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Suzanne Kraft - What You Get For Being Young (Melody As Truth:MAT5)
Suzanne Kraft - What You Get For Being Young
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Music From Memory等のレーベルによる静謐なバレアリック/アンビエントへの注目は今や疑いのないものだが、その流れに共振するレーベルとしてUKのMelody As Truthも注目して間違いはない。Crue-l RecordsのDiscossessionの元メンバーであるJonny Nashが2014年にUKにて設立したレーベルであり、基本的にはLPでのアルバム制作にてアンビエント〜ニューエイジにも近いリスニング志向の音楽性を突き詰めていて、静寂の中に美しい情景が浮かび上がるような耽美な音が特徴だ。そんなレーベルの5作目はアムステルダムを拠点に活動するSuzanne Kraftによるもので、2015年に同レーベルよりリリースされた『Talk From Home』も高い評価を得て注目されるべき存在になっている。活動の当初はRunning Back等からモダンなニューディスコをリリースしていたようだが、それにも黄昏時のメランコリーにも似た郷愁が存在しており、その路線を更にリスニングへと向けているのが現在の作風なのだろう。本作は朧気なドローンが伸びる中に淡いシンセが長閑な旋律をなぞる"Body Heat"で、極彩色の光が交じり合い幻想的な光景を生むような開始をする。続く"Bank"はアルバムの中でも最もリズムが強調された曲だが、芳香のように立ち上がるギターや光沢のあるシンセも導入して異国情緒も匂わせる原始的な響きも。"One Amongst Others"も尖ったリズム感があり軽快さを生んでいるが、牧歌的な鍵盤使いにほっと心がリラックスさせられる。そして"Fragile"はビートレスながらも動きの早いシンセが活発なリズムに繋がっていて、夢のようなアンビエントな心地良い響きの中にもグルーヴが感じられる。"Ze"は本作の中でも最も静謐な曲だろう。音を削ぎ落としながらピアノやシンセのディレイを用いたドローンによって引いては寄せる波のような揺らぎを生み、その反復が深い瞑想状態を導くような静けさの中に美しさが際立つアンビエントだ。最後も同様にアンビエントらしい"Further"だが、ここでは空間を埋めるようにぼやけた電子音が持続する中に鈍い金属音がアクセントを付けていく動きのある曲で、盛り上がりながら感動的なラストを迎える。ぼやけた電子音の中にちょっとしたオーガニックな響きが温かさを作り、さりげなく実験的でもありながらメロウでもあり、単なるイージーリスニングとは一線を画すアルバムだ。



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| ETC4 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/4/12 Gigi Maisn - piano concert - @ WWW
待望の初来日、イタリアから御年61になるGigi Masinの日本ツアーが遂に開始する。1986年にデビューを果たしたピアノ演奏者であり作曲家でもあるMasinは、その当時には気が付かれる事のなかった名作『Wind』等をリリースするも、プレス数も少なかった事から不幸にも世に知られる事はなく知る人ぞ知る的なマイナーな時代を過ごす。しかし近年のMusic From Memoryによるコンピレーション『Talk To The Sea』を発端とした再発見により、特にダンス・ミュージック側からのバレアリックやアンビエントとしての再評価により一躍時の人となった。その結果、世界的にMasinのコンサートが開催されるまでになったが、その流れはようやく日本も辿り着いた。喜ばしい事に日本においては、piano concertとbalearic stateの異なる2セットが予定されており、この日はその前者のコンサートとなる。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tornado Wallace - Lonely Planet (Running Back:RBCD09)
Tornado Wallace - Lonely Planet
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にわかに注目を集めるオーストラリはメルボルンのダンス・ミュージック、その中でもバレアリックやディープ・ハウス方面で特に人気があるアーティストがTornado Wallaceだ。Delusions Of GrandeurやInstruments Of Raptureからは黒さも滲むディープ・ハウスを、Beats In SpaceやESP Instituteからはバレアリック的な開放感のあるハウスをリリースし、そしてまたアシッド・サウンドを用いた荒々しい曲も制作する傍ら手腕を買われJose Padillaのアルバム制作にも参加するなど、忙しない程に活況な音楽活動を見せている。初めてEPをリリースしたのが2010年なのだから初のアルバムまでに7年もかかってしまった訳だが、ようやく期待の作品が届けられた。7曲で36分とボリュームは少な目ではあるもののその内容は集大成として感じられ、今までに彼が展開してきた作風が一つのアルバムに纏まっている。始まりはアルバムタイトルである”Lonely Planet”からで、環境音らしきサンプリングを交えた壮大な旅を予感させるおおらかな展開で、土着的なドラムやパーカッションも加わったかと思いきやメランコリーなシンセによってバレアリック・ジャーニーへと誘い込まれていく。続くもダウンビートながらもロウなリズム感や残響広がるギターを用いてエキゾチック感をアピールした"Trance Encounters"は、音の伸びが開放感へと繋がりゆっくりと見知らぬ異国へと旅立つよう。"Today"はボーカリストのSui Zhenをフィーチャーした歌モノだが、何かパンチのあるキックやスネアに懐かしいアナログシンセ風サウンドは80年代風のポップスを思わせる面もあり、それが懐かしさを誘い出す。小気味良いグルーヴ感ながらもその上をゆったりと流れる大らかなシンセ、"Warp Odyssey"は典型的なバレアリック・サウンドであり、リラックスした空気が通底する。その流れに乗って感動がピークへと達するのが"Voices"で、尺八らしき和の音に哀愁のギターサウンドと透明感のある電子音が繰り広げる嬉々とした世界観、途中からはしっとりとしたドラムやアシッド・サウンドも加わって、ドラマティックな映画のサウンド・トラック的な流れも。アルバムを通して聞いてみた後にはニューエイジ的な思想も感じられ、現代から先祖返りしたような原始的なムードもあり、その懐古的な響きがバレアリック感を更に強めていたのだろう。昼間から現実逃避をして心地良い夢に浸れそうなアルバムである。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/4/8 ACCUTRON 01 @ Contact
Curtis Alan Jones、ハウス名義ではCajmere、テクノ名義ではGreen Velvetを名乗る狂気のシカゴ・ハウス/テクノを司るレジェンドの一人が5年ぶりに来日する。Contactで新たに始動する「ACCUTRON」の初回ゲストにGreen Velvet名義で迎えられ恐らくテクノセットを披露するのだろうが、日本からはKen Ishii & Q'HeyによるB2Bセットや本パーティーのレジデントとなるIshijimaが迎え撃つなど、ハードなテクノの一夜になる事は予想される。
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| EVENT REPORT6 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gigi Masin - Wind (Suburbia Records:SUCD-3002)
Gigi Masin - Wind
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来週には念願の初来日を果たすイタリアのアンビエント/音響音楽家であるGigi Masin。2014年にMusic From Memoryがレア&未発表曲を取り纏めた『Talk To The Sea』によって、それまで気が付かれる事なく埋もれていたMasinの存在は途端に世界に知れ渡る事になり、ようやくその耽美な響きやメロウな心象風景を喚起させるイマジネイティブな音楽性が正当な評価受けた。2015年には失われていた1986年作の『Wind』(過去レビュー)がアナログのみでリイシューされ更なる再評価を得るに至ったが、日本ではメロウな音楽を探求する橋本徹による"Good Mellos"シリーズの一環として、『Wind』が2016年に世界初CD化としてリリースされた。オリジナルの内容についてはアナログ盤の過去レビューを参照して頂きたいが、CD化に際しては1985〜88年に制作された未発表レコーディングやサンプリング・クラシックとなった「Clouds」のライブ・バージョンも収録されており、単なるリイシューの粋を越えたアルバムになっている。未発表曲についてもオリジナルと同年代に制作された楽曲なので世界観としては共通し、透明感のある電子音にピアノやギターにベースから管楽器まで用いたあるがままのアンビエントな室内楽で、その言葉通りに元々環境音として存在していたかの如く自然な鳴りをしている。決してリスナーに対し意識的に親しみやすく接するような音楽と言う印象よりは、よりプリミティブと言うかあるがままの私的な感情を表現したようにも思われ、お洒落や安っぽいムードを意図したニューエイジやアンビエントとは一線を画している。感情の起伏を刺激しないように何処までも穏やかで、しかし豊かな情緒性を持った世界観はシネマティックで、聴く者にとっては一時的な安楽の時間をもたらす事になり、行き着く先は桃源郷だろう。近年の再評価によって今では積極的にライブを行うようにもなったMasinだが、その成果はラストに収録された"Clouds (Live Version)"で体験する事が出来る。言葉にする事も出来ない美しさ、琴線を震わす哀愁はライブによって更に増しており、来日ライブの期待は高まるばかりだ。



Check "Gigi Masin"

Tracklistは続きで。
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| ETC4 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |