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Two Lone Swordsmen - Swimming Not Skimming [Limited Edition] (Spiral Records:WQAW-1003)
Two Lone Swordsmen-Swimming Not Skimming
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テクノだけに限らずクラブミュージックと言うのは、メジャーな音楽に比べるとどうしたって流通量が少ないからすぐに廃盤になってしまうよね。特に名作に限って廃盤なんて事も多かったりして、せっかくの素晴らしい音楽が世に広まらないのは残念だったりする。そんなファンの気持ちを汲み取ったのか90年代のクラシックを計12枚に渡ってリイシューするのが、「Electric Soul Classics」シリーズ。Two Lone Swordsmen、Larry Heard、As One、Ian O'Brien、The Detroit Escalator Companyらの廃盤を徐々に再発してゆくそうなので、皆様待ち遠しい事でしょう。しかも全て紙ジャケで限定発売なので、うっかり買い逃しなんて事は無いようにしたいものです。

でまず初めに紹介するのが、ロックとパンクとテクノとハウス、そしてダブやエレクトロまでも貪欲に結びつけたAndrew Weatherallが在籍するTwo Lone Swordsmenの2ND(ミニ)アルバムだ。最近の傾向だとエレクトロなダブからロック趣向のテクノに走っているのだが、この初期のアルバムはUKハウス好きこそ最も納得出来るディープハウスを演奏している。計11曲収録で前半5曲はリミックス曲、後半6曲はTLSのオリジナル曲。リミックス曲はヒップホップ調、ダウンテンポな感じでかなりしっとりしているが、その上何故かメランコリーな感傷に溢れている。僕の中でTLSは肉体的で重く硬く、いかにもテクノ的なガチガチのビートを攻撃的に奏でるユニットって言う認識はあったんだよね。でも初めて昔の作品を聴いてみたら、今と全然違うじゃん。こんなにもソウルフルな作品をAndrew Weatherallが作っていたなんて、全然予想だにしなかったなー。そして後半のオリジナル曲だ!これぞパーフェクト、期待を裏切らない4つ打ちディープハウスじゃないか。潜水艦に乗って真っ暗な海底を進んでいくかの様な、厳かなディープハウスだよ。透明感がありロマンチックなメロディーを奏でるシンセは、最近の彼らの作風には聴けないと思う。円熟味を増して色々な作風に手を出すより、なんかこうやって素直にクラブミュージックを作っている方が格好良いと僕は思う。最近の作品より踊れるから、単にそれだけで素晴らしいよ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Famous When Dead (Playhouse:PLAYCD09)
Famous When Dead
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昨日に続きPlayhouseのコンピレーション「Famous When Dead」の3作目を紹介。ジャケットは一見ヨーロピアン風で美しいな〜と眺めていると、実はドクロが煙草をくわえている悪趣味な絵。こうゆうちょっと皮肉めいて世間に驚きを与えるような音を持っているのが、Playhouseなんですね。ちなみに昨日紹介した4作目と参加してるアーティストは、殆ど変わりません。って事で、数曲気になる曲を紹介。1曲目のInternational Pony Vs. Losoul、これはポスポスと萎んだアシッドな音とロッキンな音が特徴的なポストアシッドハウスとも言える曲。メランコリーなメロディーではあるけれど、どこか退廃的。Villalobosの5曲目は大ヒットした物なので皆様ご存じだと思いますが、なんでこんなスルメ的なシオシオな曲が大ヒットしたんだろう?家で聴くにはしっくりこないが、これがクラブではパーカッシブで恍惚感が最大限に発揮されるらしい。John Tejadaはどこのレーベルからリリースしても音が変わらずに、相変わらず透明感のあるテックハウスが素晴らしいです。カルト的人気を誇るIsoleeは、ディスコとダブを取り込んだクラクラ覚醒感のあるジャーマンディープハウス。天才と言うよりも奇才と言うべき、常人離れしたギラギラする曲ですな。かと思えばロボティックなボーカルが可愛く、ポップでディスコチックなハウスのThe Visitorsもいたり。こう文章にしてみるとなかなかバラエティー豊かなレーベルなのかと思うけど、まあやっぱりどこか浮世離れしてるイメージがあるのがPlayhouseなんですわ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Famous When Dead (Playhouse:PLAYCD016)
Famous When Dead
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「Famous When Dead」って、死んだ後に有名になるって事?つまりはリアルタイムでは評価されないって事だよね?でもPlayhouseのそんなレーベルのコンセプトに逆らって、多くのクラバーから最大の評価を得てしまっているのは面白い所。まさか一般的とは程遠いPlayhouseの音が、ここまで市場で受けるなんてレーベル側も思っていなかったんじゃないかな。ドイツにテクノ帝国・Kompaktがあるならば、ハウス帝国を牛耳るのはPlayhouseと言う事にみんなも異論はないよね?Playhouseはドイツにおいて初期の頃はミニマルなディープハウスを作品を多くリリースしていたけれど、やはり注目を浴び始めたのはIsolee、Ricardo Villalobosらによる狂って変態的なハウスをリリースし始めた頃だったと思う。何がやばいって曲の流れとか展開とかよりも、音その物の恍惚感とでも言うのかしら。Kompaktがポップで透明感のある綺麗な音なのに対し、Playhouseは荒くてジャーマンプログレ的な音もあればドラッギーで中毒性の高い音もあるし、神経をえぐるような毒のあるサウンドだと思うんですね。これを快感と感じるか不快と感じるかは人によって分かれる位強烈な音であるし、ほんと一般的に受け入れられる音からは程遠いと思う。でも実際には、Playhouseはレーベル買い出来る素晴らしいレーベルとして認知されてしまってしまった。まあとにかくこのレーベルサンプラーを聴いてみなよ。既に4作目だけどディープなハウス作品に混じって、今作ではジャーマンプログレッシブロックを通過した様なクラブトラックが多く収録されているよ。どこか懐かしいサウンドでありながら、ただの過去の遺産を模倣しただけでない新たなるジャーマンディープハウスとでも言うべき流れだ。最近流行のディスコダブとも共通する重くうねるベースライン、ロッキンで生っぽい音が特徴だね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lil Louis - Mix The Vibe : 27 Years In The Mix 1974-2001 (King Street Sounds:KCD-223)
Lil Louis-Mix The Vibe : 27 Years In The Mix 1974-2001
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変態とは最高の誉め言葉である。そう、"変態"の称号を得るに相応しいハウスアーティスト・DJが一人だけいる。その人こそ、シカゴハウスのナルシスト・Lil Louisだ。「French Kiss」、「Club Lonely」、「Do U Luv Me」、「Give It Up」、「Misery」などハウスに無くてはならない名曲を残し、そして2004年にDJ業を引退してしまった伝説の人である。彼が作る曲は確かに美しく心を熱くする物ばかりなのだが、極度にソフィスティケイトされて彼自身の内面を余りにもさらけ出した作品であり、本当にナルシストなんだと感じさせるのでした。でも本当に良い曲ばかりだ。今でも彼の「Journey With The Lonely 」(過去レビュー)はしょっちゅう聴いているし。

さて、前日紹介した「Mix The Vibe」シリーズだが、実はLil Louisも手掛けていた。このMIXCDシリーズは、King Street Soundsとその傘下のNite Groovesの音源を使用する事が決まりになっているのだが、"変態"にだけはその除外が認められたようだ。なのでこのLil Louisが手掛けた盤だけは、King Street Soundsの歴史とは殆ど関係ない。内容はその当時のヒットしたハウスも混ぜつつダンクラ/ディスコも一緒くたにしているが、彼がプレイすると一般的なハウスにありがちなハッピーな高揚感は無くなる。気持ち良さはあるのだけど、徹底して鈍く黒光りするマッドな空気に支配されているのだ。彼がプレイすれば名曲「Jaguar」さえもドロドロの不穏な空気を纏い、奇妙な空間を創り出す。凄いと驚くどころか、ただただその音に体がやられてしまう。DJ業を続けてきた27年間に渡る彼の全てが、このMIXCDに納められていると言っても過言ではない。"変態"とは"天才"の事だったのだ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Louie Vega - Mix The Vibe : For the Love of King Street (King Street Sounds:KCD249)
Louie Vega-Mix The Vibe For the Love of King Street
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先日10年ぶりの来日を果たしたMasters At Work。Nuyorican Soul名義でもラテンやジャズをベースにしたハウスでシーンを圧巻した、Louie Vega & Kenny Dopeから成るハウス界最高峰のチームです。特にLouie Vegaですが、近年のElements Of Lifeバンドでの活動や他アーティストのプロデュース、そして自身のVega Recordsの大成功など、脂が乗りに乗りまくってます。そしてハウスシーン最大の質を誇るKing Street SoundsのMIXCDシリーズ「Mix The Vibe」の最新作を、何とLouie Vegaが手掛けちゃいました。タイトルからして"For The Love Of King Street"と、レーベルに対しての最大の敬意が込められています。

ではまず一枚目から味見を。トラックリスト見ただけでもびっくりのヒットパレードだ。だからと言ってこれが安易なヒット曲集と言う訳でもなく、Louieが見事にクラブでのプレイをそのまま再現した雰囲気が出ているかと。それもそのはずイビザでのライブのクラブでレコーディングを行い、Kenny Dopeがエフェクトを担当し、Barbara TuckerとMr. VがMCを入れると言う凝りよう。出だしは太いトラックのケリチャン2発でいきなりピークを持ってきて、その後落ちついたハウスを続けたら中盤のスタアパ「Flight」でメロメロに心うちしがれます。そしてまた少々テンションを落として、最後2曲はリルルイス2連発でまたもや山場を作ります。山場を何度も持ってきて、誰でもノリノリになる事間違いなしの高揚感溢れるプレイですね。最新のヒット曲から過去のクラシックスまで、時代を越えて結びつけてしまう大らかなLouieの世界に誰もが引き込まれる事でしょう。

対して二枚目ですが、こちらはKing Street Soundsのクラシックスを多用した懐かしい雰囲気たっぷりです。ともすれば古臭く風化されるクラブミュージックですが、良い曲はいつ聴いても良いんだ。そんな事を感じさせる、King Street Soundsのクラシックス。Louieが選曲したのは、メロウでソウルフル、メロディーを大事にした基本に忠実なハウスです。これこそがハウスだと言わんばかりのコテコテなプレイですが、何か文句ありますか?もう一生Louie様には付いていきますよ。

2枚組と言う大作ですが、これからハウスを聴く人にこそこの作品は聴いて欲しい。何ってたってこれで盛り上がらない人なんていないし、ハウスがどんなもんかって事を十二分に教えてくれるから。これがあればハウスは当分飽きそうにもないですな。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Innervisions Where We At (Sonar Kollektiv:SK120CD)
Innervisions Where We At
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今ドイツではハウスシーンに新しいムーブメントが生じていて、その中心とも言えるのがSonar Kollektiv傘下のInnervisionsです。テクノ、ハウス両シーン垣根を越えて大ヒットした「Rej」を作ったのは、Innervisionsに属するÂmeだし、ディープな奇才を発するHenrik Schwarzや、フランスからの親善大使・Alex From TokyoことTokyo Black Starも同じレーベルであります。レーベルカラーはディープハウスなのですが、感覚としてテクノやミニマルも織り込まれていて、いかにもドイツらしいエレクトロニックで温度を感じさせないクールなハウスに成っていますね。まだレーベルとしては9枚しかEPは出していないのですが、Chateau Flight、Franck Rogerらもリリースを行い、徐々にレーベルの質・量と共に充実して行きそうな予感がします。で、取り敢えず現時点でのレーベルの方向性を知る為のコンピレーションが今日紹介するアルバムです。メランコリックかつ覚醒的なアルペジオが特徴の「Rej」は当然入っているし、Tokyo Black Starのダークで煙でたくも不思議な高揚感のあるディープハウスも入っているし、奇天烈なシンセが派手に使われるChateau Flightのハウスも入っています。でも一番刺激だったのは、Henrik SchwarzとÂmeがボーカルにDerrick L. Carterを迎えた「Where We At」でした。シカゴハウスを思わせる不良っぽい音作りなのに、麻薬的に聴いてくるシンセサウンドが淡々と鳴り続けて中毒になりそうです。Carterのぼそぼそとした呟きも、ドスが効いてて不穏を煽り相当にヤバイ曲ですよ、これ。Innervisionsのハウスには黒人発祥である事を忘れさせる位、ヨーロッパ的な雰囲気に満ちています。今後注目しておくべきでしょう。

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Nothin' But House Feat. NRK (KSR House:KCCD-210)
Nothin But House Feat. NRK
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世界中にクラブミュージックは広がりメジャーからアンダーグラウンドまで様々なレーベルが揃った今こそ、一つ一つのレーベルを掘り下げていく。そんな聴き方もあると思うのですが、そんなコンセプトを持ったシリーズがこの「Nothin' But House」。最高品質を持ったある一つのハウスレーベルの音源だけを使用したMIXCDシリーズでして、その中でも個人的には好きなのはNRKをフューチャーした物です。NRKからはNick Holder、Ian Pooley、Kerri Chandler、Miguel Migs、Jamie Andersonら大物アーティストが作品をリリースしていて、ハウスを中心にテックハウスやディープハウスなどの作風で評価が高いです。有名なアーティストばかりだから作品が良いのは当たり前と言う意見もあるでしょうが、メジャーにも通じる普遍性とアンダーグラウンドに基づいた信念を持った音を両立させている所は褒め称えるべきでしょう。またNite:Life(作品群を見る)と言う名作MIXCDシリーズでも著名なDJを惜しみなく引っ張り出し、名作をこれでもかとリリースしているのは皆様ご存じですね。

前置きが長くなりましたがこのMIXCDを聴いて思ったのは、やっぱりNRKには素晴らしいハウス作品が一杯あるんだなーと。Nick Holderの永遠のサマーアンセム「Summer Daze」は泣けてしまうし、Miguel Migsの「Latop Excurtion」は大人の甘さに酔ってしまうし、お洒落なムード一杯のジャズハウスだとか、懐かしさを感じるディスコティックなハウスだとか、どのハウスを聴いても大人の渋さと甘さに満ちた美学っつうもんがあるんですよ。かといってスノッブな嫌らしい所がある訳でもなくて、非常に親近感のあるハウスと言うのかな。ドライブしながり聴いたり、女の子と聴いたりとか邪魔にならない音楽。ライナーノーツには曲毎の解説も付いていて、安心して買える一枚ですよ。MIXはDJ KeNsEiとも交流のある、DJ HIRAGURIが担当です。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yasushi Ide - Faces : Lonesome Echo Works (Grand Gallaery:GRGA-0020)
Yasushi Ide-Faces
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最近良く名前を聞くアーティスト、井出靖。皆様も多分ご存じ、「Strings of Life」のカバーが有名な金原千恵子のプロデュースをしているって事で記憶に残っているのでは。かつてはORIGINAL LOVE、小沢健二のデビューに協力し、その後はLonesome Echoと言うユニットでディープなリスニングミュージックを作ったり、エンジニアの太田桜子とのユニット:Lonesome Echo Productionでは古典に忠実なハウスを作ったり、とまあ長い間音楽活動をしている人の様です。そして彼の10年にも及ぶ活動の中から、未発表バージョンやリミックス曲を集めたベスト盤が登場です。リミックスはMasters At Work、Blaze、DJ Spinna、Kyoto Jazz Massive、Joe Claussellら大御所が参加していて、これだけで充分に魅力的ですね。収録されている曲は、ダウンテンポな数曲を除き大半がいわゆるハウスです。高揚感はあってもアッパー過ぎず、耳に残る温和なメロディーが控えめに主張し、都会を感じさせる洗練された上品さを醸し出しています。それは例えMasters At Workがラテン風に、Blazeがざっくりアコースティック風に、Joe Claussellが土着風に仕上げても、井出靖のお洒落な感覚は失われない事だと思います。また数曲のダウンテンポな曲は、ダブやレゲエの要素も混ざっていてメロウな要素がより表現されていますね。プロデューサーと言うだけあって、器用に何でもこなす人だと感じました。当たりの優しい音なので井出靖は知らないって人でも、ハウスとかが好きならすんなり聴けますよ。

ちなみに井出靖はGRAND GALLERYと言うレーベルを設立して、様々なコンセプトに基づいたコンピレーションアルバム(Amazonで見る)を多数リリースしています。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Âme...Mixing (Sonar Kollektiv:SK096CD)
Ame...Mixing
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近年テクノ、ハウスの垣根を越えて大ヒットした「Rej」を送り出したÂme。ミニマルで覚醒感のあるハウシーな楽曲は、様々なアーティストがDJプレイで使用しフロアに熱狂の渦を呼び起こしてきました。あんなにもじわじわと神経を蝕む様に毒気があるディープなハウスは滅多に聴く事もなく、本当に何度聴いても格好良いなと思います。そんな彼らの根本にある音楽は一体どんな物なのでしょうか?それを解き明かす鍵が、Âmeに因るこのMIXCDです。ジャンルは本当にざっくばらんで、イタロディスコからデトロイトテクノ、ミニマルハウス、ディープハウス、果てはプログレッシブロックまで何でもありですね。また新旧時代が幅広く取り入れられて、時代を跨ぐ作品集とも言えます。技術的に感動を覚える箇所は特に無いのですが、選曲自体は渋くもなかなか侮れないセンスがあるのかなと思いました。幾つか気になる曲を挙げるなら、ジャジーで未来的なCarl Craigのリミックスや、ファンキーでコズミックなDerrick Mayのリミックス。またDouble、Nexusらイタロディスコ系は、近年のディスコダブに通じるズブズブかつエモーショナルな作風が良し。ミニマルハウス最先端のLucianoの曲も、中毒的に深い音で素晴らしいです。最後のトランシーなAshra(Manuel Gottsching)は、当然テクノ好きな方はご存じですよね?ジャンルはばらばらなれど、深い音響を生かした選曲でべたっとした流れながらも地味に神経に効きます。まったりゆったり、そしてズブズブの世界に落ちていきましょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Luomo - Paper Tigers (Huume:HUUME10)
Luomo-Paper Tigers
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もうBasic Channelフォロワーと言う肩書きは必要の無い位、ハウス方面にシフトしたLuomo。元々の活動こそVladislav Delay名義のアブストラクトなテクノで一世を風靡していましたが、僕は完全にLuomo名義の方が今では好きです。Luomoのアルバムとしては3枚目なのですが、この名義でも初期の頃からすると良い意味で随分ポップになってきたなと言うのが感想。1stは色気のある作品ではあるのですが、現在に比べるとまだまだシリアスな作風だと思うのですね。それが今作ではメジャーに対しても通用する位素直に聴ける分かり易さがあり、別にダンスミュージックか否かとかも意識する必要がないのかなと。だからと言って内容の無いキャッチーなだけの音楽でもなく、奥を感じさせる深い音響を生かしつつ、やっぱり色気たっぷりの妖艶な雰囲気もあるのが素晴らしいです。そういった音は、Vladislav Delayでの音響効果がLuomo名義にも影響を上手く及ぼしているのでしょうね。またBPMも120前後でしっとりと馴染むように聴けて、夜にぴったりなボーカルハウスです。ヨーロッパ系の耽美派ハウスの中では、圧倒的にセンスを感じるアーティスト、それがLuomoです。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |