Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond (430 West Records:4WCLCD1-500)
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond
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デトロイト・テクノ界隈にしては古参ながらも細々と定期的に制作活動とライブを行う奇異なユニット・Octave One。主軸のBurden兄弟2人と更に他の兄弟も加わり最大5人で活動する事で常に前進し続け、2011年には彼らが運営する430 Westも20周年を迎えたその記念として、お世辞抜きに豪華なアーティストを起用したリミックスシリーズをリリースしていました。やけに矢継ぎ早にシリーズ化するなと思っていたら、案の定未発表リミックスも追加しこんな風にコンピレーション化されました。Octave One自身によるリミックスからGerald Mitchell、デトロイトフォロワーとしてVince WatsonやAril Brikha、ハードテクノ方面からはFunction+RegisやCari Lekebusch、Luke Slater、そして世界のテクノゴッドであるKen Ishiiらが参加と近年稀に見る実力派ベテランが集まっており、これもOctave Oneの地道な長い活動に対する敬意があってこそだと感じられます。まあしかし逆に言うと既に大成しているベテランを起用しているだけあって、聴く前から何となくは音の予想が出来ると言う点に於いて期待を超える事は無いのですが、その分どのアーティストも外さない安定感のあるリミックスを提供しています。Aril BrikhaとVince Watsonは抒情豊かなメロディーを生かして完全に彼らの音へと作り替え、Ken Ishiiは特有の奇妙な音色がファンキーで、そしてGerald Mitchellな軽快なラテングルーヴを導入し疾走します。Cari LekebuschやLuke Slaterは暗く退廃した雰囲気の漂うDJツール向けとして、そしてAlter Egoによる"Blackwater"は極度に展開を抑え焦らしに焦らすトランス調な曲調で、各々の味は分り易く表現されていると思います。これだけ豪華なリミックスであればOctave Oneは知らないなんて人でも、またデトロイト・テクノに馴染みがなくとも十分に楽しめる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Samuel L Session - Again On Monoid (Monoid:monoidcd007-2)
Samuel L Session-Again On Monoid
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スウェーディッシュテクノを代表する一人・Samuel L Sessionが送る、ノリノリでヒット曲満載のテクノミックス。Samuelって言えば2000年位からハードミニマルとかの流行にのって頭角を表してきたアーティストの一人なんだけど、彼のトラックはハードでトライバルだけでなくデトロイトっぽさやメロディアスな面もあったり、一辺倒にならない器用さが目立っておりました。大ヒットした"Merengue"は、"Jaguar"ばりのメランコリーにハードなリズムが合わさっていて、本当に素晴らしかったですね。本作はそんな彼の音楽センスがモロに前面に出ていて、やはりアッパーでハードな硬めのテクノにメロディアスで流麗なトラックも混ぜて、勢いよくガンガンに曲を繋げていきます。非常に流れの早いミックスで、だいたい1分半程度で曲が繋がれていくんだけど、本作はハードミニマルではないものの勢いに任せたそのプレイは確かにハードミニマルが流行っていた時代を感じさせます。自身の曲やPaul Mac、Adam Jay、Deetron、Len Faki、Daniel Jacquesなどのごっついトライバル系、そしてRenato Cohen、Joris Voorn、Alexander Kowalskiらの浮遊感漂うメロディアスなトラックなどを、山あり谷ありで混ぜて最初から最後まで飽きない流れを作っているんです。まるでジェットコースタに乗っているかの様な激しい展開で、愉快痛快爽快な清々しささえ感じられます。でもこれって実はまだ4年位前の作品なんだけど、たった4年と言う期間なのにテクノのシーンも随分と変わった様に感じられますね。テクノシーンの移り変わりは本当に速いのです。

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| TECHNO7 | 09:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Diego - Open (Kanzleramt:KA111CD)
Diego-Open
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最近またWEB注文したCDが一気に送られてきたりして、そうすると聴けないCDが一杯溜まってしまいます。溜まらない様に計画的に予約はしているのに、輸入盤は予定通り入荷しないから運が悪いと一気に届いちゃうのですね。その結果なかなか一枚のCDを聞き込めなくて、内容の薄いレビューが増えてしまいます。こんな音楽生活は良くないなぁ…。

そんな重い気を一気に晴らしてくれるのが、ドイツが誇るデトロイトテクノのサテライト・KanzleramtからのDiegoです。Alexander KowalskiとかHeiko Lauxが好きな人は、当然Diegoも聴いてますよね?透き通る様な綺麗なシンセ音とハードなリズムで文句なしに聴く者を魅了する彼の音は、Kanzleramtの音を代表すると言っても過言ではないでしょう。2004年作の最新作は今までの作品を更にアッパーに強力にしたグルーヴと、空を突き抜ける蒼さ・清涼感があり、底抜けにポジティブなテクノと化しています。面白いのは音的にはエレクトロニックなテクノであるのに、どこかフュージョンやジャズを感じさせる空気を纏っていてまた一歩デトロイトテクノに近付いたのでしょうか。難を言えば音自体は薄いし正に白人の音であり、どす黒く危ういファンキーな音ってのは皆無ですね。でもこれはドイツの音なのだからそんな事を気にする必要もないだろうし、何よりも何も考えずに踊れて盛り上がれる音なのは間違いないでしょう。ジャケットのDiegoの如く、空を飛翔してしまいそうです。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年も年間売上ベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。とここまでは、去年と全く同じ文章を使わせて頂きました、手抜きですいません。さて売上ベストですが、結果を見るとなかなか面白い結果でありまして、2年以上も前にリリースされた作品が今でも売れていたり意外でした。しかしブログで紹介した甲斐はあったなと、嬉しい気持ちでもあります。これからも素晴らしい音楽を紹介し続けられる様に更新がんばらないとね。では早速売上上位から発表したいと思います。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Heiko Laux - Waves (Kanzleramt:KA133CD)
Heiko Laux-Waves
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本日からは当分テクノの新譜について、怒濤のレビューをしていきたいと思います(オンライン注文した物が一気に届いてしまい、困っています)。まずは何度も紹介しているドイツテクノレーベル・Kanzleramtの設立者、Heiko Lauxのアルバムです。レーベル自体は1994年に発足していますが、やはり近年のAlexander Kowalski、Diego、Fabrice Ligらの活動が有名でしょうかね。デトロイトテクノに影響を受け、かつシャープに切れ味を増したテクノで本当にカッコイイ作品が多いです。流行に流されずにいかにもテクノらしいテクノを得意としていて、Heiko Lauxも期待を裏切る事はありません。今作も美しい艶を持ったシンセフレーズがふんだんに使われていて、メロディーを大事にしているのが分かります。デトロイトテクノのファンキーな点ではなく、シンセの音色に影響が見受けられると思いますが、ヨーロッパのデトロイトフォロワーはそこら辺は良くも悪くも似通ってる気がしますね。ただこうゆうメロディーを大事にした音楽は、アルバムとしてリリースすると家で聴くにはもってこいなんですね。ハードテクノでは傑作と言えるアルバムが少なく、きっとそれは単調になってしまうからで、Heikoさんの様にメロディーで聴かせるアルバムは何度でも楽しんで聞き込めるのが強みでしょう。無駄に音を分厚くしたりとか派手にしたりとかもせずに、意外とあっさりした軽めのトラックばかりですが、必要な分だけの骨組みでしっかり聴ける曲ばかりですよ。Joris VoornとかTechnasia、Alexander Kowalskiが好きなら、Heiko Lauxも見逃さない様に。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Diego - Instant Reality (Kanzleramt:KA85CD)
Diego-Instant Reality
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WIRE 06でAlexander Kowalskiが好きになった人は、是非ともレーベルメイトのDiegoも聞いちゃって下さい。2000年位から活動している人で、2003年作のこの「Instant Reality」が一部のテクノオタの中でヒットしたその人であります。Kanzleramtのアーティストなのでやっぱり音は、Alexander KowalskiやHeiko Laux辺りに近い感じ。ただ微妙にレイブなりトランスなりに寄った音と言うか、90年代前半を思わせる古臭い雰囲気を感じますね。そこをスピリチュアルなシンセやSEを入れる事により、なんとか最新のテクノモードに仕上げたのかと。ドイツにおけるデトロイトフォロワーなレーベル・Kanzleramtだけあって、透明感溢れる清涼な音は一級品。スピード感溢れ揺さぶられるグルーヴ、延びのある音によって生まれる深い世界観、ヨーロッパの上品なメロディー、これらが全て一つとなりKanzleramtの音を創造する。クラブでガツンと使うも良し、家をスタイリッシュに聞くも良し、かなり有効的な一枚です。「Mind Detergent」と「High In Spaces」を聞いてみると宜しいかと。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Alexander Kowalski,Diego Hostettler,Dennis DeSantis - Reasons (Kanzleramt:KA80CD)
Alexander Kowalski,Diego Hostettler,Dennis DeSantis-Reasons
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今まで結構髪が長い事が多かったのですが、暑苦しかったのでいつもより短めに切ってきました。あ〜さっぱりと気持ち良かったのですが、とある人に頭に10円禿げがあるのを発見されましたΣΣ(゚д゚lll)その後心配になり頭をじっくりいじくり回してみると、なんともう一つ500円玉大の禿げを発見!!!(´;ω;`)ウゥゥ これっていわゆる円形脱毛症?知らない内にストレスが溜まっていたのかな…。27年の人生経験でこんな事は初めてです。なってしまったものはしょうがないので、これ以上ストレス溜めない様になんとかしたいものです。

そんな頭のへなちょこな勢いとは正反対で、圧倒的なグルーヴを生み出すのがWIREでも好評だったAlexander Kowalski。ハードでソリッド、冷ややかなマシンビートが鋭い音で空間を切り裂くドイツのアーティストです。そんな彼が同じくKanzleramtのDiegoと、デトロイト系のアーティスト・Dennis DeSantisと手を組み、3人での共同アルバムをリリースしております。分かっている人はすぐに察しが付くでしょうが、これだけの優等生が集まれば出来の悪い音なんて出てくるはずがないですよね。このアルバム、デトロイト系の綺麗なシンセ音がふんだんに使われていますが、スピード感なりビートの強さと言うのはデトロイト以上かもしれないですね。単にアッパーと言うのではなく、上下に揺さぶられるリズム感があり激しさと端正さを持ち合わせていますよね。デトロイトが衝動的なのに対し、ドイツの音って言うのは知的だったり理論的だったり頭で考えた様な音だと思います。そうゆう意味でデトロイトのアーティストより優等生が多いかなと。メロディーは非常にシャープで綺麗の一言、完全にヨーロッパ系の洗練された音ですね。逆にデトロイトの黒さは皆無で、白人アーティストがデトロイトを模倣した典型的な例だなと。でもこれはこれで彼らの音なんだろうし、カッコイイからまあ良いんじゃないかな。TECHNASIAとかJoris Voornが好きな人も是非チェックしてね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/09/02 Wire06 @ Yokohama Arena
さてさて楽しみにしていた初のWIRE、行ってきました。エレグラ以来の大型屋内レイブでしたが、良い所と悪い所色々ありました。

まず11時過ぎ入場しアリーナで石野卓球を観覧。「Good Life(Re-Edit)」とか回したり、ロッキンなテクノ回したり大型イベントに合わせたセットではありましたが、ブレイク多すぎるしちょっと大味過ぎるかな。やっぱり自分には合わないし、お金払ってまで見る事はないだろうなぁ…。正直DJとして出るとその時間がもったいないので、もうオーガナイザーだけに専念して欲しいな。
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| EVENT REPORT1 | 19:00 | comments(10) | trackbacks(4) | |
UPCOMING EVENT
CLASH14 feat. Drumcode 10th Anniversary @ ageHa
2006/08/18 (FRI)
ARENA DJ : Adam Beyer, Cari Lekebush, Joel Mull
ISLAND BAR DJ : Q'Hey, Shin Nishimura, Mayuri, and more…
WATER BAR DJ : Susumu Yokota, Sodeyama, Hitoshi Ohishi, and Guest

OCTAVE ONE JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/08/18 (FRI)
DJ:LAWRENCE BURDEN(OCTAVE ONE/RANDOM NOISE GENERATION), DJ NOBU, TAKAMORI K.

HIGH TECH SOUL Japan Night @ UNIT
2006/08/25 (FRI)
DJ : Kenny Larkin, Hitoshi Ohishi, Shin Nishimura, and more…

Standard 5 @ Color Studio
2006/08/25 (FRI)
DJ : Ken Ishii, 7th Gate, Moodman

STERNE presents WIRE06 PRE-PARTY @ WOMB
2006/09/01日 (FRI)
DJ : Secret Cinema & Joris Voorn & Alexander Kowalski -3 Back 2 Back Live

Ministry of Sound Sessions feat. DJ Sneak @ AIR
2006/09/01 (FRI)
DJ : DJ Sneak, and more…

Face presents Andre Collins Japan Tour 2006 @ YELLOW
2006/09/02 (SAT)
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

COCOON CLUB feat. SVEN VATH @ WOMB
2006/09/09 (SAT)
DJ : Sven Vath

CHaOS @ YELLOW
2006/09/17 (SUN)
DJ : Fumiya Tanaka, and more…

タイトル未定 @ YELLOW
2006/09/22 (FRI)
DJ : DOC MARTIN, MOCHIZUKI, DJ KAZ

VADE 2nd Anniversary feat. Ben Sims @ WOMB
2006/09/29 (FRI)
DJ : Ben Sims, Ryukyudisko, and more…
Live : Surgeon

DENNIS FERRER Japan Tour @ YELLOW
2006/09/30 (SAT)
DJ : DENNIS FERRER, and more…

何はともあれ、DrumcodeイベントとBen Sims+Surgeonだけは行きたいと思います。

-追加-
ICAN @ UNIT
2006/09/23 (SAT)
DJ : DJ S2 aka Santiago Salazar, Takamori K.

Clash15 @ ageHa
2006/09/29 (FRI)
DJ : Laurent Garnier, Kevin Saunderson

DJ Marky & Friends @ WOMB
2006/09/30 (SAT)
DJ : DJ Marky, Laurent Garnier(Drum & Bass Set)

T.A 2006 @ ageHa
2006/09/30 (SAT)
DJ : Kevin Saunderson, Ken Ishii
2006/09/29 (FRI)
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Alexander Kowalski - Changes (Different:DIFB1060CD)
Alexander Kowalski-Changes
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WIRE06にもライブで出演予定のあるAlexander Kowalskiが、デビューしたKanzleramtからDifferentにレーベルを移籍しニューアルバムをリリース。音的にはJoris Voornらと近く、メロディアスかつハードなグルーヴで水準の高いテクノをリリースしています。その割りに日本ではJoris程注目を浴びないのが不思議で、まあ単純に大ヒットする曲がないだけの事なんでしょうが。今作はレーベルも心機一転変えたせいか、音の方も今までとは多少異なる模様。疾走感のある鋭いテクノに加えて、ダークなニューウェーブ調のテクノ、ジャーマン節を強調したアシッド風テクノなどバリエーションが豊かになりましたかね。そのどれもが切れ味のあるシンセが空間を切り裂き、重いリズムトラックががしがしと床を揺らします。無駄の無い構成で、非常にスタイリッシュ。アルバムを通してしっかり聴けるテクノで、やはり水準は高いなと思います。一番好きな曲はJoris Voornとの共作「She's Worth It」なのですが、これはJoris色が強めに出たハードで綺麗目のテクノ。Jorisもやっぱ凄いんだよね。

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| TECHNO3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Kanzleramt Vol.6 Mixed By Heiko Laux (Kanzleramt:KA128CD)
Kanzleramt Vol.6 Mixed By Heiko Laux
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非常に読みにくいレーベル名・カンツァーラアムト(って読むの?)。テクノ帝国ドイツにおいて、近年着々と評価を高めているスタイリッシュなテクノレーベルであります。このレーベルにはレーベルオーナーであるHeiko Lauxを初め、Johannes Heil、Alexander Kowalski、Double X、Diego、Fabrice Lig、Ian O'Brienなどデトロイトテクノに似た綺麗目で切れ味の鋭い音を得意とするアーティストが集まっております。そんなアーティストの楽曲を集めたシリーズが、Heiko Lauxがミックスを手掛けたKanzleramtシリーズです。もうこのシリーズも6枚目ですが、毎回最新の曲を紹介してくれてこのレーベルの一番フレッシュな所を聴く事が出来ます。全部同じレーベルの音源なので似たり寄ったり感は否めないのですが、それを帳消しに出来る程水準の高い曲が集まっている辺りこのレーベルの素晴らしさが分かって頂けるかと。前半は緩めの透明感溢れるテクノから徐々にアッパーに盛り上げていく分かり易いプレイをしていて、余分なギミック無しの曲の良さを際立たせるプレイだと思います。特徴としてはデトロイトのファンキーな点やソウルフルな点では無く、幽玄でどこまでも透き通る蒼きシンセサウンドを色濃く受け継いだ曲が中心で、無駄を削ぎ落とし理路整然と曲を創っていった様に感じます。黒人音楽のファンキーさを真似するよりは、西洋のスタイリッシュさを強調する方が良いと言う姿勢に潔さを感じますね。しかしドイツにはどんだけ凄いレーベルがあるんでしょうね、恐るべしテクノ帝国です。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michel De Hey - Two Faces (541:541416 501376)
Michel De Hey-Two Faces
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微妙に名前を聴く位で殆ど詳細の分からないMichel De Hey。なんでもオランダテクノシーンでは最も有名なアーティストだそうで、活動歴も20年以上を誇るベテラン中のベテランだそうです。WIRE04にも出演していたそうで実力は保証されていそうだし、Secret CinemaやJoris Voornとも共作をしているのでそこら辺の音が好きな人は注目でしょうか。Michel De Heyの事を知らないのにこのMIXCDを買ったのは、Vince WatsonやAril Brikhaらの自分の好きなアーティストの曲が使われていたからなんですがね。実際購入したのは正解で、「Two Faces」のタイトル通り内容の異なる2枚組で充実しておりました。

取り分け気に入ったのはCD1で、最近流行のNathan FakeやAlex SmokeなどBorder Communityに通ずる覚醒的プログ系の曲が中心にまとめられています。終盤近くまで上げる事もなく、じわりじわりと感覚が麻痺していく様なドラッギーかつギラついた流れで終始テンポを保ちます。激しさで一気に持っていくより、やっぱりディープでミニマルな徐々に独特の世界観に引き込むこうゆうスタイルが近年の流行なんですね(自分も以前程家ではハードなCDは聴いてないし…)。途中まではそんな感じでゆらりゆらりとしているのですが、終盤3曲で一気に豹変。自身の曲〜(Funk D' Void's Remix)〜Aril Brikhaと立て続けに透明感溢れるデトロイト系のトラックを連発し、覚醒的な雰囲気から目覚めた様にスタイリッシュでエモーショナルな雰囲気に変化します。特に「Camera(Funk D' Void Remix)」は幽玄なシンセサウンドが鳴り響き、このMIXCDの山場になっていると思います。まさかこんな意外な展開が待っているなんて、想像だに出来ませんが良い意味で裏切られました。

対してCD2の方は至って普通で、デケデケベースライン+ハードテクノです。ビキビキのベースラインは好きですが、ディスコっぽいデケデケはそんな好きでもないし、プレイ自体も終始ハードな感じで特に新鮮味はないかなと。あ、いや、まあハードテクノなら他にもっと良いDJがいると言うだけで、別に悪いと言う事ではないです。ただ至って普通の出来だなと言うだけです。それでもCD1の為だけでも、このMIXCDを買う価値は充分にあるので見つけたら即購入あれ。

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| TECHNO3 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/09/02 Wire06 @ Yokohama Arena
WIRE06の面子が遂に発表!そして、なんと、驚愕のラインナップが!
過去最高と言っても間違いない面子が集結!!!

WIRE06のHPへのリンク

DJs:Disco Twins, Felix Krocher, Fumiya Tanaka, Jeff Mills,
Ken Ishii, Michael Mayer, Richie Hawtin, Takkyu Ishino,
Toby, Westbam

Live Acts:Afra & Incredible Beatbox Band, Alexander Kowalski,
Alter Ego, Beroshima, Hardfloor, Joris Voorn, Ryukyudisko,
Secret Cinema, Tok Tok

Special Guest Live:Nitzer Ebb

ミニマルのリッチーが!宇宙人ジェフが!テクノゴッド・ケンイシイが!
Kompaktのボス:ミヒャエルが!Kanzleramtが送るコワルスキーが!
アシッドハウスのドン:ハードフロアが!ロッカーの大ヒットが懐かしいアルターエゴが!
そして、先日来日したばかりのヨーリスボーンがなんとライブを!!!!

これだけのメンバーが一気に集結するなんて、こんなイベントが世界を探しても未だかつてあっただろうか?今までWIREには一度も行った事無いし卓球主宰と言う事で正直避けていたのですが、これを行かずしてどうする?果たして各アーティストの持ち時間はどうなるのって、かなり不安はあるんですけどヨリスのライブ見るだけでも行く価値はありますよ。ついでにハードフロアもまだ未体験なので、楽しみです。確実に最大動員数を記録するイベントでしょうが、がんばります。
| UPCOMING EVENT | 20:00 | comments(4) | trackbacks(3) | |
Agoria - Blossom (Different/PIAS:DIFF2025CD)
Agoria-Blossom
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Inner City「Big Fun」のリミックスでも強烈に名前を残したフランスのデトロイト追従者、Agoriaの1stアルバム「Blossom」。2003年作なのに何で今まで紹介してなかったんだろ、申し訳ない。元々インディーレーベルで活動していたのですが、才能を認められて新人をサポートするフランスの基金・FAIRに初めて支援されたアーティストでもあります。そしてメジャー第一弾EP「La 11eme Marche(La Onzieme Marche)」がいきなり大ヒットし、テクノのみならずプログレッシブハウスなどのDJにも支援され注目を浴びる事になりました。これが今聴くとBorder Communityの様なシューゲイザー志向が感じられて、実は時代を先取りしていたのでしょうか。また直後に「Sky Is Clear / Kofea」をリリースしたのですが、虚ろげで荒廃したグルーヴィーなハウス調のテクノはまたしても大ヒット。もうこの時点で評価を決定的な物とし、このアルバムも期待通りの物となっていました。テクノやエレクトロニカ、プログレッシブハウスなどを取り込んだ音はかなりブリブリと強烈で、体力が無い時に聴くと意外と辛いかもしれません。まんまデトロイトと言うよりも西洋的な耽美さが見え隠れしたり、「All I Need」や「Haiku」辺りにはうっとり陶酔系のメロディーなんかも聞こえてきます。「La 11eme Marche (Alexander Kowalski Remix)」はデトロイティッシュなシンセリフと図太いリズム帯が最高ですね。エレクトロ調、アッパーテクノ、ダウンテンポなど色々な事をやっていますが、どぎついシンセの音はアルバムを一つに統一しています。新人らしからぬ相当インパクトのある音ですね。日本盤はアルバム未収録EPやリミックスを収録したボーナスディスク付きなので、購入するならば日本盤が良いでしょう。

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Alexander Kowalski - Responded/A Collection Of Remixes (Kanzleramt:KA108CD)
Alexander Kowalski-Responded/A Collection Of Remixes
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Kanzleramtレーベルを紹介するのに辺り必ず外せないのが、このAlexander Kowalskiであろう。彼の作風も勿論デトロイトテクノに影響を受けた物なのだが、よりパワフルで疾走感溢れるグルーヴィーな作風で素晴らしい。今回のリミックス集は、彼のResponseと言うタイトルのアルバムを有名なアーティストがリミックスした曲を集めた物である。参加アーティストは、Joris VoornFunk D'Void(・・∂) アレ?The Advent( ・◇・)?(・◇・ )Samuel L. Session(@゜Д゜@;)あら・・・?Josh Wink(゚◇゚o)ホエ?British Murder Boys(゜ロ゜)ギョエ!!おいおいおい…どんだけの面子が参加してるのよ?って感じで、おいしすぎ。これだけ参加してたら迷う事なく即購入する人も多いんじゃないかな?特に素晴らしいのはFunk D'Voidで、ファットでポジティブなシンセが美しく、フロアライクでグルーヴィーなリズムがドゥンドゥンと刻まれるリミックスをしている。The Adventはいかにもなシャリシャリとしたハイハットと、ズンドコなドラムで硬派な感じ。Samuel L. Sessionはポコスカとしたパーカッションが土着を思わせる。Josh Winkはスカスカな作りで、シカゴハウスにも似た作り。でやはりインパクト大はBritish Murder Boysで、インダストリアル風味でノイジーだなぁ。マーダーの名の通り、殺される音だわ。Joris Voornはいつも通りの透き通るようなシンセが良い感じっすね。とにもかくにもこんな豪華なリミックス集なんだから、Alexander Kowalskiを知らなくても聴く価値はあると思うよ。

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| TECHNO1 | 21:09 | comments(4) | trackbacks(0) | |
V.A. - Kanzleramt Vol.5 (Kanzleramt:KA117CD)
V.A.-Kanzleramt Vol.5
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ドイツは素晴らしいテクノ国家だ。Kompakt、Tresor、Basic Channel、そしてかつてはForce Inc.と言ったレーベルが揃っていて、その水準たるや世界一と言っても過言では無い位だ。そして最近成長著しいのがこのKanzleramtと言うレーベルで、テクノ好きな人ならば既に注目しているであろう。オーナーであるHeiko Lauxや、Diego、Alexander Kowalski、Johannes Heilと言ったアーティストを擁し最近では、Fabrice LigやQuerida(Ian O'Brien)と言ったアーティストまでもが作品を発表している。このレーベルの音はデトロイトテクノを通過したジャーマンテクノとでも言うべき、スタイリッシュでソリッドな作品が特徴でまあどれも似たり寄ったりだが水準は高い。

今回のコンピレーションはレーベルの作品をHeiko LauxがMIXしたと言う事で、購入に至りました。ただのコンピだったら買わなかっただろうけど、MIXCDには弱いですね、僕。ジャケットの裏にBPMが書いてあって、最初は126から始まり、終盤では138まで上げていく盛り上げMIXですね。レーベルの各アーティストの曲もバランス良く使われているのでコンピとして聴く事も出来るし、MIX自体も楽しむ事が出来ると思います。個人的にはやはりQuerida(Ian O'Brien)の曲が、頭一つ抜けているかなと感じました。ちょっと前までは生音重視に走っていましたが、ここに来て原点回帰のエレクトロニックなハイテックジャズ系に戻って来ましたね。はよ、アルバム出せやって感じです(Kanzleramtから出るらしいですけどね…)。他のアーティストの曲はやはり似たり寄ったりかなと思いますが、鋭いシンセとハードな作風は良い感じです。Kanzleramtのアーティストのアルバムは何枚か持っていますけど、ほんとどれも似たり寄ったりなので飽きられるのも早いかもしれないなぁ…と危惧していますが、まあテクノなんて飽きられるの早いしね。じゃあみんな飽きる前に今の内に聴いておくのが、良いんじゃないでしょうか?けなしてるんだか褒めているんだか分かりませんが、今の所僕はこのレーベルは好きですよ。

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| TECHNO1 | 23:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pascal FEOS - In The Mix Rize & Fall (Cocoon Recordings:CORMIX006)
Pascal FEOS-Rize & Fall
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近年のSven Vath率いるCocoonは昔のSvenの趣向のトランスではなく、現在形のジャーマンテクノ。Svenは嫌いだったけど、最近はなかなか良い所があると思います。そのCocoonからのIn The Mixシリーズの一つが、このRize & Fallで前出のSteve BugやSven本人、Ricardo VillalobosやFunk D'Voidも参加していてかな〜り豪華な面子になっています。Steve Bugはディープでセクシャルなハウスを披露していましたが、このPascal FEOSはどうでしょうか。こちらは流行のRicardo Villalobos、Lucianoの様なクリック系から始まります。まあ今となっては目新しさもありません。しかしここら辺の音はグリグリしてて、ほんと奇っ怪な音ですね。そしてクリック気味のテックハウスに繋がり、Freaksでは近年リヴァイバルが目立つアシッドォォォォ!シカゴ系のアシッドでは無くてジャーマン系のブリブリした感じですね。中盤以降はアッパー系のテクノ〜テックハウスで終始押しまくり、そこら辺は手堅くまとめた感じです。こう聞くと大した事なさそうだけど、丁寧なMIXで後半に向けて徐々に盛り上げてくれて軽〜く水準をオーバーするナイスなMIXCDなんですよ。前半が抑えめなおかげで後半がモリモリ盛り上がる訳です。アッパーだけど綺麗目のソリッドなシンセ音で構成されていて、デトロイト系までとは行かないけれど情緒的でもあります。ジャーマンテクノってKOMPAKTとかもそうだけど、硬派でありつつPOP感覚にも溢れているのです。流行を逃す事もなく、また地もしっかりした硬派なMIXCDだと認定します。昆虫がアップになったジャケットは、彼のプレイと同様に耽美を感じます。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Double X - A:LIVE (Kanzleramt:KA113CD)
Double X-A:LIVE
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Kanzleramtはドイツのデトロイトフォロアーなレーベルで、地味だけどなかなか素晴らしい作品を送り出している。その中でもAlexander Kowalskiはレーベルを代表する最近人気が上がり目のアーティストだ。彼がユニットを組んだのがDouble Xだ。と言っても彼のソロの時とそれ程違いは無いように思える。デトロイトテクノよりもスタイリッシュさを増し、冷ややかさをもったテクノ。ジャーマンテクノの影響もあるんだろうけど、とても硬派なテクノだ。機械的に淡々と流れていくにも関わらず、グルーヴも失ってはおらず疾走感に溢れている。ライブのジャムセッションをする事によってこのアルバムも出来たとの事だが、正にライブのグルーヴを秘めている。Joris Voornとかもそうだけど、こんなテクノらしいテクノってかっこいいね。

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| TECHNO1 | 01:02 | comments(0) | trackbacks(1) | |