Theo Parrish - Sound Signature Sounds (Nippon Crown:CRCL-2003)
Theo Parrish-Sound Signature Sounds
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デトロイトハウスにおいてMoodymannと並ぶ2大巨頭の1人、Theo Parrish。今やイエローの最大動員数記録を作る程の人気者。しかしなんでこの人ってそんな人気あるんだろう?僕はMoodymannもTheo Parrishも最初は全然理解出来なかったんだよな。Moodymannがどす黒いファンクネスの固まりだとすると、Theo Parrishはジャズやソウル、R&B、ハウスをぐちゃぐちゃに混ぜた感じ(勿論Theoだってどす黒いさ)。古びたカセットテープを回しているかの様に、ざらついた音がねちっこく這いずり回る。なによりMoodymannもTheoもサンプリングの仕方がかっこいいです。くぐもった感じが本当に痺れる。時に静寂に、時に猛々しく、そして儚い美しさが同居したブラックミュージック。ビートダウンと言われる音楽がちょっと前に流行って、その最前線にいると思われるTheoだけど、この初期EPのコンピを聴く限りでは別にそこまでスロウではないかなって思う。しかしそれでも普通のHOUSEに比べればやはりビートは遅い。こんな音楽が今や大人気なんて、ある意味凄いと思う。

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| HOUSE1 | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moodymann - Silentintroduction (Planet E:PE65234CD)
Moodymann-Silentintroduction
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不機嫌な男-Moodymann。デトロイトハウスを世に知らしめた人の一人。僕は最初は余り理解出来なかった。その頃はHOUSEなんてつまんねーじゃんと思っていた。かの野田努(日本におけるデトロイトテクノを広めた人物)が大絶賛していても、僕の耳には届かなかった。しかしいつの日にかMoodymannは、僕を虜にした。こんなにもどす黒くて、ファンキーで、ダーティーな音楽って良いじゃん!黒いサイケデリックの渦にずぶずぶと引き込まれていく。なんだか古いディスコを濃縮しまくって、現代風に4つ打ちにした感じ。古くさくダーティーなのに彼の音楽から溢れんばかりのこの熱く美しいソウルはなんなのだろう。僕は黒人でないので黒人の怒りとか悲しみとかは分からないけれど、きっとこの音楽は黒人からしか生まれ得ない音楽なんだろう。世界で最もどす黒いHOUSE、それがMoodymann。デトロイトはTECHNOだけでは無い事を気付かせてくれる。NY HOUSEともChicago HOUSEとも違うアメリカのHOUSE。初期のEPをPlanet Eがアルバムとしてまとめた物なので、初期ベストに近いと思う。

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| HOUSE1 | 22:21 | comments(2) | trackbacks(1) | |
The Advent - Sketched For Life (Tresor:Tresor195CD)
The Advent-Sketched For Life
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Cisco FerreiraとColin McBean(現在は脱退)からなるイギリスの硬派テクノユニット、The Advent。もうベテランとも言える域に達しているが、それ程昔から内容的には変わりが無い様に思える。元々Cisco Ferreiraはエンジニアとして活動していた為、The Adventを開始した当初からハイクオリティな作品を出し続ける事が出来たのだろう。このアルバムもざっくりと分厚い音でハードな構成になっていて、昔からの男気溢れるハードでミニマルな曲調と言うのは変わっていない。The Adventも安易に流行のトライバルに流される事なく、機械的なテクノを貫いていると言う事は素晴らしい。確かにトライバル系ってノリも良いし僕も好きだけど、元々のミニマルはやっぱりこうゆう音楽なんじゃないかと思う。ミニマル系のアルバムでは、飽きずに聴く事が出来る名盤の中の1枚だと思います。2枚目はTresorからのEPをまとめた物で、お買い得ですね。エンジニア出身の音を是非堪能あれ。

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| TECHNO1 | 19:55 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Speedy J - Loudboxer (NovaMute:NoMu093CD)
Speedy J-Laudboxer
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ハードミニマル系のアーティストはEPは良いんだけど、アルバムを出すとあまり良くないって事が多々あります。しかしSpeedy Jは期待を裏切りません。やっぱりミニマルってのは繋いでなんぼって感じだから、一曲毎に聴くとあまり面白くないのかもしれない。だからSpeedy Jはこのアルバムの曲を全てMIXして繋いでいます。その為に一枚の流れが出来て飽きずにバキバキを楽しむ事が出来ます。最初は結構地味でブレイクビーツみたいであれ?って思ったんだけど、中盤から徐々にビルドアップされていき…後はハイテンションな4つ打ちハードミニマルが延々と続きます。ダークで狂気じみた金属音のみがバキバキと、止むことなく打ち続けられます。頭が頭が〜割れるっっ!!トライバル系が流行る中、これはほんまもんのミニマルですよ。SurgeonとかRegisとかに共鳴する物を感じます。男気をUPさせたいあなたは是非これを!

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| TECHNO1 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Chester Beatty - Shot Of Love (Tresor:Tresor202CD)
Chester Beatty-Shot Of Love
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最近気付いたんだけど、どうも緩めのレビューばかりしてるので久しぶりに激しい物でも紹介しようかなと。とくれば何はともあれ、Chester Beatty。かつては女子高校生ユニット、ナガイエリ名義で活動していたらしくその後Chester Beattyとなり現在はナガイエリも脱退?したらしく千坂邦彦のソロユニットになっているらしい。僕はMIXCDか何かでこのユニットの事を知ったのだと思うが、とにかくフィルター使いが凄くて余りにも強烈なインパクトを受けたんじゃないかな。ハードディスコバンギンスタイルとでも言うべき、過激なフィルターに響き渡る重低音、テンションの落ちない展開ととにかく衝撃を受ける事は間違い無いと思う。良く言われる一本調子と言う事だが、確かにその通り。しかしChester Beattyはむしろその道を貫き通して欲しい。ネタのリサイクル率も高いし、アルバムも内容が似通ってるなんて分かってる。しかしそれを通り越してChester Beattyは爆走(暴走か?)して行くのだ。サンプリングを使用した曲作りが得意で、特にBodyshower名義ではちょっと古めのダサイネタをリサイクルして、今風に仕上げたりもしてます。このアルバムはMIX仕立てで最後まで飽きずに、ジェットコースターの様に痛快な展開で楽しませてくれますよ。

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| TECHNO1 | 21:53 | comments(3) | trackbacks(2) | |