Solid Gold Playaz - Alone (Kanzleramt:KA120CD)
Solid Gold Playaz-Alone
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Kanzleramtは以前にも紹介したけれど、テクノ大国ドイツの中でも特にデトロイトテクノを意識したレーベルであり、KompaktやTresorにも勝るとも劣らない素晴らしいレーベルです。そんなレーベルから以前から気になっていたSolid Gold Playazが、ファーストアルバムを遂に出しました。どれどれどうだろう、期待していた音は。う〜ん、意外とKanzleramtの他のアーティストに比べてもっさりしていてそれ程スタイリッシュではないね。清涼感溢れるシンセラインはあるけれど、全体的に地味と言うか決め手になる曲が無いせいで平坦な感じです。もっと攻撃的でガシガシのテクノを期待してたのですが、予想に反してディープでゆったりとした世界観でした。EP単位では良い曲が多かったけど、アルバム9曲の内4曲はEPからで新曲は5曲。う〜ん、半分が既発の曲だしどうも新鮮味が無い。決して水準が低い訳じゃないんだけど、もう少し冒険を期待したかったですね。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kenji Takimi - SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-” (Musicmine:IDCH-1009)
Kenji Takimi-SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-”
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瀧見憲司、CRUE-L RECORDSの主宰者でありアンダーグランウンドなハウスDJ、否ダンスミュージックDJとして人気を博しています。なんて言いつつもまだDJプレイは未体験、彼のユニット:CRUE-L GRAND ORCHESTRAのバレアリックなチルアウトアルバムがお気に入りな僕です。じゃあDJの方はどうよって感じで、ヤフーオークションでお安く購入。まずトラックリストを拝見すると…お〜殆どの曲知らないぞ。Doc MartinとかDJ Garthのアメリカ西海岸ハウス位しかわかんね〜。幕開けはディスコっぽいけど、すぐに前半は適度にあげつつトライバル風のハウスの連続。時折ニューウェーブを感じさせる古臭いボーカル物を入れたり、流行のディスコダブでずぶずぶと沈めてくれる。ところが中盤以降はぐちゃぐちゃになっちゃって、テックハウスやディスコダブ、ディスコ、なんだかわからん物が規則性無しに並んでいる。DJMIXと言う物は大抵スタイルと言う物があるのだろうけど、この人のDJMIXには無国籍を感じる。一体どこの国の音楽なんだろう?東南アジアの危険な香りがするとも言えるがそれだけでは無いし、アメリカ西海岸の清涼な景色も思い浮かべられる。だが後半ではどこかの民族の怪しい呪術を聞かせられてもいる様な…。彼のDJMIXにはその呪術に依って、決して忘れる事が出来ず虜となってしまい何度も聴きたくなる様な魅力がある。スタイルを破壊して無国籍の音楽、つまりハウスミュージックでは無くダンスミュージックを創造している。僕自身はジャンルがばらばらなMIXCDは受け止め方が難しいけれど、そんな事はどうでも良くなってしまう。瀧見憲司のセンスが僕の心をロックした。

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| HOUSE1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Transit Kings - Token EP (Malicious Damage Records:MD602)
Transit Kings-Token EP
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誰もが期待せずにはいられない面子がここに集まる。KLFのJimmy CautyとThe OrbのAlex Paterson…と後二人。世界中を見ても彼らほどユーモアに溢れ、お笑いと狂気に満ちた音楽を作る者はそうはいない(と言いたいだけw)。90年代初頭にも一緒に音楽を作ったりしていたが、ここ何年かでまた手を結び新ユニットの結成をした結果がこのEPだ。EPと言う事もあり5曲で25分程度、まだまだ物足りない感じもするがアルバムが出るまでは我慢。じゃあ内容はと言うと…時代錯誤にも程があるぞ!極度にレイドバックしたださめのシンセ音が嫌と言う程使われ、ボイスや車の音などのSEもばしばしと導入されている。テクノって言うよりダンスポップって方が分かりやすいか?しかしなんだかAlexの気持ちも分からないでも無い。UNITに「Le Petit Orb」として来日した時に、しょっちゅうフロアに現れては客と戯れて踊っていた。最近のAlexは妙に高揚していて楽観的なのではないか。そんな彼と旧友のJimmyが再会したんじゃ、そりゃ出てくる音だって意味も無く笑いに満ちているだろうさ。この路線で更にポジティブにナンセンスを追求したら、きっと面白いアルバムが出来るんじゃないかと。古臭いと言って聴かなければそれで終わりだが、彼らの原点がここにある。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lawrence - The Night Will Last Forever (NovaMute:NoMu155CD)
Lawrence-The Night Will Last Forever
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Kompaktなどからも作品を送り出しているLawrenceのアルバムが、名門テクノレーベルNovaMuteから出ています。Lawrenceが何者かは全く知りませんが、オンラインショップで試聴して良かったのでゲット。音的には流行のミニマルハウスって所でしょうか。そんなに特別な音を出している事もないですが、ポムポムと柔らかく鳴るドラムトラックの上に哀愁?いやもっと悲しげなメロディーラインが乗り、なんだか孤独な感じ。「The Night Will Last Forever」-「夜は永遠に続く」とはよくぞ言った感じで、真夜中の夢の中で彷徨い続ける様な迷宮組曲。寝ている時に真っ暗闇の中、顔の横でオルゴールが勝手に鳴っている様な不気味な感じもあり、しかしそんな中にも美しい一面があるのも意外。決して夢から覚める事の無く、敢えて感情を感じさせない様などこか冷え切ったグルーヴで終始一貫している。少ない音数であれども、隙間を生かした空間作りはPlastikmanと共通する所もあり。もっともPlastikmanほど陰鬱な感じもないですが、こちらも十分ダウナーな雰囲気でずぶずぶとはまりそう。

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| HOUSE1 | 21:30 | comments(5) | trackbacks(2) | |
Marvin Dash - Model Turned Programmer (STIR15 Recordins:STIR15-CD6)
Marvin Dash-Model Turned Programmer
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音が気に入ったので購入したのですが、アーティストに関しては全く詳細不明。ドイツのディープハウスクリエーターだと言う事です。しかし僕個人が感じたものは、ドイツと言うよりデトロイトハウス系の漆黒のグルーヴ。重心低めの締まりのあるリズムトラックに、迷走気味の浮ついたシンセライン。BPM120〜130のゆったりとした流れの中、重いドラムが変わらぬ4つ打ちで鳴り続ける。ファンキーさを感じるかと言うとそうでもないんだけど、MoodymannやTheo Parrishにも似たざらついた訝しさがある。音の一つ一つが心地良く奥深くまで鳴り響く辺りは、Basic Channelとも近いかもしれない。無名なだけか僕が全く知らないだけだったのか、それでもドイツからこういったデトロイトハウスにも似た音楽が出てくるのは興味深い。派手な所は皆無だけれども、真夜中のドライヴィングに最適そうです。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |