2008/07/12 LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY @ LIQUIDROOM
ふぅ〜、連日クラブで疲れましたが恵比寿リキッドルーム4周年記念はデトロイトからLos HermanosとシカゴからLarry Heard。特にLarryは何度も聴きたいと思っていましたが、都合によりYellowで回していた時は行く事が出来ずもどかしい思いをしていたので、ようやく念願かなったりです。そう言えばリキッドルームも久しぶりでしたが、低音から高音まで大音量が出ているにもかかわらず音が割れる事もなく、また照明などもストロボフラッシュの単純な物だけのデトロイトスタイルで、箱の雰囲気はやはり良いですね。後は今回の様に定常的に深夜営業が出来れば良いのですが、それは難しいんですかね。
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| EVENT REPORT1 | 18:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
2008/07/11 UNIT 4th Anniversary @ UNIT
テクノの生きる伝説・Basic ChannelからMoritz von Oswald TrioがUNITに襲撃。と言ってもまさか今時の若い人が今更ベーチャンに興味なんか持ってないだろうと高を括ってましたが、すんません、UNITが久しぶりに超混んでました。12時過ぎにクラブに入ったんだけど、その時点でフロアは人混みでパンパン。全然前に行けないし、勿論踊る事も不可能。YOUTUBEのライブ映像を見た限りだとどう聴いても踊れないライブなのに、まさかそれでもMvOTを聴きたい人があんなにいるなんて、自分も含めて極度にどMなクラバーは意外と多いのですね。
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| EVENT REPORT1 | 17:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Floatribe Mixed By Kaoru Inoue & Kentaro Iwaki (Rambring RECORDS:RBCS-2274)
Floatribe Mixed By Kaoru Inoue & Kentaro Iwaki
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代官山・Unitで隔月行われているパーティー・FloatribeのオフィシャルMIXCD。手掛けたのは勿論レジデントの二人、井上薫と岩城健太郎。どちらのDJもテクノやハウスだけに限らずアンビエントやチルアウト、生音系にも精通している音楽家なので、本作もリリース前から気になっておりました。まずは井上薫が手掛けた方ですが、普段のクラブでのアッパーなプレイとは異なり緩いグルーヴを保ったテックハウスが中心。例えるならパーティーの終盤で朝が近づいて来る時間、または徐々に夢が覚めていく様なモヤモヤとしたまどろみの時間、そんな時の心地良さが持続したムード。陳腐な言い方だけどキラキラと輝く光が降臨していて、もう多幸感に包まれて天にも昇る気持ちです。聴き終わる頃にはすっきり夢から覚めて、身も心もリフレッシュされるはず。対して岩城健太郎のミックスは何とも言い難い独特なプレイで、ミニマルやエレクトロハウスもあれば、太鼓どんどこなアフロや中近東の匂い漂うエスニックな物まで色々混ざっていて、恍惚や快楽を飛び越した混沌とした状態。半ば呪詛的なバッドトリップ感が涌いてきて、脳味噌ぐるんぐるんです。と思いきやラスト2曲でBorder Communityのトラックが続き、淡いサイケデリアが花開きようやく現世に引き戻されます。井上薫のミックスが昼間の音楽だとしたら、岩城健太郎のミックスは真夜中の音楽、そんな感じの対照的な内容で想像以上に楽しめます。実際のパーティー・Floatribeもこんな感じで格好良いんでしょうね、今度踊りに行きたいですな。

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| HOUSE4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Quadrant - Infinition (Basic Channel:BC-QD)
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遂にライブが明日に迫ったMoritz von Oswald Trioですが、そのMoritzとMark Ernestusの伝説的ユニット・Basic Channelの名作を一つ紹介。彼らは色々な名義で活動していますが、その一つQuadrantは1993年になんとPlanet Eからリリースされた物。すぐにR & S Recordsにもサブライセンスされ大ヒットした名作中の名作ですが、僕が持っているのは2004年にBasic Channelからリイシューされた盤です。リイシューだとオリジナル盤から数曲が削除され2曲しか収録されていないのが残念ですが、それでも十分に価値のある一枚でしょう。特に注目すべきは彼らの作品の中では結構まともにダンストラックを披露していて、クラブでかかったら本当に気持ち良さそうな音である事。A面の"Infinition"では強烈な4つ打ちキックが続いていて、その上をアトモスフェリックな残響音が反射していく心地良いダブテクノ。柔らかいシンセのディレイが空間に満たされ、ほわほわな浮遊感を生み出しております。B面の"Hyperprism"もシンセのメロディーを多用した珍しいトラックですが、どことなく不安気で物悲しい感じです。ディレイやエコーは余り使用せず、ディープなテックハウス辺りに属する音ですね。しかし本作が既に1993年に生まれたいたなんて、やはりオリジネーターの力は偉大だなあ。

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| TECHNO6 | 08:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Monolake - Hongkong Remastered (Monolake / Imbalance Computer Music:ML000)
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最近俄に活気付いているBasic Channel本家とその関連アーティストですが、遂にMonolakeのレアな1stアルバムもリイシューされちゃいました。中古でも全然見かけず手に入れられなかった作品だったので、自分にとってはめちゃめちゃ嬉しいです。MonolakeはGerhard Behles(既に脱退)とRobert Henkeから成るユニットで、かつてはBasic Channel傘下のChain ReactionからEPをリリースしていたミニマルダブアーティストです。そしてChain Reactionからの数枚のEPをコンパイルしたのが"Hongkong"で、やはりベーチャン子孫と言われるだけあって音は完全にベーチャン影響下のダビーな音響空間が広がっています。ただ中には丸っきり本家まんまな曲もあるので、まだまだオリジナリティーが出ていなかった時期でもあります。しかし本家との大きな違いと言えばモヤモヤと空間を満たしていく薄いアナログシンセのヴェールは本家よりもアンビエンスの要素が大きく、ある意味単純な心地良さで言えば本家よりも上かもしれないですね。また注目すべきは香港でのフィールドレコーディングが取り入れられていて、雨音や虫の鳴き声などの自然音が随所に散りばめられていて、それがやはりアンビエンスを誘発している事。まるで広大な大自然の中でミニマルダブを聴いている様な錯覚さえ生じる不思議な感覚。こりゃ寝る時に流していたら最高の睡眠剤になりますわ。

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| TECHNO6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |