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Mark Flash - Corktown EP (Elypsia:ELY06012)
Mark Flash - Corktown EP
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デトロイトの反骨精神軍団であるUnderground Resistanceの新世代メンバー(とは言ってもアーティストとしてはベテランのようだ)であるMark Flashは、DJでありパーカッションやキーボードもプレイするプレイヤーでもあり、そして積極的に作曲活動も行うアーティストだ。その手腕からGalaxy 2 Galaxyへの参加、そしてMike BanksとのユニットであるDepth Chargeの一員としても活動するなど、積極的にデトロイト・テクノを鼓舞するように後押しを行っている。そんな彼の新作は予てからデトロイト・テクノ推しなベルギーのElypsia Recordsからと言う事もあり、デトロイト魂が炸裂する内容だ。タイトル曲である"Corktown Groove"はFlashらしい弾けるパーカッションが導入された躍動感溢れる骨太テクノで、勿論正統派らしいメロディアスなコード展開やシャッフルするリズム感も見受けられ、そしてエネルギーに満ち溢れたシンセソロのポジティブな感覚は闇を切り開くような希望そのものだ。"Elmwood Park"も似たようなタイプで直線的でエネルギッシュな4つ打ちビートにコズミックなシンセを散りばめ、そこに叙情的でうっとりするメロディーやエモーショナルなシンセソロが入ってくる典型的なデトロイト・テクノで、その力強さは如何にもFlashらしい。対して"Kairad"はややダークで下から迫り上がってくるようなシンセの用い方で、粘り強い低音の効いたグルーヴによってじわじわと盛り上がる持続性が強い。ラストの"Dequindre Cut"は希望に溢れた方のURらしいポジティブなシンセが弾け飛び跳ねるようなリズムに揺れるコズミック・テクノで、ある意味では古典的とも呼べるスタイルを踏襲しながらもその溢れるようなエネルギーは初々しくもあり、停滞するデトロイトのシーンに活を入れるようでもある。スタイル的には出来上がっているジャンルが故に新しさという物を感じる事はないが、むしろ実直に自分の道を見返しながら先へと進めていくような気概が感じられる。これがデトロイト・テクノだと言わんばかりに。



Check Mark Flash
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - Deep Encounters Vol. 1 (Bucketround:Bucketround 009)
Various - Deep Encounters Vol. 1

Manuel Costelaが主宰するスペインのBucketroundからの新作は4アーティストによるコンピレーション作だが、そこに連ねる名前を見れば例えレーベルには疎くとも少なからず興味を惹かれるのではないか。Manuel Costelaを筆頭に日本からはTominori Hosoya、スイスからはAllstarr Motomusic、スペインからはJesus Gonsevと雄大で綺麗めのディープ・ハウスに関しては誰もが一目置かれる存在であり、本作に於いても現在形のモダンなハウスを存分に発揮している。4アーティストが集まりながらも各々が繋がりを持った関係であり、だからこそコンピレーションとしての纏まりもあり、単に知名度だけに頼った纏まりのないコンピレーションとは一線を画している。Gonsevは滑らかで流麗なシンセのコード展開を軸にキレのある4つ打ちのハウスグルーヴで疾走し、スポークンワードを効果的に用いて壮大な空の広がりを感じさせる"Terminal 5"を提供しており、清々しく爽快なハウスを聞かせる。そしてHosoyaによる"Strider Practice"は彼らしい透明感のあるシュワシュワとしたシンセが何処までも伸び、爽快な効果音やポコポコとした抜けの良いパーカッションによって大空へと上昇気流に乗って飛翔するような展開で、優雅に空の中を舞い踊る。対して裏面の2曲は内向的でアンビエントな趣きもあり、Allstarr Motomusicの"Pulsate"はコズミックなシンセが小刻みな揺れ動きながら幻想的なパッドで包んでいく微睡みのディープ・ハウスで、ぐっとテンポを落とした事で深い瞑想の中へと誘い込まれていく。そして主宰者であるCostelaが手掛けた"Mind Purveyor"はカラッとしたパーカッションが鳴りながらも隙間を活かしたすっきりした作風で、薄っすらと情緒的なシンセで繊細なメロディーをなぞり淡い夢の中を彷徨うような甘い陶酔のディープ・ハウスで、少ない音数で上手くメランコリーを引き出している。弾けてアッパーな曲からダウナーな曲までどれもこれも淡くも心に沁みる情緒を含んだディープ・ハウスは一聴して耳を惹き付ける程の魅力があり、本作によって彼等の実力を伝えるには十分な内容で、素晴らしいレーベル・コンピレーションと言えよう。

| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ron Trent - Dancin' Remixes (Headphoniq:Q-013)
Ron Trent - Dancin Remixes

シカゴ・ハウスのレジェンドであるRon Trentの新作は、4曲全てがリミックスの異色作。元々はシカゴ・ハウスのレーベルであるHeadphoniqから2014年にリリースされたコンピレーションの中の1曲として発表されたものを、この度レーベル側の人選だろうか、シカゴからは若手のEd NineとベテランであるJordan Fields、そして日本からは著しく評価を高めているTominori Hosoyaの変名であるTomi Chairと日本のハウス・ミュージックの大ベテランであるToru S.らによってリミックスを行い、それらを一枚のEPとして纏めたのが本作だ。"Ed Nine Remix"は一番オリジナルの雰囲気に近いだろう、流麗なパッドのコード展開やシンセストリングスをそのまま前面に打ち出しつつ、幾分か優しく滑らかに研磨したようなスムースなビートへと作り変えて、上品でエモーショナルなディープ・ハウス性を表現している。一方で"Jordan Fields Remix"は上モノの音を削りながら、リズムは逆に粗く太く逞しくと骨太さを打ち出して、仄かに情緒的な部分は残しつつも全体の雰囲気としてはシカゴ・ハウスの荒削りな面を強調したファンキーなハウスになっている。オリジナルから完全に自身の個性に塗り替えているのは"Tomi Chair Remix"で間違いなく、天井から降り注ぐような神聖なピアノの響きや透明感のある伸びるパッドで多幸感を発しながら、軽やかなパーカッションも加えて浮遊感のあるトライバル・ビートで疾走するディープ・ハウスは、正にHosoyaの作品である事を強く宣言している。そして"Toru S Remix"も繊細に響く綺麗なヴィブラフォンの旋律を加え優雅に雰囲気に変化させつつ、スムースで柔らかいビート感によってしっとりしたハウスへと生まれ変わらせており、こちらもリミックスの技が存分に発揮されている。4リミックスの中では日本人アーティストによる2曲がリミックスとしての面白み、そして曲そのものの出来としても秀でており、フロアを幸せな気持ちで満たす事が出来るだろう。



Check Ron Trent
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Koze - Seeing Aliens (Pampa Records:PAMPA 030)
DJ Koze - Seeing Aliens
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ダンス・ミュージックの界隈に存在する数少ない奇才の一人、Pampa Recordsを主宰するDJ Koze。単に変わって捻くれた事を目的にするのではなく、ポップな音楽性との調和を成立させ奇抜でありながらも決してリスナーを闇雲に遠ざけるような事はしない。テクノやハウスにダウンテンポやヒップホップなどジャンルに縛られる事もなくトレンドからも解放された、それはつまりDJ Kozeの個性とも呼べる確立された音は、むしろ親しみさえ感じられる程にポップなのだ。2015年のアンセム級トラックである"XTC"から2年、最近リリースされたアルバムの先行EPの一つである本作も、それにも負けず劣らずなサイケデリアと多幸感を持ち合わせている。それこそが"Seeing Aliens (Extended Breakthrough Version)"で、ノイズにも似た鈍いシンセサウンドが生み出す混沌の中にはメランコリーとサイケデリアが融和し、そこから弦楽器のような響きや奇妙な効果音に膨らんだベース音など様々な音が挿入されながら、捻れたようなエフェクトによって視界も歪む幻惑的な白昼夢に誘い込むこのハウスは、その奇怪な作風ながらも徹底的にメロウな感情に溢れている。シューゲイザー風な濁った音響のぼやけた世界観、そして溶けるように甘美なメロディーは非現実へと逃避させるには十分過ぎる程の陶酔を引き起こし、パーティーに於いてもやはり強烈なインパクトを残すであろう曲になる筈だ。そしてアルバムには未収録の"Nein Konig Nein"、こちらもバレアリックなメロウネスや多幸感という点では負けず劣らずだが、シタール風の流麗なシンセやエフェクトのかかった歌が前面に出て、ビートはやや削がれて身が軽くなった事で穏やかでポップなテック・ハウスになっている。2曲だけのEPにおいてもこれだけのオリジナリティーを存分に発揮しているDJ Koze、この後のアルバムでも更に強烈な世界観を展開している事は間違いないだろう。



Check DJ Koze
| TECHNO13 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Midnight In Tokyo Vol. 1 (Studio Mule:Studio Mule 1 CD)
Midnight In Tokyo Vol. 1
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日本発のレーベルでダンス・ミュージックの業界で最も知られているレーベル、おそらくそれはMule Musiqである事に異論を唱える者は少ないであろう。国境を越えて日本を含む世界各国から知名度だけに頼らず確かな才能を持ったアーティストの作品を送り出し、レーベルの成長の過程で音楽性によってEndless FlightやMule Electronic等にも分岐しながら、今や世界的に見てもトップレーベルの一つになっている。そんなレーベルの新たな試みが現在のダンス・ミュージックにこだわらないStudio Muleという姉妹レーベルで、初めは日本の昔の音楽に焦点を絞っているそうだ。レーベル第一弾である本作は7〜80年代の日本産ブギー&ディスコがコンセプトで、当方には知らないアーティストの作品が名を連ねているものの、だからこそ逆にそのどれもが懐かしい響きと共に新鮮な音楽に聞こえてくる。オープニングはハーモニカ奏者の八木のぶおによる"Mi Mi Africa"、土着的なパーカッションの導入からファンクなベースにゴージャスなブラスやハーモニカが入ってきて、情熱的なアフロ・ファンクを聞かせる。続く清水信之による都会的でレトロ・モダンな雰囲気のあるシンセ・フュージョンの"Silver Top"、Piperによる爽やかな風が吹いてくるメロウなAORの"Samba Night"など、当時の時代の空気を含んだ懐かしさがいっぱいながらも色褪せないメロウネスには潤いが感じられる。こちらも輝かしい光沢のあるブラスやシンセに装飾された高村亜留による和風ポップスの"Koi Wa Saikou (I'm In Love)"、愛らしくキュートな歌も相まってもうメロメロだ。KraftwerkやYMO辺りに触発されたようなHonma Expressのポップなエレクトロ・ビートが聞ける"What The Magic Is To Try"は、テクノポップという表現がぴったりだ。同様に少女隊 & Red Bus St Projectに"Electric City"もエレクトロニックなビート感を前面に、刺激的なニューウェーブ感も盛り込んで刺々しさが格好良い。またミニーによる"Rocket 88"は随分と哀愁が漂っており何だか昔のアニソンのような雰囲気もあるが、感情を熱くするボーカルやベースやシンセが躍動するシンセファンクな曲調によって、ぐっと盛り上がる一曲。和モノを軸にしっとりメロウから肉体の躍動感までバランス良く選曲されており、外れなしの間違いないコンピレーションは流石Mule Musiqだ。第二弾も既にリリース間近と、世界的に盛り上がる和モノの中でもこのシリーズもきっと存在感を強めるに違いない。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE13 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |