Pollyn - Sometimes You Just Know (Music! Music Group:MMG008T)
Pollyn - Sometimes You Just Know
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アメリカのロックバンドであるPollynのアナログをわざわざ購入、と言うのもなんとリミキサーにデトロイトの鬼才であるMoodymann、ディスコ・ダブの帝王であるDJ Harveyが招かれているのだから、そりゃ躊躇う事なく条件反射的に手を出してしまった訳です。"Sometimes You Just Know"のオリジナルは、洗練からかけ離れたラフな質感のあるギターやドラムにソウルフルな歌がごった煮となったディスコ風なロックで、DJによってはクラブでミックスもするんじゃないかと思わせる位には腰に来るグルーヴもあります。そんなオリジナルに敬意を払いつつトリッピーに仕立てあげたDJ Harveyのリミックスは、不要な音を削ぎ落とした事で全体的にすっきりとタイトになり、ミニマルなシンセのフレーズやベースラインもくっきりと浮かび上がり大人びた作風へと深化しています。ダビーなSEも執拗に加えられてトリッピーな昂揚感も増しているし、DJ Harveyらしい納得の出来。逆に完全に自分の音に染め上げたのはMoodymannで、ドスドスとみぞおちを強打する4つ打ちにうねるベースラインが真っ先に耳に入り、そして軽くエコーを掛けた事で女性ボーカルにはセクシーな艶も加味され、オリジナルのロックな雰囲気は完全に黒く妖艶なハウスへと変様しています。バックではガヤガヤとした声も微かに流されていて、雑踏する街角らしい臨場感が迫ってきます。ついでにドラムやパーカッションだけのDJツールとして使ってくれと言わんばかりのバージョンである"Just Drums"も収録しており、歌を聞かせるもリズムで引っ張るもどちらにも適した一枚です。

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The Burrell Brothers - The Nu Groove Years 1988-1992 (Rush Hour Recordings:RH 117 CD)
The Burrell Brothers - The Nu Groove Years 1988-1992
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1988 ~1992年のみの短い期間ながらも大量かつ高品質なハウス作品をリリースしていたNu Groove Records。昨年、イタリアはNicholas IammatteoによるNu Grooveのエディット集である"Back On Track"(過去レビュー)がリリースされたのも記憶に新しいが、今度は過去の名作を復刻させる事に関しては素晴らしいセンスを持ち合わせているRush Hourが、レーベルの中心的存在であったThe Burrell Brothersの作品を纏め上げたアルバムをリリースした。余談だがこのBurrell兄弟はNu Groove音源のライセンス管理をしているそうで、昨年Nicholasがエディット盤を制作するに辺りマスター音源を借りようとBurrell兄弟に契約金を渡した所、そのお金を持ってトンズラしたとNicholasは憤慨していた。そんな経緯を聞くと複雑な気持ちにはなるが、しかし様々な変名によるThe Burrell Brothersの古き良きハウスは一向に色褪せる事を知らない。素朴でちょっとダサい時代感さえもあるロウな音質ではあるけれど、音楽的に豊かさを感じさせる彩りのあるキーボードのコード使いやドタドタとした味のあるリズムトラックも逆に人間臭く、時代が動き出そうとしていた胎動さえ聴けるハウストラックが満載だ。確かに隔世の感もあるけれど恐らく時代に左右されないハウスミュージックとはこう言った耳に残るメロディーを大切したハウスであり、シカゴ・ハウスからNYハウス、そしてディープハウスからアンビエントハウスまで手広い音楽性を披露しつつも、しっとりと温かみのある感情を前面に出した事で時代を飛び越える普遍的な作風となっている。革新的ではないが、しかし本当に素晴らしいハウスがパッケージされているのだから、ハウス入門としても自信を持ってお薦めしたい。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Âme - Live (Innervisions:IVCD07)
Ame - Live
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2005〜2010年代までのベルリンディープハウスを表立って率いていたのは間違いなくInnervisionsであったと思いますが、その中でもÂmeは数々のヒット作を量産しレーベルの方向性を指し示す広報となっていました。ただ今まではÂmeの一人であるKristian BeyerのDJによる来日のみで、Âmeとしてのライブを行う事はありませんでした。それが昨年からÂmeのもう一人であるFrank WiedemannによるÂmeライブが披露され、今年1月のElevenでもÂmeのライブを行った事は記憶に新しいでしょう。そして満を持してのÂmeのライブ盤がリリースされましたが、内容は実際のところライブと言うよりはDJミックスに近い印象を受けるÂmeの総決算的なベストアルバムになっています。Elevenでのライブから曲目・流れは殆ど大差はなく、恐らくですがÂmeのライブは事前にライブ用に再構築されたトラックが用意されていて後はフロアで曲を流しながらちょいちょいミキサーを弄ったりする程度の物ではないかと想像されます。と言うのも本作はスタジオで実際のライブを再現した内容と言う事もあるのでしょうが、ライブらしいライブ感・生々しさがそれ程感じられずに端正に整えられたミックスに聞こえてしまうからです。ロックバンドでもライブが下手だとスタジオバンドと野次られる事もよくありますが、Âmeにも感じるのはやはり生粋のトラックメーカーでありライブユニットではないのだろうと言う事です。それを抜きにすればEPでのリリースが多い彼等の活動を考えると、数々の素晴らしい自身のオリジナル作品、他アーティストのリミックス作品を収録しているのは有難く、Âmeの全容を知るには充分過ぎる程にÂmeの音楽性を堪能出来る事は間違いありません。黒さと白さの交じり合うマッドでファンキーな雰囲気、緻密に良く練られた盛り上がりを上手く誘発する曲の構成、トランス感さエグさもありながら優しさもある音色など、曲単体の素晴らしさにはケチの付けようは無くÂmeの曲作りに対する才能は確かに本物だと実感します。これはライブ盤ではなくてやはりベストアルバムですね。

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| HOUSE7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
The Backwoods - Flying Bugz (Kaoru Inoue Remix) (ene:ENEREC012)
The Backwoods - Flying Bugz (Kaoru Inoue Remix)

昨日に引き続き井上薫とThe Backwoods aka DJ Kentが絡んだ待望の一枚。本作は2010年にリリースされた"The Backwoods"(過去レビュー)から"Flying Bugz"をシングルカットし、そして裏面にはそれを井上薫がリミックスした"Flying Bugz (Kaoru Inoue Remix)"を収録しています。オリジナルはちょっとゆっくり目のBPMに合わせて、ブリブリとしたディスコティックなベースラインやが粘り気を感じさせるハウストラック。エッジの効いたギターやスペーシーなシンセ音などが色々な音が雑多に詰め込まれた分だけ、もっさりしたグルーヴでもじわじわと低空から空高くまで飛翔して行く様に快楽を持続させます。そして井上薫によるリミックスは無駄な音は削ぎ落として身軽になりBPMを早くして疾走感を出しつつ、ブリブリした低音のリフは生かしアルペジオ風なテックな上物をループさせハイテック化させています。多幸感溢れるエレクトロニックな音色共に、生っぽい野生味のあるリズムトラックは土煙を撒き散らす様でもあり、テクノ/ハウスに有機的な要素を融和させるセンスは本当に素晴らしい。どっしりとしたディスコティックなオリジナル、加速し続けるテッキーなリミックス、どちらも体が踊る事をを欲する見事なダンストラックです。

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Kaoru Inoue - Ramafar / Ground Rhythm (The Backwoods Remix) (Seeds And Ground:SAGVP2012A)
Kaoru Inoue - Ramafar / Ground Rhythm (The Backwoods Remix)

井上薫のおよそ2年ぶりとなるヴァイナルリリースは、完全新作となる"Ramafar"と"Ground Rhythm"をThe Backwoods aka DJ Kentがリミックスをした曲を収録した充実の1枚。テクノ/ハウスと民族的な要素をブレンドした作風は氏の専売特許ではあるけれど、この"Ramafar"に於いてもその作風を貫き肉体感溢れるエレクトロニックなダンスミュージックを聞かせている。原始的な雄叫び、有機的な躍動感溢れるパーカッションの響き、妖艶な訝しさが漂うシタールにヒプノティックな電子音が入り乱れるトライバルハウスは、祝祭に歓喜する聴衆の踊りが目に浮かんでくる程に多幸感に満ち溢れている。オーガニックで豊潤な香りと共に電子音のファットな音色は覚醒的で、大地に根付く肉体的な踊りの欲求を誘発しフロアに居る者全てを無意識に動かすであろうダンスミュージックだ。そして"Ground Rhythm (The Backwoods Remix)"、オリジナルが密林の奥地へと迷いこむトライバルな作風だったのに対し、DJ Kentは密林を突き抜け開放的なサバンナへと躍り出た爽快なテックハウスへと作り替えている。オリジナルの角張ったビートは滑らかなハウスビートへ、そして煌くミニマルな上物が追加された事で、民族的な要素は控え目にテクノ/ハウスを問わずに使えるキラートラックとなった。両面大箱での派手な流れの中でも使用に耐えうるピークタイム仕様で、これは盛り上がるに違いない。

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Dream 2 Science - Dream 2 Science (Rush Hour Recordings:RH-RSS 4)
Dream 2 Science - Dream 2 Science
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コズミックなユニット名とそしてRush Hourよりリリースされている事に興味を惹かれて聴いてみたら、これがまた見事なミドルスクールなハウスで流石Rush Hourは目の付け所が違うなと感心。と思っていたら実はエレクトロユニットであるNewcleusのメンバーの一人であるBen Cenacが、90年にNYハウス全盛の中でリリースしたクラシックだったとの事。それをRush Hourがリマスターを施した上にリイシューしたのですが、こうやって未だ見果てぬ音楽に出会う機会を与えてくれるレーベルにはほとほと頭が下がります。恐らくTR-707、808辺りのアナログリズムマシンを使ったであろう素朴なキックやハットの4つ打ちに躍動するラフなベースライン、Jupiter 8の透明感のあるシンセのパッドを薄く伸ばしたアンビエントな空気もあるハウスは、例えばLarry Heard辺りをも思わせる典型的なシカゴハウス/NYハウスで懐かしくて優しい。作り込まれたとは到底言えないシンプルかつ原始的なハウスにも拘らず、今聴いても古く感じる以上にそのハウスの生まれたての人間臭さを伴う音色や分り易いメロウなコード展開に哀愁を覚え、時代を超えて受け継がれる要素を見出す事でしょう。名は体を表す、正にその言葉通りなEPですね。ちなみにアナログ盤にはBen CenacがJupiter 8をプレイしているところを写した当時の写真も封入されています。

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STEREOCiTI - Never Trust A DJ (Octave Lab:OTLCD-1755)
STEREOCiTI - Never Trust A DJ
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ミニマルテクノ全盛におけるドイツにて、Don Williamsはディープな音楽を深く掘り下げるべくMojuba、a.r.t.less、wanderingと言うそれぞれ趣向の異なるレーベルを運営している。簡単に説明するとディープハウスのMojuba、デトロイトに影響を受けたテクノのa.r.t.less、前者の枠組みに属さないエクスペリメンタルなwanderingとバランス良く音楽性は各方面に広がっている。その音の広がりと深さは確かに流行から離れたクラシカルな雰囲気も持ち合わせているが、Donの音楽に対する芸術としての拘りは音のみならずアナログのデザインやそれを包むジャケットにまで及ぶなど、アンダーグラウンドな社会に生きているからこそやりたい事をやり尽くしている素晴らしいレーベルだ。その反面どうしてもアナログ中心のリリースとなりなかなか広範囲にまで音が届かない面もあるのは事実だが、だからこそ日本人で唯一Mojubaに所属しているKen SumitaniことSTEREOCiTIがそれらの音源をコンパイル&ミックスした本作は非常に価値がある。普段からアナログを愛するSTEREOCiTIはここでもほぼアナログでの一発録りをしているが、そのスムースな繋ぎや緩やかな展開はレーベルの芸術性を追求する音にぴったりとはまっており、騒ぎ立てる夜のダンスミュージックとは全く異なる繊細かつ美しく優雅な音色をありのままに聞かせている。テクノもハウスもミニマルも同列として並べられており、重力を感じさせないダビーな音響空間の中を熱くも冷たくもない不思議な温度感の音が続き、感情的になり過ぎる事なくしみじみと盛り上がるドラマティックな展開がえも言われぬ程の心地良さを生み出すだろう。ディープと言う言葉が相応しいSTEREOCiTIの選曲センス、そして3つのレーベルの音楽、ドイツのアンダーグラウンドではこんなにも深淵な音が広がっている。

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Pepe Bradock - Imbroglios Part I (Atavisme:ATA 012)
Pepe Bradock - Imbroglios Part I
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作品数は少ないながらもリリースの度に注目を集め、奇才だ天才だと称賛されるフランスのPepe Bradock。本作は4枚に渡ってシリーズ化されると言う"Imbroglios"の第1弾。本作もハウスのフィーリングを残しながらも所謂普通のハウスではない奇抜な4曲を収録しています。ジャジーにスウィングするリズムの上に切れのあるシンセがぐいぐいと差し込んでくる"Katoucha?"は、黒いファンキーな要素も感じさせながら無駄を削ぎ落した洗練もあり適度な軽さが心地良し。彼の奇才っぷりが感じられるのが"Inconsequent Pussy"で、クラシック風なストリングスやホーン系の音に不思議な電子音が入り乱れ、リズムも殆ど入らずに混沌とした展開が続くのですが、しかしそこに感じられる優雅で耽美な世界感はまさにPepe Bradockの専売特許。まるでデトロイト・ビートダウンの様に荒っぽい4つ打ちのリズムトラックが比較的ハウスマナーに沿った"12Turn13"は、そこに飛びまくる効果音や透明感のあるヴィブラフォンの音が入り組むディープハウスで、これは完全にフロア仕様でしょう。いつも通りの作風と言えばそうなのですが、ダンスミュージックとしての機能性と曲としての面白さを伴う作品は少ない中で、やはり彼の曲はそのどちらをも持っていて素晴らしいですね。

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Pan Sampler Vol. 1 (Pan Records:PAN 03)
Pan Sampler Vol. 1

クラブミュージック業界もアナログからデジタル配信へと移り変わりつつある中で、敢えてそれに逆らいアナログにこだわった新興レーベルが立ち上がる現実もあります。日本に於いて2009年にRyo Murakami、DJ PI-GE、Sisiらに依って設立されたこのPan Recordsもそうで、既にクラブでは活躍している彼等が日本から世界に向けたディープハウスを発信すべく運営をしております。本作はタイトル通りでレーベルサンプラーとなっており、Sai、Dennis Uprock、DJ Pi-Ge、Naoki Shinoharaら4人の作品を収録しています。注目すべきはSaiことYohei Sai、金沢のアーティスト。実は外国の某DJから日本に凄いアーティストがいるんだと教えてもらったのがこのSaiで、ここに収録された"Flash Back"も乾いたリズム/パーカッションによるミニマルな展開の中で幽玄なパッドがすっと伸びていくディープハウスで、途中に差し込まれる"Flash Back"と言う甘い囁きもとてもセクシーです。Dennis Uprockによる物憂げなシカゴ・ハウスのリズムとメロディーに初期デトロイト・テクノの未来的な感覚、DJ Pi-Geによる脂を落としきったアナログ音に懐かしさを感じるハウス、Naoki Shinoharaの平坦な展開ながらも内に秘めた感情を丁寧に解放したようなディープハウスなど、そのどれもが個々に味がありながらディープな音の整合性は取れています。レーベルの確かな方向性を感じ取りつつ、DJ使用にも適した良い一枚ですね。

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Susumu Yokota - Dreamer (Lo Recordings:LCD91)
Susumu Yokota - Dreamer
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恐らく通算33枚目となるアルバムをリリースした横田進。彼が最初に公式に音源をリリースしたのが92年なので、今年でリリース上だけでの音楽活動は20周年目に当たる訳ですが、本当に多岐なジャンルに渡って膨大な作品を形として残していく創作意欲には目を見張るものがあります。そんな彼を一括りのジャンルに纏め上げるのは到底不可能なのですが、新作は久しぶりにダンスオリエンテッドな面の強いトリップミュージックを聞かせております。中近東からアジアまでの宗教的な怪しいメロディー、鐘やシタールや尺八?と言ったエスニックな楽器と共に不思議な電子音の鳴り、呪詛的な怪奇を伴う呟きや念仏に、西洋の優雅なブロークンビーツやハウスを組み合わせた国境も時代も超越する霊験あらたかな音楽は、何処でもない現実離れした虚構の世界から鳴っている様に聞こえます。お香でも焚きながら落ち着いた瞑想状態で聴くのが適すのかと思いきや、単なるニューエイジには落ち着かない意識や感覚を刺激する覚醒感は、彼が元々トランスミュージックを手掛けていた事と全く関係が無い訳ではないはずです。単に音色やビートなどの表層が変化しただけであり、トランスの作用としては同義でありましょう。ただ個性は強く感じられるものの、少々宗教的過ぎでスピリチュアルに行き過ぎた感が否めないのも事実。たまにはフラットなアンビエントも期待したくなります。

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