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Black Dog Productions - Bytes (Warp Records:WARPCD008)
Black Dog Productions-Bytes
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UKの大御所テクノレーベルと言えばWARPが挙げられるだろうが、一番華々しかった時代がだいたい95年辺りまでだと思っている。現在も勿論精力的に活動しているのだけれども、テクノが好きな人にとっては確実に95年辺りまでのAI(Artificial Intelligence)シリーズを積極的に推し進めていた時が魅力的であったに違いない。そもそもAIとはクラブオリエンテッドな電子音楽に対して、ベッドルームミュージックとしても耐えうるテクノサウンドの確立を目指した物であったと思う(もちろんそれだけの意味ではないはずだが)。そしてそのAIシリーズの中でも一番評価の高いアルバムがこのBlack Dog Productionsの1stアルバム「Bytes」だ。これは彼らの変名での作品などをコンパイルしたアルバムでありオリジナルアルバムとは言えないのかもしれないが、その内容は現在のテクノと比較しても比類無きものである。この頃はデトロイトテクノがリバイバルしていて、当然UKもその影響を受けたりしていた訳であり、Black Dog Productionsもデトロイトテクノからの影響を多く読み取れる。ただそれだけで評価される事は無く、ブレイクビーツ、ヒップホップ、ジャズも吸収しそれらを自然な形で融合させた所が彼らの魅力である。非4つ打ちであるにもかかわらず多彩なビートを操り決して退屈させない展開と、デトロイトテクノ特有のシンセ音を駆使しインナートリップとも言える陶酔感を生み出している。部屋の中と言う閉塞された空間で聴く事が前提であるにもかかわらず、逆にイマジネーションを喚起させる複雑な音の構成。確かチルアウトブームもこの頃であったが、今聴いてみるとアンビエントな側面と言うのも充分に伺う事が出来る。様々なジャンルを取り込んだ音楽と言うのは現在では珍しくもないが、彼らはやはり早かった。その上非常に高濃度での融合を果たしており、このアルバムが今でもテクノの傑作と謳われる理由が聴いて頂ければ理解出来ると思う。一度は廃盤になったものの再度日の目を見る事になったこのアルバム、是非とも体験していない方には聴いて頂きたい。

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| TECHNO2 | 22:30 | comments(9) | trackbacks(4) | |
2005/07/09 Rei Harakami Exclusive Full Live Set @ Liquidroom
はい、大好きなハラカミさんのライブに行ってきましたよ。もう5〜6度目かな、かなり見てますが今回は今までで一番の混み様。もう踊れないですね、残念。立ちっぱなしでぼ〜っと聴いてました。ハラカミさんは最初から全く変わっていないのに、最近の評価っぷりにはメディアの影響が大きいんだなぁと良くも悪くも思いました。ぶっちゃけ何度もライブ聴いてるし変化って言うのもないから、驚きもない。Full Live Setって言葉で色々想像してたんだけど、ただのロングセットで今まで通りの普通に一人で機材をいじくるライブでした。
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| EVENT REPORT1 | 10:05 | comments(3) | trackbacks(2) | |
Isolee - We Are Monster (Playhouse:PLAYCD015)
Isolee-We Are Monster
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ジャーマンディープハウス〜マイクロハウスを引率するPlayhouseの代表的アーティスト、Isolee。彼の名曲「Beau Mot Plage」はシカゴハウスとも共振し、Classic Recordsにもライセンスされ一躍時代の最先端に躍り出た。そしていつの間にか5年ぶりの2ndアルバムである。5年とは決して短いスパンとは言えず、彼の作風も以前とは多少なりとも変わっていた。そう、よりエレクトリックで研ぎ澄まされ、そして深遠なる世界を伴って帰ってきた。と言っても、正直彼の音楽をどう表現して良いのか困る。ロックでもありディスコでもあり、エレクトロでもありミニマルハウスでもある。ダンスミュージックではあるがいびつで、冷たいクセのあるビートと淡々と機械的に響くベースが特徴的。スカスカな音の構成はシカゴハウスにも通じる所があり、最小の構成によって骨組みを生かしたファンキーな音を感じられる。ギターを導入したり、メランコリックな展開もあったりなかなかバラエティーに富んだアルバムとなっているが、全てにおいて深い。深い闇の中のソウルミュージックとも言える。もしくは新世代のジャーマンアシッドハウス。一癖縄では行かないアーティストです。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Studio Apartment - PEOPLE TO PEOPLE (New World Records:NWR2008)
Studio Apartment-PEOPLE TO PEOPLE
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今年も遂に下半期に入っていますが、下半期最初の大ヒット確実なマチュがプッシュしまくりな一枚はStudio Apartmentの最新作です。こんなの僕がレビューせんでも他の人が確実に紹介するし、とっくに売れまくっているだろうし…いや、それでも紹介したい素晴らしい一枚です。僕は前作の「WORLD LINE」に収録されている「Flight」を色々なMIXCDで聴いて、いつの間にかイイヤンって感じで好きになっていました。だからこのアルバム以前の事は全く知りません。そんなんでこのアルバムで彼らの真価を体感したのですが、とにかく良い曲揃いって事に尽きます。スウィートなメロディー、情熱的で美しいピアノの旋律、爽やかで心地良いパーカッション、そしてハウスミュージックを基調とした腰に来るビート。アンダーグランドでもないしポップ過ぎる事も無い一番危ういバランスの上にある見事なプロダクション。人々の心に何の抵抗も無くす〜っと入るかと思いきや、単純な消費されるだけの音楽でも無い。クラブだけで聴くのがクラブミュージックでは無いし、また家に引き籠もって聴くだけでも無い。普段の生活の中にさりげなく存在していてもおかしくない空気がある。ブラジリアンハウスを前面に出し、底抜けにポジティブでジョイフルな踊れる音がここにはある。日本からこんなハウスが出てくるなんて、まじびっくり!こりゃ暑さも吹き飛んで爽快の一言ですよ♪

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| HOUSE1 | 21:00 | comments(6) | trackbacks(3) | |
Deadbeat - New World Observer (~scape:~scape27cd)
Deadbeat-New World Observer
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本日もBasic Channelチルドレン関連のアーティストを紹介。~scapeから精力的にアルバムを出すこのDeadbeat。僕はこのアルバムでDeatbeatを初体験したのですがダビーなテクノ好きな人には好評な様で、深い音響と煙たい空気が特徴です。と言ってもこの人の場合、リズムが緩いのだけど躍動的で跳ねる感覚があると言うか、底を這いずりつつも上にもピョコピョコ顔を出す様です。Basic Channel直系のダブを持ち合わせているけれど、単なる物真似には終わっていないですね。その上電子音楽ではあるはずなのだけれども、妙に生々しい。有機的で自然の中から湧いてきた音、人間自身の手によって発せられた音、そんな感触があります。今作はヴォーカルも取り入れられているせいか、レゲエの暑苦しいイメージも湧いてきます。怪しい物でもプカプカと吸いながら、窓辺のリクライニングシートで一休み、そんなシチュエーションにぴったりじゃありません?蒸し暑い日にこそ威力を発揮する一枚です。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |