Rei Harakami - Red Curb (Sublime Records:IDCS-1004)
Rei Harakami-Red Curb
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今となってはかなり有名になっていると思われるので、今更ながらレビューを書くのもどうかと思っているハラカミレイだけど、素晴らしい内容かつ僕の大好きなアーティストなので紹介させて頂こう。

このアルバムは巷ではエレクトロニカ扱いされている事が多い様な気もするけれど、別にエレクトロニカだとは個人的にはあまり感じてはないかな。じゃあJAZZANOVAなどのプレイチャートにも入ったりするから、クラブジャズ系なのかと言うとそうでもない。僕は今までこんな音楽は聴いた事がなかったし、彼の音楽に似た様な音楽も周りでは耳にした事がない。だから彼は自分の音を持っている、数少ないアーティストの一人なんだと思っている。元々は一つの機材しか使わずに作曲していたらしく、このアルバムを聴く限りでもあんまり機材の変化はないのかなと思っている。それなのに、味気ない地味な作品になる事はなく、逆に創造性に富み何度聴いても飽きない様な作品になっている事が凄い。前半は比較的アップテンポでリズムを強調したトラックが多い。彼の特徴でもあるエコーを多様した作りと、複雑に絡み合いながらも流れを損なう事のないリズム、そして変化する柔らかいシンセの音が牧歌的な雰囲気を作り出す。彼の音楽はテクノであるとは言えども、何故か妙に人間味があり優しい音楽で、だから人気があるのかもしれない。後半に行くに連れて徐々に沈み込んでいき、深いアンビエントの世界に入ってしまう。前半の世界とは大違いで最初は戸惑いもあったけど、シンプルなのに壮大な電子音響の世界には目を見張る物がある。前半は愉快に楽しんだら、後半はゆったりくつろぐ流れになっているのだろうか。前半と後半を対比しながら聴くのも、また一興かもしれない。ある意味このアルバムで極めてしまった感もあり、結局4年近く新譜が出ないままである近況。映画のサントラ作りをする前に、早く自分のアルバムを作って下さいと祈るばかりだ。

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| TECHNO1 | 18:00 | comments(8) | trackbacks(2) | |
Saint Etienne - Casino Classics (Heavenly:HVNLP 16-CD)
Saint Etienne-Casino Classics
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TVであの人は今?!みたいな事を時々やっているけれど、このユニットに関しても同じ言葉を投げかけたくなる。今時Saint Etienneなんか耳にしなくなったけど、1995年頃までは結構人気あったと思うし、実際にポップでダンスフルな良い曲出してたと思うよ。このユニットが凄いのは時代を嗅ぎ分ける嗅覚力に優れていた点だと思う。リミキサーにその時代に旬になりつつあるアーティストを起用して、テクノ方面にも受けるような曲を残していたんだよね。有名所ではThe Chemical BrothersUnderworldAphex Twin、またマニア向けにAndrew Weatherall、Secret Knowledge、David Holmes、Broadcastなどにリミックスを頼んでいるよ。そんなリミックス作品をこのアルバムでドンッ!と一まとめにしちゃったのです。やはり僕はAphex Twinのリミックスが好きかな。不安げで暴力的なメタリック音で加工されて、原曲は一体どこに見えるの?って感じの相変わらずのリミックス。インダストリアルっぽい雰囲気で大好きだよ。後は、David Holmesのリミックスも良いね。これはアシッドバリバリな激渋ミックスで、彼のハードボイルドな一面が表に出ていると思うよ。しかしこれも原曲を見事に台無しにしたリミックスで、Saint Etienneファンの80%位はぶち切れそうだよね。僕はこうゆう原曲を解体して、新たな世界を作り出すリミックスと言うのも大好きだよ。Chemical Brothersも同じ曲をリミックスしてるんだけど、比べてみるとこっちはただのブレイクビーツでちょっと威力があまり感じられない。でも一番格好良かった頃のChemical Brothersらしいリミックスだとは思うよ。他にも色々リミックスが入ってるし、全体的にCOOL!に作られているからテクノ好きな人には聴いてみて欲しいな。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2005 (Kompakt:KOMPAKT CD37)
Pop Ambient 2005
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Kompaktの代表的コンピーレーションがこのPop Ambientだ。音に関して言うと一般的なPopじゃないだろーと、突っ込みをいれたくなるが、内容は素晴らしい。参加アーティストは、The Orb、Gas(Mike Ink)、Thomas Fehlmannと有名所から、以前紹介したTriola(Jorg Burger)も含めてその他色々。その他色々って言うか、他は全く知らない…。アンビエント大特集なこのコンピは、嘘偽り無く本当にアンビエントだ。道に迷ってしまったかの様に奥へと奥へと誘われ、現世に戻ってくるのは不可能かの様な迷路な世界。大半の曲はノンビートであまり区別が無くて、ずっと聴いてると今自分が何を聴いてるのかさえも分からなくなる感じだよ。時折肌寒い早朝の暗い頃、日の出を迎える様な美しい瞬間もあったりするけれど、それでも視界は不明瞭なまま。うーん、一体ここはどうなんだろう?自分の居場所さえも忘れてしまいそうだ。快楽的なアンビエントと言うよりは、結構生真面目でシリアスだと思うよ。それでもこれだけの良質な曲を揃えるなんて、Kompaktレーベルの順調ぶりが良く分かるね。

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シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
David Alvarado - Transfiguration (NRK Sound Division:NRKCD015)
David Alvarado-Transfiguration
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ キター!!!!!
アマゾンで注文してて首を長くして待ってたこのアルバム。去年Transfiguration EPとしてダブルパックで発売されたのだけど、すぐに売り切れちゃって購入出来なかったのです。しかし評判が良かったらしく、新曲を加えてめでたくCDアルバムとして発売されたのです。さてDavid Alvaradoとは何者何でしょうか?僕も詳しい事は分からず、House Of Liquidで一度だけDJを体験した事がある位です。ダビーなボトムと浮遊感あふれる上物がナイスなテックハウスをプレイしていて、その時からこのアーティストの事を好きになっていました。アルバムも2枚程Peacefrogから出していて、やはりDJの時と似た様な雰囲気を持っています。

今回のこのアルバムも当然今までの路線を引き継ぐテックハウス路線なんだけど、これが予想以上に素晴らしいです。特にEPに収録されていた「Luna」、「Aire」、「Sol」のこの3曲は近年のテックハウスの中でもベストに近い作品でしょう。Basic Chennelの様に繰り返される深いエコーとダビー処理、そして揺らめく空間を演出する薄いシンセのベールが、聴いている者を徐々に覚醒させてゆきます。又、ひたらすディープな作りで反復ミニマルな4つ打ちなので、クラブ使用時にも存分に利用する事が出来るトラックだと思います。このアルバムの為に追加された新曲はと言うと、ダウンテンポ路線でシングル曲との間に挟まれて箸休め的な存在になっていると思います。やはり壮大な空間処理で、広がりと言う物を感じさせられます。こいつの作る空間は素晴らしい、ただその一言ですね。輸入量が少ないせいか量販店では見かけませんが、今ならアマゾンで即発送です。買い逃し厳禁、猛烈にプッシュするNOWなアルバムです。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Derrick May - Mix-Up Vol.5 (Sony Music Entertainment:SRCS8250)
Derrick May-MIX-UP Vol.5
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テクノ方面で語られている人の中にも、シカゴハウスの影響がモロに出まくりな人なんかもいて、このDerrick Mayなんか一番分かりやすい例なんじゃないかと思う。彼の初期音源「Nude Photo」なんて実際アシッドハウスみたいなもんだし、その後のファンキーなリズムが躍動的な曲群だって、シカゴハウスの影響が大きいと思う。Juan Atkinsの音と比べればJuanがあくまでデトロイトテクノ、Derrickがシカゴハウスとさえ分けられてもおかしくない位だろう。未だDerrickのDJを生で聴いた事が無いのだが、このMIXCDでやはりDerrickはシカゴハウスの影響を大きく受けているんだなとまざまざと感じました。このMIXCDでのDerrickのプレイはパンピンでファンキー、そして官能的とこれで踊れない奴は不能なんじゃねーかと言う位のかっこいいものです。ハードグルーヴの勢いで攻めるのとは異なり、腰に来るグルーヴでねちっこく踊らされてしまいます。音数少なめでありながらアフリカンリズムを強調した流れは、やはり黒人特有な感じがしますね。そう彼の曲もそうなんだけど、弾ける様な激渋でファンキーなパーカッションが彼を特徴付けてるのではないだろうか。このセンスはJuan AtkinsやKevin Saundersonには無い物だよね?MIXCDでこれだけかっこよければ、生のプレイはもっと凄いのだろうか?機会があれば彼のプレイで踊りたいですね。そうそうDJばっかりじゃなくてたまには新曲も出してくれよとは思っているけれど、きっともう出ないでしょう…

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| TECHNO1 | 22:27 | comments(3) | trackbacks(0) | |