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Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection (Renaissance:REN55CD)

Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection
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プログレッシヴハウスのレーベルでは世界一と言っても過言ではないRenaissanceから、Kompaktなどでも活躍しているGui Borattoの2枚組みMIXCDがリリース。プログレ系レーベルからとは言え彼の音楽性がぶれる事は全くなく、Boratto特有のシューゲイザーな音やポップさとメランコリーを兼ね備えた内容で、MIXCDでありながらまるで彼のオリジナルアルバムを聴いているかの様でもある。特にその特徴が出ているのはDISC1の方で、エレクトロニカっぽい曲やエレクトロハウスなどの曲も使って淡いメランコリックな夢の世界と牧歌的でのどかな田園風景を行き来し、そしてポップな歌物までも聴かせてうっとりとドラマティックに展開する選曲。陶酔する甘さと、そして相変わらずのBorder Communityの様な毒々しいアシッディーなシンセも混じって、覚醒感と恍惚感を誘発するのは彼の得意技。DISC2の方は比較的ダンストラックが中心で、起伏は少なくミニマル色を前面に出した展開が待っている。Boratto特有の音と言うよりは、フロアを意識してじわじわとミニマルの沼にはめてくる感じ。どちらも音の図太さに頼るのではなく旋律やグルーヴを重視して、存分に音を聴き事が出来ながらもダンストラックとしても成り立っていて素晴らしい。RenaissanceではなくKompaktのポップな音が華麗に花開いた一枚。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Ripperton - Niwa (Green:GR102CD)

Ripperton - Niwa
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2006年Border Communityからデビューを飾ったLazy Fat Peopleはその後もWagon RepairやPlanet-Eからヒット作を出すも、2007年にユニットは突如分解。その後ユニットの一人・Mirko LokoはDesolatやCadenzaから繊細で煌びやかな装飾が施され、祝祭の如く至福に満ちたディープなトラックをリリース。そしてユニットの残りの一人・Raphael RippertonことRippertonも遂に初のアルバムを、なんとJoris Voorn主宰のGreenからリリースしました。がこれがダンストラックを量産するGreenからのリリースとは思えない程の芸術的な美しさと繊細を兼ね備えたアルバムとなっていて、どちらかと言うとややリスニング的な要素の強いアルバムとなっております。中には神への祈りをささげる様な女性ボーカルと哀愁のギターが奏でられる侘び寂びなトラックもあり、フロアとの結び付きに執着するのではなく音楽の美しさを表現する事に力を注いだのでしょう。勿論Border Community系の毒々しいプログレッシヴなトラックもあれば、Cadenza系の乾いたパーカッションが空虚に響くミニマルなトラックもあったり、Lazy Fat PeopleやMirko Lokoとの共通点を感じられる箇所もあります。ただMirko Lokoが徹底的に外に向かう陽な音楽だとしたら、Rippertonはどんよりと暗雲が立ち込める閉塞感が強い音楽で、全体的に悲壮感が漂っていて重苦しいです。Lazy Fat Peopleが解散したのは、やはりこう言った音楽性の違いがあったからなのでしょうか。

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| TECHNO7 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Four : Twenty Recordings Presents Music : 03 (Four:Twenty Recordings:four:mix002)
Four : Twenty Recordings Presents Music : 03
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デトロイトのPlanet-Eからの作品や"% Black"シリーズでの奇天烈でディープなミニマルトラックで注目を浴びたGlimpseが、ブリストルのテクノレーベル・Four:Twenty音源を使用しミックス&エディットを行ったMIXCDが発売。Four:Twentyと言うレーベルは初耳ですが、Loco DiceやMartin Buttrichらも作品をリリースしているからミニマル/テックハウス系なのでしょうか。ここでは27曲を使用しながらも8つのセクションに分けられており、滑らかで自然な流れでありながら早々と景色が移り変わるような展開があり、一時さえも目を離せないプレイを披露しております。基本は透明感と恍惚感の強いシンセが鳴るディープなテックハウスが中心ですが、音の統一感がしっかりある割には飽きが来ないのは、やはり多くのトラックを詰め込み展開を調子良く作ったおかげでしょう。廃退的で暗めのムードの中にもしっとり聴かせる叙情があり、それがロマンティックな煌きになる瞬間もあり、リスニングとしてとても心地良い空気を生み出していると思います。そしてがっつり踊るだけがテクノではなく、こんなアダルティーで色気のあるテクノも真夜中のフロアで聴いてみたいですね。

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| TECHNO7 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert (Global Underground Ltd.:GU038CD)
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert
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UKテクノシーンにおいて絶大な人気を誇るDJ・Carl Coxの最新MIXCDは、アメリカの砂漠で行われている"Burning Man"と言う世界で最も過酷なフェスティバルでのライブ録音と言う話だったのですが、ライナーノーツを読んだ限りだとスタジオ録音って書いてある。実際にMIXCDを聴いてみたら音が普通に良かったので、きっとスタジオ録音でしょう。しかしトラックリスト見ても分からないアーティストばかりで、もう時代についていけないよ。Coxと言えばとにかく限界ぎりぎりまでバキバキズンドコと音数大目でアッパーなハードテクノを回して、すんげぇ太いグルーヴを生み出していた記憶があるのですが、このMIXCDは良くも悪くも今風でそこそこにはアッパーだけと随分と落ち着いたと言うか大人になった印象。クリッキーなミニマルとかパーカッションがポコスカ鳴っているミニマルとか、ブリープでぎとぎとしたテクノや上物が妖艶なトランシー系とかか回しているものの、ソリッドで勢いのあるテクノは殆ど無くて残念。じわじわと恍惚の深みにはまらせるタイプのMIXCDだと受け止めれば理解は出来なくもないけれど、Coxにそれを求めているリスナーっているのかね?爆音の中で何も考えずに無邪気に踊れるような勢いのあるテクノを聴かせて欲しかったです。

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| TECHNO7 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Tony Lionni - SPC E (Figure SPC:Figspce-6)
Tony Lionni - SPC E

Len Fakiが主宰しているFigureから限定シリーズにTony Lionniの新作が登場。この2年間で10作以上もリリースを重ね、その多くが有名DJからの後押しを受けるなど急成長を遂げているTony Lionniですが、この新作もハイクオリティーな一枚。A面の"Sky's The Limit"は荘厳な佇まいのあるデトロイティッシュなシンセサウンドが引っ張っていくテックハウスで、程々に疾走感もあり大箱でのピークタイムにうってつけな一曲。B面の"My Shadow"はマイナー調のシンセリフとかっちりしたリズムで暗めの雰囲気ながらも、じわじわとハメに来るドラッギーなテック系。流石に多作だしそろそろ作風も固まってきたと言うか似通ってくる点も多いですが、それでもフロアにしっかりと対応する高水準なトラックを連発するのには頭の下がる思いです。どうせなら時間をかけてのんびりとオリジナルアルバムでも制作して頂きたい。

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| TECHNO7 | 03:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Don Williams - Detroit Blue EP (a.r.t.less:A.R.T.LESS 2203)
Don Williams - Detroit Blue EP

現在ドイツディープハウスシーンで最も注目を集めているであろうMojuba RecordsのオーナーであるDon Williamsが、Mojuba傘下のa.r.t.lessからデトロイトテクノへのリスペクトを込めた新作をリリース。今までも"Detroit Black"、"Detroit Red"とシリーズでリリースしていて、つまりはデトロイトへの偏執狂なんですね。"Vector Dance"はTR-808/909みたいなチープなリズムトラックが懐かしい初期シカゴハウス/デトロイトテクノを意識したトラックで、そこにデトロイトテクノの透明感のある上物が乗っかるオールドスクールな一曲。いや、もうこれ完全にデトロイトテクノでしょ。ミニマル流行の中で自分たちの愛する音楽を貫くその心意気にやられます。そして"Surreal Dream (Scalar Product Mix)"はまるでKenny Larkinの"Tedra"辺りを思わせるAI(Artificial Intelligence)系テクノ。幻想的な仮想空間の広がるレトロフューチャーな音は、90年代のデトロイトテクノリヴァイヴァルの更に2010年版リヴァイヴァルで、本家デトロイトの大物が沈黙する中でその代わりをDon Williamsが担っていると言っても過言ではないでしょう。溜め息が漏れるほどに美しく、デトロイトへの愛に満ちた一枚。

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| TECHNO7 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Scuba - Sub:Stance (Ostgut Ton:OSTGUTCD11)
Scuba - Sub:Stance
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近頃ダブステップが盛り上がっているようですが、テクノに接近しているダブステッパー・Scubaが何故かベルリンミニマル最前線のOstgut TonからMIXCDをリリース。ダブステップとテクノの邂逅は最早珍しくも無いですが、このMIXCDはその中でも決定打とも言える程に素晴らしい出来。ダブステップと言えばやはり横揺れ系の独特のリズム、硬質で引き締まったキックなどが特徴ですが、本作ではそれらの要素が目いっぱい詰まっていて目まぐるしい流れが展開。まるで山あり谷ありのジェットコースターのようでもあり、否応なく体が揺さぶられてしまう勢いがあります。そして闇夜の中から這い出してくる叙情とメランコリーはデトロイトテクノともリンクし、真暗な空間の広がりを感じさせるダビーな音響はBasic Channelのようでもあり、暗いインダストリアルな音の中にも壮大なドラマツルギーが展開し、破壊力と美しさが混在しているのです。Basic Channelがデトロイトテクノとダブスタップに取り組んだら、もしかしたらこんな音になるのかも?ベルリンミニマルとダブステップの新たなる胎動がここには詰まっております。先日の来日プレイに行っておけば良かったなと多少後悔が残る位の快作。

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| TECHNO7 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2010 (Kompakt:KOMPAKT CD 77)
Pop Ambient 2010
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毎年この時期恒例のKompaktが送るアンビエントシリーズ"Pop Ambient"も遂に10作目。シリーズ物と言うのは継続する事に飽きが来たり質が下がったりするのは珍しくない事ですが、そこは流石Kompaktだけあって毎回高品質を保っております。勿論レーベルのボスであるWolfgang VoigtとJurgen Paape、The Orb、Thomas Fehlmann、Dettinger(まだ音楽活動してたの?)らのベテランが参加しているのがその理由の一端でもありますが、それ程知名度が高くないアーティストからも良質なトラックを掘り出してくるのがKompaktの実力でしょう。特に2曲も収録されているBrock Van Weyは17分にも及ぶ長尺なアンビエントを提供しているのですが、アンビエントと言うよりももはや教会で流れる荘厳な讃美歌の様でもあり、神への祈りや讃えと言った情景が浮かんできます。これぞ聖なる(静なる)音の波、安堵と平静をもたらします。他のトラックも全てノンビートで、アコースティックな音色と電子音が混ざり心もほっこり温まる優しさと牧歌的なおおらかさがあり、家に籠もって耳を澄まして聴くのがベストでしょう。

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| TECHNO7 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Martyn - Fabric 50 (Fabric:FABRIC99)
Martyn - Fabric 50
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名物MIXCDシリーズのFabricも遂に50作目ですが、そこに旬のダブステッパー・Martynが抜擢されました。昨年リリースされた"Great Lengths"(過去レビュー)は、確かに良く出来た内容ではあるものの自分がダブステップと相性が悪いのか、結局今でもそんなにダブステップには興味が持てない状態であります。がこのMIXCDは意外にもしっくり来まして、それは単純にダブステップがテクノにかなり寄り添ってきている(又はテクノがダブステップに寄り添っているの?)状態があって、もはや境目など感じさせなくなっていたからです。歌物や横揺れ系のダブステップにパーカッシヴなハウスやブロークンビーツ、土着系テクノを違和感無く混ぜてしまう辺りに選曲の良さがあり、調子よく上げ下げのある展開ですいすいと最後まで聴けてしまいました。相変わらずダブステップは楽天的なムードは皆無で闇夜の暗さが漂っているものの、多彩なリズムによる肉体への刺激や乾いたパーカションの響きが高揚感をもたらし、決して気が落ち込むような音ではないですね。ダブステップと言うと陰鬱で重苦しいイメージがありましたが、そんな考えを払拭させる好内容な一枚です。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May (Lastrum:LACD-0169)
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May
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新作を出す出す、未発表曲を出す出す、コンパイルを出す出すと数々の嘘八百を繰り返してきたテクノシーンの二枚舌・デリックメイが、なんとなんと13年ぶりのMIXCDをリリースしてしまった!!!ある意味奇跡にも近い出来事だけれども、まずは喜びたい、そしてありがとうと感謝する。いつからか新作を作らなくなりクラブでのDJを体験する事しか出来なくなったデリックだけれども、クラブでは何度も素晴らしい体験をさせてくれている彼だ(最近は外す事も多いけれど)。この新作も完璧とまでは言わないが、最近の彼のプレイをそのまま反映した内容と言っても過言ではないだろう。テクノだけじゃない、ハウスだけじゃない、ミニマルもブロークンビーツもトライバルも回す。ジャンルなんか関係ない、彼が回せばどんな音楽であろうとデリックメイの世界の一部になってしまう。そう、それはHi-Tek Soulとも彼が呼ぶ人間臭くそして熱く激情が込み上げてくる音楽で、それをシカゴハウスから影響を受けた荒ぶれたイコライジングなどでよりパワフルに、よりファンキーに仕立て上げてしまうのだ。ヴァイナル中心で生でのミックスの影響もあるのかCDでも臨場感がばっちりある荒々しい内容で、目の前でデリックのプレイを聴いているかの様でもある。13年も経てば音的にも変わった点があるけれど、根本的な音楽に対する姿勢は変わっていないのだった。欲を言えばファンキーシットなシカゴハウスとデトロイト中心の音を聴きたかったかな。

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| TECHNO7 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |