Calm Presents Conception For The Street Noise Scene 3 (KSR:KCCD-061)
Calm Presents Conception For The Street Noise Scene 3
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ブログ更新しようとしていたら大雨ですよ、河川の氾濫ですよ。東京に住んでいてこんな自然災害は初めてだったと思います。うちの半地下にも水が入ってくるし、ほんと大変でした。

さて、そんな疲れた心を癒してくれるのが相変わらずCALM選曲・監修のこのコンピです。今までのシリーズがフューチャージャズ中心の選曲でしたが、今作はダウンテンポ中心かつ日本人の作品を集めた癒しの一枚となっております。みんなも知っているアーティストが集められ、特にハラカミレイがタンツムジークの曲をリミックスした物は極上の出来です。柔らかい丸みを帯びた音がらんらんとスキップする様なノリで、完全にハラカミ色に染まっています。サイレントポエツのキラキラと朝焼けが降り注ぐ様なアフターアワーズ的トラックも素敵ですね。ベッドの中で微睡みを感じつつ、気持ち良い朝を迎えられそうです。個人的に注目はシュガープラネットの「E2-E4」カバーでしょうか。そう、Manuel Gottschingの「E2-E4」カバーなのですが、ストイックな面は潜めて逆に優しさに包まれる様なギターが密かに彩りを添えて、スウィートなボーカルも加わりダウンテンポバージョンとして再生しております。「E2-4」のリメイクは色々ありますが、これが案外いけてるんですわ〜。「Sueno Latino」のパラダイス風快楽トラックとは異なり、むしろ天上界の穏やかさみたいですね。この他にも質の高い曲が多数収録され、全体通して全く外れがありません。ヒーリングコンピレーションが数あれど、これが本当の癒しの一枚だと言わんばかりのCALMの選曲に脱帽です。

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| ETC1 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Calm presents Conception For The Street Noise (KSR:KCCD-039)
Calm presents Conception For The Street Noise
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夏の終わりが近づき秋の足音を感じるこの頃、ちょっと寂しい気持ちになるであろう。そんな時、CDラックからこのCDを引っ張り出して聴いてみました。CALMが選曲・監修を行ったこのコンピレーションアルバムは、フューチャージャズやブロークンビーツを中心に集められています。CALM自身やIan O'Brien、As Oneなどが楽曲提供をしていて、やはりここら辺のアーティストの曲は大変質が高いですね。CALMの「Street Noise Theme」は、ノンビートで都会の喧騒を忘れる様な穏やかさがあり、正にテーマ曲に相応しいです。Ian O'Brienの「Midday Sunshine」はゆらりゆらりと揺れる様な浮遊感があり、夜長になる秋の佇まいを感じさせます。続くAs One「Dhyana」は今にも生まれんばかりの胎動の様で、新たなる季節の迎えを表現するようなコズミックジャズで非常に素晴らしいです。またアルバムの前半はアンビエントな広がりをもった楽曲が多いのですが、アルバムの後半は知らないアーティストばかりで、前半に比べるともろに生音重視のジャズ色強めですね。まあそれでも、夏の終わりの寂しさを紛らわせてくれる優しさが感じられます。季節が変わる頃にほっと一息して、次の季節を迎える準備をしようではありませんか。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
69 - The Sound of Music (R & S Records:RS95078CD)
69-The Sound of Music
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現在でもシーンの最先端を行くデトロイトテクノの天才、Carl Craig。彼の創り出す音楽は独創的でありながらもフロアを揺らす事も出来ます。特にこの69名義ではかつて僕が聴いた事のなかった新鮮な音を発していましたが、今聴いてもそのオリジナリティーが失われる事はありません。普通のアーティストが創り出す音は「誰々に似てるよね〜」とか例えられるのだけれども、69に関してはなかなか類似品を出すのが難しいです。デトロイトテクノではあるんだろうけど、明らかに他のデトロイトテクノとは一線を画すサウンドで、フィルターの掛け具合だけで展開を付ける曲や、ジャーマンプログレに影響を受けた様なサイケデリックな雰囲気もあります。そして鋭い金属的なシンセ音が自由気ままに空間を支配し、冷たく無機質な音楽がソウルをもったかのようにファンキーな音楽へと昇華されています。既存のダンスミュージックの枠を打ち破ったダンスミュージックであり、Carlの実験精神が一番強く表れている傑作でもあります。

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| TECHNO2 | 21:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Carl Craig - Landcruising (Blanco Y Negro:4509-99865-2)
Carl Craig-Landcruising
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今年になってCarl Craigの1STオリジナルアルバム「Landcruising」が、「The Album Formerly Known As...」と言うタイトルで3枚組LP、リマスター済みで再発されました。実は「Landcruising」は一般的には余り評価が良くないのですが、僕はそれに対してかなり懐疑的です。このアルバムが出た頃は69名義やPaperclip People名義でダンストラックを量産しまくっていたのですが、このアルバムは架空のサウンドトラックとも言える深い創造性に富んだ作品でした。クラブ受けするダンスミュージックからは余りにも離れていた為評価が低いのかもしれませんが、今こそよく聴いて欲しい。何故Carl Craigが今になってこの作品を新たなバージョンで出す事になったのか?21世紀に入った2005年と言う時代に於いてもこのアルバムに詰まっている音は、まるで近未来の都市が奏でる電子音楽の様ではないか。ファンキーと言うよりもエモーショナル、最新と言うよりもレトロフューチャー、Carl Craigの夢見た世界が目の前に広がって行きます。非常に洗練され緻密に組まれたプログラミングが奏でる、エレクトロニックソウルの深遠な世界。

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| TECHNO2 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Recloose - Cardiology (Planet-E:PLE65267)
Recloose-Cardiology
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デビュー以前デリで働いていたReclooseことMatthew Chicoine。そのデリの常連であったCarl Craigがテイクアウトを頼み、その時にMatがパンの間に自分の音源が入ったテープを挟み、その音源を気に入ったCarlがMatに声をかけた事からMatの快進撃が始まったと言える。そう、デトロイト新世代はCarlの嗅覚から探し出されたものなのだが、Reclooseの音楽は確かにCarlのテクノとジャズの良いとこ取りされた様でもある。「Ain't Changin'」や「 Can't Take It」はメロウでありながらも、バンドが生み出すようなグルーヴに溢れファンキーである。「Kapiti Dream」は浮遊感溢れるシンセ使いが気持ち良いデトロイト直系テクノ。中には「M.I.A.」の様にセクシーなR&B調の曲や、明らかにヒップホップから影響を受けたリズムが特徴の曲などもある。作品がばらばらな出来になっている訳ではないのだが、バラエティーに溢れた作りは明らかに彼がテクノ以外にも色々影響を受けて来たことを物語っている(事実テクノ、ハウス、ジャズ、ヒップホップ、レゲエ、ダブを聴いていたとの事だが)。特に緻密で多彩なリズムトラックは、打ち込み音楽であるにも関わらず生き生きとしていて、ファンクネス溢れるアルバムとなった一因でもあると思う。デビュー作においてほぼ完璧に近いアルバムを作り上げたReclooseでしたが、最近の2NDアルバムで方向性を間違えた事には残念でした。聴くならこの傑作1STをお薦めします。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |