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Nebraska - Displacement (Rush Hour Recordings:RH-N1 CD)
Nebraska - Displacement
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オランダにてデトロイト病に冒されたDelsinとRush Hourからの新作は取り敢えず買っておけみたいな入れ食い状態ですが、このAlistair GibbsことNebraskaの新作もその一環で購入。UK出身のNebraskaはまだリリース数は多くないものの90年代半ばから活動しているベテランアーティストであり、本作は彼にとって2枚目のアルバムとなります。内容はRush Hourのレーベル性を特徴付けているデトロイトマナーを更にクロスオーヴァーに展開しており、テクノやハウスだけでなくブロークンビーツやダウンテンポなどの様々な要素を含む豊かな音色とビートを持っている。単調に陥る事なく多方面で受けそうなその幅広いリズムへの拘りは並々ならぬもので、大胆で鋭いキレと繊細な滑らかさを持ち合わせている。そしてビートダウン的なざらついたスモーキーな音像から煌きのある凛とした鳴りまで曲毎に使い分け、時にファンキーに時にメロウな感情の移り変わりにも特筆すべきものがある。何よりもこの暗いご時世に徹底的に明るくゴージャスでディスコティックな音色を鳴らしている事で、暗く淀んだ空気も吹き飛ばす力があるのは言うまでもない。ダンスミュージックとしての楽しみと共に、アルバムとして家で聴くにも耐えうる楽曲性があり、今更言うのも何ですが2010年度のベストにも入れたい位の秀逸な作品です。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crystal - Heavenly Overtone (Crue-L Records:KYTHMAK138)
Crystal - Heavenly Overtone

リリースは昨年末ですが新年の幕開けに相応しいトラックなので紹介します。Traks Boysとしても活躍しているCrystalが、国内外でも評価の高いバレアリックレーベル・Crue-L Recordsよりリリースしたのが"Heavenly Overtone"。天国の倍音と名付けられた本作はそのタイトル通りにユーフォリアが完璧な4つ打ちに乗るシューゲイズなトラックで、The Fieldにも共通する淡い世界とミニマルな展開から生まれる高揚感を持った曲です。じわじわと伸びるエグ味のあるエレクトロニックなリフに、そして突如挿入される美しすぎるピアノのコードに壮大な世界観を描き出すシンセストリングスの重なりは、雲を突き抜け成層圏を突き抜け天国まで辿り着く程のオプティミズムに満ち溢れている。ピアノ・ハウスなんて安っぽい言葉では片付けられない程に眩しく神々しいバレアリックなハウスで、テクノ/ハウスの壁を越えて、そして野外やクラブを問わずにピークタイムを約束してくれる一曲となるのは間違いないでしょう。空から降り注ぐ眩い光に包まれて一刻の心神喪失に陥るでしょう。気合の片面プレスです。



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| HOUSE7 | 13:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Boof - Shhh Dandelions At Play (Running Back:RBCD003 )
Boof - Shhh Dandelions At Play
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奇才・Maurice Fultonの変名であるBoof名義では5年ぶりとなるアルバムが、配信先行でリリースされてから半年を経て遂にCD化されました。Mauriceと言えばとかくMU名義でのパンキッシュなエレクトロに目が行きがちですが、Basement Boysにも関わっていた事から考えれば彼がカラージ/ハウスに対し精通している事は明白で、Maurice Fulton/Boof名義ではブラックネスが充満するハウスベースの音楽を披露しています。本作ではかつて音楽制作に退屈してしまった経緯から、コンピューターを使わずに彼が好きだと言うアナログ機材を中心に制作がされた模様です。ギターやベース、ドラムにシンセやMPC500などソフトウェアでなくハードウェアを中心に自分自身の手で演奏し、そこから生まれたのはざらついた艶めかしさのあるファンク/ディスコなサウンド。元々Boof名義では質感の差はあれど官能的な黒さを聞かせていましたが、DJではなくアーティストとしてより黒人音楽のルーツを見つめ直し、人力によるダンスミュージックをその手に取り戻しています。ベンベンとうなるチョッパベースや自由奔放に走りまわるシンセソロ、そこに被せる陶酔感のあるパッド系の音からは、ファンキーで荒々しい肉体的な質感と共に甘さが広がるエロスも匂わせます。しかしそれは派手にエロスを振り撒くのではなく、ゆっくりと誘うように魅了する大人のエロスを秘かに隠し持つようで、湿っぽい荒さもあるのに繊細さも兼ね備えているのです。奇才奇才と呼ぶのも何だか申し訳ないくらいに、真摯なブラックミュージックでした。



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| HOUSE7 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fudge Fingas - What Works EP (Firecracker Recordings:FIREC 007)
Fudge Fingas - What Works EP
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スコットランドはエディンバラのカルトレーベル・Firecrackerの新作は、ポストデトロイトハウスの役割を担うFudge Fingasが担当。10年以上の活動を経て今年リリースした初のアルバム"Now About How"(過去レビュー)ではハウスのみに収まらない総合的なブラックミュージックへの造詣の深さを示しましたが、新作ではFirecrackerらしい厳かなディープな作風のハウスを披露。幻想的なパッドやコズミックなシンセ、重厚なベースサウンドに浮遊感のあるか細いギターを一体化させた重層的なディープハウスは、漆黒のと言うよりは洗練と上質に向かったデトロイトハウスのようで、フロアでの機能性はばっちり。裏面には同じくFirecrackerからリリース歴もあり、今年大躍進した新星・Vakulaがリミックスを提供。端整に研ぎ澄まされた美しいシンセストリングスを追加しつつも、リズム対をロウに荒らした分だけ混沌としたビートダウン的な印象も感じさせるリミックスを行なっており、Vakulaの才能はもはや疑うべくもない。それに続く"Mass X"はビートレスなアンビエント・ハウス風で、望郷の念を静かに残してEPを締めくくる。年に一枚のペースでリリースするFirecracker、流石に質が高い。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Andy Vaz - Straight Vacationing (Yore Records:YRE-028cd)
Andy Vaz - Straight Vacationing
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かつてドイツにおいてミニマルテクノに特化したBackgroundを運営していたAndy Vazは、Backgroundを閉鎖後の2007年に今度はオールドスクールとニュースクールを結び付けるハウスレーベル・Yore Recordsを設立。Yoreからはデトロイトやシカゴのベテランのみならず芽を出しつつある若き才能、そして日本からの注目株まで怒涛の勢いで作品を送り出し、そして遂に主宰者本人の5年ぶりのアルバムが届いた。Yore以前は実験的なミニマルを制作していた彼も、ここではYoreと言うレーベルマナーに沿ってよりベーシックに、より初期衝動を突き詰めたハウスを披露している。何と言っても出だしのタイトルからして分り易い"Detroit In Me"、アシッドなベースラインの上を情感あるシンセがほんのり微熱を発するこの曲が、アルバム全体のトーンを既に表している。続く"Stubnitz"はシカゴ・ハウスの味気ないキックやパーカッションにそれとは対照的なソウルフルなサックスが絡む色気のあるハウスで、やはり内なるソウルを素直に表現している。またイタロハウスやディスコの名作をネタにしたと言う"Just Another Round"や"A Dope Jam (Bullyshit Mix)"では、黒い汗が飛び散る程にファンキーなディスコハウスを鳴らしており踊れる事も忘れてはいない。ディープでソウルフルである事、かつグルーヴィーである事を忠実に守ったハウスアルバムで、決して派手な作風ではないが時代に左右されない作品はこう言った音なのだ。また本作品にはAlton MillerやKez YM、Tony Ollivierraらのリミックスもダウンロード出来るアクセスコードが封入されており、Yore Recordsに関連するアーティストの素晴らしいリミックスも聴く事が出来る。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mind Fair - Kerry's Scene (International Feel Recordings:IFEEL017)
Mind Fair - Kerrys Scene
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2009年にウルグアイに設立されたInternational Feel Recordingsは、まだ新興レーベルながらもDJ HarveyのLocussolusやGatto Fritto、Rochaら実力派を擁し、最近では日本のGonnoがヒット作をリリースした事でも有名なディスコレーベルです。そのレーベルの新作はChicken Lipsのメンバーも参加しているMind Fairのデビュー作で、A面の"Kerry's Scene "はハーモニカやコンガ、ギターやピアノ、ムーグなど生演奏をふんだんに取り入れた土臭いディスコサウンドで、陽気なノリと訝しい空気感が漂いながらも時代を間違ったのかと思う位にロウな印象を受けます。そしてオランダのベテラン・Legoweltがリミックスしたバージョンは、豊かな音色のシンセとアシッディーなシンセでエレクトロニック化させたハウスを披露しており、懐かしさを保ったままよりフロア向けに作り替えております。しかし注目すべきはやはりTheo ParrishのSound Signature Transationバージョンで、オリジナルから僅かにメロディーの残像を残しつつ、目眩を覚えるような音の揺らぎでくらくらさせる異形のアレンジを披露しました。ジャズなのかディスコなのか、それともハウスと呼ぶべきか、黒人音楽のファンクネスが燻り続けた様な真っ黒なサウンドはそのどれとも称し難いワン&オンリーな作風で、TheoがDJセットで使う事で最大の効果を発するのは間違いないでしょう。今年のTheoの仕事っぷりはどれもずば抜けて凄いですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gerald Mitchell - Family Property (Underground Gallery:GMICD001)
Gerald Mitchell - Family Property
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DJ Rolandoとのユニット・Los Hermanosに於ける大ヒットで彼の名前は大々的に知れ渡り、その後Galaxy 2 GalaxyやUnderground Resistanceの活動をサポートする事でも高い評価を得ているGerald Mitchell。しかし実はかつてM5、D'Lareg、The Deacon、Hardlifeなどの変名で秘匿性の高い活動を95年頃から行なっており、URと言う共同体の中でも実は古参であった事が今では分かっている。特にDJではなくアーティスト/ユニットとして活動を行なっている事からも分かる通り楽曲制作能力は、余りの存在感の大きさ故にURの将来を一手に担っていたMike Banksにも匹敵する程だ。アルバム制作を殆ど行わないUR関連のアーティストの中でも既にLos Hermanosとして2枚もアルバムを制作した事が、彼の溢れんばかりの創造性や創作意欲の高さを示している。そして遂に長い音楽活動を経て完成した本人名義のアルバムは、今までの変名ユニットやLos Hermasnoの延長線上でありながら、更にダンスミュージックと言う前提以前にヒューマニズムを強く意識した熱い魂を感じさせる内容となった。それは曲名にも"Soul"や"D.N.A"と言う人間の根源、"Afro"や"Funk"や"Tech"と言った様式、"Family"や"Hermanos"などの人間関係の言葉が含まれている事からも分かる。スタイルとしてはデトロイトの系譜を実直に受け継ぐテクノ/ハウス/ジャズ/ファンクだが、DJが制作した時にありがちな機能だけに特化した単調な音楽とは異なり、豊かなハーモニーやメロディーと多彩なグルーヴも生演奏と電子楽器の巧みな演奏から生み出しいる。これは基本Geraldが一人で創り上げたアルバムではあるが、しかし決して一人ある事を感じさせないバンドを意識した構成で成り立っており、そして音楽を愛する人間との関係から生まれたと言う意味では確かに一人ではなく大勢の思いが込められているのだろう。だからこそ、"Family Property"と言うタイトルが付けられている。Gerald Mitchellの集大成であり、そしてデトロイトテクノの指標となるべき作品だ。

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| HOUSE7 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Chez Damier - Forever Monna (Balance:BR01US)
Chez Damier - Forever Monna

ここ数年のシカゴ・ハウスへの隆盛の一旦を担っているレジェンド・Chez Damier。新作をリリースする傍ら過去の名作を現在に呼び起こすリイシュー作業にも力を入れておりますが、本作もその一環で95年にリリースされたStacey Pullenと制作したハウス名盤"Forever Monna"を新たにリミックスし直し、更にはTrack Modeより04年にリリースされた"Your Love"のリミックス、そして近年Mojubaよりリリースされヒットした"Why"のエディットを収録といたせりつくせりな内容です。何と言っても"Forever Monna"のセルフリミックスが白眉で、今聴くと少し安っぽく古さを拭えないオリジナルからリズムの太さとグルーヴ感を格段に上乗せし、そこに耳元で囁くような甘い女性の呟きを加えて、成熟と言う言葉が相応しい進化を聞かせてくれました。普遍的な奇を衒わないディープハウスなのに、しかしDamierにしか醸し出せない厳かでロマンティックなこのハウスは、彼の今の脂の乗り具合を示しているでしょう。そして逆にオリジナルより軽快にエレクトロニック度を高めた歌物ハウス"Your Love"は、自己陶酔している男性ボーカルと相まって聴く者を陶酔させる事でしょう。"Why"はエディットされ時間が短くなっておりますが、気怠い雰囲気の中でブルースハープが揺蕩い琴線を震わす名作で、音に酔いしれるのは間違いありません。収録曲全て外れ無しの素晴らしい選曲&リミックスで、ハウスファンならばマストバイでしょう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kez YM - Stride EP (Faces Records:FACES 1210)
Kez YM - Stride EP
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日本だけではなく国外に於いて高い評価を得ているKazuki YamaguchiことKez YM。デトロイトソウルに沿ったハウスをリリースするAndy Vaz主宰のYore Recordsに所属し、また2010年にはPanorama Barにも出演するなど、ゆっくりとしかし着実に自分の立ち位置を築いている日本のハウスアーティスト。そして新作はMCDEを主宰しているPablo Valentinoが平行して運営しているFaces Recordsからのリリースと、Kez YMのブラックネス溢れる音楽性が良質なブラックミュージックを追求するレーベルに認められた証で、本作にて更に高い評価を得るのは間違いないだろう。Motor City Drum Ensembleにも通じるマイナーコード調のスムースなハウス"Alley Of Mind"、鍵盤が華麗なコードを奏でるファンキーな"Rusty Parade"、雑踏のざわめきを感じさせる湿っぽいジャジーなハウス"Diffusion"等、そのどれもが控えめながらも秘めたるソウルを隠し持つデトロイトを意識したハウスだ。瞬発力や爆発力に任せた派手なだけの音楽とは全く異なり、滑らかなハウスのグルーヴにファンキーなメロディーや豊かななコード感を掛け合わせ、じんわりと心に響く音楽性を持っている。本場デトロイトの異形な黒さは無いが、その分だけKez YMの音楽は上品な艶を生んでいるように思われる。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Theo Parrish - S.T.F.U. (Sound Signature:SS044)
Theo Parrish - S.T.F.U.

Theo Parrishが主宰するSound Signatureからの自身による新作が到着。時には噎せ返る熱気と湿度を伴うソウルフルな音を、時には意識をも飲み込んでしまう混沌とした音を聞かせる彼ですが、新作では無骨なまでのローファイなアシッド・ハウスやシカゴ・ハウスへ傾倒し、いつも以上の奇才っぷりを発揮しております。地味と言えば地味、単純と言えば単純、普段の彼の作品に比べると耳への鳴りは心地良くないどころか狂気さえも感じさせる鳴りで、特に彫刻を施したかのように簡素にスカスカながらも、ゴリゴリとしたキックとシャリシャリしたハットのリズムだけでも暴力性が滲み出ています。またメロディーやハーモニーを削ぎ落としながらも不気味かつ不思議な上物の反復と、極度に強調されたベース音はドロドロとしたサイケ感を発し、音自体は古臭い所からまるで未知なる異形が生まれだすような胎動が感じられ、クラブの大音量で聴けばそれこそ打ちのめされるのは間違いないでしょう。大量の音で埋め尽くすのでなく、限られた音だけでこうもタフでぶっといグルーヴを生むとは、Theo Parrishの手腕恐るべし。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |