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ele-king presents Wildman's House (Ki/oon Records:KSC3913)
ele-king presents Wildman's House
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acid over the rainbowのびびんばさんがお勧めしていたので、気になって購入してみた一枚。びびんばさんは自分の手が届かない痒い所をさり気なく紹介してくれるナイスなセンスを持ったお方です。音楽以外にもお酒の紹介もしてくれていて、飽きないブログで大変お勧めなんで是非ご覧になって下さいね。

さてまずタイトルに注目。はい、"ele-king"ですよね、知ってる方はオタク。現リミックス編集長の野田努がかつて発行・編集していたテクノ雑誌です。アンダーグラウンドな音楽を率先して紹介していた雑誌で好きだったんだけど、やっぱりアングラは売上が延びないのか廃刊しちゃったんですよね、残念。その"ele-king"の野田努や中田久美子(テクノ好きな写真家兼翻訳家でいいのかな?)らが選曲を行ったこのMIXCDですが、彼らによるとディープハウスを集めたとの事。まあしかし色々なアーティストがざっくばらんに入っていて、フレンチハウスのMotorbassにカナダのNick Holder(Track Heads)、デトロイトハウスのMoodymanとAlton Miller、ロンドンのPhil Asher(Basic Soul)、スウェーデンテクノのJesper Dahlback、ラテンハウスのBasement Jaxx、そして日本から横田進と田中フミヤ(Karafuto)とひとえにディープハウスと言えども一つにはまとめられない幅広さがあります。ここでの野田努のディープハウスとは"音楽性に意識的であろうとするアンダーグラウンドなハウス"を指すらしいが、確かに一般的に見ればアンダーグラウンドな選曲でも堅苦しい音楽を聴かせる訳でもなく、意外とノリの良いハウスが多くハッピーな気分で受け入れられると思います。かといって享楽的にただ盛り上げるだけのMIXCDとも違い、統一されたエモーショナルな雰囲気が自然と存在していて、そうゆう意味で確かにディープハウスなんだなーと感じました。昔の野田努はセンスが良かったなと感慨深くなる一枚。

Tracklistは続きで。
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| HOUSE3 | 19:50 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Ican - A Quien (Planet E:PE65286-1)
Ican-A Quien
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さて一つ前の記事でCarl Craig関連の作品を紹介したので、今度は彼が運営するPlanet EのレーベルからEPをどうぞ。このIcanはLos Hermanosの一員でもあるDJ S2ことSantiago SalazarとGalaxy 2 Galaxyのライブでキーボードを担当しているEsteban Adameから成るユニットで、UR関連の中ではかなりハウス傾向の強い人達です。DJ S2は最近はリミックスやらオリジナル楽曲でも良い仕事をしているのでそれなりに注目されてきておりますが、特に大ヒットした作品が本作なんですよね。Planet Eからのリリースでありながら最近の流れに反したラテンハウス満載ですが、適度に流麗なシンセとか乾いたパーカッション加減など音の選び方は上手いです。B面の"Cambio"は特にお勧めで、ラテンとテックハウスが混ざり幸福感が漂ってきます。Los Hermanos系の曲が好きな人は要チェックです。

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| HOUSE3 | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Paperclip People - 4 My Peepz (Planet E:PE95281-1)
Paperclip People-4 My Peepz
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なんとなく今日はレコード紹介。未だにクラブミュージックシーンではアルバムではなくてEPが主体になっておりますので、クラブミュージック好きな人は出来るだけレコードを聴いた方が良いんじゃないかと思います。自分もDJはしませんが気になる曲はレコードで揃えています。でレコードならCarl Craig関連はかなり揃えてます。Carlさんは何故だかアルバムを殆ど作ってくれないのですが、EP単位で傑作が多過ぎです。本作も大傑作なのですが、2006年にリイシューされたおかげで手軽に入手出来るのでかなりお勧めです。超ヘヴィー級のベースラインとヒプノティックな上物シンセで底からもりもり盛り上がっていくハウシーな楽曲で、漆黒のファンクネスを電子楽器で構築した様なエクスペリメンタルな構成にはCarlさんの才能が爆発しております。でリイシュー盤の特典はB面にオリジナルを更にフロア向けにエディットした物と、更にDerrick Mayがリミックスを手掛けた"Jerry Lewis"と言う曲が収録されている事です。"Jerry Lewis"は完全に未発表曲なので、Carlさんのファンには非常に喜ばしい内容ですね。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
System 7 - Phoenix (Wakyo Records:WKYCD013)
System 7-Phoenix
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ジャケットが印象的なSteve Hillageとその奥さん・Miquette GiraudyによるSystem 7の最新作。本作は見ての通り手塚治虫の"火の鳥"が題材な訳ですが、その巡り合わせは偶然か必然か、System 7と"火の鳥"の世界観はどこか通じる物がある。System 7の音楽がサイケデリックである事はファンならばご存じでしょうが、終わりが始まりで始まりが終わりで、次元を超越するストーリーである"火の鳥"もまたある意味サイケデリックである。一体何の事やらと言う人は、まず"火の鳥"を読んだ方が良い。とにもかくにも"火の鳥"にインスパイアされて出来上がった楽曲は、近代の発達した文明から遠く離れた人知の及ばない世界のミステリーを象徴し、単なるダンスミュージックとは一線を画している。ここ数作サイケトランス色が濃厚だったが、本作ではそのテクノ、プログレッシヴハウス、アンビエント、トランスが自然と混在し普通に考えればサイケ色は後退するはずなのに、以前よりも恍惚感はより増している。アッパーではあるが派手に盛り上げる訳でもなく、音に因る精神との交信により意識を越えて脳の中に眠る本能に訴えかける方法は、まるで漫画の中で火の鳥がテレパシーに因って人間と交信をするかの様だ。相変わらずHillageの奇妙なギターサウンドも健在で、衰えを知らぬ爺ちゃん婆ちゃん一歩手前の二人は本当に凄い。

"Hinotori"のPVがカッコイイので是非見て欲しいです。
リンクはこちら

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| HOUSE3 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Ben Watt & Ivan Gough - In The Mix 2006 (inthemix.com.au:ITMCD002)
Ben Watt & Ivan Gough-In The Mix 2006
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最近めっきり作曲家としての活動を行わずDJに没頭しているEverything But The GirlのBen Wattと、オーストラリアのハウスDJ・Ivan Goughによる2枚組MIXCD。前者はかなり有名なんで知っていますが、後者は誰って感じ?Benさんに関しては毎年自身のレーベル"Buzzin' Fly "のコンピレーションMIXCDをリリースしているので、MIXCD自体に特に新鮮味を感じなくなってきました。音も現在のシーンに沿ったミニマル、エレクトロハウスなどの恍惚感を重視した選曲で、レーベル初期のカラーであるディープハウスの面影は余りないですね。流行を掴むのが上手いと言うべきか尻軽なのかは置いといて、すっかりクラブでのトランス感覚を意識したプレイはもうBenさんがDJ業にも慣れたと言う事なんでしょう。対して初耳のIvanの方はヒット曲も織り交ぜたテクノ、ハウスを横断する選曲。Benの方に比べると癖があり上げ下げが大きく派手目で、自分にはそこまでツボに来ない。ややエレクトロハウス色が強く流行のど真ん中を行っていますが、流行の中では没個性的で何かもう一つ欲しい所ですね。

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Check "Ben Watt" & "Ivan Gough"

Tracklistは続きで。
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| HOUSE3 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Two Lone Swordsmen - Stockwell Steppas ([Limited Edition] (Spiral Records:XQAW-1013)
Two Lone Swordsmen-Stockwell Steppas
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一年間をかけて12枚の名作を掘り起こした"Electric Soul Classics"も、遂に本作をもって静かにフィナーレを迎えます。12枚の内Two Lone Swordsmenは3枚含まれているので、やはり彼らも実力とは裏腹に今程一般的には売れていなかったのかなと考えられます。自分もTLSの96〜7年頃の作品は持っていなかったので、今回の再発シリーズには大変お世話になりました。さて近年は野暮ったいロカビリーに入り浸りのAndrew Weatherall先生ですが、TLSの初期はクラブ直結のアンダーグラウンドなディープハウスなのでかなりお勧めです。UKの地下、または裏街道を進んできた彼のダークなスピリッツ炸裂の暗く寒い音。光も射さなければ空気の密度も薄い閉ざされた世界の中で淡々とダビーな音が聞こえてくるのですが、いつの間にか闇の中に微かに光るソウルが浮かんできます。それはまるで闇の中で行く先も見えずどうしようもない絶望の淵から救われる様な安堵感。最初はとても希望なんか感じられない音だったのに、聴き終わった後には何故かほっと一息付ける様な暗く儚い作品です。暗いからこそ際立つ美しさをここに見つけました。

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| HOUSE3 | 15:45 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Larry Heard - Alien [Limited Edition] (Spiral Records:XQAW-1011)
Larry Heard-Alien
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一年に亘りLost Classicsを再発してきた"Electric Soul Classics"も、今回発売されるシリーズでようやく終焉を迎えます。そしてそのシリーズの中で最も素晴らしく、またLarry Heardの経歴の中でも最も輝かしい作品が本作であります。ディープハウス、またはアンビエントハウスとも呼ばれる彼の音楽観は、音楽は音楽、それ以上でもそれ以下でもなく、自らのコメントを聞くよりもただ音楽を聴いて欲しいと言う職人気質の塊です。そう聴くと人間的には扱い辛そうな感じを受けますが、ただ寡黙なだけで実際の彼の心は想像以上に深いのでした。この"Alien"(過去レビュー)はアンビエント風を少々匂わせる落ち着いたディープハウスなのですが、タイトルから分かるとおり宇宙をテーマにしています。まあそれは僕の過去レビューを参考にして頂くとして、とにかくこの作品では思慮深い彼のソウルがそのまま表現された作品であり、余りの穏やかさにLarryへの畏敬の念さえ浮かんでくるのでした。誰だって音楽にソウルを込めて音楽を創っているはずですが、Larryの音楽に載せられる思いは余りに重く余りに切なく、そして人を魅了する。また活動暦20年以上に亘るベテランでありながら今も昔も変わらないその音楽性は、流れの早いダンスミュージックシーンにおいてはその存在自体が奇跡であり、伝説でもあるのです。そしてLarryは皆に問う、"Can You Feel It"と。

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| HOUSE3 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dubtribe Sound System - Bryant Street (Jive Electro:01241-41669-2)
Dubtribe Sound System-Bryant Street
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既に解散してしまったサンフランシスコのハウスユニット・Dubtribe Sound Systemが、1999年にリリースした3rdアルバム。サンフランシスコ、カリフォルニアと言えばとにかくハウスシーンが際立っていて、音は夏の活気を思わせる陽気さとスィートなムードがありOM RecordsやNaked Musicなどが完全に一大勢力を築き上げています。そしてこのDSSもやはりその地域性を含んだスタイルで、ラテン調のパーカッションが前面に出た緩いディープハウスを心地良く聴かせてくれます。時に激しく叩きまくられ躍動感を増し、時に爽快な空気を舞い込む様に叩かれるパーカッションが本作を特徴付けていますが、生音を活かしたソフトな音色によってやはりどこかリゾート地の様なまったりムードが滲み出ておりますね。メロディーセンスも良いしとても聴きやすいハウスミュージックですが、ボーカルトラックが多いので個人的にはインストを増やして欲しいところ。あとは良く言えば統一感があるけれど、悪く言うと曲が似通って感じました。ちなみにオリジナルアルバムながらも全曲微妙にミックスされていて、流れを損なわずに聴けるのは良いと思う。

Check "Dubtribe Sound System"
| HOUSE3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Foog - One (File Records:FRCD-161)
Foog-One
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東京在住の無名の新人アーティスト・Foogとは一体。「トベる音響」を基にしたエレクトロニックミュージックは、昨今のミニマルなジャーマンテクノや又はBorder Community直系のサイケデリアを意識したフロア直下型のダンスミュージック。いわゆるモロにアッパーな曲は無いけれど、覚醒感溢れる上物がしこたま用意されていてディープでドープな世界に引き込まれます。また根底にはねっとりとした黒いグルーヴが渦巻いていて、テクノともハウスともブラックミュージックとも取れる音楽は見事にジャンルの垣根を越えています。実はこれ、日本のハウスアーティスト・福富幸宏のテクノサイドが表面化した別名義。彼は元々初期のデトロイトテクノなんかも聴いていたそうで、今作において純然たるクラブトラックを創りたかったそうです。だからと言って興味本位で創られた作品でもなく、コレを聴けば彼が本気でテクノに入れ込んだ作品ではある事は間違いなしの粒ぞろいのアルバムです。ハウスで養ったスムースなグルーヴに更に強度を伴い、テクノらしい電子的鎧を身に纏いフロアに「トベる」空間を生み出す音は福富幸宏とは確かに全く別物。InnervisionsやCocoon系が好きなら聴いておいた方が良いでしょう。福富幸宏名義より断然こっちの方が気に入りました。

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Check "Yukihiro Fukutomi"
| HOUSE3 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(1) | |
United DJs Of America - Josh Wink - Philadelphia, PA (DMC Publishing:DM40002-2)
United DJs Of America - Josh Wink - Philadelphia, PA
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"Don't Laugh"の不気味に笑うアシッドで一躍有名になったアシッド帝王・Josh Winkですが、彼が全編アシッドを使ったMIXCDがコレ。アシッドハウスとかアシッドテクノ好きな人は悶絶必至のアシッド地獄で、聴いているだけでビキビキのアシッドに脳髄がやられてしまいそうな地味で過激な内容。地味って言うのは全体的にのっぺりとした展開で大きな起伏が無く(終盤で上げてくるけど)、過激と言うのはやはり凶悪で不穏なTB-303のベースラインの事。とてつもなくダークで全くハッピーからはかけ離れている音ではあるけれど、キマッテいる状態で聴けば多幸感が押し寄せてくるのは間違い無しのキ○ガイサウンドですな。自分の場合はTB-303の音だけでも充分に気持ち良くなれるし、こうゆうジワジワと精神を浸食して行く様なドープな展開にはめっちゃはまります。テクノの様に音は硬めだけど、グルーヴはハウスの4つ打ちを保っていてファンキーさとクールネスを兼ね備えた音に痺れまくり。間違っても"Losing Control"にならない様に気を付けましょう。

Check "Josh Wink"

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |