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Ken Ishii - The Works + The Unreleased & Unexpected (Music Mine:IDCK-1006)
Ken Ishii - The Works + The Unreleased & Unexpected
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日本が誇るテクノゴッドことケンイシイも、今年で遂に日本デビューから15周年だそうです。進化と変化を短いサイクルで繰り返すクラブミュージックシーンにおいて、デビューから常に前線で活躍し続ける彼の功績に異論は無いでしょう。そんな彼の名曲リミックスや未発表曲をまとめたのが本作。珍しい所ではテクニークを運営している佐久間英夫のプロジェクト・Subvoiceのレアなトラックや電気グルーヴの名曲"N.O."、そして大御所デリックメイやインナーシティーの名曲、現代音楽家・スティーブライヒのミニマルなトラックまでリミックスをしていて、なかなか今まで聴く機会の少なかった曲を一同に聴けるのは嬉しい限り。正直な事を言うと元ネタのジャンルがバラバラなだけにリミックスにも統一感は余り感じられないのだけど、それでも共通しているのは一聴して分るケンイシイの音が存在している事。レーザー光線の様な透明感とあの未来的な輝きを持ったシンセサウンド、これこそがケンイシイの音の象徴だったはず。徐々にケンイシイもダンストラックを作り始めた事でその特徴は残念ながら薄れて行く訳だが、この編集盤にはまだそのユニークな音色が溢れていて懐かしさと共に今でも新鮮さを失わずに輝いている。しかしデリックメイの"The Beginning (Ken Ishii Remix)"は、真夜中の高速道路をハイスピードでドライブしている感覚があり格好良いねぇ。

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| TECHNO7 | 10:00 | comments(3) | trackbacks(2) | |
Warp20 (Unheard) (Warp Records:WARPCD203)
Warp20 (Unheard)
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WARP20周年最後のすかしっぺ。ベスト盤やらカヴァー盤やらエレグラやらで盛り上がってたみたいですが、個人的にはかなり肩透かしを喰らっていたのでWARP20周年と言われても全然盛り上がっておりませんでした。でようやく期待に応えてくれたのが未発表曲を集めてくれた本作。ベスト盤はともかくとして最近のWARPの音を示したカヴァー盤より、本作の未発表曲の方が古参のWARPファンは嬉しいのではないかと思う内容。Nightmares On Wax、Broadcast、Plaid、Autechreらの昔からのWARP勢、そしてBoards Of Canada、Clarkらの新世代、極めつけはURのDrexciyaの片割れ・故James StinsonのElecktroidsまで収録されていて、そりゃもうヨダレ出まくりでしょう。Nightmares On Waxなんかは1990年制作のトラックなんで、オールドスクールっぷりが発揮されたダウンテンポでまだ荒い作りが逆に格好良いですね。Broadcastのシューゲイザーを匂わせる切ない歌物、Seefeelの極寒を感じさせるクールなアンビエント、まだ今ほど難解でなくピュアなAIテクノをやっていた頃のAutechreら辺りも、古くからのWARPファン向けなトラックで良い感じ。そして本物のエレクトロを継承するElecktroidsだ。これが元祖エレクトロ、流行のエレクトロとは全く異なるダークかつチープで狂気させ感じさせる正にURの音。その他のトラックも含め全体的にエレクトロニック度が高めで、WARPの音とはやっぱりこれだよねと再度認識させるのに相応しい一枚。

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| TECHNO7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Future Beat Alliance - Patience And Distance (EevoNext:NEXT12CD)
Future Beat Alliance - Patience And Distance
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未来ビート同盟、すっげーアーティスト名ですがお勧めのアーティストの一人です。オランダからデトロイトを追従するDelsinが現在ほど知名度が無かった頃に、FBAもそこから作品を出していて一部のリスナーからは賞賛を浴びていたのですが、その後はVersatileやEmoticon等からもリリースを行い着実に評価を上げてきました。そして最新の3rdアルバムは、オランダのデトロイトオタク・Stefan Robbersが運営するEevo Lute Muziqueの姉妹レーベル・EevoNextから。これが非常に素晴らしく、かつてのWarp RecordsのAIシリーズを思い出させるインテリジェンステクノ節が全開。デトロイトテクノファンやWarpファンには堪らない美しくエモーショナルなシンセサウンドがこれでもかと使用されていて、幻想的でまるで未来都市や電脳空間を喚起させるドラマティックな世界観が広がっているのです。クラブ向けではなくほぼホームリスニング仕様なので、じっくりと耳を傾けて電子の仮想空間に飛び込み未来を感じられるのでは。素晴らしきエレクトロニックメディテーション。

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| TECHNO7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Arpanet - Inertial Frame (Record Makers:REC-32)
Arpanet-Inertial Frame
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今日も引き続きDrexciyaの生き残り、Gerald DonaldことArpanetの3rdアルバム。特に前作から路線も変わらず、分かり易いKraftwerk路線のエレクトロを継続中。ロボットボイスとかそのまんまじゃんと突っ込みたくなりますが、そんな突っ込みは野暮以外のなにものでもありません。音も"Computer World"とか"Electric Cafe"辺りのピコピコかつレトロフューチャーな感が強く、新鮮味は無いけれど懐かしさに溢れてる。しかしKraftwerkとの決定的な差はやはりDrexciyaの冷たさ・暗さで、絶望的なまでに陽の目を浴びないと言う事。Drexciyaは暗黒の海に潜ったり浮上したりする様に活動も停止したり再開したり本当にミステリアスな存在だったけど、結局彼らの音楽観も暗黒の海に戻る様なダークエレクトロを頑なに守っているのだよ。これは彼等がネガティブな考え方であると言う事ではなくて、きっとハードな街で生き抜くにはハードな音や思想が必要だったと言う事なんじゃないかな。男に生まれたならばDrexciyaみたいなハードな存在には、非常に憧れます。

ブクブクブクブク。ooOΟO〇○゜゜

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| TECHNO7 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Arpanet - Quantum Transposition (Rephlex:CAT161CD)
Arpanet-Quantum Transposition
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Underground Resistanceに所属していたデトロイトの最後の謎・Drexciya。そのオールドスクールなエレクトロは恐怖すべき程暗く、そして深い。世界中のアーティストから賞賛を浴びていたユニットも、メンバーの一人・James Stinsonの死によって終焉を迎える。しかし先にDrexciyaを脱退していたGerald Donaldがその血を受け継ぎ、様々な名前で現在も活躍しております。そしてその名義の一つ、Arpanetの2005年作はなんとRichard D. JamesことAphex TwinのRephlexからリリースされてるんだ。リチャは以前インタビューでデトロイトテクノには全く興味は無いけれど、Drexciyaだけは大好きみたいな事を言っていたんだな。だからきっとRephlexからDrexciya関連の作品をリリース出来た事は、きっと彼にとっても名誉な事に違いない。内容の方もばっちりでかつてのオールドスクールなKraftwerk系のエレクトロにアンビエントっぽい浮遊感も感じさせ、そしてDrexciyaの悲壮感漂う暗さも充満しております。光の射さない深海を彷徨う潜水艦の如く、やはりDrexciyaには明るい地上からは徹底的に隔絶された求道的な物を感じるね。ただDrexciyaの時からは幾分か音もすっきり洗練されてきているので、比較的聴き易くなっている印象もある。それを良しとするかどうかは人それぞれだけど、僕は好きです。

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| TECHNO7 | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The 69 Steps Reflector Compiled & Mixed by Mirror System (Wakyo Records:WKYCD027)
The 69 Steps Reflector Compiled&Mixed by Mirror System
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テクノ界随一のおしどり夫婦、Steve Hillage+Miquette Giraudy=System 7の変名・Mirror SystemによるMIXCDは、綺麗目の音が詰まったプログレッシヴハウス〜ソフトトランスとでも呼ぶべき極上の一枚。もともとGongとして活動していた頃からヒッピー思想のロックでぶっ飛んだ音を出していて、そこからエレクトロニック化かつクラブ向けになったSystem 7でもひたすらアンビエンスと享楽なムードを醸し出していただけに、今更ソフトトランスだろうが別段驚くべき内容ではないけれど、多分本作での快楽はSystem 7史上で最強じゃないでしょうか。まあトランスちゅうと物によっては下品じみていてアレな物も多いけれど、ここではトランスの最大の効果(つまりトランス=覚醒)だけを見事に抽出していて、徹底的に天上界への昇天に向かう音が感じられるのです。アッパーではないけれど滑らかに紡がれるグルーヴはソフトな心地良さがあり、そしてふわんふわんな浮遊感覚とトリッピーさに溢れ、ミニマル、アンビエント、プログレ辺りの快楽志向な曲ばかりを繋げているので、そりゃ誰だってEが無くともぶっ飛べるさ。まあしかし60歳近くの二人がこんなに踊れて爽快な音楽を聴かせてくれるなんてね、凄いとしか言いようがないよ。

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| TECHNO7 | 12:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mixmaster Morris & Pete Namlook - Dreamfish (Rising High Records:RSN CD 9)
Mixmaster Morris & Pete Namlook - Dreamfish
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The Irresistible Force名義でも活躍するアンビエント伝道師・Mixmaster Morrisと、ドイツでテクノ〜アンビエント〜トランスまで大量生産するPete Namlookが手を組み、1993年に産み落とされたアンビエント大傑作。セカンドサマーオブラブの饗宴後、火照った体をチリングする為の一枚。どうしたってこの二人が組めばユーモアやナンセンスは無く、生真面目に快楽志向に走ってしまうのは当然か。全編ノンビートで30分近くもある曲もあったり、深海の奥底までダイブするような無重力空間が広がる。ふわふわでトランシーなシンセがグルーヴィーに織り込まれた"School of Fish"は、ノンビートながらも非常に躍動感を感じさせすっきりチルアウト出来る傑作。かと思えば"Fishology"ではドローンなシンセが主体の重苦しい瞑想系アンビエントが展開。この陰鬱な印象はNamlook側の影響が大きい。そしてラストの"Under Water"ではもはやアンビエントを越えたスペースサイケ。ただドローンとした音が空間の中で鳴っているだけ、明確なメロディーも無ければ展開も無い枠を取り払った自由な音響空間。思考も意識も止めて、その空間に身も心も委ねた先にはチルアウト。



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| TECHNO7 | 11:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Samuel L Session - The Man With The Case (Be As One Imprint:BAOCD001)
Samuel L Session - The Man With The Case
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イスラエルの新興レーベル・Be As One Imprintの初のアルバムは、スウェーディッシュテクノのベテラン・Samuel L Sessionの久しぶりのアルバムとなりました。Samuel L Sessionはハードテクノやデトロイトテクノ、又はPurpose Maker影響下のトライバルなものまで器用にこなす安心印のアーティストですが、この新作はダークな印象に統一しながらも飽きの来ないバラエティーに富んだ内容です。ハードな展開はほぼ皆無ながらも全体的にメタリックに輝く質感を持ち、そしてうねりのあるシンセのメロディーが大量に使われていて、リスニング的に聴ける点とフロアでの深い沼に嵌る様な感覚を持ち合わせております。ずぶずぶと侵食されていくミニマルの感覚がありながら、上物の音色はデトロイトのそれを意識していると思われ、ミニマル+デトロイト+テックハウスを3で割った音と言えば分り易いかも。トラック3、6辺りはかつてのKevin Saundersonまんまな図太く重いシンセが鳴っていて、中年には懐かしく感じる点もある。確かにハードな音の面影は全くないけれど、その分ハードな音質や勢いに頼らない音色の豊かさや安定したグルーヴが生まれていて、中々出来の良いテクノアルバムだと思う。

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| TECHNO7 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fluxion - Constant Limber (Resopal Schallware:RSPDUB001)
Fluxion - Constant Limber
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かつてBasic Channel傘下のChain Reactionで活動をしていたKonstantinos SoublisことFluxionの8年ぶりの新作。ベーチャン系列なのでまあ予想に違わない空間の広がりを感じさせるミニマルダブテクノが中心なんだけど、オリジナルベーチャンよりも分かり易くダンサンブルですね。ただここら辺の人達って結局は完成されたベーチャンの後を継いでいるから、どうしてもそれ以上でもなくそれ以下でもなくと言った印象があるのはやむを得ないのかな。ダビーなエコーが繰り広げる幻想的な空間は確かにふわふわと気持ち良いし、ハウシーなグルーヴは本家よりも確かにフロア寄りな点もあり踊れるんだけど、オリジナリティーと言う点ではどうしても稀薄なんだな。本人が求める音がベーチャンその物だとしたらそれは致し方無い事だと思うけれど、そこから更に飛躍した音も期待してしまうのがリスナー。またハウシーになった分、ねちっこいドロドロとした粘着性も薄まった気がする。フロアで爆音でかかれば断然盛り上がるのは理解しているつもりだ。

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| TECHNO7 | 07:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Christ. - Distance Lends Enchantment To The View (Benbecula:ben051cd)
Christ. - Distance Lends Enchantment To The View
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元Boards Of Canadaのメンバーと言う肩書きは最早不要か、Chris HorneことChrist.の2年ぶりのアルバム。BOCは牛歩な活動で新作がなかなか出ない上にポストロック寄りになったりと変化を繰り返しているのに対し、こちらのChrist.は比較的エレクトロニカを貫き通している様に思える。新作も遥かなる故郷への寂しさが込み上げる様なノスタルジーに溢れていて、良くも悪くもそんなに変わらないなと言う印象。柔らかく優しいシンセサウンドは多分アナログ中心なのだろうか、押し付けがましさが全く無く情緒のみがゆっくりと消え行くような音色を発している。地平線の果てまでも延びていくようなシンプルなメロディーの下には、複雑で入り組んだブレイクビーツが根を下ろしているけれど、全体の印象としては決して攻撃的と言う事でもなくかなり地味な部類に入ると思う。ノスタルジックではあるんだけど、更に歳をくって更けた印象と言うか寂しさがより強くなったと言うか。最近はこの手のエレクトロニカに出会う事は少なくなったので、ある意味貴重。

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| TECHNO7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |