CALENDAR
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Lord Echo - Melodies (Wonderful Noize:WNCD004)
Lord Echo - Melodies
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(US盤)
購入が遅れてしまい2011年度のベストに推せなかったのが大変悔やまれる、その位素晴らしいアルバムを創り上げたニュージーランドからのユニット・Lord Echo。新人かと思いきやSonar Kollektiv傘下のレーベルからもアルバムをリリースしていたThe Black Seedsと言うレゲエバンドのメンバーであるMike Fabulousが、自身でレーベルを設立した記念のプロジェクトとして新たにレゲエを基調にしたユニットを立ち上げたとの事。となれば音楽的な熟練度が高いのは言わずもがな、デビューアルバムにしてアルバムの纏め方や完成度は非常に高い。レゲエを基調にディスコ、ファンク、AOR、ダブ、アフロ等と様々な要素が、そしてプレイヤーの手を介して演奏されるバンド形態の音楽性は、南国風の緊張とは無縁な緩さとゆったりとした時間が感じられる。レゲエはモノによっては気怠くなる程に湿度が高く何処か猥雑な印象もあるが、Lord Echoに関して言えば非常にすっきりとした無駄の無い演奏を行なっており、生っぽい臨場感と共に洗練された都会的な音も感じられる。演奏自体はしっかりとタイトだがダブのエフェクトによる音の飛ばしが上手くはまり、そしてタイトル通りにどの曲も甘いメロディーが徹底されており、ラヴァーズ・ロック宜しくな甘く切ない雰囲気は燦々と太陽光が降り注ぐ常夏のビーチにぴったりだ。またレゲエが根底にあるとは言えどもディスコの高揚感のある4つ打ちや、ベースラインがうねるファンク、乾いたパーカッションが心地良いアフロなど曲調のバリエーションは豊かで、かと言ってアルバムの構成が散漫になっている訳でもない。アルバムのラストにはSister Sledgeのクラシックカバー"Thinking Of You"が収録されているが、元々メロウな歌モノがそれ以上に脱力系のラブソングへと生まれ変わっており、夏の到来が待ち遠しくなってしまう。



Check "Lord Echo"
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nightmares On Wax Presents Wax Da Beach (Ministry Of Sound:MOSCD267)
Nightmares On Wax Presents Wax Da Beach
Amazonで詳しく見る

バレアリック・ミュージックが生まれたイビサ、享楽都市を現実のものとしたこの島では多くのクラブで数多のパーティーが開催されているが、ダウンテンポのマスターであるNightmares On Waxが主催する"Wax Da Beach"もイビサで開催されている。自分はイビサには行った事はないが、しかし"Wax Da Beach"の空気をパッキングした本作を聴けば、きっとイビサの海岸から見る夕日はどれだけ素晴らしいんだろうと想像するのに難くない。いかなる時も緩いメロウソウルを貫くNOWの事だから本作でも良い意味で普段通り、ソウルやラヴァーズ・ロック、ジャズやファンク、そしてダンクラから少々のハウスまでを軽くミックスさせながら甘美なダウンテンポを鳴らしている。2枚組に分けられてはいるが片やSunset、片やSun Downとそのタイトルからは明確はコンセプトの差は分からない。聴いた限りで判断すればSunsetの方はルーズなグルーヴとしっとりとした郷愁が強く陽が落ちるまでの時間帯、Sun Downは濃密でアダルティーな空気が増してくる日が落ちてからの時間帯と言った印象で、2枚通して聴く事でゆったりとした風景の移り変わりを体験出来るはずだ。世の中にはお洒落なだけのMIXCDや陳腐なチルアウトのコンピレーションが氾濫しているが、NOWはブラックミュージックやダンクラなど自分のルーツを掘り下げつつイビサの快楽的な空気にも適応させた選曲を行い、楽園の心地良さと音楽の成熟を兼ね備えている。上質なダウンテンポを聴きたければ、そして恋人と甘い時間帯を過ごしたいならば、本作はそんな願いを叶えてくれる一枚になるだろう。

試聴

Check "Nightmares on Wax"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| ETC3 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fennesz - Seven Stars (Touch:Tone 44V)
Fennesz - Seven Stars
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(US盤)
エレクトロニカのプチバブルであった2001年から今年で早10年。多くの新星が芽を出し、しかしエレクトロニカの衰退と共に大半のアーティストは何処かへと消えてしまったが、Christian Fenneszはスタイルを変える事なく今尚注目を集めているアーティストだ。"Endless Summer"(過去レビュー)が名作なのは言うまでもないが、この新作に於いてもノイズにも似たギターサウンドを楽曲に溶け込ませた音響は健在で、以前からのファンも安心して聴けるEPとなっている。特に幕開けとなる"Liminal"は郷愁のギターが朽ち果てるようにしみじみとしたメロディーを奏で、不鮮明な音響をノイズでありながらノイズとは意識させずにアンビエント化させ、往年のファンが最も好むであろう淡いデジタル音響へと昇華させている。それに対し"July"ではコントールを失った電子楽器が唸りを上げるようなアブストラクトな流れから始まり、重厚なシンセの壁やノイズが緊迫感のあるドローンを生み出すが、しかし終盤ではFenneszらしい穏やかな地平へと着地する。またメロディーらしい旋律が無く不協和音のように電子音が揺らぐ電子音響"Shift"や、唯一ドラム入りのポストロック的な、しかし涙が零れる程に感情を揺さぶる"Seven Stars"など、僅か4曲のみながらもFenneszらしいノイズとポップを同居させている事は感じられ、エレクトロニカのバブル崩壊を尻目に彼は前進を続けているのだろう。

試聴

Check "Fennesz"
| ETC3 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Calm - Sunset Lounge (Grand Gallery:XQKF1011)
Calm - Sunset Lounge
Amazonで詳しく見る

エモーショナル、叙情、憂い、そんな単語が思いつく音楽を出し惜しみなく紡ぐアーティストと言えばCalmは最適かもしれません。彼が手掛けたアルバムやMIXCDを聴いても分かる通り、Calmの中から溢れ出る心情をダイレクトに心に訴えかけるオープンマインドな人柄が実直に伝わってきます。本作はCalmが井出靖が主宰するGrand Galleryの音源を使用して、真夏の郷愁を表現したもろにタイトルまんまなMIXCDで、特に海辺での黄昏時から夜の帳が下りるまでの時間帯にぴったりなしみじみとしたラウンジ系。チルアウト…と言うとまだクラブ的な要素も残っているように思われるので、敢えてここではヒーリングミュージックと呼ぶのが相応しい程の枯れた味わいのあるリラクゼーションな空気が閉じ込められております。耳に優しく入ってくるアコースティックな音を中心にビートも弱めに、ゆっくりとした時間の中でただただ音がぽつぽつと滴り落ちるように、寂しさや侘しさを吐き出していきます。あまりにストレートな感情の表現にちょっとクサすぎるのも本音ですが、でもそれがCalmのアーティストとしての特徴でもあるし、ただ単にお洒落なヒーリングミュージックとは一線を画すブルージーなほろ苦さも表現しているのは流石です。真夏にはしゃぎまくって疲れた後の癒しの一枚。

試聴

Check "Calm"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ricardo Villalobos & Max Loderbauer - Re:ECM (ECM:2211/12)
Ricardo Villalobos & Max Loderbauer - Re:ECM
Amazonで詳しく見る

ここ数年、現代音楽やクラシックへのクラブミュージック側からの再構築が目立っておりますが、今度はドイツの名門老舗ジャズレーベル・ECMも再構築が成されました。ECMと言えば先ずはジャズレーベルと言うイメージが先行しますが、実はミニマルな作風も取り込んだ現代音楽も手掛けるなど、禁欲的でありながら野心的なレーベルでもあります。ジャズは然程聴かない自分も、そんなレーベルカラーに興味を持ち数枚はレーベルの音源を所持しておりましたが…しかしここに来てミニマルハウスの大御所・Ricardo Villalobosと、元Sun Electricで現在はMoritz Von Oswald Trioのメンバーとして活躍するMax LoderbauerがECM音源を再構築したとなれば、そりゃ期待も高まる訳でして。で実際に蓋を開けてみるとこれがまさに現代音楽的と言うか、自分が勝手に想像していたクラブミュージック的なグルーヴは皆無で、レーベルの生真面目さを更に凝縮して音と音の隙間を生かしたエレクトロニクスと生演奏の共演となっております。原曲を全く知らないのでそれがどう再構築されているかは分かりませんが、蛇口から水がしとしとと垂れ続けるように生音がこぼれ落ちては波紋の様に広がり、静寂の中に張り詰めたテンションを構築していくのです。それに加えて奇妙なモジュレーションの音の追加やダブ処理により謎めいた神秘性も添加され、隙間だらけのテクスチャーにも拘らず極めて重厚な音の壁を作り出しております。Villalobosらしいミニマルな作風、Loderbauerお得意の奥深い音響は確かに形成されており、ECMの静謐なレーベルコンセプトを延長したと言う意味では成功なのでしょう。ただ個人的にはもっと単純に踊れるミニマルハウス/テクノを想像していたので、肩透かしを喰らったのも事実。完全にリミックスと呼べるまでに解体/再構築した音源も聴きたかったですね。

試聴

Check "Ricardo Villalobos" & "Max Loderbauer"
| ETC3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
John Beltran - Ambient Selections 1995 - 2011 (Delsin:88dsr/jbn-cd1)
John Beltran - Ambient Selections 1995 - 2011
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
素晴らしい、本当に言葉を失う程に素晴らしいベストアンビエントセレクション。真夏の到来と共にやって来たむさ苦しい真夏の為のカンフル剤とも言える。John Beltranは若かりし頃にデトロイトテクノに影響を受け、Carl Craigの伝説的なレーベル・RetroactiveからPlacid Angles名義で衝撃的なデビューを飾る。初期はデトロイトテクノやアンビエントに影響を受けたテクノをR & S RecordsやPeacefrog Recordsからリリースするも、その後はジャズやラテンなどの有機的な音楽へと矢先を向けてしまった。勿論創作性の高い彼ならではのラテンジャズの楽曲でもヒット作は出していたものの、世界各地での音楽活動に疲れた彼が最終的に求めたのはアンビエントであった。そして今だ、彼のアンビエントな楽曲を網羅したコンピレーションが届けられた。タイムレスと言う言葉が相応しい、そう16年間の歳月を全く感じさせない普遍的かつ夢見心地で郷愁を帯びた微睡みのアンビエント。雲一つ無いクリアブルーな空が脳内に拡がるドリーミーな音色に、身も心も全てを委ねて解放されるべき音楽。只のビートレスでだらしない音を垂れ流すBGMでもなく、宗教的で胡散臭いヒーリングとも違う、エレクトロニクスと生演奏の両方を通過してきたからこそ成し得る有機的なデジタルソウルを奏でる芳醇なアンビエント。心身の隅々まで洗われるようにピュアな音が血潮に乗って体を循環し、気怠いこの夏に於いても貴方の心を癒してくれるであろう傑作だ。

試聴

Check "John Beltran"
| ETC3 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Primal Scream - Screamadelica Live (Ward Records:VQBD-10027)
Primal Scream - Screamadelica Live
Amazonで詳しく見る(スペシャル・エディション)
 Amazonで詳しく見る
ロックがダンスと再邂逅した大名盤"Screamadelica"(過去レビュー)がリリースされてから今年で20年。このアルバムはロックにアシッドハウス、ダブやソウルの要素を取り込みレイヴ世代を代表する評価を得たが、昨年バンドはそんな時代を完全再現すべくScreamadelicaライブツアーを敢行した。そして今年の夏には遂に日本でもそのツアーが開催されるのだが、その前に2010年11月26・27日のライブを収録したライブDVDを見ておけば準備は万端。ライブは"Screamadelica"セットと"Rock"セットに分かれているのだが、キモはやはり前者。"Movin' On Up"、"Slip Inside This House"、"Don't Fight It, Feel It"とアルバムと全く同じ流れで始まる出だしから、一気にオーディエンスの心を鷲掴み。序盤からノーザンソウルでぐっとエモーショナルに、そしてハウスのビートで踊らせ、エクスタシーの酩酊感で快楽に溺れさせる。中盤はほろ苦いバラードやインストのアンビエントで火照った体を一旦クールダウンさせるが、サイケデリックな映像と組み合わさった"Inner Flight"の余りにの美しさには息を飲んだ。黒人達が歌い上げる霊的なゴスペルと、そして儚くも美しく響き渡るフルートの音色は、熱くなった会場を沈静化させ優しく包み込んでいた。そして終りに向かう怒涛のラスト3曲はもう一瞬たりとも目を離せない。太陽よりも高くイッてしまう13分間のスペーストラベルダブ"Higher Than The Sun"、彼等の出世作となったレイブ世代のパーティーチューン"Loaded"、90年代のゴスペルハウスアンセム"Come Together"と徹底的に躍る事の快楽を追求したハイになる展開が待ちわびている。特にAndrew WeatherallのリミックスからTerry Farleyのリミックスへと雪崩れ込む14分にも及ぶ"Come Together"の感動たるや…至福と歓喜に満ち足りた瞬間とはまさにこの一瞬。満面の笑みをした客の顔を見ればそれも分かるはず、そして会場が一体となり大合唱をしているではないか。以心伝心、皆の気持ちが通じ合い愛の賛美歌を歌う光景には感動さえも覚えてしまう。聴いてみて思ったのはバンドも随分と成熟し大人になったと言う事。92年当時のCROSSBEATを読むと、日本でのScreamadelicaライブは散々な内容だったと今でも悪名高さが残っているのだが、00年以降の自分が何度か体験したライブでは非常に安定感のあるライブを行っている。そしてこのツアーではゴスペルシンガーやホーンセクションも加えた万全の体制なのだから、これを期待せずにはいられないだろう。キメるかキメないかは貴方の自由だが、ライブでは是非とも皆で大合唱をしたいものだ。

Check "Primal Scream"
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
RE:SUPERCAR 1 -redesigned by nakamura koji- (Ki/oon Sony:KSCL1755-6)
RE:SUPERCAR 1 -redesigned by nakamura koji-
Amazonで詳しく見る(初回限定盤)
 Amazonで詳しく見る
90年代後半から00年代中盤までの日本のロックシーンを走り抜けたスーパーカー。まだ可能性を残しながらも惜しまれつつ2005年に解散をしてしまいましたが、それから6年を経てメンバーの中村弘二ことナカコーが自身の手でスーパーカーの作品を蘇らせました。本作は青春ギターロックをやっていた頃の初期〜中期までの作品を、ナカコーがリデザインした曲を収録。バンド解散以降、NYANTORAやiLLとしてダンスミュージックやアバンギャルドに取り組んでいたナカコーがスーパーカーを再生させる、それを知った時は期待と共に不安も大きかったのは事実ですが、蓋を開けてみればまあなんともノスタルジーを壊さないアレンジで一安心でした。出だしのドラムが左右にパンする"Walk Slowly"からギターは轟音を轟かせ、そして甘酸っぱくてほろ苦いメロディーを奏で、青春ギターロックをしっかりとやっている。次の"Sun Rider"でも疾走するグルーヴの中でギターは過剰なエネルギーを放出し、最後まで突き抜けるロックンロールなアレンジを施している。かと思えば"DRIVE"や"Lucky"ではアンビエントやエレクトロニカを意識したiLL以降の人工的に加工された淡い世界を描き、不安と期待に満ちた青春時代を象徴するようです。そしてラストにはスーパーカーを代表する名曲"cream soda"、原曲に忠実にそしてギターのノイズと甘酸っぱさをより際立たせたこれぞ初期スーパーカーな音が鳴っています。確かにアルバムを通して原曲のメロディー重視なアレンジを保ち、スーパーカーファンには納得の出来。しかし単にノスタルジーに浸るだけでもなく成長して大人になったスーパーカーとして、抑制され落ち着いた今の心象も兼ね備えています。初回限定盤には軽くミックスされた荒削りなデモテイク集が付いており、まあこちらは音も悪いので本当の意味でボーナスディスクと言う感じですね。

試聴

Check "Supercar"
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Panda Bear - Tomboy (Paw Tracks:PAW36)
Panda Bear - Tomboy
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
近年アメリカののインディー・ロック/サイケデリック・ロック隆盛はそれ程ロックに関心が無い自分にとっても気になる流れですが、その原動力となったAnimal CollectiveからメンバーであるNoah LennoxことPanda Bearの3作目のソロアルバムが到着しております。このPanda BearはJaneと言うユニットも組みアルバム"Berserker"(過去レビュー)をリリースしたりとアニコレ以外でも精力的に活動しており、そちらではアンビエントからエクスペリメンタルを綱渡りする大作志向な音楽性でしたが、このソロ名義ではポップはポップでもアニコレ本体以上にポップでシンプルな歌に重点を置いたアルバムとなっておりました。まあしかし単なるポップでもなく、ミックスは元Spacemen 3のSonic Boomが担当している影響なのか、音数は少ないながらも全体的に濃霧のような深いリヴァーヴに覆われており音はぼかされています。高らかに優しく歌い上げるボーカルもギターやシンセもとても甘くドリーミーではあるが、しかし温度感で言えばそれ程高くもならずにむしろ無機質的に抑揚されている感じで、そこは何処と無くSpacemen 3の冷たいトランス感覚にも似ているようにも感じられます。決してアニコレ本体程にはサイケや毒素は含んでおらず中毒性と言う点では及ばないものの、現実逃避をして白昼夢に溺れたいのならば、そして適度なチルアウトを求めているのならば、これ位の淡いトランス感はうってつけでしょう。

試聴

Check "Panda Bear"
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
R.E.M. - Collapse Into Now (Warner Bros. Records:525611-2)
R.E.M. - Collapse Into Now
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
今年でデビューから30年目、かつて程の勢いや人気は無くなってきているものの、今でも中年にとってオルタナティブ・ロックを代表するバンドと言えばR.E.M.。前作"Accelerate"(過去レビュー)では若さを取り戻した様にパンキッシュで勢いのあるロックを披露しておりましたが、新作ではまたもや一転ベテランらしい枯れた味わいとおおらかさを表現しながらも、自然な力強さを伴ったロックをプレイ。言うならば等身大のR.E.M.をさらけ出した無理のない自然体な音楽性で、揺るぎない自信と今でも前進し続けるポジティブな気持ちが存分に感じられます。表現力は酸いも甘いも知り尽くしたベテランの円熟味が満ち足りており、尖ったギターサウンドが特徴なアップテンポでロックンロールな曲から、ピアノやストリングスを配し染み染みとした長い音楽の旅情を思い起こさせるフォーキーな曲まで、その意味では今までのR.E.M.の集大成、または理想型と言えるでしょう。そして大半の曲は1〜2テイクで録られていると言うメンバーの発言通り、過剰な音の加工も無くシンプルで無駄の無い音の響きもあり、程良く熟しながらも新鮮さも兼ね合わせております。難解な音楽性でリスナーを迷わせる事もなく、ただただ良い歌とメロディーとコードがある、それだけでもこんなにも豊潤な音で楽しませてくれるR.E.M.。

試聴

Check "R.E.M."
| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |