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Octave One - Summers On Jupiter (430 West Records:PCD-93180)
Octave One-Summers On Jupiter
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どうも"Blackwater"の印象が強すぎて、それ以外では余り知られていない様に感じるデトロイト最古参ユニット・Octave One(又の名をRandom Noise Generation)。しかし実際にはデトロイトテクノと言う界隈においてはかなり長く活動し続けているベテランユニットで、安定して良質なデトロイトトラックを世に送り出し続けているアーティストの一人である事に異論はありません。そしてOctave Oneとしては二枚目のオリジナルアルバムが遂に出来上がりましたが、これがモロにデトロイトテクノをストレートに打ち出していてファンが期待している事をしっかりと理解している様です。と言うよりも多分Burden兄弟は流行や流行廃りには全く興味が無く、クラシカルなデトロイトテクノの力を信じているのでしょう。そして前作ではヒップホップやR & B調の曲も多々ありましたが、本作においてはテクノ一色に染められていて迷いは払拭され進むべき道を完全に見つけていますね。シンプルで分かり易い直球勝負なファンキーなテクノばかりですが、それと同時に感情を揺さぶるソウルフルなメロディーもあったり、デトロイトテクノ好きには文句無しの内容であります。デトロイトテクノとは、正にそんな問いに応えるべくな一枚。

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| TECHNO6 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Fumiya Tanaka - Unknown 3 (Sundance:SNDCD001)
Fumiya Tanaka-Unknown 3
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田中フミヤ名義での久しぶりのオリジナルアルバムは、何故か"可能性"が消えてしまったUnknownシリーズ3作目。レーベルも新たに立ち上げたSundanceからとなっていますが、音の方も様変わりと言うか、モロに近年絡んでいるアーティストからの影響が大きいです。えぇ、Ricardo Villalobosとかね。硬質でハードなアフロミニマルな前作から比べると、かなり音が湿っぽくなっていて一見気の抜けたミニマルなんだけど、無駄を削ぎ落とした構成と生っぽい質感を強調した音は一瞬の突進力ではなく長時間の作用に因る効果が期待出来そうです。実際どのトラックもかなり長尺で、平均8分位はありますしね。スピーカーから出る音としての強度は弱まった様にも感じますが、今番長が求めているのは肉体を刺激する破壊力ではなく感覚に及ぼす中毒性なのでしょう。個人的には前作の硬いトラックの方が好きなんだけど、今流行っているのは本作みたいな音だし方向としては成功でしょう。そう言えばDVDで"低音のグルーブをキープ"と言う発言をしてたけど、正にそんなグルーヴも反映されていて終始地べたを這いずり回っているイメージです。やはりフロアでの実用性を求めた結果が、本作と言う事なのですね。オリジナリティーは薄いけれど、番長に求めるのはフロアでの結果なので気にする必要は無し。



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| TECHNO6 | 21:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Recomposed By Carl Craig & Moritz von Oswald (Universal Music Classics & Jazz:00289 4766912 8)
Recomposed By Carl Craig & Moritz von Oswald
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限りなく奇跡に近い夢の競演。デトロイトテクノの至宝・Carl Craigと、ベルリンミニマルダブの最高峰・Moritz von Oswald(From Basic Channel)が手を組んだ。彼等が題材にしたのはクラシック。Herbert von Karajan指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「ボレロ」、「スペイン狂詩曲」、「展覧会の絵」を再構築すると言う偉業を成し遂げたのだが、決して話題性だけに陥る事なくTECHNOとして完全にリメイクされている事は褒め称えるべきであろう。誰しも耳にした事がある原曲のフレーズをサンプリングしてミニマルに展開しているのだが、徐々に融解してエレクトロニクスと侵食し混ざり合っていくカオスな状態が不思議な恍惚感を生み出している。また彼等が生み出すエレクトロニクスの音に関してはやはり一級品で、研ぎ澄まされた金属的な質感や荘厳な音色はただそれだけで気持ちの良い音となっている。静謐な雰囲気を漂わせながら非常に重厚感のある楽曲で、殆どがノンビートである事はアンビエントとして聴くのが最適そうではあるが、それと共にミニマルでありながら大きなうねりや躍動感もある事に気付くであろう。面白い作品だが、それだけでなくTECHNOとして格好良いのだから素晴らしい。彼らのアイデアの深さにはただただ感嘆するだけである。

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| TECHNO6 | 20:40 | comments(0) | trackbacks(4) | |
B12 - Last Days Of Silence (B12:B1219)
B12-Last Days Of Silence
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B12と聞いても果たしてどれだけの人が分かるのだろうと不安になるユニット。なんせ今回のアルバムは12年ぶりだし、ここ10年間は活動自体もしていなかったように思われるし、そりゃ世間からは忘れ去られても当然です。一応彼らについて説明しておくと、90年代前半に様々な変名でデトロイトテクノに影響を受けたインテリジェンステクノを披露し、またB12名義ではWarp RecordsのAIシリーズにも参加するなどし、マニアックなテクノファンを虜にしていた稀有なユニットです。さすがに自分も以前の音楽に関しては忘れかけていましたが、新作を聴くと彼らの音楽は10年以上経ってもそのミステリアス性を失っておらず一安心と言った所でした。元々インテリジェントな音楽だったのですが、新作においても細部に至るまでに完璧に配置された幽玄なシンセ音が不気味な空間を創りあげ、まるで近未来的な都市の日常を描いている様です。音自体は格好良いけれど、何故か終始不気味な空気が漂っているのが不思議。またリズムの多彩さも群を抜いていて、単純な4つ打ちなどは皆無。バラエティーに飛んだリズムトラックは、神経質に考え込んで創ったんじゃないかと思わせる程です。しかし内に内にと向かっていく内向的な音なので、一般的にはお勧めし辛いのも否めないでしょうか。自分も長く聴いていると、強烈なサウンドで気が滅入りそうです。The Black Dogなんかが好きな人は、要チェック。

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| TECHNO6 | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Denki Groove - YELLOW (Ki/oon Records:KSCL1294-5)
Denki Groove-YELLOW
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こんにちわ、ピカチュウです。間違えました、電気グルーヴです。休眠中だった電気グルーヴも最近はせっせと活動し、今年2枚目となるピカチュウアルバムです。前作を購入したので今回も早々と購入してみましたが、新作は卓球が影響を受けた90年代前半のアシッドハウスに影響を受けて作ったアシッドテクノってな音ですね。と同時にエレクトロ色も強めな野太いベースラインも見受けられ、卓球のダンスミュージック方面の影響が前面に出まくりです。一見派手目の音は使用されて享楽的なムードが強いかと思いきや、根底にはどんより陰鬱なムードが充満しており、ストイック度は高めの設定になっております。歌物中心だけどトラックの方が強烈なせいか、余り歌が気にならなくて個人的には良いかな。うむ、更にインストの方がもっと良い。しかしこんな事なら電気グルーヴ名義ではなく、石野卓球名義でリリースした方が真性のファンの為だと思うのですがどうなんでしょう。ピエール瀧の存在がどう生かされているのか、自分には分かりません。またかつてはあるゆる意味で規格外だった電気グルーヴが、こうやってダンスミュージックの規格に収まると言う回帰は一体何を意味するのでしょうか。電気グルーヴファンには不満に思う人も多いんじゃないのかなと思う。初回限定盤にはライブDVD付き。

しかしアマゾンのレビューには頭沸いている人がいるな。発売前かつ未聴の状態でレビューなんか書いて何をしたいんだ?

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| TECHNO6 | 21:45 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Morgan Geist - The Driving Memoirs (Clear:CLR437CD)
Morgan Geist-The Driving Memoirs
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やはりMorgan Geistと言えば、僕個人的にはUKのClearからリリースされたこの1stがお気に入りです。このClearと言うのはエレクトリックでテクノに基づきながらも、より自由なフォームを目指した音楽性を重視していたレーベルで、実際にDoctor Rockit(Herbert)やAs One(Kirk Degiorgio)、Jedi Knights(Global Communication)なんかもリリースをしていたんですね。本作もかれこれ10年前の作品になりますが古臭さは感じさせず、今聴いても新鮮なブロークンビーツとデトロイトテクノを掛け合わせたような電子音楽を聴く事が可能です。基本的には電子楽器での制作なんだろうけれど、生セッションから得られる様な質感のハットやキックのリズムトラックはファンキーだし、シンセなんかは透明感のあるパッド音がメインでもろにデトロイトテクノに影響を受けた感じでとても好みなんですよね。ただデトロイトの人達と比較すると、モーガンの音楽はよりエッセンスを抽出して澄んだ音を感じさせるのが特徴。それはヨーロッパらしい洗練された質感を持ち合せていると言う事で、汗っぽさや熱を感じさせず淡々とクールに作品を作り上げた様なイメージです。丁寧に繊細に作り込んでありじっくりと耳を傾けて聴きたい作品ですが、決して参考書通りになっておらず個性を発しているのも素晴らしい。

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| TECHNO6 | 11:00 | comments(5) | trackbacks(1) | |
Deadbeat - Roots and Wire (Wagon Repair:wag046cd)
Deadbeat-Roots and Wire
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なんかDeadbeatの新作がヤバイ事になってます。かつてはエレクトロニカ寄りのミニマルダブを得意としていた~scapeからリリースをしていたDeadbeatですが、新作はレーベルをWagon Repairに鞍替えしてリリースに至っております。これが功を奏したのかどうかは不明ですが、本作はBasic Channel以降のミニマルダブの中で最も本家に肉薄し最もオリジナリティーを発揮していると思います。これはテクノでありダブでありレゲエでありダブステップでもあり、Deadbeatの雑食性が見事に開花しているのです。アルバムの中には色々な音が混ざっていてそのリズムや構成の多彩さには驚くべき物があり、単純な作りに陥る事なくバリエーションの豊かさに恵まれています。Paul St. Hilaireをフューチャーした1、8曲目はスモーキーなレゲエトラックで、空間にふわふわと広がるエコーが浮遊感を演出。かと思えば4〜7曲目ではダビーな処理を施ししつつも流れる4つ打ちがグルーヴィーなミニマルダブテクノ。まんまベーチャンじゃねーかと言う意見もあろうが、これはもう本家と言われても気付かないレベルに達しております。そして圧巻が3曲目の激トライバルな原始的太鼓(太古)トラック。体の揺れが止まらないっっ!聴くだけで身も心も揺さぶられる太鼓乱れ打ちな曲ですが、引き締まったリズムとその音の硬さなどは最近のダブステップを意識してるのでしょう。これは絶対フロアで超盛り上がるでしょう。この手のミニマルダブだとどうしても家でちまちま聴く様なトラックが多いのは否めないのですが、Deadbeatは確実にフロアに視点が向いております。躍動感、肉体感を備えたミニマルダブとしてこれは絶賛したい。

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| TECHNO6 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Thom Yorke - The Eraser RMXS (Beggars Japan:WPCB-10088)
Thom Yorke-The Eraser RMXS
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発売延期どころか発売中止になりかけていたThom Yorkeのソロアルバム"The Eraser"のリミックスアルバムが、ようやく日本だけで初回限定生産でリリースされました。プレスは海外なのに日本だけで発売って、一体どう言う事なんでしょう?後から結局海外でもリリースされたりするんじゃないかと思いますが。さてリミキサーにはクラブミュージック方面の人達が選ばれておりまして、これがなかなか通好みな面子。インドストリアルハードテクノのSurgeon、Kompaktからのテックハウサー・The Field、ノーフューチャー頭領のCristian Vogel、ダンスミュージックの新たな波からダブステップのBurialとVarious、そしてフォークトロニカのFour Tetなど自分の知っているアーティストが多く、リリース前から楽しみにしていました。詳しくはライナーに更にアーティスト毎の詳細が載っているので、そちらを読んで欲しいと思います。曲に関してはオリジナルは未聴なので比較は出来ませんが、リミックス自体はだいたい想像通りで楽しめる内容でした。ブレイクビーツ調の廃退的なハードテクノを聴かせるSurgeon、ミニマルでトランシーな牧歌的テックハウスを聴かせるThe Fieldらは妥当な出来。The Bugって言うアーティストは全然知らない人なんだけど、破壊的でトリッピーなダブを披露していてこれが予想外にカッコイイな。Four Tetはセンチメンタルをメロディーを生かして、ポストロックとエレクトロニカの中間を行くような湿っぽい音がはまってます。BurialとVariousはまんまダブステップ、横揺れ系の硬めのリズムが特徴。クリボーだけは2曲リミックスを提供していて、変態系テクノサウンドを披露。しかし今回のこんな人選を見ていると、Thom Yorkeの興味は電子音楽に向かっているんでしょうかね?

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Koss - Ancient Rain (Mule Electronic:MED13)
Koss-Ancient Rain
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ここ数年の躍進ぶりは目を見張る物がある高橋クニユキですが、そんな彼のエレクトロニックな音楽をリリースするKoss名義の新作が登場。本人名義ではオーガニックで柔らかな音色を響かせるハウスをやっておりますが、このKossでは電子的でありながら有機的でもありややアンビエント寄りの音を主軸としております。本作では前作までの長尺の作風は封印しどれも10分以下に収まるコンパクトな内容になった分、大作志向が苦手な人にも聴き易くなりましたが、アルバムを通して一つの音楽となる様な流れがあるので決して壮大な世界観が無くなった訳ではありません。また"古代の雨"と言うタイトル通りどこか原始の森や太古の草原の景色が浮かび上がるその音像は、地球に存在する人間や動物の生命の循環や進化と同調していて、地球のうごめく胎動を感じさせてくれます。ここには湿った空気、降り注ぐ雨、大地の躍動が存在していて、その超自然の中で人間は生きている事を改めて実感するのでした。体や心に溜まった邪気や雑念を洗い流すのは、"Ancient Rain"。それは聖なる癒しの雨。きっとこの音楽は、日常に疲れた貴方の心に一時の安らぎを与えてくれる事でしょう。

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| TECHNO6 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Terre Thaemlitz - Lovebomb (Mille Plateaux:MP117CD)
Terre Thaemlitz-Lovebomb
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最近DJ Sprinkles名義で出したアルバムは儚く美しいディープハウスで大変気に入ったので、Terre Thaemlitz名義でのアルバムも購入してみました。リリース元が既に倒産してしまったMille Plateauxからと言う事もあり普通の音は期待していなかったのですが、予想を上回る奇天烈なエクスペリメンタルテクノでなかなか面白い音楽でした。 タイトルの"愛の爆弾"と言うのは何とも不思議な感じですが、コンセプトは9/11事件以降の愛についてだそうで。余計に意味が分かりませんが、とにかく愛なのです、愛!と言っても普通の愛じゃありません、変態を通り越して壊れかけの偏屈愛です。まともなダンストラックなんて全く無く、まるでノイズやコラージュ、サンプリングを多用しまくったストーリー仕掛けのサントラの様な実験的テクノの連続です。突然マシンガンの乱射音が挿入されたり、古びたラジオ音が流れたり、手法的にはKLFの"Chill Out"に近いのかなと思いました。があちら程快楽志向ではなく、どちらかと言うとポップでありながら奥底には悲しみと狂気が隠れている悲壮感漂う音なんですよね。愛とは狂気と紙一重と言う事なんでしょうかね。しかしMille Plateauxはやはり面白いレーベルだったなー、倒産したのが本当に悔やまれます。

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| TECHNO6 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |