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2018/1/26 Relay Day 1 @ Saloon
Yellow、Elevenと時代のクラブに身を置きつつ、その後はSaloon店長へと就任して早4年半。ダンスフロアの愛すべきキャラクター、加茂誉満が最後に手掛けるパーティーが今回の「Relay」だ。今ではUnitがクラブ・パーティーを殆ど開催しなくなった反面、その下にある正にアンダーグラウンドなフロアのSaloonで平日から息巻いてパーティーを開催していたが遂に今回のパーティーを以てSaloonを退職する事になり、その総決算が今回の「Relay」なのだ。タイトル通りにリレー=中継する事、つまりは音楽で人と人の繋がりを生む事を示唆しているのだろうが、そんな加茂氏の交流の広さがあるからこそ最後のパーティーの出演者も素晴らしい面子が揃っている。初日はArtemis (P-Yan / Shake M / Yasu)、CMT、CYK (Nari / Kotsu)、Kabuto、Keigo Koda、Ryosuke、Taro、Yoshinori Hayashi、You Forgotが参戦だ。
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| EVENT REPORT6 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Bola - D.E.G (Skam:SKALD034)
Bola - D.E.G
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エレクトロニカという音楽のジャンルが生まれた時期について明確なデータはないものの、おそらく1990年代の中盤以降であった筈だ。2000年前後のエレクトロニカ流行は日本に於いてもバブル的な盛り上がりを見せたが、盛り上がったモノは衰退するのも世の常、シーンから消え去ったアーティストも少なくはない。ここに10年ぶりに届けられたニューアルバムはエレクトロニカの老舗レーベルであるSkamの中心的存在であるDarrell FittonことBolaによるもので、1995年頃から作品を発表していた事を振り返ればエレクトロニカの始祖と呼んでも過言ではない。10年間一体何をしていたのかは知る由もないが、つまり10年間音沙汰がなくてもまた戻ってくる辺りにオリジネーターとしての責務や意地、いやあるいは彼にとってのライフワークなのだろうと感じずにはいられない。10年経過し随分と音楽の流行も変わってしまったが、しかしBolaは基本的には変わらずにシリアスで深遠なるエレクトロニカを展開する。重厚なオーケストラ風の電子音の中でひっそりと瞬く繊細な音響が美しいシネマティックな"Fhorth"から始まり、鈍い金属音やグチャッとした音質の変則的なリズムが鼓動しつつ催眠的な電子音が反復する"Herzzatzz"はこれぞエレクトロニカだと呼べるもの。"Avantual"はややニューエイジを思わせるシンセのメロディーから始まるが、そこから徐々に無重力な電子音響空間へと入っていき繊細でハウシーなリズムが心地良く、ミステリアスな美しさに魅了される。"Evensong"は珍しく歌モノだがトラック自体は緻密な電子音響で、メランコリーな歌と幽玄なトラックが組み合わさりひんやりとした温度感ながらも非常に情緒性が強い。そこから一転して暴れるような荒削りなビートとビキビキとしたブリープ風な電子音が刺激的な"Landor 50X2"は、ややレトロで時代感を感じずにはいられないがエレクトロニカの拡張性を示す曲だろう。最後はアコギ?のメロディーが爽やかなフォーキーな長閑さもある"Maghellen"と、歪で奇妙なダンス・トラックからマシーナリーながらも美しいアンビエントまで揃っており、そのどれもにBolaらしい巧みな電子音響を見つける事が出来るだろう。アルバム・ジャケットには旧来から点字シールも張ってあり、こういった点からも時代が移り変わってもこの音楽を貫き通す意思が伝わってくる。



Check Bola
| TECHNO13 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ross 154 - Fragments (Applied Rhythmic Technology:ART-EL1)
Ross 154 - Fragments
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Kirk Degiorgio主宰のApplied Rhythmic Technologyから再発されたのは、オランダのビートダウン・ハウサーのJochem PeteriことNewworldaquariumことRoss 154による一番最初の作品だ。元々は1993年にStefan Robbersによるポスト・デトロイト的なEevo Lute Muziqueからリリースされていた作品で、そのレーベルは本家デトロイトを意識したようにその当時一斉を風靡したインテリジェンス・テクノな作風もあったのだが、それを思い出せば同年代から続く正にインテリジェンス・テクノを代表するARTから再発されるのも全くおかしくはない。勿論Ross 154と言えば迷宮に迷い込んだアブストラクトなビートダウン・ハウスに象徴される煙たい音像が特徴ではあるが、この作品は最初期の作品と言う事もあってまだまだ荒削りなテクノな要素が打ち勝っている。それでも尚その後の片鱗も覗かせる"Hybrids I"はうっすら情緒も漂うアンビエントではあるが、続く"Fragments"では膨らむ重低音のベースとかっちりとした硬い明瞭なリズムのビートに攻められながらも、ミステリアスな上モノによって覚醒感を煽るようにドープに嵌めていく構成は何処かCarl Craigの作風を思わせる点もある。再度インタールードとして挿入された"Hybrids III"は、朗らかな雰囲気のあるアンビエントで先程の喧騒が嘘のようだ。"Remembrance"は当時の時代性が反映された荒々しいブレイク・ビーツが耳に付くが、朧気で抽象的な上モノが浮遊しておりその後のNewworldaquariumの音楽性が萌芽している。裏面に続いてもインタールードが挿入され星の煌きの如く美しい音響を奏でる"Hybrids II"から、これぞインテリジェンス・テクノと言わんばかりの複雑なリズムとSFの世界観が浮かぶパッドを用いて近未来を投影した"Mayflower"へと繋がれ、ラストは歪んだドラム・マシーンによるねっとりしたダウンテンポにトリッピーな電子音を被せていく"Within You"はThe Black Dogの作風にも近い。1993年作だから時代の空気を含んでいるのは当然であり、音自体は古臭くもありつつもこの原始の胎動があるテクノは、UKからデトロイトに対する回答として捉える事が出来る点で評価すべきだろう。この後のPeteriは更にディープな方向へと深化していったわけだが、その原点としてこんなテクノもあったのかと感慨深い。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crackazat - Rainbow Fantasia (Local Talk:LTLP007)
Crackazat - Rainbow Fantasia
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Mad Mats主宰のスウェーデンのハウス・レーベルであるLocal Talkは比較的新しいレーベルではあるも、ハウスのみならずテクノやブレイク・ビーツにジャズなど幅広い多様性を展開しながらそれに合わせて数多くの多彩なアーティストを抱えており、今非常に勢いがあり信頼のおけるレーベルの一つだ。その中でも特に活発な活動をしているのがブリストルの元ジャズ・ミュージシャンでもあり、現在はダンス・ミュージックのDJでもあるBenjamin JacobsことCrackazatだ。2015年にはレーベル初となるアルバムの『Crescendo』(過去レビュー)をリリースもしており、期待の星と言える存在は確かにヒップ・ホップやジャズやブロークン・ビーツ等の要素を含んだハウスを展開し、レーベルを象徴するような音楽性を持っている。そしてこの2ndアルバムのタイトルは「虹の空想世界」と名付けられているが、その表現も全く嘘偽りではなくフレッシュで弾けるような色彩感と陽気でポップなサウンドが徹頭徹尾鳴っている。アルバムは正に幕開けを祝福するかのようにスポークン・ワードから始まり極彩色のシンセや鍵盤が飛び弾ける"Welcome Speech"で始まるが、途中からジャジーな切れのあるビートも加わり溜まったエネルギーが爆発する如く極彩色の旋律を聞かせる。続くのは耽美なシンセのコードに装飾されファンキーなベースが弾ける"Called My Nameh"、感情を吐露するような情熱的なボーカルも加わり切なくもドラマティックな盛り上がりを見せる。そしてアルバムタイトルでもある"Rainbow Fantasia"はぶつ切りボーカル・サンプルも交えてマイクロ・サンプリング的なファンキーさもありつつ、やはり肉厚なハウスのキックとキラキラとしたシンセやホーン系の音を用いてド派手に弾けるハウスで大いに盛り上がるだろう。逆に"Midnight In Sector Seven"のようにビートレスな構成に情熱的なトランペットや控えめに優美なシンセのみで引っ張り、優しく耳にメランコリーが入ってくるリスニング系の曲ではよりCrackazatのミュージシャンとしての才能が活きているように思う。そしてゴージャスなピアノコードが眩い光を発し力強い4つ打ちに揺らされ、賑やかでお祭り騒ぎなディスコ・ハウスの"Sundial"で再度盛り上げ、最後はアンビエント的に美しいシンセのリフで微睡ませる"Spirit River"ですっと消えるように余韻を残しながら落ち着きを取り戻す流れで、アルバムとしての構成も山あり谷ありで起承転結を成しておりバラエティー豊かだ。これぞLocal Talkらしい嬉々としたポップで弾けるダンス・ミュージックで、ハウスを軸に目まぐるしくジャズやディスコにフュージョンを展開する様は、虹の如く豊かな色彩感覚を持つ。



Check Crackazat
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Spirit Knows EP (Aus Music:AUS109)
Recloose - Spirit Knows EP
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一向にアルバムをリリースする気配はないが2010年以降のRush Hour RecordingsやDelusions Of Grandeurからの作品で再度評価を高くしているデトロイト出身のMatthew ChicoineことRecloose。最初期のジャズやブロークン・ビーツにハウスやデトロイト・テクノを交差させた音楽性が特別な注目を集めたのは昔の話、現在はハウス・グルーヴに優美なフュージョンやブギーな要素を持ち込みつつより機能的性を意識したフロア・トラックへとシフトしてきているが、その音楽性も完全に板に付きReclooseの個性として成り立ってきているように思われるここ数年。2016年の"Honey Rocks EP"(過去レビュー)に続きAus Musicからは2作目となる本作も、路線の変更はないがリスナーが期待しているであろう音楽性を踏襲しており、優美さとエモーショナル性を兼ね備えたフュージョン・ハウスはしなやかで美しい。ソウル・シンガーであるMara TKをフィーチャーした"Spirit Knows"は正しくエモーショナルな歌モノ・ハウスで、弾むようなしなやかさとソリッドな切れ味あるビート感と抜けの良いパーカッションで疾走感を出しつつ、光沢感あるシンセのメロディーが舞い踊りファンキーな太いベースがうねる。ソウル・シンガーを起用した事でハウスのトラックにネオ・ソウルの今っぽさも加わり、洗練されたモダン・フュージョン・ハウスと呼んでもよいだろう。"No I Don't"はどっしり安定感のあるリズムと楽天的なボーカル・サンプルを軸に管楽器風のリフや明るい電子音を用いて、Reclooseらしいブギーで陽気な雰囲気が満ちたハウス・トラックだ。一方で女性ボーカルや男性のポエトリーを用いた"Ezrakh-Geomancer"はその歌の影響もあってしっとりと官能的なムードもあり、繊細なピアノによる情緒的なコードも展開しつつ湿った音質のリズムも相まって、本EPの中では最も熱い感情性が強い。どれもこれもReclooseらしく豊かな感情性と耽美な響きがありもうEPに於いては駄作を出す事はないのは分かったが、後はこの路線でアルバムを聞きたいものだ。



Check Recloose
| HOUSE13 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |