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Naturally Gushing vol.1 (Naturally Gushing:NGD001)
Naturally Gushing vol.1
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日本のアンビエント仙人・サワサキヨシヒロののほほ〜んとした温泉アンビエント。ちなみにサワサキさんと言えば1994年にR&S傘下のApolloからリリースされたMeditation Y.S.名義のEPで、既にオプティミスティックなアンビエントを披露していたのですが、徐々にドラムンに走ったりと奇行・迷走していた時期もあった挙句にようやく本作でアンビエントに戻ってきました。しかも温泉好きが高じてか温泉をコンセプトにした「Naturally Gushing」シリーズを立ち上げて。「Naturally Gushing」とは自然湧出の事で、本物の温泉への思いを音楽へ込めているそうです。久しぶりのアルバムですが、初期の頃のオプティミスティックな音色が戻ってきているだけでなく、そこにジャジーでライブ感のある音を持ち込んだりして新境地も開拓。とは言っても大半はふわふわぷかぷかな極楽浄土のアンビエントなのでご安心を。この温泉アンビエントは全く澱みや曇りの無い純粋で楽観的なムードに満たされていて、温泉に浸かってリラックスするが如く身も心も解きほぐされていきます。都会の喧騒に包まれて心が汚れた時、毎日の仕事で心が疲れた時、そんな貴方の心を清らかに、そして癒してくれる温泉なアンビエント。あ〜温泉って最高ですね、日本人に生まれて良かった〜☆

Check "Yoshihiro Sawasaki"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaoru Inoue Presents Chari Chari - In Time Ultimate Collection (Rush!Production:TFCC-86411)
Kaoru Inoue Presents Chari Chari - In Time Ultimate Collection
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近年は完全にテクノ/プログレ化した元Chari Chariこと井上薫が2002年に放ったクロスオーバー大傑作"In Time"(過去レビュー)が、2007年に装いも新たにリイシューされております。今では電子音バリバリなダンストラックを作っている薫さんも、その当時はまだフロアだとかハウスだとかテクノだとかに縛られない大地の生命力に溢れた音楽を作っていて、エキゾチックかつ有機的な音色はまるでアジアから南米への音楽の旅のようでした。久しぶりに本作を聴いても当時の衝撃は色褪せるどころか、今尚大地の新鮮な香りを発し人間の踊る事への欲求を呼び起こす大地のグルーヴが詰まっておりました。クロスオーバーと言ってしまえば今では巷に溢れている音楽のようですが、ただのジャンルの吸収や搾取に陥るだけでなく、本作には南米現地のフィーリングやムードまでも包括した文化の理解もあり、その意味ではとてもメッセージ性の高い音楽です。そして一部の曲ではビートを抜いたり、付け加えたりと内容の変更も多少あります。注目すべきはやはり名曲"Aurora"のアコースティックミックスで、リズムやヴォーカルがミュートされよりアコースティックギターの音色が強調された静のバージョンと言えるでしょう。リズムが無くなった事でアコースティックギターの郷愁は更に深みを増し、オリジナルが歓喜の祝祭だとしたらアコースティックミックスは切なさの夕暮れと表現出来る一曲になりました。そしてなんと"Aurora"をKing Brittがリミックスした物も収録されていて、こちらはテックでディープな艶のある夜のバージョンでぐっと大人っぽさを演出。更にはアルバムもメイキング映像や"Aurora"のPVも収録したDVDも追加でお徳なり。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 05:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Osunlade - Rebirth (Yoruba Records:YSD21CD)
Osunlade - Rebirth
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ニューヨークディープハウスまたはスピリチュアルハウスを突き進んでいたOsunladeの最新作。久しぶりに彼の音源を耳にしたのですが、余りの変化にびっくり。かつてはアフロな要素でトライバル感を出しながらも流麗なディープハウスを展開していた記憶があるのだけど、ここではウェストロンドンのブロークンビーツかニューソウルとでも言えばいいのか、"The Yoruba Soul Orchestra"なるバンドを組んでメロウな歌物を中心とした古典的な方向へと回帰しちゃいました。ハウスはほぼ無し、どころかアコギやストリングスの音色が優しく響き、切れのあるファンキーなベースが躍動し、そして本人?の吐息の様な歌がぐっと心を暖かくするソウルフルなトラックが満載。ジャズやファンク、フォークを感じさせる部分もあり、やはりフロアからは一歩退き躍らせる事よりも聴かせる事に重点を置いた作風ですね。勿論以前と変わらない優雅な黒さもあるので、表面上は変わっても決して根本的な所では変わってないのかなと思います。寒い冬にはぴったりなソウルアルバム。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tribe - Rebirth (P-Vine Records:PCD-93314)

Tribe - Rebirth
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Carl Craigプロデュースでリリース前から話題になっていたTribeのアルバム。Tribeとは1970年代にデトロイトで活動していたジャズレーベルだそうで、今回はC2がTribeで活躍していたアーティストを集結させて生まれ変わらせたそうです。とは言ってもCarl Craigの表記が無ければその存在に気付かない程に音への影響は少なく、基本的には古典的なスピリチュアルジャズが中心と言っても差し支えないでしょう。以前にもC2はInnerzone OrchestraやDetroit Experimentなどのプロジェクトでクラブミュージックとリンクさせながらジャズへの愛を示して来たのだけれども、ここではジャズへの愛を忠実な形で示す事に専念したのか、Tribeのメンバーに方向性だけを示唆したように感じられます。あくまでメインはオリジナルのTribeメンバーで、そこにC2やAmp Fiddler、John Arnoldらの新世代も力を貸し、今では遺産となっていたデトロイトのジャズを掘り起こす事に成功したのでしょう。なかなかに手に汗握る生々しい演奏が繰り広げられるものの、汗臭さと言うよりはどこか宗教めいた荘厳なムードが漂っていて、易々とは聞き逃す事の出来ない神聖なジャズを堪能出来る事でしょう。時折バックでC2特有のシンセが鳴っているんだけど、それがもっと多かったらまた違ったアルバムになっていたに違いない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Kuniyuki Takahashi - Waking In The Naked City (Mule Musiq Distribution:MMD13)
Kuniyuki Takahashi - Waking In The Naked City
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生演奏と電子の有機的な絡み合い…と言っても今更珍しくもないでしょうが、それでも高橋クニユキの奏でる音楽からは血が通っていると言わざるを得ない温かさが伝わってくる。前二作においてはハウスやクラブサウンドとの接点を保ちながらクロスオーヴァーな作風を見せていましたが、三枚目となる新作ではもはやクラブミュージックと言う方向を意識する事も無くなっている様に思える。出だしの"Once Again"はどこを聴いてもジャズじゃないか!そう本作にはジャズピアニストの板橋文夫、そしてクラブシーンで大人気のHenrik Schwarzらも参加し、本格的にセッションやライブ感を打ち出して来ている。正直な感想を言うと多少方向性が変わった事で戸惑いもあるが、しかし柔軟で繊細に生き生きと鳴るピアノの音や渋みが滲み出るギターを聴くと、ジャンルがクラブミュージックであろうがなかろうが心に響く音と言う意味では変わってないなと感じさせられる。美しいとか小洒落たとか上品とかじゃなくて、ほのぼのと胸の奥にしまっておきたくなる様な泥臭さと温かさ溢れる音楽なんだ。ノスタルジーが手からこぼれる様に流れ出して、空間に切なさが満ちていく。人間だからこそ奏でられる音って、きっとこんなんだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Trip Do Brasil (Krypton Records:COL 491115 2)

Trip Do Brasil
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一時間のブラジルへの小旅行。燦々と熱い太陽の光が降り注ぐ南米のダンスグルーヴがパックされたブラジリアンダンスミュージックコンピ、Trip Do Brasil。有名無名色んなアーティストのトラックが収録されているけれど、生演奏を中心とした生命力に溢れた統一性があるので違和感は特に感じない。オーガニックと言う言葉では容易い表現になってしまうが、本当に人間の手によって作り出されたと感じられる爽やかさと温かさがあり、そして何よりも心地良いサンバやボサノヴァのグルーヴが体を揺らす。南米の情熱は心を熱くし、体に作用するのだ。幾つかお勧めの曲を挙げると、DJ CAMのアマゾンの奥地に迷い込んだようなボッサハウスは、メロウかつチルで良いセンスしてる。FARMAKITの曲はズンドコトライバルなリズムの上に、トランシーなシンセリフが乗ってきて大地の鼓動を表現してるみたいだ。しかし、やはり特筆すべきはJoe ClaussellとJephte Guillaumeによる"Agora e seu tempo"、この曲だけの為に本作を購入しても良い程の楽曲だ。メロウなアコギの旋律、爽やかな風を舞い起こすパーカッション、そして郷愁を呼び起こす歌。そう、まるでこれは神の啓示みたいなスピリチュアルメッセージなんだろう。間違いなく涙無くしては聴けない名曲。CDでフルバージョンで収録されているのは、本作のみのはず。聞き逃す事無かれ。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Herbie Hancock - Sextant (Columbia:CK64983)
Herbie Hancock-Sextant
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現代ジャズピアニスト、又はコンポーザーとして活躍しているHerbie Hancockの1973年作。Hancockと言えばスクラッチを導入した"Future Shock"(過去レビュー)が有名ですが、本作もそれに負けず劣らずなエレクトロファンクで格好良いです。まず出だしの"Rain Dance"からして奇妙なシンセ音が不安定にピコピコと導入されていて、これはジャズなのか?と自問自答したくなります。電子音が大々的に導入されていてかつてのジャズの枠を飛び越えた面があり前衛的と言う言葉が相応しいのですが、やはり根はブラックミュージックだけありねちっこいファンクがドロドロと渦巻いているのが分かります。またミニマル的な反復も多めに使用されていて、快楽度を高めるのに一役買っておりますね。"Hidden Shadows"なんかは管楽器やワウワウなベースなどが前面に出ているだけありまだジャズの体裁を保っておりますが、内に沈み込むような黒い世界はもうジャズと言うよりは完全にファンクですね。そして20分にも渡る超大作"Hornets"、これはアルバムの中でリズムが一番弾けていて汗臭さを感じさせる作品。長く聴いている内にスピリチュアルかつコズミックな音色に包まれて、インナーシティーへとダイブ出来るのでは。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Coffee & Cigarettes Band - Love Thing (Electric Roots Music:ERS0001)
Coffee & Cigarettes Band-Love Thing
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若者の酒離れが進んでいるそうですが、みんな車は買わない、音楽は聴かない、酒は飲まない、旅行はしないで一体何に金使ってるんですかね?単純に収入が低くなっているのも関係あるんだろうけれどさ。若い世代ほど活気が無い様に感じるのは自分が三十路になったから?むしろ若いうちに精一杯遊んだ方が良いと思うんだけどね。

とまあ酒の話になりましたが、酒やタバコ(俺は吸わないけど)を味わいリラックスしながら聴きたくなる一枚がコレ。ディスコ〜ヒップホップ〜ハウスと時代を駆け抜けてきたDJ KenseiとSagaraxxによるユニットの1stアルバム。事前情報ではインストヒップホップと囁かれておりましたが、個人的に感じたのはボサノヴァなどのブラジリアンな空気。良い意味で力が抜けていて空気の和みを感じさせるメロウでチルな感覚。クラブで踊るだけが全てではなく、もっと自由に過ごしてもいいんじゃないと言う彼らの思いが結実していて、都会に住みながらにして都会の喧騒を忘れさせる様です。汗だくになって聴いて爆音の中で踊るではなく、今必要なのはゆとり。それもただお上から決められた枠に当てはめられたゆとりではなく、本当の意味で寛ぎや安らぎを感じられるゆとりだ。酒に酔ってタバコの匂いに巻かれて、しっとりとした時間を友人と楽しむのもまた夜遊びの一つである。こんな音楽を聴いているとやはり日本のクラブにはダンスフロアの他に、チルアウトルームなんかが増えて欲しいと切に願う訳だ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Mitsu The Beats - A Word To The Wise (Planetgroove:PGCD-K1011)
DJ Mitsu the Beats-A Word To The Wise
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世界的に評価を得た1stアルバム"New Awakening"(過去レビュー)から6年、期待されていたDJ Mitsu The Beatsのソウルフルなヒップホップアルバムの2作目が遂に登場。ヒップホップ、それは私が普段聴かない音楽。しかしながらそんな私でもDJ Mitsu The Beatsはお気に入りなんだから、このアルバムはヒップホップのファン以外にもお勧めしたくなるメロウな一枚。単にヒップホップと言ってもラップばりばりで攻撃的な物やエレクトロっぽい物、スクラッチをかました物など色々あるんでしょうが、DJ Mitsu The Beatsに関してはメロウかつジャジーで聴かせるトラックが多いですね。ようするにムードのある音楽。ムードって一体何と問われると困るけど、それは実際に聴いて感じて欲しいと思います。ざくざくと鋭角的なビートを叩き出すヒップホップからムーディーなダウンテンポ、訝しく悪っぽいドープなトラック、そして美しく舞い踊るブロークンビーツまで色々な面を見せてくれますが、どれをとってもじっくり耳を傾けて聴きたくなるメロディーを奏でているんで、そこが良いんですな。しかしこれだけ器用なんだから、ヒップホップからハウス方面に足を突っ込んだ作品も作って欲しいなと思ったりも。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Afronaught - Shapin' Fluid (Apollo:APOLLO049CD)
Afronaught-Shapin Fluid
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最近以前ほどブロークンビーツやウェストロンドン勢を見かけなくなっているのは、単純に自分の趣味が偏っているのか、それとも流行が落ち着いたせいなのか。確かに自分はそれ程ブロークンビーツに入れ込んでいた訳でもないけれど、中には本当に格好良いのもあったりします。本作はBugz In The AtticのメンバーでもあるOrin WaltersことAfronaught名義の1stアルバム。なんとリリース元はR & S傘下のApolloからって、確かアンビエント系のレーベルだった気が。でも大丈夫、本作はどう聴いてもコズミックジャズ、もしくはフューチャーソウルと言っても差し支えないエッジの効いたブロークンビーツが中心。ハウスの4つ打ちだけでは飽きてしまうと本人談の通り、このアルバムには様々なリズムとビートが導入されていて、リズムへの拘りようがひしひしと感じられます。そして電子楽器のみならず様々な生演奏を取り入れた事によるプログラミングの鬩ぎ合いから生まれるファンクネスは、熱さだけでなく未来的な予兆も感じさせ、ブラックミュージックの伝統とそしてその未来までをも包括するようです。時にメロウに、時にスペーシーに、時にファンキーに、時にエレクトロニックに、動と静の対比も見事でアルバム通して非常に完成度の高い一枚になっております。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |