Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92 (Apollo:AMB3922CD)
Aphex Twin-Selected Ambient Works 85-92
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寒くて寒くて家を出る気にならず、週末暇だったのにクラブにも行かずに家でネットして怠惰に過ごしてます。冬は正直クラブに行くの面倒だよね。厚着してくからクラブの中で脱いでロッカーに入れたり、手間も金もかかるし。でも後になってやっぱりパーティーに行けば良かったと思って後悔したり。

そういえばAphex Twinの久しぶりに新譜が出たけど、どーですか?僕は好きですね。今更斬新さを求めるのは酷なので、今回みたいにアシッドで単純にかっこいい作品を出してくれるだけで良いと思います。新譜ついでにAphex Twinの中で最もポピュラーな作品を紹介しましょう。と言ってもありとあらゆる所でレビューはされてるし、今更僕が紹介する必要も無いとは思うのですが…。彼の経歴から紹介しようと思ったけど、それを述べるだけでも膨大な量になるので経歴についてはGoogle検索でも参考にしてください。

でこの最もポピュラーな「Selected Ambient Works 85-92」なんだけど、これは僕がデトロイトテクノ並に影響を受けた音楽の一つで、ほんと何度聴いても飽きない作品です。まず何と言っても1曲目の「Xtal」、これによって僕はこのアルバムの虜になってしまったのです。若干アンビエントも混ざった牧歌テクノ?とでも言うのでしょうか。アンビエント風ではあるけれど、ノンビートでは無いしそんなにも快楽的と言う訳ではありません。むしろこれはAphex Twinの脳内妄想を、音として具現化したのではないかと思います。その若かりし頃のオナニー表現と言える物が、何故こんなにも多くの人を引きつけるのか、それは僕にも分かりません。ただ田舎の田園風景を喚起させるような優しいメロディーと、浮遊感のある幻想的な音が、ひたすら気持ち良いと言う事でしょう。ノイズ混じりのお世辞にも録音状態が良いとは言えない物だけど、逆にそれが手作り感覚を思わせ温かみを感じさせます。同様にこのアルバムにはアンビエント風の曲が多いのですが、それだけではありません。極度に捻り曲げられたTB303のアシッド音が、ビキビキウニョウニョなり響くアシッドテクノも入っているのです。しかしそれはシカゴから来たファンキーなアシッドハウスでは無く、電子的で狂気を感じさせる不穏なアシッドなのです。これこそがAphex Twinが他のアーティストとは一線を画するアシッドであり、最近の新譜にも感じられる物だと思います。Aphex Twinの音はAphex Twinにしか出せない独自の音だと思うのですが、何故こんなにもメタリックな音を出せるのか。かと思えば時には優しく空気の層が積み重なった様な柔らかい音を出したり、全く想像の範囲を超えています。まあそれでもこのアルバムはこれ以降の作品と比べると、かなりノーマルに感じられると思います。そうゆう意味でもポピュラーな作品なんではないでしょうか。

もしテクノが好きでかつこのアルバムを持っていないのなら、今すぐ買うべきでしょう。買えないのなら友達から強引にでも借りるべきです。これを聴かないで最近のどうでも良い様な新譜を買うなんて、断言しますが無駄です。

無駄無駄無駄無駄無駄っっっ〜〜〜〜!!!(JOJO風)(これをやりたかっただけなんじゃねーかと…)

そう言える位の名盤だと思いますよ。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(8) | trackbacks(4) | |
Danny Krivit - Expansions Nite:Life 011 (NRK Sound Division:NRKMX011)
Danny Krivit-Expansions nite:life 11
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ハウスって結構ポピュラーなんだなと思う、日本でのBody & Soulの人気の過熱ぶりを見ると。ハウスは勿論Body & Soulだけじゃ無いと思うけど、なんであんなに人気あるんでしょうね?他にもいっぱい良いDJはいる。Francois Kはともかく、Danny Krivitはそんなに凄いのか?って印象が以前はありました。ハウスにソウルとかクラシックとか中心の選曲のイメージって言うのが、僕の中にはあった訳ですよ(実際はどうなのか知らないけど)。だから懐古主義みたいな感じで、Francois Kの一歩後ろに居る様に感じてたわけなんですね。しかしこのMIXCDではそれが思い込みである事を気付かせてくれて、ようやくDannyを見直す機会があったのです。(このnite:lifeシリーズ自体が優良な物なんですよね)

僕が好きなのはDISC1。これが本当に爽やかで晴れ晴れしいMIXになっているんだよね。Francois KやJoe Claussellのディープさと言う物は感じられないけど、むしろ身の軽さが上手く生かされてると思うのです。ハウス中心の選曲の中に、ボッサやジャズ、テックハウス等を随所に散りばめて上げ下げの展開を上手く作り、一本調子にならない流れのあるMIXが出来ているんではないでしょうか。重めのビートも少ないし深さも無いけれど、それでもDannyが楽しんでプレイしてる顔が浮かんでくる様なMIXです。クラブのメインフロアでかかると言うよりは、ラウンジでくつろいでいる時に流れたらすぅ〜っと疲れが取れる様な選曲。特に中盤の名曲中の名曲、808 State-Pacific Stateではあたかも楽園に来てしまったかのような錯覚まで覚えます。終盤のLost Tribes of Ibadan 3〜Noiseshaper〜Brooklyn Heightsに来て、NYディープハウスに移行してゆくのでお楽しみは最後にと言った感じですね。このMIXCDはあんまり古臭い感じがしなかったので、僕的に好印象でした。そういやDannyはMIXCDやRe-Editのみで自身の曲は出さないけど、曲は作らないのかしら?

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| HOUSE1 | 17:57 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Luke Slater - Fear And Loathing 2 (RESIST:RESISTCD7)
Luke Slater-Fear And Loathing 2
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ふと思ったのだが、ここ連日緩めの作品を紹介してる事に気が付いた。いかんいかん、ハードな作品もたまには聴かないと!と思って買って放置してあったこのアルバムを聴いてみた。何というか2枚組だとなかなか通して聴く機会がないんだよね。それにMIXCDだから長いし。しかし何でこれはHMV先行発売なんだ?HMVでは去年から発売してるけど、Amazonでは2月にやっと発売になるみたいだ。どうでもいいけどさ…。

まずDISC2の方なんだけど、これはLukeの通常のスタイルのハードミニマル。これが何とも豪華でThe Advent、Killa Productions、Cave、Joris Voorn、Alter Ego、Hert等他にもまだまだハードテクノな方面で活躍している人ばかりのトラックが並んでいるね。Lukeのプレイも上手くて序盤は緩めのエレクトロで始まり、中盤から4つ打ちテクノに移行して徐々に盛り上げ、終盤ではトライバル気味にピークを持ってくる。ここでもJoris Voorn-Incidentが使われているけれど、この人の人気は当分続きそうだね。とにかく人気のあるアーティストが網羅されているので、最近のハード方面のテクノの傾向を知るにはもってこいの1枚だよ。

で今回の目玉はDISC1の方。ハードミニマルの人が何故かダウンテンポに挑戦しているよ。Marco BaileyやAdam Beyerも2枚組MIXCDを出して同じような事をしていたけど、やはりハードミニマルだけには飽きるのか、それとももっと自分の世界を広げたいのかは謎ですが。ノンビートの曲で始まり、BOLAのアンビエントも飛び出し序盤から驚きの展開。4曲目辺りからビートも入ってくるけど、とにかく緩い。Isolee辺りからはジャーマンディープハウスになって揺らめく様な怪しさがあるね。Playhouse辺りの音に近いかな。後半のAgoriaThrobbing Gristle(Carl Craig Re-Version)辺りでは妙にポップでイクセントリックになるが、このポジティブさにはダークな世界の中にやっと希望を見出したかとさえ思える。そのままクリックハウスに繋がれて、ダークで不穏な世界は静かに幕を閉じました。んーなんとも掴み所の無い1枚だったな。Lukeも随分奇妙な事に挑戦するなと思いつつ、ハードな後にはこんな緩いのも良いかもねとも思ったりした。ただ結局今の流行に乗って気分でこんなMIXをしただけだと思うので、何年後かにはこうゆうMIXCDも減ってくる様な気がしないでもないな。

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| TECHNO1 | 13:51 | comments(0) | trackbacks(1) | |
154 - Strike (Delsin:27dsr/nwa-cd1)
154-Strike
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最近テクノ系のCDが以前より入手し辛くなっている気がするのは、僕だけでしょうか。まあ海外のネットショップに注文すれば一発なんだろうけど、それじゃ送料が高いしさ。今回ゲットしたCDもユニオンとかじゃ見た事ないし、やっとネットショップで入手出来た訳です(amazonからじゃないけれど)。

さて154って誰ですか?この名義じゃ知らない人が殆どだと思うけど、Newworldaquariumなら知ってるんじゃないかな?そうオランダのデトロイトフォロワーなレーベル、Delsinからも作品を発表していたその人です。去年はRoss 154名義でもコズミックでデトロイトハウスなEPを出していました。Newworldaquarium名義では視界のぼやけたデトロイト〜ディープハウスな作品を発表していて、DelsinからPlanet-Eにもライセンスされたり、またCarl CraigがMIXCDに使ったりなかなかの好評の様です。このCDは彼の初めてのアルバムであり、僕も大層待ちわびていましたがやっと聴ける所となりました。相変わらず不鮮明で視界が悪く、その中を彷徨うかのように小刻みな4つ打ちが聞こえます。Theo Parrishもスモークがかった音を出すけれど、こっちだってそれに負けない位の物があります。そして不鮮明な世界の中、一枚の薄い膜が永遠に広がるかの様に世界を覆い、その中に小宇宙を見ているかの様です。最初にデトロイトフォロワーとは言いましたが、ここでは既にデトロイトを飛び立ち、迷宮的な音響世界にまで飛翔してしまったのでしょうか。今までの作品もダークな雰囲気の物が多かったと思いますが、今作に関しては明るさと言う事に関しては皆無だと思います。Basic Channelとか好きな人には、是非このアブストラクトでダビーなアルバムを聴いてみて欲しいですね。

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| HOUSE1 | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hypercity - Mixed By Andrew Weatherall (Force Tracks:FT30CD)
Hypercity Mixed By Andrew Weatherall
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さてForce Tracks関連が続いたのでその総集編でも紹介しよう。作品的には中期までのトラックをミックスした物なのだが、なんとここで起用されたのはUK最強の敏腕プロデューサー、そしてロックとパンクをダンスを架け渡す天才DJ、Andrew Weatherallだ。Force Tracksもやるねぇ、この人を起用するなんてやっぱり先見の目がありますよ。テクノ中心のトラックを彼に頼むならともかく、まさかクリックハウスのミックスを彼に頼むなんて誰が予想出来たのかな?でレーベルの期待に応えたAndyさんも流石の一言。ジャンル的にはクリックハウスと言うのかな、まあテックハウスでも良いんだけど、そんな感じ。擬音語で言うと、クリンクリンとかポムポムって感じ。微妙に霧がかり丸っこく柔らかい音が気持ち良いですね。クリック系の独特なリズムも基本は4つ打ちだけど、曲毎に様々な展開を見せて飽きる事がなく聴かせてくれます。中盤まではリスニング向けでこのまま終わるかと思ってたんだけど、そこはAndyさん分かっています、やっぱりダンスの面も忘れずにプレイ。終盤では完璧4つ打ちに移行してドスドスなダンスモードに突入します。しかしながらも強靱さと美しさを兼ね備えたトラック、やはりForce Tracksは一味違いますね。必ずと言って良いほどヨーロッパ的耽美を感じさせるエレガンスを含んでいます。Kompaktと言いForce Tracksと言い、テクノ中心のドイツ国家でなんでこんな美しい物が出てくるんだろうね?不思議だね〜。終盤でのHakan LidboからLuomo辺りはもう絶品ですぞ、濡れてしまう…。AndyさんとForce Tracksの一夜限りのタッグはこれっきり、もったいないですね。クリックハウス入門以上の素晴らしいミックスCDですよん。

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| HOUSE1 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |