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Vladislav Delay - Demo(n) Tracks (Huume:huumerecordings 01)
Vladislav Delay-Demo(n) Tracks
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耽美なユーロピアンハウス方面でLuomoとしても活躍するVladislav Delayの最新作は、今まで以上に荒れ狂いもの悲しいアブストラクトなアルバムとなっている。尖った金属片が刺される様な鋭利なノイズ音が恐怖を引き起こし、微かに弱々しい上物が奥で鳴り続け、無機質な空気が世界を浸食してゆく。以前のBasic Channelチルドレンであった頃はまだそこまで突き放す様な孤独感は無かったものの、このアルバムでは天涯孤独で完全に自我の世界に引きこもったアーティスト像が浮かんでくる。一切を寄せ付けない世捨て人的な虚無感が、徐々に聴く者にも浸透してゆく頃…何故か灰色の空を割り、眩いばかりの光が僕らを包むのだ。この瞬間今までの暗鬱な空気は一切消し去られるのだが、やはりまた彩度の低い霞がかった暗鬱な世界に戻ってしまう。しかしそんな重苦しい世界の中にも、確かに希望は存在している。混沌と虚無の中にある光だからこそ、より輝きを増す事が出来るのだろう。もうBasic Channelチルドレンとは言わせないVladislav Delayの世界が存在する。新しきカオスとアンビエンスの世界だ。

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| TECHNO2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Monika Kruse - On The Road Mix Vol.2 (Terminal M:Term0205-2)
Monika Kruse-On The Road Mix Vol.2
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テクノを聴く女の子は多くはないんだろうなー。だからテクノの女の子のDJとかアーティストも多くはないんだろうなー。ま、実力があればどっちでも良いんだけどね。そんなテクノシーンで孤軍奮闘している女性DJの一人、WIREとかにも参加し日本での人気は十二分にあるMonika KruseのMIXCDがコレ。とにかく自分の好きなアーティストの曲がふんだんに使われているので、ただそれだけでOKです。いきなりJeff Mills、Robert Hood、E-Dancer(Kevin Saunderson)の三段攻め、痺れるぜ。そこからはパーカッション多めのトライバル系でガンガンに突き進む。Thomaz Vs Filterheadzのラテン+ハードテクノの曲はかなり破壊力抜群で、これで踊れなければ不能に間違いない!中盤は微妙に抑えてブイブイベースのディスコ系やパンキッシュなVitalicを挿入し、ラストに向かって今度はダークなテクノで再度ペースをあげてゆく。「La La Land」は最凶に不吉過ぎるよ。ラスト手前で再度デトオタ泣かせのF.U.S.E.(Richie Hawtin)の曲でダークに行くと思いきや…Funk D'Voidの涼しげで美しいシンセがこだまする「Diabla」登場!終わりに向かって昇天してゆきますよ〜、気持ちE〜!こんな感動の展開が待っているなんて、憎い演出ですね(笑)ってな感じの山あり谷ありのツボを押さえたMIXです。美しいお姉さんだからと言って顔で売れてる訳じゃないんですよ、ちゃんと売れる訳があるんです。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Stasis - Past Movements (Peacefrog:PFG046CD)
Stasis-Past Movements
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90年代の初頭からデトロイトテクノのリバイバルがあり、その影響はUKにも及ぼし(むしろアメリカよりもUKでの方が人気があるのだが)デトロイトテクノへの回答と思われる作品が数多く発表されました。ただその多くはマイナーレーベルから発売されていた事もあり、流通量が少ない、もしくはすぐに廃盤になってしまったりと良質な音楽であるにもかかわらず、一部の人々にしか届かないと言う事は少なくなかったであろうと思います。特にこのStasisはその当時でもかなりコアな位置に置かれていて、一部のテクノオタしか存在に気付いていなかったかもしれません。そんな彼の作品が2枚組ベストとして再度世に送り出されています。一枚はベスト盤、もう一枚は未発表曲群、どちらもレア度はかなり高くもちろんお勧めなのですが、それはレアだからと言う事ではなく単純に素晴らしい作品だからです。UKからデトロイトテクノへの回答として、インテリジェンステクノやピュアテクノと言うジャンルも生まれましたが今になって聴くと、デトロイトテクノとなんら変わりは無いと言うのが僕の見識です。もちろんデトロイトテクノのファンキーな点などは受け継がれてはいませんが、繊細で緻密に練られた構成と幽玄で深みを持った音色はUKならではと感じさせます。インテリジェンステクノと命名されるのも分からなくもない、知性と創造性を兼ね備えた未来の音楽であると再度認識する事が出来ました。そして失われた音楽が発掘され新たなファンの手に渡る事を、大変嬉しく思います。

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| TECHNO2 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sasha - Fundacion NYC (Global Underground:GUFUN001CDX)
Sasha-Fundacion
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今まで全く興味も無くて全く購入意欲も湧かず全く聴いてなかったプログレッシブハウス。しかし今回はトラックリストを見て自分の好きなCarl CraigやFunk D'Voidなどが使われていた事もあり、しばらく考えた後に購入。まあ名前は僕でも良く聞く超有名なSashaだし、一枚位買っても損じゃないだろうと。でまあ結果、悪くはないね。心地良い弾力を持ったファットなボトムに、キラキラする分かりやすいプログレ特有の上物。単純明快で受け居られやすいし、尚かつ高揚感溢れるグルーヴィーなミックスです。綺麗な音ではあるけれどデトロイト系のシンセラインとも違うし、これは明らかにヨーロッパから出た耽美な音だなって感じました。世間でテクノより人気がありDJのギャラがハンパない訳も多少なり理解したが…Sashaとかがテクノの一流DJよりギャラが(断然に)良いのはやっぱり理解出来ない(笑)。一晩に何百万も貰うDJでは無いと思うよ。逆にテクノのDJのギャラが少なすぎるのかもしれないけどさ。そうそう決してこのMIXCDが悪い訳じゃないです、むしろ聴きやすいし気持ち良いし。たまにはプログレも聴いてみて見識を深める事も必要…かな

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| HOUSE1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Larry Heard - Can You Feel It Trax Classics (Nippon Crown:CRCL-2004)
Larry Heard-Can You Feel It Trax Classics
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今まで行こう行こうと思いつつ見逃していたLarry HeardのDJプレイ。今週末Yellowに降臨するので今回はまじで行かなくてはと、心の奥底で燃えてます。多分DJが上手い人ではないと思う。と言うよりも彼は一アーティストであり僕は彼の雰囲気に、心に抱かれたいだけなのです。彼の作り出す音楽はハートフルでありハウスだとかクラブミュージックだとか、そんな事はどうでも良くなる位暖かみがあり心に残るものです。きっと彼のDJだってそんな風に優しい空気に満ちたものに違いないと勝手に想像し、期待は高まるばかりです。「Can You Feel It」(感じる事が出来るかい?)、僕らはそれを感じる事が出来るのだろうか?それとはその場に居なくては感じる事が出来ない物。彼と同じ場所、同じ時間を共有してこそ感じる事が出来る物。かつてはアンビエントハウスなんて死語で語られる「Can You Feel It」だが、これこそ真のディープハウスである。淡々と鳴り続けるTR-707のリズムトラックに、どこまでも切なくて限りなく哀愁を感じさせるシンセメロディーのシンプルな二つの組み合わせによって、世界中のハウスファンどころかクラバーを熱狂させ心震わせたハウス史上の名曲です。この曲が出来てからもう20年近く経とうとしているのに、彼の音楽に打ち込む熱意は変わらずに昔以上に今の曲は輝いている。彼は多くは語らない、何故ならば彼の音楽が全てを語っているからです。「Can You Feel It」はインスト、歌詞有りを含め4バージョン存在していますが、インストバージョンこそ彼の音楽性を語っていると僕は思います。

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| HOUSE1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |