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Kuniyuki Takahashi - All These Things (Mule Musiq:mmd5)
Kuniyuki Takahashi-All These Things
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世界における日本の音楽の評価は一般的に低いと思われますが、クラブミュージックのみは世界標準を保っている素晴らしき現状。そして又しても日本がそのクラブミュージックの層の厚さを世界に示す事になるのが、この高橋クニユキの2NDアルバムです。いやしかし、ハウスを基調にしたオーガニックなサウンドではあるものの、これをクラブミュージックのみにカテゴライズしてしまうのは失礼な位素晴らしき内容です。今までもバンドアンサンブルを意識した人間味のあるハウスは数あれど、更にその上を行く年を経て滲み出る味わいと豊潤な情熱は間違いなく最上級の物。特に注目すべきは哀愁を奏でるスパニッシュギターと静謐ながらも彩りを飾るピアノの音色で、ただただその美しさに耳を惹かれサウダージを呼び起こされる事は間違いないでしょう。スピリチュアルと言うのも良いでしょうし、オーガニックとも言えるでしょう。またディープハウスであり、クロスオーバーな作品でもあります。しかしそれ以上に大事な事は、高橋氏の音楽への愛、そして人への愛が素直に伝わってくる作品である事。音楽に大事な事は技術以上にどれだけ音に心を注ぎ込めるか。そうゆう意味では、本作は高橋氏の真心100%で構成されております。四の五の言わずにこの音楽は皆に聴いて欲しいと思います。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Moment In Slow Vibez Mixed By Tomoyuki Tajiri (Texture:GOCT5001)
Moment In Slow Vibez
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田尻知之と言う人のムーディーなミックスCD。どんな人かは全然知りませんが、そのネームバリュー以上にこのミックスは良いです。一気にフォーリンラブするような印象の強い内容じゃないんだけど、地味に心に響いてきて忘れた頃に思い出したらはっと聴きたくなる感じ。繋ぎが上手いとかミキサー弄くりまくって世界観を一変させたりとかじゃなくて、単純に良い曲を揃えてあります。序盤の鋭角的なビーツが躍動感を生んでいるブロークンビーツ、中盤のリラックスし体の疲れを解きほぐすダウンテンポ〜ディープハウス、終盤に優雅で軽やかに着地するブロークンビーツと基本的にはまったりと酒でも飲みながら的な内容。お勧めは中盤の"Another Night"のMoodymann Re-EditとSolu Musicの"Fade”ら辺で、これらを聴きいている最中にいつかどこかに置き忘れてきたノスタルジーが蘇ってくる気分になります。複雑で甘酸っぱい思い出が胸を締め付けて、色々な思い出が溢れ出てくるよ。とは言いつつも音は完全にアーバンで洗練されていますが、でも気取った感じがないのでさらっと聴けて良いですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
P'Taah - De'compressed (Ubiquity Records:URCD071)
PTaah-Decompressed
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Ananda Project名義で耽美なハウスを奏でる人気アーティスト・Chris Brannは、P'Taah名義ではダンスミュージックに囚われる事なく、より複雑なプレイで生演奏の有機的な構成を生かしたリスニング的な音楽に取り組んでいます。基本的にChris Brannはどんな表現方法であれ耽美な感性を失わない事は共通しておりますが、P'Taah名義ではクラブジャズやフュージョンが好きな人に焦点が合っているのかなと思います。本作は"Compressed Light"(過去レビュー)を複数のアーティストがリミックスしたリミックスアルバムでして、Offworld名義でKirk DegiorgioやX-Press 2のAshley Beedle、そしてChateau Flightなど上品なセンスを持つ方が参加しておりP'Taahのリミックスには最適ですね。どれも小気味良い繊細なグルーヴを持つブロークンビーツに手直しされて、耽美なだけでなく更にエレガントに深化して上質なムードを感じさせますね。ハウスのストレートなビートも気持ち良いけれど、複雑に織り込まれた変則的なビートも癖があって耳にしっかり残って良いですよ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - Lifetracks (Big Chill Recordings:FACTOR19)
Tom Middleton-Lifetracks
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90年代のアンビエントシーンにはGlobal Communicationが居ました。もちろん彼ら以外にもアンビエントの重鎮は居たけれど、GCは神秘的で近寄りがたい存在を放ち唯一無二の音を発してしました。その後メンバーは袂を分かち、その片割れ・Tom Middletonはソロアーティストとしてアンビエントに固執せずテクノ、ハウス、ファンク、ヒップホップなど多彩な選曲のDJプレイを披露しファンを魅了しています。そしてGCの名作"76:14"(過去コレビュー)から13年、遂にTomの1stアルバムが完成の時がやってきました。しかしながらここにはファンが期待するアンビエントの音はありません。テクノでもありません。だけどホロリと涙がこぼれてくる様なこの侘びしい感情は一体何だ?どうしてこんなにも感傷的になってしまうのか?かつての崇高なるアンビエンスは無くとも、人間味があり温もりを感じるチルアウトがここにあるじゃないか。歳を経たからこそ出せるこの大人の深みは、かつてのGCには無かった有機的ソウルなんだと思う。かつての神々しく崇高なオーラが無くなろうとも、Tom Middletonの音楽に対する愛情は更に深まっているラブリーな一枚です。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Patrick Forge - Excursions 02 (Obsessive:EVSCD05)
Patrick Forge-Excursions 02
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今日はたまにはクラブジャズ系の渋い音楽でもどうでしょうか。本作は情緒豊かなブラジリアンハウスを聴かせるユニット・Da Lataの片割れ、Patrick Forgeがクラブジャズやハウスを適度なバランスで織り交ぜたミックスCDです。クラブジャズ系と言っても単にお洒落なイメージを固めてしまうのではなく、ここではジャズの躍動感溢れるリズムや生音を強調した臨場感を楽しんで欲しいと思います。前半は変則的で複雑なリズムで小刻みに体を震わせるグルーヴがありまして、控えめな心地良い空間を楽しんで頂けるでしょう。まるでどこかのカフェで心地良く流れるBGMの様な雰囲気。そのまま中盤もぐぐっとエネルギーを溜めるかの如く聴かせるプレイを続けるのですが、終盤にて遂に抑えを開放しBlazeのハウストラックを投入します。一緒に口ずさめるキャッチーなボーカル入りで俄然盛り上がり、そのままHipnoticの名曲"Naima"から"Serena "X" (Inner Zone Mix)"←(Carl Craigのリミックスです)も繋いでクラブでのピークを表現したかの様な流れですね。お洒落なんだけど嫌味でもなく、耳で聴いてリラックス出来て体で体感して踊れる、なかなか上手い所を押さえた一枚でしょう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Fusik - Sunset Dance (Aztribe:AZT11)
Fusik-Sunset Dance
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井上薫と言えば日本が誇るクロスオーバーなDJだと言う認識が僕の中でありましたが、ここ数年の活動はDJのみならずアーティストとしての活動の幅も広げて、Aurora名義ではアコースティックギターをフル活用したバレアリックな音楽を演奏したり、なんとSilverstoneなるロックバンドを組んだりとクラブに依存しない音楽に取り組んでいます。そして今回のプロジェクトはi-depのサックス奏者・藤枝伸介と手を組み、「架空のアイランド・ミュージック」をコンセプトに開放感と安堵に満ち足りた音楽に取り組みました。懐かしさを感じるディスコ、スパニッシュギターが哀愁を奏でるハウス、そしていつもの井上節が効いているムーディーなチルアウトまでと色々な音が聞こえてきますが、不思議ととっちらかった印象は無く都会の喧騒から離れた自然の中にいる感覚が浮かんできます。文明の力など存在しない無人島で息づく生命、新緑に萌える森、止まる事の無い潮の満ち引き、そして毎日繰り返される太陽の出入り、その中では束縛も無く自由な時間が流れて行く。自分が都会に居る事など忘れてしまう空気は、やはり世界を横断する音楽感覚を持つ井上薫だからこそだと思います。ただ30分弱とボリュームが少ない事と、その場の雰囲気でレコーディングしたのかどうかセッション的な雰囲気があって、普段よりは作り込み具合が感じられなかったのが残念。井上薫は大好きなアーティストなので、過度の期待をしてしまう訳でした。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Spikewave - Inspiration Information (Crue-L Records:KYTHMAK098)
Spikewave-Inspiration Information
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"Inspiration Information"のKaoru Inoue Remixをコンピの中で聴いて耳に残ったので、Crue-L Recordsからの新人・Spikewaveのミニアルバムを買ってみた。プログラミングにターンテーブル、そしてギターなどの生演奏も取り込んだってまあ今では珍しくもない楽曲制作ですが、クラブユースなハウスの感覚の中にも夏っぽい開放的なバレアリックな雰囲気があってなかなかよろしい。注目は当然"Inspiration Information"のオリジナルで、キラキラ輝くシンセのメロディーと親父の哀愁漂う背中が思い浮かぶアコギの絡みに因って、夏休みの始まりの幸福感と夏休みの終わりの寂しさを同時に味わえる内容。まー自分の中では今年の夏は、特にイベントらしいイベントも無く怠惰な夏だったけどな。そんな俺を癒してくれるかの如く、このミニアルバムには海辺のサンセットが似合うダウンテンポな楽曲も数曲含まれています。この感覚どこかで聴いた事あるなと思ったら、井上薫のプロジェクト"Aurora"(過去レビュー)っぽいなと。せめてこれを聴きながらイビザの夕暮れをイメージしつつ、一夏の終わりをしみじみと迎える事にするさ。疲れていたりダウナーな時は、人間ってやっぱり生っぽい音の方が耳にしっくり来るんだよね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nuyorican Soul - Nuyorican Soul (Talkin' Loud:534 451-2)
Nuyorican Soul-Nuyorican Soul
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Nuyorican Soul、またの名をMasters At Work、Little Louie VegaとKenny Dope Gonzalezから成るニューヨークのハウススター。クラブミュージック界に存在しながらもクラブミュージックに留まらない豊かな音楽性を持ち、DJと言うよりはアーティスト性を意識させるトラックを量産する最重要なユニット。とは説明したものの今まで殆ど彼らの楽曲を積極的に集める事は無く、むしろLouie Vegaの方のソロプロジェクト・"Elements of Life"ばかり集めていた。今回は手を広げてNuyorican Soulの傑作と言われる本作を買ってみたのだが、思いの外生演奏を重視したユニットだったんだね。Louie VegaのリミックスワークとかMAWの一部の曲とかはかなりエレクトロニックな作風があったので、やっぱり本作もプログラミング中心かなーと想像してました。そしたら良くも悪くも期待を裏切られたと言うか、バンドを組んでみんなでせーのでセッションしてる様な臨場感のある曲作りじゃないか。曲単位で聴くよりはアルバムの中で一連の流れを持っていて、根本的にミュージシャンなのかなと思わせるコンセプチュアルな作品だよね。だからクラブユースに耐えうるハウスのみならず、ジャズとかヒップホップ、そしてラテンの活気までも存在していて、ある意味クラバー向けの音楽ではないかもしれない。それは悪い意味じゃなくてクラバーじゃ無い人にも聴いて欲しい様な、そう音楽性においてポピュラーな価値があるアルバムなのだと思う。僕はもうちょっと4つ打ちハウスが多い方が好みなんだけどね。ちなみにもし買うなら、ボーナスディスク付きのUK盤がお勧め。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:15 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Spinna - Here To There (Rapster Records:RR0012CD)
DJ Spinna-Here To There
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ヒップホップ畑からハウスへと転向してきて成功したDJの一人、DJ Spinna。自分は彼の過去に関しては知識を持ち合わせておらず、Compost Recordsからリリースしたフューチャージャズミックス"Fueled For The Future"とかKing Street Soundsからのハウスミックス"Mix The Vibe"(過去レビュー)で出会いを果たしております。ヒップホップ自体はそんなに好きって訳じゃないんですけど、DJ Spinnaのミックスではハウスもヒップホップもクラブジャズも違和感無く混ざっていて良い塩梅のムードが生まれてナイスですよ。そんな事から彼のオリジナルアルバムも聴いてみたくなり、彼のソロアルバムを買ってみた。ほ〜MIXCDの音から想像していた通り、ヒップホップ、ハウス、ブロークンビーツ、レアグルーヴなど多岐に渡る境界を越えた内容ですね。ヒップホップもそこまでねちっこくなくて、生音を前面に押し出してざくざくっとしたリズムが切れていて聴き易い。スクラッチも入ってファンキーな面も見せれば、どの曲も微妙にメロウで人懐っこい温かさがある。なんかこのメロウでムード満点な雰囲気は、小洒落たカフェとかで控えめに流れてそうな所もあって品の良さを感じました。まんま予想通りの音が出て来たけれど、それでも水準は高いし部屋のBGMとしてはぴったりだね。何度も言うがヒップホップは聴かないけれど、そんな僕でもこんなセンスのあるヒップホップは有りだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(4) | trackbacks(1) | |
As One - Celestial Soul [Limited Edition] (Spiral Records:XQAW-1009)
As One-Celestial Soul
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本日も"Electric Soul Classics"シリーズ第3段の一つ、As OneことKirk Degiorgioの2NDアルバムを紹介致します。相変わらずだけどこのシリーズは痒い所に手が届くチョイスで、企画者は存分に90年代のテクノシーンに理解があるんだろうなと思わせます。売れ線とかアングラとかそんな視点で選択をするのではなく、当時は一部にしか理解されずとも現在になっても輝きを失わない本当の名作を復刻すると言う大変意義のある仕事で、自分が音楽関係の仕事に携わっていたら敬意を払う様な感じですね。まあそんな事はさておきUKからテクノとジャズの橋渡しを行っているKirkさんの2NDですが、これまた非常に素晴らしい!聴いて最初に思った事は、当時Warp Recordsが提唱していたAI(Artificial Intelligence)系の音そのまんまだと。何も知らなければThe Black Dogの作品と言われても気付かない位かも。ここではテクノとジャズが自然と共存し、デトロイトの感情豊かなソウルとヨーロッパの上品な感性が見事なまでに溶け合っているのです。どちらかと言えばデトロイトテクノそのものは考えて作り込むよりはその一瞬の感性を大事にするような傾向が有る様に思えて、やはりKirkらUK周辺のアーティストの音はソウルは込めつつも知性的に音を構成して洗練した作品を創るのが得意ですよね。悪く言えばデトロイトテクノは安っぽい所もあるんだけど(ソコが良いんだけどさ)、デトロイトテクノのフォロワーは良い意味でそれをアップグレードしているんですよ。Kirkは勿論デトロイトのフォロワーではあるけれど、その中でも格段に群を抜いてるなと思います。ジャズの即効的なグルーヴもあるしテクノの未来的な感覚もあるし、ある意味ボーダレス。90年代にこんな事やってたなんて、やっぱりKirkの先見性には目を見張ってしまいます。

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Check "Kirk Degiorgio"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(1) | |