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Primal Scream - Riot City Blues (Sony BGM Music Entertainment:82876831652)
Primal Scream-Riot City Blues
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プライマルもそろそろ活動的20年になるベテランロックバンドなのですが、ここにきてストレートなロックアルバムをリリースしました。ネオアコ、ガレージ、アシッドハウス、ノーザンソウル、ダブ、エレクトロニック、パンクなど何でも吸収する幅の広さがプライマルの醍醐味であった訳ですが、今作は至って普通にロックしてます。ある所ではプライマル史上の汚点「Give Out But Don't Give Up」と比較されてますが、あれとは全然比較対象ではないと思う。あれはバンド自身も認めるドラッグ漬けのヘロヘロの状態で、ノーザンソウルを機械的に表層だけぱくっただけの物でソウルなんざ全くこもってなかった。それに音的にもむしろ今作は1stか2ndに近い、ギターポップかガレージ色が強いと思う。ギミック無しの真っ向勝負に出ただけあって、エバーグリーンの爽やかなメロディーが素敵ですね。かつてはプライマルと言えばへなちょこなライブしか出来ないスタジオバンドだったけれど、近年の真面目な活動のせいか演奏にも自信が付き、今こそこういったストレートなロック表現が可能になったのかも。久しぶりにここまでストレートなロックを聴くと、ノリノリにテンションも上がっちゃいますね。しかしこれを今聴いて、一体どこで売れるのかは謎…。アメリカじゃ売れないし、ブリットポップブームの94年のUKならともかく、これは日本でしか売れないでしょ。個人的にはプライマルは大好きなバンドだけど、日本以外での評価はいまいちなんですよね。まあどうせまた次で変化するだろうし、今後もプライマルには期待しているよ!

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| ETC1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(9) | |
Herbert - Scale (Studio !K7:!K7202CD)
Herbert-Scale
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近年Doctor Rockit、Matthew Herbert Big Band、Matthew Herbert、Roisin Murphyなどの名義で活動してきたHerbertが、5年ぶりに大傑作「Bodily Functions」(過去レビュー)以来のHerbert名義でのアルバムを創り上げました。今作も今までと同様にPCCOM理論に沿って、ドラムプリセット、既存音楽からのサンプリングを廃し、自然音からのサンプリングのみで音楽を創ると言う制約の下にアルバムを制作したそうです(毎度の事だけどよくよく考えると凄い!)。さてさて期待のアルバムを聴いてみると…、どポップだね。もちろん大衆的なただのポップでは無いけれど、今作は底抜けに明るいな。Herbertの奥様のDani Sicilianoが大半の曲でボーカル参加してるせいなのか、華やかで陽気な空気に溢れています。またホーンやストリングスも大幅に取り入れられて、スウィングジャズの様な軽快さも見受けられます。ハッ…それってMatthew Herbert Big Bandと一緒じゃん。実験性と遊び心、そして実用性を見事に調和させるHerbertの手腕はまことに素晴らしいのですが、今作もやはり何か物足りない。きっとそれは電子音楽と言う面が少なくなってきているからなのだろう。まだミニマルハウスを創っていた頃のHerbertにはクラブ向けの楽曲が多かったし、そこにジャズやハウスを完璧に取り込んだ「Bodily Functions」はクラブ・ホームの両方で聴くに耐えうる素晴らしい作品でした。でもこの作品にはハウス心が足りない、単純にそれなんです。随所にチャカポコとしたサンプリングが散りばめられて格好良いんだけど、ハウスのビートと電子音がもっと聴きたいのです。これは完全に自分の好みの問題になってしまうけれど、やっぱりクラブミュージック向けのHerbertが好きなんですよね。良い作品ではあるけれど、「Bodily Functions」以降Herbertに対して欲求不満気味です。



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| ETC1 | 20:00 | comments(8) | trackbacks(0) | |
Herbie Hancock - Future Shock (Columbia Records:CK65962)
Herbie Hancock-Future Shock
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アマゾンでお安く購入出来た歴史に名を残すエレクトロ、Future Shock。Herbie Hancockと言えば王道ジャズアーティストなのですが、テクノ好きの僕がただのジャズアルバムを買う訳がありません。このFuture Shockだけはデトロイトテクノのオリジネーターたちも影響を受け、世の中にエレクトロの存在を知らしめた一枚なのだそうです。と言う事で期待して買ってみたのですが、1983年作と言う事もあってか古い音だな〜とまず感じました。今だったらこんな音、誰でも作れるんじゃね?と思うのは間違いないと思います。しかしそれは過信と言う物であり、リズムマシーンやアナログシンセを使用して黒人音楽を電気化して演奏したその結果は、やがてはデトロイトテクノの誕生の一端にも繋がったのではないでしょうか。Kraftwerkが自らを機械化してエレクトリックミュージックの新たなる道を切り開き、Herbie Hancockはそこにファンクやソウルの要素を持ち込み更に開拓を広げた、僕はそう思います。またスクラッチが大々的に取り入れられていて、一般的にスクラッチを認知させたのもこのアルバムだと言う事らしく、ここからヒップホップへの繋がりもあったのでしょう。ダサ格好良いとはこのアルバムの事を言います。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pearl Jam (J Records:82876 71467 2)
Pearl Jam
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もう10年来の付き合いとなってしまったアメリカ屈指のロックバンド・Pearl Jam。かつてはグランジロックのカリスマ・カートコバーン率いるNirvanaと比較され、グランジブームに乗りつつ1000万枚物ものCDを売り上げた事もある世界のモンスターロックバンドです。とは言えブームは過ぎるのが宿命、グランジブームの終焉と共にPearl Jamの人気も徐々に無くなっていきました。しかし彼らは解散する事もなく地道に活動を続け、2003年には2度目の来日公演をするなど現在でもしぶとく生き残っています。言い方は悪いですがNirvanaはカートコバーンが死んで伝説なった事が、運が良かったと思います。きっとそのまま活動を続けていたら、伝説にはならずにただの人気があったロックバンドで終わっていた可能性も否定出来ません。その点Pearl Jamは本当に厳しい環境ながらも、諦める事なくチケット会社や政治と戦いつつ自分たちの居場所を失わずに音楽活動を続けるタフなアーティストだと思います。

前置きは長くなりましたが、この最新作はセルフタイトルを冠している事からも分かる通り、近年の中で一番エネルギーに溢れ吹っ切れた作品になっています。WEB上での評価を見ると1st、2ndの頃の様なキャッチーさがないと辛辣な発言もありますが、Pearl Jamはそうじゃないだろ!と言いたいです。キャッチーな曲が聴きたいなら、他のロックバンドでも聴いていろと。むしろPearl Jamの中では1st、2ndは少々異質であって、グランジブームが過ぎ去った後の活動にこそ彼らの真価があるのだと思います。音だけ聴けばただのロックンロール、でもそれだけじゃない。噛めば噛む程滲み出てくるベテランの苦い味わい、これは若いアーティストには無理な事です。別にベテランだから偉い、若手がダメとかじゃない。ただPearl Jamにはしぶとく生き残れるだけの訳が、このアルバムを通して感じられました。ギターを掻き鳴らし、ベースを唸らせ、ドラムを叩きまり、そしてシャウトする。ただそれだけなのに、ロックンロールは格好良いのです。
| ETC1 | 10:00 | comments(8) | trackbacks(0) | |
Air - Moon Safari (Source Records:7243 8 44978 2 8)
Air-Moon Safari
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フランスのダンスミュージックを強烈に印象に残したDaft Punkに対し、同じエレクトロニックミュージックながらも全く雰囲気の異なるフレンチドュオ・Air(エール)。Daft Punk同様に相当に売れたらしいですが、こちらはフロアとはかけ離れたのどかな田園風景を想像させるリスニングミュージックです。フランスって言うとちょっと気取ってたり、もしくは洒落たイメージが強いんですけど、そうゆうのは行きすぎるとただの自己満足な音楽になってしまうんですわ。だけどもAirは庶民的と言うかほのぼのしていて、親近感のあるポップミュージックとして仲良く戯れる事が出来る音楽を聞かせてくれます。ただの売れ線の音楽として言っているんじゃなくて、真の意味での人の心に馴染んでいく優しいメロディーがあるんですね。それはきっと電子楽器を扱いながらも、ピアノやベース、ギターやハーモニカなどの生演奏も多用してるおかげで、手作りで真心がこめられているせいですね。言うならば広がりのある風景が浮かんでくる、軽いアンビエント×ダウンテンポなフレンチミュージックです。

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| ETC1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Jane - Berserker (Paw Tracks:PAW006CD)
Jane-Berserker
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Sigur RosからMum、またはGrainやAoki Takamasaなどロックからテクノまで幅広いアバンギャルドな音楽を送り出すUK屈指のアンダーグラウンドレーベル・FatCat Records。そのFatCatの現在の一押しはどうやらAnimal Collective(amazonに飛びます)と言うバンドらしく、アコースティックでサイケデリックな感覚が人気を博しているそうです。そのAnimal Collectiveのメンバーの内の一人・Panda BearとScott Mouが新たに立ち上げたユニットが、今日紹介するJaneでございます。音楽雑誌でアンビエントの良作として紹介されていたので、試聴もせずに購入に至った訳でございます。Animal Collectiveは聴いた事が無いので比較する事は出来ないのですが、Janeは確かに幽玄系アンビエントで心地良いですな〜。一曲目なんか完璧にKompaktが得意とするガスが立ちこめ視界のぼやけたアンビエントだし、現実と夢想の世界を行き来してしまいます。二曲目は弱いビートが入りながら微かに遠くに聞こえる上物の音が寄せては引いて、なんだか一人でいる寂しさを誘発する様な感じ。三曲目になると不安と不穏に満ちたダークなエレクトロニカ的で、アンビエントなのにバッドトリップさせられてしまいます。ラストの四曲目はノンビート25分の大作なんですが、これは完璧に70年代のジャーマンエクスペリメンタルロックじゃないですか。つまりは初期Ash Ra TempleとかTangerine Dreamの様に瞑想的でありながら狂気に満ちた攻撃性が隠れていて、徐々に神経が鈍ってゆき微睡みの世界に落ちる様なそんな音楽。享楽的なアンビエントではないけれど、中毒性は高くて不快と快楽が同時にやってきます。収録四曲50分のロングトリップ!

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jeff Mills - Choice - A Collection Of Classics (Azuli Records:AZCD29)
Jeff Mills-Choice A Collection of Classics
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Jeff Millsの来日は毎年の如く繰り返されているのですが、今週遂に初のYELLOWでのプレイが実現される事になりました。近年はWOMBでのプレイばかりで微妙な感じが多々あったのですが、YELLOWでのプレイじゃ期待せずにはいられません。コンセプトも珍しく「人生で影響を受けた音楽をすべてプレイする」との事。またJeff本人は未だに「ダンス・ミュージックのレコードを作るときのインスピレーションは、だいたいディスコから得る」と発言している事もあり、いつものハードミニマルスタイル以上の物を見せつける可能性もあります。と言う事はディスコクラシックやヒップホップ、ハウスやテクノなど色々プレイするのかもしれないですね。そんなJeffのルーツを探るCDが、彼自身が選曲した2枚組で出ております。1枚目はいわゆるクラシックと呼ばれるそうなディスコ物ですが、全然知らないアーティストばかりだぁ。と思ったら、Teddy PendergrassとかChas Jankelの曲はCMでも時々耳にするな。しかしこうゆうオールディーな曲は聴かないので、Jeffが選曲と言われてもどうすりゃいいねんって感じですな。2枚目の方は、TelexやBlake Baxter、Silent Phase、Joey Beltramなんかも収録されてテクノ色が強くなってくるので聴きやすいですな。それでもやはり古くて懐かしい曲が多く、電子音楽の夜明け、創世記みたいな感じを受けます。あくまでルーツを探る選曲だからやっぱり懐かしいのは当然だし、Jeffの全てを知り尽くしたいなんてマニアは聴いてみてはいかがでしょうか。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yokota Susumu - Sakura (Leaf:BAY13CD)
Yokota Susumu-Sakura
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先週の土曜日に素晴らしく天気が良かったので、鎌倉まで桜を見にプチ旅行しました。人が一杯に溢れていましたが、それでもほのかなピンク色の桜は美しく心を落ち着かせてくれました。その桜つながりで今日は作品を紹介します。かつては様々な名義で活躍をし、アシッドからハウス、テクノからアンビエント、またはポストロックからワルツまで果敢に挑戦を続けるジャパニーズアーティスト・横田進の(多分)一番売れた作品が「サクラ」だと思います。これはノンビートのアンビエントミュージックなんですが、普通のアンビエントとはちょっと感触が違うかなと思います。天にも昇る快楽やどろどろのサイケデリック感覚とは異なり、微かに花の香りがする様な弱々しく優しい音楽に感じます。アンビエントをテーマに創り上げたと言うよりは、日本の詫び寂びをテーマに神妙に創り上げた生真面目な作品で、微弱な音色に耳を澄まして集中して聴いて欲しいと思います。曲のタイトルも日本語でなんだか神秘的なイメージを喚起させ、華やかでは無いですが日本の研ぎ澄まされた美しさが静かに佇んでいます。近年の作品が欧州的エレガンスを感じさせるのに対し、ここでは日本的幽玄さが前面に出ていますね。桜が満開の時より、散った後が詫び寂びを感じられないかい?

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| ETC1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Aurora - Fjord (Seeds And Ground:SAGCD010)
Aurora-Fjord
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先日紹介した井上薫の新作と共に、彼がPort Of NotesのDSKこと小島大介と手を組んだユニット・Auroraの新作も同時にリリースされました。井上薫の新作もリスニング色の強いチルアウトだったのですが、Auroraの新作も同じく静かに耳を澄まして聴くリスニングアルバムとなりました。と言ってもアンビエントだとかバレアリックだとかそんな快楽志向ではなく、むしろ世間の忙しい喧騒から離れた詫び寂びのある世捨て人の様な感傷を感じます。実際に世界遺産である「熊野」や「屋久島」でフィールドレコーディングされた自然音も取り込まれ、二人の簡素で必要な音だけを鳴らすギターと相まって、最小の音の波が体の隅々まで安らぎをもたらします。何故だろう、たった二本のギターによる素っ気ない演奏はシンプルで必要な分しか音を発しないにも関わらず、空間の広がりを感じさせ部屋の中にいるのにどこか森の中に居る様な錯覚を生じさせます。自然の音と調和したギターアンサンブルが、ただただ心の中に明かりを灯し静かに燃えるが如く。違いを知る男達の枯れた美学がここにあります。

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| ETC1 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Kaoru Inoue - Slow Motion (Rush Production:ACCR-10049)
Kaoru Inoue-Slow Motion
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去年のダンス直球なアルバム「The Dancer」(過去レビュー)から一年も待たずに、井上薫のニューアルバムが届いてしまいました。前作の反動と言う訳でもないのでしょうが、今作は心落ち着けるチルアウト。でも以前から彼の音楽を聴いていた人には、それ程意外ではないと思えるかもしれないですね。Chari Chari名義で活動していた頃は、4つ打ちに拘らずにリスニング的な曲が多かったのですから。元々はヨガ教則DVDの為に曲を提供した事がきっかけで、そこから新たに曲を作りこのアルバムを完成させたそうです。が、ヨガの為に聴く曲と思う事は全く必要ありません。これは今までの井上薫と何ら変わりは無く、ビートさえ入れてしまえば「The Dancer」になってしまう物だと思います。彼の特色であったオリエンタル色はそのままに、バレアリックな快楽的要素も取り込み、最終的に地球と言う大地に帰還するネイチャーミュージックなのです。バレアリック的な所は、Mixmaster MorrisやE2-E4が好きだと井上薫の趣味が前面に出ている気もしました。Silent Poetsに協力した事があるヴァイオリン奏者・Everton Nelsonの演奏は、曲調に色艶をもたらしより瞑想する力を増長させ深い世界観を創り上げています。非常に神秘的で美しいヴァイオリンの音色には、身も心もとろけてしまいそうになりました。ヨガの為に聴くのも良し、家で寝る時に聴いても良し、もちろんクラブでのチルアウトルームでも聴きたい音楽です。この手のチルアウトにありがちな、安っぽさは全く皆無でやっぱり井上薫は素晴らしい。

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| ETC1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |