CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
The Orb Featuring Lee Scratch Perry - Soulman (Cooking Vinyl:FRYLP536)
The Orb Featuring Lee Scratch Perry - Soulman
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
発売前から話題騒然となっていたThe Orbの"Soulman"をRicardo Villalobos & Max Loderbauerがリミックスした作品。この一年間だけでも2人によるリミックス、オリジナル含め音楽制作は結構なボリュームとなっているが、一体何処までこのタッグは続くのだろうかと思う程に両者は親密な距離に居る。緻密な音響への拘りを持つ2人が揃えばThe Orbのトラックとて非常に研磨された音楽へと昇華するのだが、EP盤では”Villod A"と"Villod B"なる作風の異なる2つのリミックスを提供している。オリジナルは俗世的なギラつきがあり随分とダンサンブルだったレゲエトラックだったものの、”Villod A"ではまるで坊さんが木魚を叩きながら念仏を唱えているかのような、快楽的な俗世から切り離され溜まった脂をこそげ落としたエスニックミニマルへと変貌を遂げている。更には時折過剰なダブ処理による飛ばしの音や不気味に蠢くシンセを綿密に配置し作り込みを極度に行いつつも、理論を超越したフロアに於ける実践的なトラックとして成り立っているのだから、やはりこの2人は現場のアーティストなのだ。そして後半がズブズブと泥沼に足をとられ混沌とした音響空間へと雪崩れ込んでいく"Villod B"は、オリジナルがLee Perryの歌も含めて微塵もなく解体されほぼノイズ化したトラックとなっている。ちなみにデータ音源では"Villod Remix"以外も収録されているので、それぞれ聴き比べるのも良いだろう。

試聴

Check "The Orb"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Mantasy (Kompakt:KOMPAKT CD 100)
Michael Mayer - Mantasy
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
長きに渡り幅広いジャンルのドイツテクノを先導してきたKompakt。そんなレーベルの記念すべくCDカタログ100番目は、レーベルオーナーでもあるMichael Mayerのアルバムが獲得した。Mayerは本作こそ自身の1stアルバムだと述べているのだが、2004年にリリースした"Touch"(過去レビュー)の出来には満足していなかったのだろう。前作はKompaktの色々な側面をアルバムに詰め込んだ為に散漫な内容となってしまったのだが、実は本作でも音やビートの多様性は意外と幅広い。ぎらぎらとしたイタロディスコな"Mantasy"、ロカビリー調の不良っぽい"Rudi was a Punk"、ボーカルを起用した"Good Times"は初期シカゴ・ハウスだし、"Baumhaus"のように自然音を取り込んだドリーミーなアンビエントもあり、Kompaktお得意のシャッフル調ジャーマンアシッド"Voigt Kampff Test"もある。Kompaktがどんな音でも素晴らしければリリースしてきた事を思い出せば、本作に於いてもMayerが色々な音楽を手掛けた事に驚きはない。では前作のように散漫なアルバムなアルバムかと言うとそうでもなく、本作では全体と通してストーリーを喚起させるシネマティックな流れがあり、ともすればクラブミュージックへの拘りは抑えて音楽的な豊かさや美しさに重点を置いているのが伝わってくる。手法としての新しさは確かに無いのだが、Mayerが影響を受けてきた音楽をどのようにしたら自身の個性として纏まるかと言う観点からは、本作は見事にその課題をやり遂げたと言えるのではないか。単にクラブだけで映える機械的でDJツール的なトラックはなく、ベッドルームで一時間を通して聴くのに耐えうる総合的な作品として良く出来ている。

試聴

Check "Michael Mayer"
| TECHNO10 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - The Predicting Machine (Kompakt:KOMPAKT CD102)
John Tejada - The Predicting Machine
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
前作がKompaktからのリリースと心機一転したのが活力となったのか、前作より一年余でまたまたKompaktより新作をリリースしたJohn Tejada。アメリカでもカリフォルニアと言うテクノの印象が然程無い地域で孤軍奮闘し、テクノシーンの重要なレーベルからミニマル/テクノ/ハウスと形態を変えながら良質な作品を送り出してきたベテランだ。そんな彼も前作にてKompaktと言うレーベル性を意識したのかテクノ/ハウスと言うスタイルを保ちながらも、思っていた以上にポップかつ牧歌的な作風へと傾いていた。そして新作もやはりその路線を進めるが如く、前作以上に随分とポップでメロディアスな楽曲が並んでいる。線の細さは前作並みで繊細かつ柔らかな音で透明感や綺麗さを打ち出し、その音色を活かすようにゆったりと大らかなテックハウスやダウンテンポ、幻想的なビートレス物までリスニング志向の作品として聞かせている。どの曲も凛とした煌めきや甘美な夢の世界を展開し、モダンに洗練された安定感のあるアルバムである事に異論は無い。しかし少々綺麗に纏められ過ぎたきらいもあるだろうか、表面的には牧歌的で長閑な音の平野が広がっているもののベテランらしく理性的に上品な音に仕上げられた為に、奥底に秘める感情的なソウルは希薄になっているように思われる。と少々のケチは付けてしまったが、それはそれとして秋の夜長に似合う落ち着いたテクノとして心地良く聴ける作品だ。



Check "John Tejada"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Terrence Dixon - From The Far Future Pt. 2 (Tresor Records:Tresor 256 CD)
Terrence Dixon - From The Far Future Pt. 2
Amazonで詳しく見る

90年代の半ばからMetroplexやTresor、そしてBackgroundやYore Recordsからミニマルを意識した作品をリリースしているデトロイトの中堅に位置するTerrence Dixon。2000年にはTresorからデビューアルバムである"From The Far Future"をリリースしており、本作は12年越しとなるそのパート2となるアルバムだ。"俺の人生を物語った作品"だと本人が述べているのだが、それを真に受けて解釈するのであれば確かにテクノだけではない色々な要素が含まれている。無機質な宇宙が広がるディープスペースなテクノに叙情感を打ち出したメロディアスなテクノ、ノンビートで抽象的にただ鳴っているだけのアンビエント、そしてオールド・スクールな硬質さを生かしたリズム感が強いハウスや湿度の高いパーカションが特徴的なジャズハウスまで、よくぞまあ詰め込んだなと言う程にバラエティーが豊かなアルバムだ。それだけだと纏まりの無い作品となってしまうところを、全体として金属的な硬質で冷たい音とミニマルな展開を中心とした作風とする事で、なんとか一つのアルバムとして纏め上げている所にベテランとして技量は感じられる。バラエティーが豊かな分だけこれと言ったキラートラックを挙げるのは難しいが、何気にDJに使い勝手の良いツール的な曲は揃っているし、デトロイトの古いテクノ的な音をミニマリズムで表現した意味では時代に即しているのだろう。最近のJeff Millsの作品とも共通する宇宙観が感じられるのだ。

試聴

Check "Terrence Dixon"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Arjuna Schiks - Hua Hun (Wolfskuil Records:WOLF 024)
Arjuna Schiks - Hua Hun
Amazonで詳しく見る(MP3)

オランダ出身で1985年生まれであると言うArjuna Schiksはまだ若手であり実力は未知数だったものの、本作では北欧からデトロイトに接近するAril Brikhaとシューゲイザー的な音を持ち味とするApplescalがリミキサーとして参加していたので購入した次第である。Arjunaによるオリジナルはメロウなコード展開や霞がかった声をツール的にミニマルに繰り返しながら、全体を朧気の淡いノイズに包み込むシューゲイザーを意識したテックハウスとなっていて、これはまるでThe Fieldの新曲と言われても気付かないかもしれない。キラキラとした音や角を落とした丸みのある音を使用していて、ほっこり温かい幻想的な世界観に陶酔しそうだ。そしてAril Brikhaによるリミックスはと言うと、リズムを重く太く跳ね上がるように強調しながら原曲のメロディーや声にはそれ程手を加えずにシューゲイザー色だけを弱め、かっちりとしたテクノのスタイルへとDJに使い易く仕上げている。一方Applescalはリズムをイーブンキックに強く4つ打ちを刻みながら不思議なSEを加えてアクセントを付けつつも、Arjunaのシューゲイザー色を更に重ね塗りするように音像をぼかした作風でドリーミーな世界観を踏襲している。元々オリジナルの曲が良いのだが両者のリミックスも各アーティストの個性を打ち出しており、DJの即戦力になりそうな一枚である。

試聴

Check "Arjuna Schiks"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ben Klock - Fabric 66 (Fabric Records:fabric131)
Ben Klock - Fabric 66
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
Ostgut Ton、Berghein勢が気を吐いて活動するベルリンのシーンにおいて、Ben Klockもまた独自のテクノ路線を突き進む個性的なアーティスト/DJだ。Bergheinに於ける活動が認められ一躍トップクラスのDJとなった彼ではあるが、そのせいか近年はアーティストとしての活動よりもDJとしての側面が強く、新作はアーティストアルバムではなく名門MIXCDシリーズのFabricへミックスを提供する事になった。正直に言うと最近は作品も出していなかったしリリース前はそれ程期待してなかったのだが、蓋を開けてみれば凍てついた空気にベルリンの幅のあるテクスチャーを織り交ぜた展開になっていて溜飲が下がった程だ。本人が「普段のセットで盛り上がる作品にはしたくなかった」と意識したのが影響したのか、勢いのあるテクノだけではなく幅広い音を取り込みながら深みや広がりを聞かせ、例えば真っ暗闇の深海を潜っていくように未知なる旅を繰り広げるスリリングな内容となっている。重苦しい音圧や過激なグルーヴ感に頼るのではなく冷たく無機質な音のムードで荒廃したベルリンテクノのイメージを生み出し、やたらめったら体感的にハードな音ではなく精神的にストイックな音に統一されている所にテクノと言う言葉から感じられるマシンソウルが見え隠れするのだ。非4つ打ちの暗黒な音に包まれる前半、その後殺伐としたアシッドやミニマルを通過したかと思えば、荒れ狂うトライバルや硬質な音がダビーに広がるダブ・ステップもあり、後半に入ればハードで機械的な音とディープな空気が混ざりながら終盤のピークへと上り詰めていく。そして最後はピークから静寂へと一気に裏返り、何とAlva Notoの夢幻の世界に溺れるアンビエントで厳かな佇まいの中、静かに終焉を迎える。様々な要素で畳み掛けるプレイがあったからこそラストがより感動的に演出されたのだろうか、Ben KlockのDJの素晴らしさを再度認識する事が出来た素晴らしいMIXCDだ。

試聴

Check "Ben Klock"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
SERi - From Pulse 2 Pulse (414EAST Recording:414ECD-002)
SERi - From Pulse 2 Pulse
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
今年の5月に長い音楽活動を経ての初のアルバムをリリースしたShigeru SerizawaことSERi。それからまだ半年も経たない内に2ndアルバムのリリースに漕ぎ着けるとは、その音楽制作への渇望たるや底知れぬものがあります。とは言っても1stアルバムがテクノと言う基盤の周りにアシッドやミニマル、テックハウスと言った音で幅を持たせつつ品良く統制していたのに対し、本作では脇目も振らずに執拗な程にアシッドに取り組んでおります。インナースリーヴに記載してある制作上での使用機材を調べてみるとハードウェアやアナログ音源を中心としたあくまで旧来での制作方法にこだわっており、ベースやリズムトラックの音の出方が脂を落としたように乾いてはいるものの身が詰まったタフで質実剛健な鳴りをしています。特にアシッドなベースラインについては病的なまでにビヨビヨ、ギュルギュルと言った狂気の音が終始鳴っていて強い個性を放っているのですが、トラック全体として聴いてみると例えば黎明期のアシッド・ハウスにある粗悪さ(それは良い意味での個性でもある)は皆無で非常に洗練された音楽になっています。押し迫る音圧に研磨された音質を伴い単なるアシッド・ハウス/テクノの焼き直しではなく、現代のモダンな感覚に裏打ちされたニュースクール・アシッドと呼びたくなる新鮮さがあり、温故知新とは正にこの様なアルバムなのでしょう。リミキサーには私には初耳ではあるMaster Master、SOL、Kick.Sが起用されていますが、彼らによるリミックスも意識が揺らぐ中毒性の高いアシッドで満たされていて、その知名度以上に充実した凶悪なトラックとなっているのは心強い。こんな良質なアシッド・ジャンキーなアルバムに出会えたのは久々な気がしますね。

試聴

Check "SERi"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Nathan Fake - Steam Days (Border Community:36BCCD)
Nathan Fake - Steam Days
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
サイケデリック、トランス、ポスト・ロック、エレクトロニカ、テクノなどレーベル名通りに音の境界を飛び越え一つの共同体として存在するBorder Community。そんなレーベルを代表するアーティストこそNathan Fakeであり、レーベルの動きが初期に比べ鈍くなっている中で一人で気を吐いて定期的に新作をリリースしている。3年ぶりとなるアルバムは進化もなく退化もなく、恐らく多くの人が容易に想像出来るであろう彼らしい音楽となっており、前作から引き継がれる刺々しくエグいエレクトロニックサウンドや鋭意に切り込んでくるロッキンなリズムトラック、そして初期の頃に強く感じられた幻想的な淡いメロディーが混在している。つまりはサイケデリックな夢世界と牧歌的な田園風景が広がる1stアルバムと、刺激的なダンスサウンドが繰り広げられる2ndアルバムの間に位置するバランスの取れた作品と言える。ブリーピーで神経逆撫でするベースラインや、逆に清々しく清涼感のある上モノなど相反する音が詰め込まれており、そしてリズムも幅広くとっちらかった様に多彩な動きを見せて、兎にも角にもはしゃぎ回るが如く落ち着きがなくテンションが高い。となればフロアに居る純粋なテクノリスナーよりはロックファン向けの電子音楽的な要素が強く、Border Communityと言うレーベルの性質を考慮すれば間違ってはいないのだろう。しかし初期の頃のミニマル路線はやはり新作でも聴けなかった事を考えると、ライブでは映えるであろう楽曲ではあるのだが少々複雑な気持ちにもなってしまう。

試聴

Check "Nathan Fake"
| TECHNO10 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb Featuring Lee 'Scratch' Perry - The Orbserver In The Star House (Cooking Vinyl:COOKCD555)
The Orb Featuring Lee 'Scratch' Perry - The Orbserver In The Star House
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(限定盤)
アンビエント・ハウス/テクノの先駆者であるAlex PatersonことThe Orbが新作で手を組んだのは、なんとルーツ・レゲエの巨匠であるLee 'Scratch' Perry。それだけではない、本作ではAlexの右腕とも言えるThomas Fehlmannがプロデュース&作曲で参加し、ミキシングをTobias Freundが、マスタリングをPoleことStefan Betkeが手掛け、その上Alexの盟友であるYouthがベースで参加している。しかし今更Perryと手を組むのは驚きでもあったが、よくよく考えればAlexがThe Orbの活動当初からレゲエ/ダブへの偏愛を示していたのは事実であるし、新たなる試みとしてアルバム全編に歌をフィーチャーするのであればPerryであると言うのも納得させられる。Perryの歌なのか呟きなのかも曖昧な啓示はThe Orbのトラックをアンビエントから乖離させ、生き生きとした人間臭さを発しながらレゲエ/ダブの底無し沼に引きずり込んでいくが、Thomasらが参加している影響も強く出ていて音の研ぎ澄まされ方は彼が参加していないアルバムに比べると段違いだ。レゲエ/ダブの粘着性や野性味溢れる土臭さもあるのだが、一方では単なるルーツに回帰するのではなくモダンなテクノに基いて未来へと向かう意志の感じられる意欲的な作品でもある。彼らのデビュー・アルバムはアンビエントとダブを奇跡的なバランスで融合させたアルバムではあったが、ここでは奇想天外なサンプリングや過激なダブ処理は抑制され、酔ったような歌をフィーチャし適度な尺の曲に仕上げた洗練されたテクノとなっている。AlexもThomasも随分と長く音楽に身を捧げているからだろう、レゲエとテクノをこんなにも格好良く纏められるアーティストはそう多くはない。確かにThe Orbとしか表現の出来ないアルバムとなっていたのだ。

試聴

Check "The Orb"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
L.E.D. - Music For Cinemas Remix (Jet Set / Penguinmarket Records:JS12S094)
L.E.D. - Music For Cinemas Remix
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)

様々なバンドで活躍するプレイヤーが集まった7人組のシネマティック・インストバンドと紹介されているL.E.D.。その名前を耳にするのも初めてだったものの、この度アナログ盤でYogurt & KoyasとDJ Funnelのリミックスを収録したEPのリリースが気になり購入した次第である。L.E.D.と言うバンドの音楽性自体を知らないので先ずは"one"と"countless"のオリジナルから聴いてみたのだが、通常の楽器以外にもサクソフォンにキーボード、スティール・パンにパーカッションなど多数のプレイヤーがいるおかげか、普通のロックバンドとは異なる音の深みや多様性を持ち合わせている。果ての見えない広大な宇宙空間広がるドラマティックな”one”、柔らかいベースからしみじみと始まり徐々にストリングスや淡いノイズが被さりながら夢幻の世界に引き込まれるビートレスな"countless"、どちらも確かにシネマティックと言う表現が適切な大らかで壮大な世界観がある。そしてクラブ側のアーティストがリミックスした作品だが、"One (Yogurt & Koyas Remix)"は原曲のメロウでスペーシーな感覚は残しつつぐんぐん駆け抜けるリズムを強調して、ピークタイム仕様へと仕上げた感動的なテクノとなっており抜群に突き抜けている。一方"Countless (DJ Funnel Remix)"は弛緩した緊張がほぐれるブレイク・ビーツを導入し、オリジナルから分厚い層になった音を間引きしつつ可愛らしいオルゴール風なメロディーを前に出し、リラックスしたダウンテンポに仕立て上げている。オリジナルのバンド的な一体感のある楽曲、そしてフロア仕様になったリミックスそれぞれに個性があり、充実した一枚と言ってよいだろう。

試聴

Check "L.E.D."
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |