Jazztronik - JAZZTRONICA!! (Tokuma Japan Communications:TKCA-72828)
Jazztronik-JAZZTRONICA!!
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今クラブジャズシーンで人気があるのが、このJazztronikで特に「Samurai」は海外のアーティストも回したりしていて評判上場の様だ。そんな彼の初のMIXCDが遂に発売となったわけだが、うーんあんま思ってたよりも良くなかったかも。元々それ程期待してた訳でもないけど、更にそれ以下と言うか。大半の曲はクラブジャズと言われる物で、4つ打ちは少ない。Jeremy EllisやAndres、Louie Vegaなど自分の好みのアーティストの曲が収録されているので購入した訳だが、そう言ったアーティスト以外の曲が地味と言うか…。別に4つ打ちが少ないから悪いと言う訳でもなくて、聴き所がないな。のっぺらとした平坦なプレイで、渋いと言う表現よりは全くもって地味。更に曲のつなぎに不自然さを感じる。多分前後の曲の選択の仕方が良くないんだろう思うんだけどね。そして何よりもJazztronikファンの人がきっと突っ込むべき点は、「Samurai」が1分少々しか使われていないと言う事だろう。何のために「Samurai」をセットの中に組み込んだのか?中途半端な使われ様だ。少々退屈なMIXCDだが、きっとJazztronikはDJよりもアーティスト気質なんだろう。ま、たまにはこんなのも買ったついでに紹介しておきました。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 19:30 | comments(5) | trackbacks(0) | |
UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation (Submerge Recordings:SUBJPCD-004)
UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
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Now is the Time!

かつて孤高のミニマリスト・Jeff Millsと、デトロイトの熱き男・"Mad" Mike Banksが立ち上げた伝説的なプロジェクトかつレーベル、Underground Resistance。時には怒りによって、時には理想や夢を掲げて活動の幅を広げ、数々の名曲を世に送り出し、数多くのアーティストやファンから限りない賞賛と尊敬の眼差しを受ける。彼らの徹底的なまでのアンダーグラウンドな活動は、メジャーの様にお金をばらまいた宣伝方式では無く、ファンからファンへの熱い思いによって成し遂げられた。ただそのアンダーグラウンドな活動の為に、基本的に音源はレコードのみの流通になり一般的に手を出し辛いと言う事もあったのかもしれない。

そして…もしミラクルと言う言葉を使う機会があるとしたら、正にこの今がそうなのだろう。活動を初めて早14年、遂にアルバムが発表された。アルバムとは言えコンピレーションであり、新曲2曲以外は既発の曲である。新曲以外は全て持っている僕には特に目新しさもないのだが、こうしてアルバムとして聴けるのは喜ばしい事だ。そしてこのアルバムは、何よりもレコードを買わない層への新しい攻勢を成し遂げた物であり、彼らがより世に認知される事も間違いないだろう。

さて「A Hi Tech Jazz Compilation」と言う名の通り、このコンピレーションは彼らの中でも特に、ジャズやフューチャー指向の強いロマンティックな曲揃いである。全ての曲を紹介する訳にはいかないが、「A Moment In Time」は「New Electronica」シリーズのコンピレーションに収められていた1曲。URファンでも大抵の人は持っていないと思われるかなりのレアモノで、サックスソロが美しいノンビートの曲だ。そして新曲2曲、「Moma's Basement」はURの中でも特にバンド形態を強めたジャズ、ファンク色の強い曲。「Afro's Arp's And Minimoogs」はURにしては妙に明るくハッピーソング的なフィナーレを飾るに相応しい曲。もちろん、他にもテクノやハウス、ソウル、ジャズなどを昇華したデトロイトテクノのクラシックとも言えるべき曲ばかりである。Mad Mikeの熱き理想と夢と愛が今ここに集められ、今後のデトロイトテクノの指標ともなるべき存在になった。

Nation 2 Nation 民族から民族へ
World 2 World 国から国へ
Galaxy 2 Galaxy 銀河を越えて

今まさに最後のデトロイトテクノの秘宝が、世界へ飛びだった。さあ、後はGalaxy 2 Galaxyのライブによって、伝説が現実になる瞬間を待ちわびようではないか。

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| TECHNO1 | 16:30 | comments(11) | trackbacks(7) | |
Toshiyuki Goto presents Progressive Funk (Cutting Edge:CTCR-14273)
Toshiyuki Goto presents Progressive Funk
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何でもかけるDJと言えばFrancois Kだけど、日本にもジャンルの境界を感じさせずにプレイするDJがいる。それがこの後藤敏之で、色々な所で情報を見ているとテクノ、ハウス、ダンスクラシックス、ダブ、レゲエ、ロックなどかなりの広範囲に渡ってプレイをするようだ。僕がこのMIXCDを買った理由は単純に、FadeやGroove La Chord、Signalsなど自分の好きな曲がいくつか使われたいたからである。もちろんこれらはテクノやハウスであり、MIXCDには他にも様々なジャンルの音源が使われている。出だしはMonolakeのミニマルダブから始まり、次にいきなりジャズが繋がれて、更にハウスが繋がりとにかく展開の変化が激しい。そして中盤のPower of Oneまではハウス調で統一されるのだが、その後デトロイトテクノ2連発。それが、Groove La ChordとSignalsなのだが、まあ実際はどちらもハウスセットで良く使われている曲と言う事だ。どちらもアトモスフェリックで美しい曲だし、ハウスセットで使われるのも良く分かる。その後はダンクラ中心で、哀愁を漂わせる展開で終わりを迎える。70分程のCDの中に収めなくていけないのでとにかく忙しい感はあるけれども、生のプレイを聴いた事がない僕にとっては参考になるし色々なジャンルが一度に聴けるのは便利だなと思う。これはハウスだとかテクノだとかは忘れて、ダンスミュージックだと思せられるMIXCDだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Bryan Zentz - Seven Breaths (Intec Records:INTECCD02)
Bryan Zentz-Seven Breaths
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テクノ、この単語一つを取ってももはやテクノは収集がつかない程に幅を広げ、そして現在もその広がりは止む事が無い。Aphex TwinやKen Ishii、Carl Craigだってテクノだし、The OrbやBasic Channelだってテクノと言えるし、Rei Harakamiみたいな奇天烈なのだってテクノと言えると思う。しかしながらスタイルとして考えると去年出た「Joris Voorn-Future History」みたいなストレートなのが、正統派もしくは王道的なテクノだと僕は思っています。この作品もそんなストレートで単純だけど、かっこいい王道的なテクノだと思います。Carl Cox主催のIntecから出たこのアルバムは、ダブっぽい音響やヒップホップのビートも入ってるしどこがストレートなんだよ?って思うかもしれませんが、要は音楽に対する姿勢みたいなのが正統派だと思っています。若さ故のこの単純な勢いと言う物は、経験を重ね色々実験を積み重ねていくベテランにはなかなか無い物であり、グイグイと引っ張られる求心力を感じます。もちろん大半の曲はハードエッジで、ぶっといベースに硬質なリズム帯が連ねるグルーヴィーなIntecっぽい作品なので、特に目新しい事もないでしょう。それでもKevin SaundersonやCarl Cox、Slam等もお気に入りで、テクノクラシック殿堂入りの「D-Clash」には誰もが引きつけられる事でしょう。Inner CityのGood Lifeの上物にハードグルーヴを足した様なこの曲は、何度クラブで聴いても気持ちが良いものです。

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| TECHNO1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aphex Twin - I Care Because You Do (Warp:WARPCD030)
Aphex Twin-I Care Because You Do
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Aphex Twinを語る上においてはアンビエント方面と、そしてもう一方のハードコアについても語る事が重要だと思っています。勿論彼の代表作は「Selected Ambient Works 85-92」と言う事に異論は少ないと思いますが、破滅的なまでの彼のハードコアには目を見張る物があります。このアルバムはそれ程ハードコアと言う訳ではないけれど、とにかくメタリックで硬質な音が最高に素晴らしいです。自分でシンセを改造していると言う事を主張していますが、あながち嘘ではないのかと思う位独自の音を発しています。半ばインダストリアルさえも感じさせる、恐怖と不安に陥れる破壊的な音。更に予測の出来ない常軌を逸脱した不規則なリズムパターンに、脳の奥底まで響き渡る強烈なノイズ。とにかく普通のテクノを通り越して、Aphex Twinの音としか表現出来ない世界を作り上げています。とは言いつつも、硬いリズムの上にAmbient Worksの流れを組んだ様な切ないメロディーが載ったりする曲もあるし、ちょっとほっとしたりします。多分ハードコアな一面しかなかったら、みんなAphex Twinの事をここまで賞賛しなかったかもしれません。彼の音楽性はハードコアとアンビエントの上を綱渡りする様な、危ういバランスの元で保たれているのではないでしょうか。きっとジャケットを見ただけで不機嫌になる人もいるかと思いますが、内容も似た様な物だと思います。そして好きか嫌いかの両極端に分かれても、好きな人にはずっと愛し愛される様な作品になる事間違いないと思います。

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| TECHNO1 | 11:37 | comments(0) | trackbacks(1) | |