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Hanna Hais - Rosanova (Argus:GQCD-10035)
Hanna Hais-Rosanova
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フランスのハウスディーバ、Hanna Haisのデビューアルバムを中古で買った。トラックリストを見たらディープハウスの伝説・Larry Heardがリミックスに参加してたから。実は彼女がリリースする曲は殆どがハウスアーティストにリミックスされて、程よいフロア仕様に手を加えられてリリースされている。だからこのアルバムの曲には、Matthias Heilbronnなんかも参加している。Hannaについては全く知らないのだけど、Larry Heardがリミックスをした「Il Parlait Pas Français」はクールで透明感溢れる控えめなサウンドプロダクションが本当に素晴らしい。一定のリズムを刻むハウスビートに上品なフランス語で歌うHannaのウェットな呟き声の様な歌が載ると、途端に都会的で洗練されたディープハウスに様変わりする。もちろんLarry Heardのリミックスワークが素晴らしいからこそ、彼女の声が映えるのは言うまでもない。他の曲はどちらかと言うと生っぽいサウンドで、US産の温かみのあるハウスサウンド色が強い。パーカッシブなリズム、乾いたギター音、アナログな優しいローズピアノやオルガンの音は、情熱と言う程には熱くはないが心地良い日の射す温かさがある。クラバーに喜ばれるのは間違いないのだが、この位良い意味でテンションが無いと家でリラックスして聴くのにも向いている。フランス語でのハウスソングはなかなか無いので、なんか新鮮な気持ちになれるね。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Paolo Mojo - Balance 009 (EQ Recordings:EQGCD013)
Paolo Mojo-Balance 009
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最近はまっているMIXCDが、プログレッシブハウスのMIXCDシリーズ"Balance"の9作目。担当をするのはSasha、John Digweedもその実力を認めると言うPaolo Mojoなのですが、披露しているプレイはプログレを中心にしながらもテクノとハウスをスムースに差し込んで、陰と陽を自在に行き交うボーダレスなセンスを感じさせます。まず1枚目はプログレやテックハウス気味のスムースな流れから始まります。時折ブリブリアシッドも入れつつ、局所的に陶酔系のドープな選曲。中盤はエレクトロハウスで少々テンションを下げつつ、熱くなった体を一端冷まします。そこから一気にDavina「Don't You Want It」→Underground Resistance「Transitions」のデトロイトハウスのクラシック連発で、盛り上がりも急上昇。流れを損なわずに最後は、ディープハウスの名曲「Deep Burnt」でストリングスが厳かに鳴り響き美しく締めました。そして2枚目はミドルテンポのプログレをがんがん回し続けるのですが、展開の多い曲(と言うか引っかかりのあるメロディーが多い)を多用して、楽天的かつ秘かにたたずむ妖艶さを醸し出しています。特に高揚感増すRobert Owens「I'll Be Your Friend」から、サイケデリックでモヤモヤなNathan Fake「The Sky Is Pink」に流れ込む瞬間は見逃せません。終盤は感極まるテックハウスMichel De Hey「Camera(Funk D'Void Mix)」でアッパーに盛り上げつつも、最後は名曲「La Ritournelle」でしっとりと儚い終焉を迎えます。全て聴き終わった後残るのは、安息の一時。久しぶりに完全に満足出来たMIXCDかもしれないです。プログレ系とは言いつつもテクノやハウスを織り交ぜているので、単調な流れに陥る事なく最後まで飽きずに聴けました。派手なミックスをする訳でもなく自然の流れに沿ったハウスビートなプレイは、心地良いの一言。絶賛お勧め中です。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Ricardo Villalobos - Salvador (Frisbee Tracks:FTCD011)
Ricardo Villalobos-Salvador
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クリックハウス界のダンディーな男、Ricardo Villalobosの旧作をコンパイルしたアルバムが登場。スルメの様にクネクネとした作風で掴み所の無い独特のグルーヴを生み出す不思議なアーティストであり、近年のクリックハウスシーンを引っ張る存在であります。とは言いつつもこの過去の作品を集めたアルバムは、彼にしては意外とストレートな4つ打ちハウスをやっていてこれはこれで好きかも。スムースに打ち鳴らされるリズムとディープ目のファットなシンセ音の絡みが、どんより暗雲立ちこめる日の射さない世界観を生み出している感じ。ドロドロ、ベチャベチャとする重いベースラインは最近の作風に繋がる所もありますが、やっぱり全体的に最近よりも勢いがありますね。味がじわ〜っと滲み出てくる近年の曲も良いんだけど、一発で持って行かれるグルーヴがあるのは昔の方かな。だからこそ逆に最近の作風よりはオリジナリティーが稀薄と言えばそうなんだけど、ガツンと来る流れは嫌いじゃないです。単純にダンディー男も昔は若かったと言う事なんでしょう。いや、しかしまじで低音が重く響いてくる、これは本当に重い。クリック前夜祭のジャーマンディープハウスがこれだ!

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
LO Compilation Mix By Susumu Yokota (Skintone:STR-12)
LO Compilation Mix By Susumu Yokota
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テクノゴッド・ケンイシイ、テクノ番長・田中フミヤと並ぶ日本のテクノ創世記を支えた一人でもある横田進。前述の二人に比べると色々な作風があるせいかいまいち捕らえ所が無いものの、初期はアシッドからテクノ、そしてハウスからブロークンビーツ、アンビエント、果てはポストロックやクラシックまでも取り込み、ジャンルに捕らわれない活動で独立したポジションを築き上げた天才です。その横田さんが久しぶりのMIXCDをリリースしたのですが、Lo Recordingsと言う聞いた事の無いレーベルの音源のみを使用したミックスとの事。ダンスサイドとリスニングサイドの2枚組と最近よくありがちな構成ですが、中身の方は横田さんらしいジャンルレスな選曲でした。ダンスサイドの方は比較的踊れると言う感じですが、あくまで比較的程度です。アシッドやらエレクトロやらハウスやらをプレイしていますが、リズムがストレートな4つ打ちではなくいびつなビートを成していてつんのめる感じ。もっとストレートなハウスを聴きたいなと言うのが、正直な感想ですな。リスニングサイドはポストロックやラウンジ系、ダウンテンポなどゆったり目の選曲。小洒落たカフェとかでは流れてそうなBGMなんだけれども、どうにも自分の耳には合わないというか。もっとスムースな流れでムードのある音を期待していたものですから。横田さんのMIXCDと言う事で期待はしていたのですが、レーベル音源を限定されたせいもあるのか今回はイマイチ。横田さんには期待をしているので、その分評価も辛くなってしまうのでありました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Rasmus Faber - So Far (Victor Entertainment:VICP-63409)
Rasmus Faber-So Far
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僕がRasmus Faberの存在に気付いたのは、何かのMIXCDで「Ever After」を聴いた時。小鳥のさえずりの様にキュートなボーカル、爽やかなアコギやホーンの音色、そこに軽快なリズムが被さり一聴しただけでその音楽は僕の耳に残った。この「Ever After」はきっとクラブミュージックを聴かない者にとっても印象的で心に残る曲に成りうるだろうが、それだけのポップセンスがRasmusには存在するのだ。

そしてこれが売れなければ一体何が売れるのだろう?と言う位、確実に売れるだろうRasmusの集大成的アルバム「So Far」。タイトル通り今までのシングルやリミックスを惜しげもなく収録し、これを機にRasmusの名は更に世に広まる事は間違いないだろう。Rasmusの曲にはクラブで通用するハウスのグルーヴを持ちながらも、メジャーシーンでもすんなり受け入れられる抜群のメロディーセンスがあるのだ。そう言うとただのミーハーで大味なハウスだと勘違いする人もいるかもしれないが(実際そんなくだらないハウスは一杯売れている)、Rasmusの曲は聴いて貰えれば分かる通り繊細で柔軟なアレンジが施され、すぐに消費期限が来てしまう曲とは一線を画している。メランコリックなボーカルの層、優しく広がる楽器の甘い音色、リズムは小気味良く軽快に体を揺らし、いつのまにかうっとりRasmusの世界観に浸っている自分がいる。Rasmusの曲がアンダーグラウンドなクラブで流れようと、世間一般が見るお茶の間のTVで流れようと聴く者をすぐさま魅了し、Rasmusの虜にさせるだろう。部屋で聴けば即座に小洒落たムードを作り出し、ドライブ中の車でかければノリノリで爽やかなムードを生み出すだろう。聴き易いあっさりとしたアレンジながらも、何度も聴くに耐える曲を作り出す彼の手腕は新世代の中でもピカイチ。

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| HOUSE2 | 23:30 | comments(6) | trackbacks(3) | |
Crue-L Future Compiled By Kenji Takimi (Crue-L Records:KYTHMAK-100DA)
Crue-L Future Compiled By Kenji Takimi
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瀧見憲司率いるCrue-L Records設立15周年+カタログナンバー100を記念し、未発表曲や初CD化の曲を集めた最新のレーベル紹介盤が登場。僕自身はCrue-L Recordsには殆ど興味もないのですが、気になるアーティストも参加していたので取り敢えず購入。1曲目Crue-L Grand Orchestra「More Than Paradise (LUGER E-GO Re-Edit)」からして、既にバレアリックな空気プンプンなチルアウト。悲壮感に漂うストリングスが何度も何度も頭を駆けめぐり、途中から入る優しくもか弱いピアノアレンジに、いつの間にか世界は天国へ。2曲目「Walk Through Happiness(LINDSTROM Remix)」は今が旬のLINDSTROMをリミキサーに迎えています。アコースティックギターの郷愁に満ちた音に、ディスコダブ的なギラギラのベースアレンジを加え、最新のエクレクティックなモードを披露。そして3曲目「Inspiration Information(KAORU INOUE Remix Beatless)」では、クロスオーバーの代表的存在・井上薫が素晴らしいリミックスを披露。ギターアルペジオを多用した開放感あふれるビートレスなアレンジで、井上薫の持ち味が最大限に表現されたアジアンな出来だと思います。そして何と言っても注目は「Spend The Day Without You (EYE Remix#2)」でしょう。元々は限定でリリースされたレコードから、このCD用に再アレンジしたバージョンを収録。EYEによる変態曼荼羅な世界が爆発し、イコライジングを強烈に効かしたハイエナジーディスコサウンドに変容。頭の中を何だか分からない狂気と歓喜が混ざった気持ちが突き抜け、どんな場所でもどんな人でも盛り上がる事間違い無しの一曲です。その後もハウスやチルアウト、ディスコダブなどが収録されていますが、このCrue-L Recordsと言うのは和製イビザなのだと感じました。アンビエントの様に瞑想を誘う訳ではないのですが、実在の時間を無視したスロウな時を刻み聴くだけで心が安らぐパラダイスの世界を提供してくれる音なんですね。「Crue-L Future」と言う通り、これからのレーベルの進むべき道を示した素晴らしいコンパイルだと思います。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Motorbass - Pansoul (Astralwerks:ASW81839-2)
Motorbass-Pansoul
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先日給料が入ったので、久しぶりに渋谷のユニオンへ行って中古漁り。そこでゲットしたのは、フレンチフィルターハウスの元祖:Motorbass。フレンチフィルターハウスを流行らせたのはDaft Punkなんですが、そんな彼らも影響を受けたのがMotorbassなんだとか。メンバーは現CassiusのPhilippe ZdarとAirをプロデュースしたEtienne De Crecy(って知らないな)の二人で、現在の活躍を見ればMotorbassが素晴らしいのも当たり前だったと言う事でしょうか。Daft Punkも影響を受けたと言うのはあくまでその手法だけで、Motorbassはもっとアンダーグラウンドでシリアスなハウスだと思います。ニューヨークハウスなんかにはどす黒いファンクや熱いソウルに溢れていますが、西洋の(特にフランス)ハウスにはそうゆう感覚は無く、逆に洗練され研ぎ澄まされたエレガンスが存在しています。決して下世話になる事もなければ派手過ぎる事もなく、品のある音楽なんですね。斜めに見れば気取っていると思われるかもしれませんが、それがフランス人気質なんでしょう。シンプルながらも意外と太いリズムトラックをループさせていて、Chateau Flightをストレースにハウス化させたらきっとこんな感じなんだろうと思いました。Daft Punkの100倍は良いよ、間違いない。ちなみにこれは再発盤なんで、初期レアトラックを納めたボーナスディスク付きです。

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| HOUSE2 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Detroit Beatdown Remixes (Third Ear:XECD-1043)
Detroit Beatdown Remixes
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テクノはデトロイト、シカゴはハウスなんていつの間にかそんな大きな区分けがされてしまった時、デトロイトにハウスを復権させたのはMoodymannやTheo Parrishだったんだろうな。もちろん彼らは超有名なアーティストな訳で誰もが知る存在なんだけど、よりデトロイトのハウスを掘り下げる為にMike "Agent X" Clarkは「Beatdown」を提唱した。それが2002年にリリースされたデトロイトハウスの最強コンピレーション「Detroit Beatdown」だ。黒人音楽を高密度の圧縮したこの低速ハウスコンピレーションには、Theo Parrish、Eddie Fowlkes、Mike Clark、Alton Millerから隠れた存在であるNorm Talley、Delano Smith、Rick Wilhite、Malik Alstonらの楽曲を収録。今までに類を見ない濃いデトロイトハウスである事は間違いない。そしてそのアルバムを多方面のアーティストがリミックスしたのが、この「Detroit Beatdown Remixes」だ。参加アーティストは、Carl CraigやAmp Dog Night、Gilb'r(Chateau Flight) らの有名処から、まだ一般的には知られていないアーティストまで色々。元々が濃い作品だらけだったのでどう調理されるかも楽しみだったのですが、リミックス後もやっぱり濃かったの一言。多くを述べる必要は無い。ハウスが好きな人ならば、きっと一回耳にするだけでこの「Beatdown」の素晴らしさが分かるはず。デトロイトは何度目かの春を迎えようとしている。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rolando - From There To Here & Now (NRK Sound Division:NRKCD025X)
DJ Rolando-From There To Here & Now
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Underground Resistanceの3代目DJとして、そしてGerald Mitchellと新たに立ち上げたユニット・Los Hermanosのメンバーとして活躍したDJ Rolando。しかしながらより広大で自由な活動を望むDJ Rolandoにとって、半ばコンセプト化されたURに居座り続けるには窮屈過ぎたのだろうか、人気を保ったままURを脱退。その後特にどんな活動をしているのかも耳に入らなくなって一年以上経ったのだが、遂に再始動なのか新たなるMIXCDをリリースする事になりました。しかも以前にも「Nite:Life 016」(過去レビュー)と言う名作MIXCDをリリースしたNRKから、今度は2枚組の大作でファン泣かせなリリースです。

Disc1はモロにハウス満開、軽く爽やかなアフロハウスから黒光りするディープハウス、キャッチーなアッパーハウス、温かみのあるソウルフルなハウスなど、どこをとっても4つ打ちハウスに囲まれています。以前生でDJ聴いた時は、ゴリゴリでミニマルなテクノ〜デトロイトテクノで鬼気迫る迫力のプレイだったけれど、このMIXCDでは幾分か肩の力が抜けてより自身のルーツに近いラテン的な面が出ている様な気がしますね。UR在籍時のハードで暗黒エレクトロをリリースしていた頃と同人物とは思えない程の変わり様ですが、このMIXCDの様なプレイをするのならばURとは一線を画すのも納得かな。デトロイト色が余りないから離れるファンも出てくるかもしれませんが、僕は素直に格好良いハウスだと思います。緩めの前半からキャッチーな中盤、疾走感溢れる後半(テクノ少々)まで手堅く盛り上げます。DJ Rolandoがまさか「Bar A Thym」をプレイするなんてって思ったけど、そんなプレイが彼のこれからの道を示唆しているんでしょう。

対してDisc2はダンサンブルながらもどちらかと言うと緩めの選曲で、夜にしみじみと聴くのに良いムードが出ています。Tread、David Alvarado、Vince Watsonらのテックハウス、Trackheadz、Indigenous Space People(Ron Trent)、Tokyo Black Star(DJ Alex From Tokyo)らのディープハウス、そしてデトロイト好きは見逃せない「Sueno Latino(Derrick May Illusion Mix)」を収録。ほぼフルレングスで収録してあるので、ミックスと言うよりはDJ Rolandoの自分用のリラクシングCDな意味合いが強そうです。たっぷり踊った後は体を休ませて、静かに時間を過ごそうって事なんでしょう。Disc1とは対照的に落ち着いて聴きたいですね。

さあ、後は新曲を待つのみ。DJ Rolandoの今後に期待が膨らむばかりです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - 3 (Versatile:VERCD011)
I:Cube-3
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フレンチミュージックの紹介が続けば、フレンチハウスシーンをアンダーグラウンドな面から支えるVersatile Records関連も紹介せねばいかん。特にレーベル設立者であるGilb'Rと友人のI:Cubeから成るChateau Flightは、ファンクやソウル、ジャズのエッセンスをデトロイトテクノやハウスと融合した華麗なる音楽を送り出している。さてVersatile Recordsの中で一番の働き者と言えばI:Cubeな訳で、複数のEPと4枚のアルバムをリリースしている。このタイトル通りの彼にとっての3枚目のアルバムは、より深化を遂げてモロにハウス基調の曲は少なくなってきている。そう言った変化が好き嫌いがあるにはせよ、現代風のクラブジャズやディスコ調のビートを持ち込み、デトロイトテクノから引き継がれる流麗なシンセサウンドを多用した事により、円熟味のあるディープなエレクトロニックミュージック化している事は認めねばならない。メジャー路線で分かり易い音楽で知名度上げたDaft Punkらに対し、I:Cubeは総合的なダンスミュージックを咀嚼・再構築し、クラブシーンでの支持を得てきた訳である。何と言っても色々なジャンルを取り込もうとも、I:Cubeの音楽には一貫して華麗で凛とした耽美さが封じ込められている。これこそフレンチハウスシーンで僕が最も好きな点であり、またそのシーンを特徴付けているものではないかと思う。安易なフレンチフィルターハウスに負けない渾身の一枚。



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| HOUSE2 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |