える事はないが原曲以上に爽やかなラテン・パーカッションが空へと響き渡り、コズミックなSEもさらっと盛り込みつつフラットなビート感を活かして爽快に疾走るソウルフル・ハウスへと変化している。大胆な鍵盤ソロも持ち込んでぐっとエモーショナル性も増し、弾けるパーカッションが快活にリズムを刻み、近年は実験的な音楽性に偏りがちなJoeにしては随分と以前の作風を思い起こさせる宇宙感やスピリチュアル性もあるソウルフル・ハウスに一安心。古臭い意味だけでなく時代を越えていくという意味でクラシックと呼ばれるハウスにも含まれる、実にJoeらしいリミックスだ。



Check Tkumah Sadeek
| HOUSE14 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rudy's Midnight Machine - La Cadenza (Faze Action:FAR038)
Rudys Midnight Machine - La Cadenza
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片隅に見える熱帯植物があるだけの単純な構図からバレアリックやチルな空気も漂ってくるジャケット、その感覚は恐らく間違っていない。手掛けているのはUKにおいてニュー・ディスコの隆盛に貢献してきたFaze Actionの一人であるRobin Leeで、Rudy's Midnight Machine名義としてはこれで4作目と活動的なプロジェクトではないものの、ジャケットからも想像出来るトロピカルかつアーバンな要素があるバレアリック・ディスコは総じて質が高い。本作は特にフュージョンやブギーの音楽性によるレトロ感も漂っており、キラキラしたシンセと情緒を醸すエレピから始まる"Camera Dans La Nuit"はのっけからフュージョン感爆発で、落ち着いたディスコ・ビートに合わせ豪華だったり優雅な複数のシンセが彩り、実に感情的に展開するドラマ性の強いディスコだ。"Une Vie Elegante"なんかはすっきりしながらも切れのあるリズム感、シンセやパーカッションもさらっと弾けるように聞かせながらファンクな躍動感を打ち出し、しっとりしたエレピで優美に染める作風はLevel 42辺りを思い起こさせるジャズ・ファンクだ。タイトル曲の"La Cadenza"は序盤はビートレスな状態をコズミックなシンセのアルペジオで引っ張っていき、そこからリズムが入るとスローモーでしみじみとしたディスコへと入っていくが、湿っぽく有機的なギターカッティングやベースがライブ感も持ち合わせている。"Secret Garden"は特にメランコリーに満たされた曲で、薄いパッドを配しながらもビートレスな構成で、爪弾の切ないギターや悲哀に満ちた繊細なピアノのメロディーで静かに聴かせるこの曲はサウダージだ。どれも味わいとしては素朴で懐かしみの強いディスコがベースになっているが、モダンなバレアリックにも共鳴する世界観やクリアな音響もあり、現在形のディスコとして素晴らしい。



Check Rudy's Midnight Machine
| HOUSE14 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |