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Richie Hawtin - DE9 Transitions (NovaMute:NOMU150DVD)
Richie Hawtin-DE9 Transitions
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DJのプレイはもはやレコードを必要としなくなってしまったのかもしれない。CDJやPCでのMIX作業が導入された時はレコードでのプレイに比べると、やっぱり生々しさや臨場感に欠けると思っていたのもとうの昔。Richie Hawtinら一部のアーティストがファイナルスクラッチなどの新技術を迷う事なく使う様になり、その影響は瞬く間に広がっていった。そして今ではCDJやPCでのライブミックスも珍しくは無くなったのだが、それらの機能をフル活用出来ているアーティストは本当に数少ない。そしてRichienこそが「DE9:Closer to the Edit」に於いてそれらの機能を余す事なく利用し、想像だに出来なかったMIXを披露したのが4年前の話。そして遂に更なる進化を遂げたRichie Hawtinが帰ってきた。と言っても技術的には前作同様、多くの曲の中から一部だけを抜き出して、それらを複合的にループさせ新たな楽曲を創り出すと言う物。音的にも前作同様、極限までミニマルでクリックハウス調で淡々としながらも、多彩な変調を見せ奥深い。トラックリストを見ても知らない曲ばかりだが、それもそのはず。セクションごとにタイトルが付けられただけで、実際にはPlastikman、Carl Craig、Ricard Villalobos、DBXなどの曲を使用している。しかし原型はもはや止めておらず、完全にRichieが新しい曲を創り出したと言っても過言ではない。こういった再構築を成せる機能こそPCでのMIXの醍醐味なのだが、実際に行うとなると使えるループを探すセンスやらそれらを再構築するセンスやらが問われる訳で簡単な物ではない。RichieがこういったMIXに成功したのには、やはりテクノに関する広大な知識と深い思慮を持ち合わせているからなのであろう。芸術の域にまでMIXと言う物を押し上げてしまったRichie、これ以上のプレイなんてあるのだろうか?ちなみにこのMIXCDはメインはDVDの方で、CDの方はあくまでボーナスである。なのでCDには21曲目までしか収録されておらず、フルで聴くにはDVD付きのUK盤を購入する必要があるのでご注意を。DVDにはTime Warpでのミックスプレイが映像で収録されているので、どうせ購入するならUK盤をお勧めする。

2006/01/21 訂正:どうやらUS盤もDVD付きの様です。

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| TECHNO2 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(9) | |
Superpitcher - Today (Kompakt:KOMPAKTCD40)
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ドイツテクノと言えばKOMPAKT、僕の中ではそれ位KOMPAKTは素晴らしく尊敬に値するレーベルです。その功績は大きくポップさとアンダーグラウンドな音が共存し、過去の音楽を租借しつつ新しい音も生み出す事が出来ます。今となっては有名なアーティストが数多く所属していますが、このSuperpitcherも必ず名を馳せるだろうと期待を置くアーティストの一人です。今作はKOMPAKT直系の緩く紡がれる流麗で、美しくメランコリックなMIXCDです。収録曲数が少ないので一曲を長めに聴かせるタイプになっていますが、単曲で素晴らしい曲ばかりなので普段EPを集められない僕には聴き応えがあります。前半は淡々とひんやりしたミニマルな展開、中盤以降はグッと来るメランコリックな曲のオンパレードで、知らないアーティストばかりだったのですが心癒される選曲となっています。美しくもちょっと陰のある雰囲気は、真夜中の世間が寝静まった瞬間の静寂を思わせる様であり、なんだか儚い夢を見ている様です。ゆったりまったりな展開ながらも、緩く体を震わせる優しいグルーヴも有ってワイングラスを傾けながら聴きたくなりました。KOMPAKTのポップ&アンダーグラウンドな音にしっとりと耳を傾けてみましょう。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Luke Solomon - Mix This (KSR:KCCD190)
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シカゴハウスのみならずジャーマンディープハウスとも共振し、今やアンダーグラウンドなハウスレーベルを代表すると言っても過言では無いClassic Music Companyではありますが、そのレーベル設立者がかのDerrick CarterとこのLuke Solomonであります。と言っても前者に比べると多少知名度と言う点では及ばないかもしればいが、実力は全くひけを取りません。当然このMIXCDだってシカゴハウス全開で、内容は完全にアンダーグラウンドな荒々しいハウスです。ライセンスにかかるコストの問題でそう言ったトラックばかりになってしまったそうですが、それはそれでやさぐれたチンピラ的なサウンドになっていて格好良いですね。シカゴハウスと言えばスカスカなトラックですが、やっぱり相変わらずスカスカ。前半はファンキーながらもダーティーで、中盤以降やっとこビキビキなアシッドハウスを混ぜつつパンピンハウスに変わっていきます。Derrick Carterなんかに比べるとそこまで攻撃的では無くて、大人の円熟味、ゆとりを感じさせる徐々に盛り上げていくタイプでしょうか。しかしシカゴハウスってほんと粗悪な音だよなぁ…って、そこが格好良いのかもしれないですね。録音状態とか安物の音源だとかを越えた作り手のファンキーな心が、音楽にそのまま反映されてるのかもしれないですね。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
The Orb - Okie Dokie It's the Orb on Kompakt (Kompakt:KOMPAKT CD44)
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The Orb復活!The Orb復活!The Orb復活!
声を大にして言いたい!本当に待ちに待ったThe Orbの完全復活だ。思えば近年のThe Orbは多少迷走気味で、色々な路線変更を繰り返し試行錯誤を行っていた段階だったのかもしれない。それが今作ではAlex Patersonと盟友Thomas Fehlmannとの完全共作となった事で、完全なるThe Orbと成ったのだろう。アンビエントから始まり、ダブ、ポップ、テクノ、ハウス、サイケデリック、ドラムン・ベースなど色々な音楽を取り入れながらメジャー路線も通過して、拡大再生産を行って来た。しかしここ近年Kompaktから出した数枚のEPは、Kompaktの先進性とポップさを前面に出しテクノの純度を高めた良質な作品だった。そして遂にKompaktからの初のアルバムが出たのだが、これは紛れもなくThe Orb史上の最高傑作と迷わず断言出来る。Fehlmann参加の下知的で統制の取れた構成の中に、Patersonの狂気と毒々しさがぐちゃぐちゃに注入され、不気味かつクールなサウンドを鳴らしている。相変わらずのダビーで深く、Kompakt直系の霧のかかった視界の悪い薄いシンセのヴェールが空間を支配し、毒々しいベース音は新世代のジャーマンアシッドだ。今までの様に冗談の様に長い曲よりも、一曲一曲をコンパクトにまとめてバリエーションを増やしアルバムとしての聴き易さも兼ね備えている。勿論快楽性を失わずにアンビエントミュージックとしての面もあるが、かつての馬鹿げたギャグは存在せず知性(Fehlmann)と狂気(Paterson)と言う相反する様な意識が存在する。狂っているけれど美しく儚い世界、The Orbに二度目の春がやって来た。。。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(6) | trackbacks(7) | |
Boards Of Canada - The Campfire Headphase (Warp:warpcd123)
Boards Of Canada-The Campfire Headphase
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前作「Geogaddi」においてこの世とは隔絶された万華鏡の様なサイケデリックミュージックを作りだしたBoards Of Canadaでしたが、3年ぶりの新作は原点回帰とも取れる大傑作「Music Has the Right to Children」と似た様なメランコリック路線に戻っています。BOCに求めていたのは正にこのとっつきやすさであったので、素直に嬉しい気持ちとBOCの壮大でありながら人懐っこいメロディーの居心地の良さにうっとりします。しかし今作は少なからずとも原点回帰以上によりレイドバックした様な音を発していて、ギターなどの生楽器が大幅に導入されたポストロックもどきになっていました。もどきと言うと言葉が少々悪いですが、別に目新たしい音でも無くなりBOCの独創性も薄まってしまったのかなと。良く言えばエレクトロニックミュージックとポストロックの融合とも言えるかもしれませんが、エレクトロニカがポストロックに与えた影響で生まれたサウンドをそのまま真似してしまっただけで、素直にこれで良いのか?と考えてしまうのです。閉鎖的でダークな感があった今までより、開放的になり景色は明瞭で人間らしさを非常に感じる点はあります。斜に構えなければ単純に聴きやすく良いアルバムだとは思いますし、BOCを聴くならこのアルバムから入っても良いのではないでしょうか。ただ、純度の高いエレクトロニックミュージックを聴きたかったのも正直な気持ちです。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(9) | trackbacks(9) | |