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Ananda Project - Love Is Deep (Octave-Lab.:OTLCD2155)
Ananda Project - Love Is Deep
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Wamdue Kids、P'Taah名義でも活躍するクリエイター・Chris Brannが、彼の音楽人生の軸におけるかのように特に長い期間に渡ってバンド体制でのハウス・ミュージックを手掛けるプロジェクトがAnanda Projectだ。1998年にデビュー以降、大量のEPとリミックス盤も含めると9枚のアルバムをリリースし、移り変わりの早いダンス・ミュージックの業界ながらも流行に左右される事なく、オーガーニックな質感と火照った情熱を呼び起こすハウス・ミュージックを確立し、音楽の創り手としての確固とした存在感を示している。そんなプロジェクトの活動の場はNYハウスの大御所であるKing Street Sounds(とその傘下のNite Grooves)であるのだが、本作はそこから例外的に外れて日本のインディーレーベルからのみのリリースとなっている。その背景が音楽的な変化によるものか他の何かなのは知る由もないが、今までからの変化といえば本作が南アフリカに一年間滞在していた期間に制作された事で、現地でのミュージシャンとのコレボレーション等も含めて音楽的な触発があった事だ。現在の南アフリカといえば今やハウス・ミュージック大国へと成長している一大スポットだが、一体そこでの生活はどうアルバムに反映されたのだろう。結論から言ってしまえばAnanda ProjectはAnanda Projectであり、木々が茂る自然の中の湿度感や色彩の美しさを伴うハウス・ミュージックである事に変わりはない。アルバムはプロジェクトに長らく参加するボーカリストのTerrance Downsをフィーチャーした"I Am Who I Say I Am"で始まるが、生っぽいジャジーなビートとしっとりした湿度を伴う霧に包まれるようなシンセの音色からは、既に彼等らしい亜熱帯の気候が漂っている。続く"Once Before"は南アフリカの音楽性が反映された一曲だろう、民族的なリズムが爽快だがAbraの可愛らしい歌と美しいストリングスがエモーションの高みへと連れて行く。Heather Johnsonもプロジェクトの古くからのメンバーだが、彼女がフィーチャーされた"Impatient"はTB-303のベースラインもスパイスに用いつつ、アフロ・ファンクとモダンな要素が入り混じったハウスで新機軸も伺える。ネオ・ソウル系のVel Benを迎えた"Where Were You"も、Ananda Projectにしては随分とモダンで綺麗なエレクトロニック色の強いハウスだ。本作でのハイライトと感じる"Never Give Up"では南アフリカで出会ったDJ Sueを歌手で起用しているが、これぞ正に彼等らしいアフロの有機的な爽快さと湿り気を帯びたエモーショナルな空気が広がるハウスで、ゆっくりと体の隅々まで血潮が染みわたるようだ。と概ねはそれ程変化はなく、いや寧ろそれこそがファンが期待している事でもあるはずだが、アルバムのジャケットからも分かる通り幾分かはモダンに洗練され透明感も強みを増している。もう少しキラートラック的な一曲…があればと思わないわけでもないが、アルバムに重きを置くChrisらしく充実の安定感と言えよう。



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| HOUSE11 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep Into Nite Grooves Mixed & Selected By DJ Spinna (Nite Grooves:KCD278)
Deep Into Nite Grooves Mixed & Selected By DJ Spinna
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NYハウスの伝統とも殿堂とも言えるKing Street Sound。一方、そんなハウスから零れ落ちながら時代に則すようにディープかつテッキーなハウスをリリースしてきたのが、姉妹レーベルであるNite Groovesだ。両者のレーベルはハウスを根底としそれ程大きな隔たりがあるわけではないが、敢えて言うならば前者がソウルフルで伝統的な、後者がエレクトロニックで現代的なと特徴付けられるかもしれない。そんなNite Groovesも2014年には設立20周年になるそうで、そのレーベルの軌跡を辿るべく集大成とも言えるMIXCDをリリースした。ミックスを手掛けたのは古くからレーベルと交流もあるDJ Spinnaで、ファンクやヒップホップにロックやハウスにテクノまで自由自在にジャンルを横断するプレイには定評があり、ならばこそNite Groovesの歴史を過去から未来へと向かって紐解く事にも難はないだろう。さてミックス自体はと言うとレーベルのショーケース的な扱いではあるので、DJ Spinnaの自由奔放なプレイが聞けるわけではないのだが、さりとてMIXCDとして平凡であるかと言うとそうでもない。音自体はエレクトロニックでしっかりとビートの強いハウス中心で、そこに潜って行くようなディープさや染み入るメロウな感覚、ずっしりした4つ打ちからざっくりしたジャジーなリズムまで、そしてハウスには重要な情熱的なボーカルトラックも織り交ぜて時代とジャンルを横断した選曲を行っている。このミックスの中心にあるのはあくまでレーベル性であり、それを正しく表現する為にDJ Spinnaはトラックの持ち味を壊さないように滑らかかつ自然なミックスを行っており、その意味ではNite Groovesの本質を体験すると共にエレクトロニックなハウス・ミュージックの入門としても適しているのだ。勿論20年にも及ぶレーベルの全てが詰まっているわけではないが、レーベルの過去、そしてこの先向かう未来を知るには十分過ぎる内容だろう。



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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Cesar Merveille / Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II (Cadenza Records:CADCD13)
Cesar Merveille Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II
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チリアン・ミニマルを代表するレーベルとして名高いLuciano主宰によるCacenzaだが、近年はイビサを中心に世界各地でレギュラーパーティーとして“Vagabundos”を開催している。本作はそのパーティーに関連したMIXCDシリーズの3作目だが、ここではCadenzaからのヒット作で注目を集めたCesar MerveilleとMirko LokoがDJに起用されている。Cadenza自体は今でもチリアン・ミニマルとしての要素も残しているが、それ以上にバレアリックな多幸感や慎ましやかな優美さを追求しているようで、その傾向は本作にも如実に表れている。Cesarが担当した方はレーベルによれば「ディープでアンダーグラウンドなハウス」との事だが、ハードではないが安定感のあるリズムを刻みながらふらふらと酩酊するメロディーが漂い、確かに浮上する事のないアンダーグラウンドな感覚が通底している。快楽の殻を突き破る事もなく深い世界の中を迷い込んだままのような適度にヒプノティックな感覚が続き、ミニマル〜ディープ・ハウス〜テック・ハウスをしなやかに紡ぎ合わせ、後半に進むに連れてメランコリーが増す展開がえも言われぬ酩酊感を発しているのだ。対してMirkoが手掛けたミックスはよりメランコリーが強く打ち出されており、半ば恍惚のトランス感にさえ包まれる程に快楽的だ。"Dea"から"Tarzan (Âme Remix)"に繋がる瞬間の美しくも深い快楽に包まれるも、そこから一転して荒々しいシカゴ・ハウスの"House Room (Paul Du Lac Vocal Remix)"で目を覚まされ、そして繊細なピアノやストリングスが端正にメロディーを組みながら長くドラマティックに盛り上がる"The Rebirth"で一旦ピークを迎える。そこから終盤にかけては更に感情の吐露による揺さぶりをかけながら、ラスト間際ではMaster C & JとVirgoによる懐かしい物悲しさを含むシカゴ・ハウスが続き、ラストには正にコズミックな深宇宙が広がる"Cosmic Race"で感動的なフィナーレを迎える。2枚どちらもCadenzaに連綿と受け継がれてきたひれ伏してしまう神々しさ、官能的なエレガンスが最大限発揮されているが、特にMirko Lokoによるミックスがオールド・スクールとモダンが自然と溶け合っており素晴らしい。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Louie Vega - Vega On King Street : A 20 Year Celebration (King Street Sounds:KCD276)
Louie Vega - Vega On King Street A 20 Year Celebration
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ハウスミュージックと言うジャンルにおいて、定番と言えるメジャーどころからコアなリスナーまで唸らすカルトな作品まで幅広く手掛け、そしてハウスミュージックに関わる有望なアーティストと密接な関係を保ち続けてきたKing Street Sounds。ハウスミュージックの浮き沈みの中でも逞しく生き残り、そして遂にレーベルの運営が20周年を迎えた記念として、レーベルに数々の名作を残してきたLouie Vegaがレーベル音源を使用したMIXCDを制作した。Louie自身もこのレーベル音源を用いたMIXCDをかつて制作しているし、レーベル自体が重ね重ねショーケース的なMIXCDをリリースしているので今更新鮮味はないが、しかし往年の傑作から比較的新しい音源まで網羅されているのだから十分にハウスを味わい尽くせるだろう。以前に比べるとレーベルもこてこてのハウスは減り、時代に合わせてテッキーなハウスも増えているように思うが、本作では序盤から中盤にかけては正にそんな印象が強い。歌物も多く入っているが洗練されていて表面的にはクールな温度感が強く、NYハウスも時代と共に少しずつ変化しているのが伝わってくる。中盤以降はざっくりした生っぽく湿り気のあるビートも浮かび上がりソウルフルな展開、そしてズンドコとした重たいキックが迫力のあるNY系ディープ・ハウスも入り混じりながら、ラスト間際はラテンフレイヴァーを強めながらドラマティックにラストへと情感を強めていく。ハウスにも色々な要素と作風があるけれど、本作を聴くとKSSが実にハウスの変化に適合しながら本物の質を守り続けてきた事が分かるはずだ。CD2にはLouieがKSSへ残してきたリミックス作品が収録されているが、それらはハウスのパーティーに遊びに行けば普通に耳にするであろうクラシックばかりだ。中空へと抜ける爽快なパーカッションの響き、湿っぽく臨場感のある生の質感、そしてハウスのエモーショナルなメロディーを強調した作風は、これぞLouie Vegaと言う揺ぎない個性の塊である。お世辞抜きによくぞまあこれだけの名作を残せるものだと、ただただ感嘆するばかり。ハウス・ミュージックの過去〜今がここに詰まっている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/5/25 eleven Closing Party ARAS NIGHT @ eleven
YellowからElevenへと名を変えて再始動したこの場所も、3年弱と短い運営をこの日で終える事となった。あまりの急なクローズアナウンスで失意の念を隠せないが、この3年間で最も足を運んだクラブなので最後まで看取らずにはいられない。元々以前からブッキングが組まれていた為にelevenとは特に縁のないAndre Galluzziがゲストで呼ばれていたが、しかしクローズが決まってからDJ NobuやGonnoも参加を表明してくれたおかげで、今までelevenを支えてきた国内のDJで幕引きが出来るのはひとしお感慨深いものだった。
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| EVENT REPORT4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Beautiful Searching (Nite Grooves:KCD275)
Ananda Project - Beautiful Searching
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元々の期待値が高い為、または安定した質の高さを保っている為、そんな背景があればおのずとアーティストが新作を出す毎に驚きは減っていく事もあるだろう。特にNY系ハウスにおいては古典的なスタイルが確立されているが故に、ベテランになる程そのジレンマから逃れる事が難しくなるのかもしれない。Ananda Projectもその例外ではなくどのアルバムも高い完成度を誇るが故に、新作を聴いても最初に出会った頃の衝撃は不感症であるかのように感じなくなっていた。本作はそんなユニットにとってKing Streetからは実に6年ぶり通算4枚目のアルバムだが、これが良い意味で期待を裏切る感動的な作品となっていた。もっと言ってしまえば当方がAnanda Projectに出会った頃の衝動を思い起こさせるようでもある。内容的には今までと然程変わらない、熱帯雨林を思わせる湿度の高いオーガニックな様相を見せつつ、ラテンやアフロと言った南国の空気を纏い、セクシーな歌とエモーショナルな旋律でアーバンなハウスを奏でている。新機軸は無いと言ってもよいだろうが、やはり一曲一曲の完成度が異様に高いのである。フロアの為のツールとしてではなくアルバムとして聴けるメロウなコード展開やストーリー性を持ち、様々なボーカリストを起用する事で各曲に異なる妖艶なムードも生まれ、アルバムを通して豊かな音楽性を聞かせている。お世辞抜きにどの曲もうっとりする程に情熱的であり、自然と口ずさみたくなるような歌が多くある事はNYハウスの歌を重要視する音楽観から見ても成功だろう。もしまだハウスに興味を持てない人や、またはハウスを聴いてみたいと言う人が居れば、本作はそんな人にも勧めたい一枚である。ハウスミュージックの老舗中の老舗からリリースされた、新しくも古典と言う表現が相応しいアルバムなのだから。



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| HOUSE8 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Slow To Speak - Classic House Grooves : Dope Jams, New York City (King Street Sounds:KSS 580)
Slow To Speak - Classic House Grooves : Dope Jams, New York City
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昔からのハウスリスナーならば知らない者はいないだろう、かつて90年台にハウス・ミュージックの栄華を極めたKing Street Soundsは、EPにそのレーベル名さえ冠してあれば試聴せずとも手を出してしまう程に質の高さを誇っていたレーベルであった。KSSが当時のNYハウスを代表していたと言っても過言ではなく、このレーベルから作品を出す事がDJ/アーティストとしてトップへと昇る道の一つであった事も事実だ。しかし00年台以降NYハウスの人気の陰りと共にKSSの方向性も揺らぎつつ以前の華々しさは鳴りを潜めているわけだが、そんな空気を当然感じているアーティストは多いと思われる中でFrancis EnglehardtとPaul NickersonによるSlow To Speakは、現在のKSSに警報を鳴らし黄金時代であった頃のKSSを今に蘇らせる仕事を行った。膨大なカタログを所有するKSSからたった70分だけの時間で抜け漏れなく名曲を選び抜くのは当然不可能な事ではあるが、それでも尚ここに収録されている曲はそれぞれがクラシックと呼ばれる名曲であり、それぞれがNYハウスのサウンドを象徴している。現在主流となっているヨーロッパ産のディープ・ハウスの良さはシカゴやデトロイトのオールド・スクールに影響を受けながらも、それらを研磨し今の時代に合わせた洗練も伴っている物も多いが、このアルバムに収録されているハウスはそれらとは一線を画す汗をかき血がたぎる人間臭さを、ある意味ソウルフル過ぎてむさ苦しい程の感情を呼び起こす。愛のある歌が、涙を誘うメロディーが、多幸感を生み出すグルーヴが凝縮されたこれぞNYハウスの醍醐味が、怒涛の勢いで押し寄せてくるのだ。なんでもSlow To SpeakクルーがKSSが制作するMIXCDに納得出来なかった為、勝手にKSS音源をミックスしレーベルに持っていった所、KSSの公式MIXCDとして採用されてしまったそうだ。確かにKSSが生み出してきたレーベルショーケース的MIXCDの中でも、本作は最もKSSらしさが息衝いているようでNYハウスが最も熱かった時代の空気が封入されている。

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| HOUSE8 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chris Brann - Unspoken (Octave Lab.:OTLCD1810)
Chris Brann - Unspoken
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Ananda ProjectやP'Taahと言った変名でも活躍するアトランタを代表するアーティスト・Chris Brann。その名義毎にハウスやジャズやブロークンビーツ等の特徴を磨き出しながら実に音楽的な、そうクラブミュージックと言う枠組みに囚われない豊かなスタイルと情熱をもってして、ディープかつソウルフルな音楽を生み出しています。例えばAnanda Projectでは湿った熱帯林から生まれるエキゾチックなハウスビートを、例えばP'Taahではリズムに拘りを持ったブロークンビーツ色強めのライブ感溢れる音楽を聞かせてくれましたが、そこに共通していたのは生の音とプログラミングが織り成すオーガニックな音楽性でした。しかしこの約10年ぶりとなる本人名義のアルバムは完全に一人での制作となった事から当然の如く有機的な要素は削ぎ落としつつ、電子音の洗練された音で統一されたハウスアルバムとなっています。全ての音をChris一人で、しかもなんと自ら歌ってヴォーカルも披露するなど非常にパーソナルな作品となっていて、他の名義に比べるとソウルフルな熱さは控えめにシルキーな優しい質感を生かして少々おセンチにも感じられます。他の名義と同様に豊かなメロディーや曲としての展開を繰り広げながらも、他の名義に感じられる黒いソウルは抑えブルー・アイド・ソウル的な内面に潜む情熱を吐息を漏らすようにしっとりと歌い上げる、つまりは控えめに湿っぽいソウルを表現しているのです。今までの彼の音楽性とは方向性が異なるベッドルームミュージック的に作られた内気な内容ではありますが、一人だからこそ制約から解放されて私的な感情を吐露出来たのではないでしょうか。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
A Long Hot Summer Mixed By Chris Brann From Ananda Project (Nite Grooves:KCD274)
A Long Hot Summer Mixed By Chris Brann From Ananda Project
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NYから世界へ素晴らしいハウスを送り続けるKing Street Sounds/Nite Groovesも、近年は作品の良し悪しとは関係せずにアメリカ産ハウスの人気低迷の煽りを受けている様に思われる。かくいう私も以前程にはアメリカのハウスを聴く頻度は落ちているが、本作品を聴くと実は今でも良質なハウスが粛々とリリースされていた事に気付いた。本作品はKing Street Sounds/Nite Groovesを代表するアーティストであるChris Brann(aka Ananda Project/P'Taah)に拠る夏向けの空気が満ちたMIXCDではあるが、それと共にレーベルの近年の作品のみを使用したレーベルショーケース的なCDでもある。最初に断っておくとChris Brannの活動の主軸はアーティスト/トラックメーカーであり、クラブで色々な音楽を使用し自分の世界を築き上げるDJではないと思っている。だから本作でもミックスの妙技を楽しむと言った趣は少なく、一曲一曲を丁寧に繋げ合わせ曲その物の魅力を最大限に聞かせる事に終始するようなタイプのミックスだ。その点では確かにMIXCDとしての意外な選曲から生まれる創造性は無いが、Ananda Projectらしくハウスをベースにしながらもラテンやアフロにジャズやアンビエントな要素を含みつつ、アーバンに洗練されたセクシーさや甘く切ない陶酔感を継続させる期待通りの選曲をしている。強烈な太陽光で視界も揺らぐ真夏のシーズンに於いても、雲一つ無い青空に吸い込まれるような涼風を吹かせる爽快で色気のある音が続き、ぐったりする心身もクールダウンさせる制汗剤となるだろう。それと共に前述のレーベルがかつての様に大ヒット作を生み出している訳ではないが、普遍的に聴きたくなるハウスをリリースする活動を続けていた事に気付かせてくれ、王道のハウスとは何たるかを優しい音でありながらしかし強い信念をもってして体現しているのである。良い意味でこの夏のBGMとなりそうな一枚だ。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
P'Taah - Perfumed Silence (Village Again:VIA-0079)
P'Taah - Perfumed Silence
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かつて自分が今程ハウスミュージックに愛を持っていなかった頃、本物で極上なハウスサウンドで僕の耳を魅了したのがAnanda Project。Wamdue Projectなど多彩な名義を使用して極彩色の音楽を奏でる、Chris Brannで知られるその人だ。このP'Taah名義では前作から8年ぶり通算4枚目となるアルバムが遂に完成したが、成熟・円熟と言う点においては正にピークに達したと言える音楽的な深みが感じられ、特にAnanda Projectにおけるハウスミュージックからの解放はChrisの自由な創造性に依って成し得られた。前作でもソウルやフュージョンをも取り込んだ穏やかなブロークンビーツを披露しつつアンビエントな雰囲気も漂わせていたが、本作に於けるクロスオーヴァー性はそれ以上だ。ジャズ、フュージョン、ファンク、ソウル、ダウンテンポ、エキゾチシズム、ハウス…もうこれ以上のジャンルの説明は特に不要だろう、Chrisは特定のジャンルにカテゴライズされるのを拒み彼固有の一つの音楽としてスタイルを掲示しているのだ。実験的とまで言える不定形かつ繊細なビートを用いながらも決してリスナーを突き放す訳でもなく、静と動の対比はテンポが良いし外交的なエネルギーと内向的な思慮深さも入り交じり、ヒットシングルに頼らない包括的なアルバムはどこを聴いても不要な時間帯など無い。多くはChrisがプログラミングで制作したのであろうが、本作を聴いて単なる冷たい機械的なビートミュージックに聴こえる事もなく、エッジの効いたエレクトロニクスと有機的で麗しい生の音の絡みは気品溢れた静かなる香りを放っている。その香りはダンスミュージック性と、それと共にうっとりしてしまう程のリスニングミュージック性を鮮明に意識させる。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Grand Gallery presents Summer Rain Mixed by Kaoru Inoue
Grand Gallery presents Summer Rain Mixed by Kaoru Inoue
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音楽を単なる音楽としてでなくスピリチュアルなメッセージや内なる心のジャーニーを伴ったモノとして投げ掛ける井上薫。音楽のジャンルを越えたエキゾチックかつハイテックなプレイの素晴らしさは言うまでもありませんが、またアコースティックギターユニット・Aurora Acousticの活動からも分かる通り、高揚感のあるダンスミュージックとは対照的な安堵と平穏をもたらすリスニング系にも力を入れております。本作はその後者の方向性が強く出たバレアリック感を打ち出した開放的なMIXCD。井出靖が主宰するGrand Galleryの音源を使用して"Summer Rain"と言うコンセプトの下、最後の最後まで踊れる4つ打ちは流さないリラックスかつメロウな陶酔感に満ちた選曲です。ダウンテンポやブロークンビーツ、レゲエやソウルなど、そしてノンビートな時間帯も用意して、真夏の雨上がりの蒸し返す湿度と雲一つ無い青空を思い起こさせる生っぽい質感でしっとりとした世界観を創り上げております。クラブと言うよりはリゾート地などの野外で、そして自然に囲まれた場所でBGMとして聴きたい程にナチュナルな響きがあり、そしてクラブから帰宅した後のチルアウトとしても機能する癒しの効果もあります。これもまた井上薫らしい音楽の旅情。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mr.V - Mix the Vibe : King Street To The Future (King Street Sounds:KCD271)
Mr.V - Mix the Vibe : King Street To The Future
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今やハウスと言えばベルリンディープハウスが隆盛を誇る中、NY産の本場ハウスは以前程の勢いを失っております。実際僕自身もNYハウスのクラシックと呼ばれる作品に出会う機会は減っているし、そもそもNYハウスをやっていたDJのプレイ自体もコテコテなハウスから変革している時代。それでもまだまだハウスの力を信じて伝統を守りながらも、新たなる局面にも立ち向かうNYハウスの老舗レーベル・King Street Soundsは活動を続けている。このハウス入門にも向いている"Mix The Vibe"シリーズは、余りにもベーシックなハウスが故に逆に作品毎の差異も無くなった印象も受けていたけれど、久しぶりに新作を聴いたら意外にも良いでないか(失礼)。新作はMasters At Workの魂を受け継ぐ若き才能・Mr.Vが担当。シリーズ20作目なので流石のKSSでもネタ切れかなと思っていたけれど、リミックストラックを多数使用した上に、音自体も以前よりもエレクトロニックを強めたテック仕様で良い意味で現代風。熱い汗を飛び散らすソウルフルなハウスはほぼ皆無で、洗練とメロウネスを極めたお洒落感の強い面もありますが、NYハウスの本質でもある歌物のメッセージ性もしっかり汲み取っています。ハウスのLove & PeaceだとかLove Is The Messageだとかは、やっぱり一緒に口ずさんで歌える詩があってこそ、そんな初心も忘れてはなりません。部屋聴きするのにも丁度ぴったりなMIXCDでしょう。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert (Global Underground Ltd.:GU038CD)
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert
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UKテクノシーンにおいて絶大な人気を誇るDJ・Carl Coxの最新MIXCDは、アメリカの砂漠で行われている"Burning Man"と言う世界で最も過酷なフェスティバルでのライブ録音と言う話だったのですが、ライナーノーツを読んだ限りだとスタジオ録音って書いてある。実際にMIXCDを聴いてみたら音が普通に良かったので、きっとスタジオ録音でしょう。しかしトラックリスト見ても分からないアーティストばかりで、もう時代についていけないよ。Coxと言えばとにかく限界ぎりぎりまでバキバキズンドコと音数大目でアッパーなハードテクノを回して、すんげぇ太いグルーヴを生み出していた記憶があるのですが、このMIXCDは良くも悪くも今風でそこそこにはアッパーだけと随分と落ち着いたと言うか大人になった印象。クリッキーなミニマルとかパーカッションがポコスカ鳴っているミニマルとか、ブリープでぎとぎとしたテクノや上物が妖艶なトランシー系とかか回しているものの、ソリッドで勢いのあるテクノは殆ど無くて残念。じわじわと恍惚の深みにはまらせるタイプのMIXCDだと受け止めれば理解は出来なくもないけれど、Coxにそれを求めているリスナーっているのかね?爆音の中で何も考えずに無邪気に踊れるような勢いのあるテクノを聴かせて欲しかったです。

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| TECHNO7 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Sounds You Can Feel... Mixed By Doc Martin (Classic Music Company:CMCCD104)
Sounds You Can Feel... Mixed By Doc Martin
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一時期は隆盛を誇っていたハウスですが、最近は世界規模で(特にニューヨーク)ハウスに陰りが出ているのを感じます。新譜も以前に比べると名作が減っている気がするし、少々心配な所。その中でも比較的日本で人気を保っているのは西海外ハウスだと思います。これもひとえに歌物でキャッチーなKaskadeやAnanda Projectの存在の影響が大きいですが、他にもMark FarinaやMarkus Wyatt、Miguel Migsなどのベテランが揃っていて、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの客層の両方を上手く掴んでシーンを盛り上げております。そして西海岸ハウスのアンダーグラウンド方面を支えるのがDoc Martin。生粋のDJで今までにも数枚のMIXCDをリリースしておりますが、このClassic Music CompanyからリリースされたMIXCDもなかなかの出来。基本的にDocのプレイも西海岸ハウスの例に漏れずふらふらと緩めのプレイですが、更に彼には一つの音だけに納まらない自由性がありハウスを中心としながらも、ハウスの中でディープ〜テック〜アシッド〜ディスコなどを旅の様に巡るプレイをしています。聴いてすぐに体が反応する様な瞬発力は無いけれど、時間をかけてじわじわと深みに嵌っていくトランシーな感覚があり、それが他の西海岸ハウスのアーティストと異なる点ですね。非常に地味で渋いプレイではあるものの、酸いも甘いも知り尽くしたベテラン的な流れが聴ける一枚。

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| HOUSE5 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rasmus Faber - Love : Mixed (Victor Entertainment Japan:VICP-64065)
Rasmus Faber-Love : Mixed
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ハウスシーンでの"Ever After"の大ヒットにより日本でも名を知られる事になったRasmus FaberのMIXCD。正直な事を言いますと"Ever After"で僕もファンにはなったものの、その後のコンピやMIXCDの乱立リリースや曲の質の低下、そして乙女ハウスブームなるものの枠に入れられてしまった事により自分も距離を置いていたのですが、このMIXCDはそんな失望を払拭する好内容。オープニングの"Ever After"の2008年バージョンはキックを硬めに全体的にエレクトロニック化したフロア向けのトラックになっていて、一気に心を鷲掴み。その後は甘くてポップなメロディーを基調にしつつも、テッキーなトラックを中心に滑らかに徐々に盛り上げていく正にフロアを意識した展開が待っております。トラックを見ればReel People、Ananda Project、Blaze Vs. Funk D'Voidなどブームとは関係無い位置に存在するアーティストが多く、そしてシカゴハウスの古き存在であるDajaeまで収録されているのには、Rasmus Faberが商業ベースだけではなく音楽的な質を求めてこのMIXCDを制作した事が窺えるはず。Rasmus Faberが作るオリジナル音源はちょっと甘すぎてダメだって人も、このMIXCDはそんな甘さも活かして力強いキックで引っ張っりドラマティックに盛り上げてくれるんで、これならお勧めかと思います。真夏のビーチで聴きたい盛り上がる一枚。

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| HOUSE5 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Night Blossom (Nite Grooves:KCD263)
Ananda Project-Night Blossom
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最近の乙女ハウスって言うジャンルは正直どうなんでしょ。ハウスが一般人にも広がるのは嬉しいけれど、なんだか乙女ハウスってジャンルにカテゴライズされているアーティストを見る限りだと少々ちゃらい感じがぬぐえないんですよね。まあさ、マスメディアもそうやって聴衆を洗脳して売り上げを伸ばしたいんだろうけれど、乙女ハウスこそがハウスだなんて勘違いされて聴かれているとしたら悲しい気持ちになります。

じゃあ普段ハウスを聴かない人にもお勧めできる本格的なハウスとは?それなら僕はまず第一にAnanda Projectを挙げます。Chris Brannを核にし生演奏とプログラミングを巧みに組み合わせた生っぽい音を聴かせる本格派ユニット。ブラジリアンやラテン、ジャジーな雰囲気も取り込みつつ優雅で繊細な作風が特徴で、クラブ向けのトラックとしてだけでなくホームで聴くのにも適した良質なハウスを量産する素晴らしいアーティストです。ハウスが一般的にも聴かれつつなるようになった今メジャーとマイナーの境も曖昧になってきておりますが、Ananda Projectはメジャーの聴き易さとマイナーの音楽に対する誠実な精神を兼ね備えており、彼らこそハウスの入門としても最適だと考えるのです。本作は3RDアルバム"Fire Flower"(過去レビュー)のリミックス盤に、Ananda Projectの曲だけを使用したMIXCDも付けた豪華な2枚組み。リミックス盤にはJoe Claussell、Blaze、Frankie Feliciano、Idjut Boysなどが参加していて、オリジナル盤よりはクラブでの使用を意識した作風に変化しております。そしてMIXCDの方はもう文句無しの出来な至極の名曲揃いで、ハウスってこんなにも美しく感情的な音楽だったの?と思わせられます。エモーショナルと言う言葉はまさにこんな音楽の為にあったのか?!Ananda Projectの音楽を聴いているとこれがクラブミュージックだとかハウスだとかそんな事はどうでも良い事で、ただの音楽として聴いて欲しくなりますね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/04/04 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Hajime Murayama
Live : Satoshi Fumi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2008/04/05 (SAT)
Joaquin Joe Claussell Presents Corresponding Echoes CD Release Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Joaquin Joe Claussell

2008/04/11 (FRI)
Cocoon Morphs Tokyo @ Womb
DJ : Ricardo Villalobos, Fumiya Tanaka
Live : Fumiyandric

2008/04/25 (FRI)
TAICOCLUB Presents So Very Show! @ Womb
Live : Aril Brikha, Shaneberry
DJ : Moodman, and more

2008/04/26 (SAT)
Deep Space @ Space Lab Yellow
DJ : Francois K
Live : Flying Rhythms

2008/04/26 (SAT)
15 Years of King Street Sounds presents URBAN GROOVE - NIGHT BLOSSOM & KING OF NEW YORK 3 DOUBLE RELEASE PARTY - @ Unit
Live : Ananda Project
DJ : Daishi Dance, DJ Kawasaki

2008/05/03 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Melchior Productions Ltd.

2008/05/04 (SUN)
Juan Atkins As Model 500 Live Tour 2008 @ Unit
Special Live : Model 500 with His Band feat. Mark Taylor, DJ Skurge and Mad Mike Banks
DJ : DJ Hikaru, DJ Compufunk
Live : O.N.O.

2008/05/10 (SAT)
Minus Connected @ Womb
DJ : Richie Hawtin, Ambivalent

2008/05/16 (FRI)
X-Party @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen

仕事があるので行けないイベントもありますが、幾つか気になるのをピックアップしております。Yellowでの田中フミヤは今回で最後だよね?行きたいねぇ。Model 500も是非とも行きたいね、マイクバンクスもサポートで参加するんですから。内容はオールドスクールなテクノ・エレクトロなんでしょうけれど。
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
P'Taah - De'compressed (Ubiquity Records:URCD071)
PTaah-Decompressed
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Ananda Project名義で耽美なハウスを奏でる人気アーティスト・Chris Brannは、P'Taah名義ではダンスミュージックに囚われる事なく、より複雑なプレイで生演奏の有機的な構成を生かしたリスニング的な音楽に取り組んでいます。基本的にChris Brannはどんな表現方法であれ耽美な感性を失わない事は共通しておりますが、P'Taah名義ではクラブジャズやフュージョンが好きな人に焦点が合っているのかなと思います。本作は"Compressed Light"(過去レビュー)を複数のアーティストがリミックスしたリミックスアルバムでして、Offworld名義でKirk DegiorgioやX-Press 2のAshley Beedle、そしてChateau Flightなど上品なセンスを持つ方が参加しておりP'Taahのリミックスには最適ですね。どれも小気味良い繊細なグルーヴを持つブロークンビーツに手直しされて、耽美なだけでなく更にエレガントに深化して上質なムードを感じさせますね。ハウスのストレートなビートも気持ち良いけれど、複雑に織り込まれた変則的なビートも癖があって耳にしっかり残って良いですよ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jori Hulkkonen - Helsinki Mix Sessions (Turbo:MARCD00122)
Jori Hulkkonen-Helsinki Mix Sessions
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昨日久しぶりにデトロイト系のイベント行こうと思ったら夕飯食べた後に爆睡して、起きた時には今日の10時…。定職に就いて早寝早起きになり、また歳をとって夜の生活がしんどくなってきてます。でもやっぱクラブは昼間より夜中の方が気分的に盛り上がるだろうから、これからもがんばってクラブには行きたいと思います。

そんなこんなで今日は暇なので昼間からビール飲んでMIXCDを流しつつ、ぐだぐだとした時間を過ごしています。また暑さが戻ってきたのでゆるゆるな雰囲気がもってこいの一枚は、F-Communicationsからのリリースでも活躍する北欧のディープハウサー・Jori Hulkkonenの手掛けたMIXCD。彼のオリジナル作品は透明感のある綺麗な音とデトロイトの叙情性を持ったアーバンなディープハウスが中心で、ゆったりしんみりとした音が心地良いです。しかしこのMIXCDは意外な事に序盤はパーカッシブなハウスが多く、US系ブラックミュージックに根ざした黒さを幾分か感じさせます。でもUS本場ほどねちっこくもなく軽くさらっと流れる展開で、必要以上に熱くならない所が北欧系なのかしら。また終始耽美なメロディーラインがなぞられていて、透明感と深い空気感にぴったり溶け込んでいますね。なんだかんだ最後まで聴けばやはり彼の洗練された北欧系の雰囲気は損なわれていない事に気付いて、いつの間にか自分の部屋はお洒落な感覚に包まれていました。うむ、お酒がぐいぐいと進みます。

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| HOUSE3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Frankie Feliciano - Mix The Vibe King Street Ricanstructed (Nite Grooves:KCD-225)
Frankie Feliciano-Mix The Vibe King Street Ricanstructed
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一昨日はKing Street Soundsのアーティストを紹介したけれど、今日もKSSと関連深いアーティストでいきます。今日はLouie Vegaと故郷が同じプエルトリカンのFrankie FelicianoのMIXCDです。今じゃさすがに期待の新星とは紹介されないけれど、数々のリミックスワークで評価を高め個人的にはLouie Vegaの次を担う人なのかなと思っています。そんな彼が人気鰻登りの時にリリースしたのが、KSSの名物ハウスMIXシリーズ"Mix The Vibe"。このシリーズは多くのハウスの大御所が手掛けているのですが、Felicianoも大御所に負けず劣らずの見事な展開を持ったプレイを披露しています。このMIXCDの面白さは前半にアゲ目の展開を持ってきている事で、序盤のUrban SoulやLil' Louisらのドスの効いたクラシックで一気に盛り上げます。アゲだけでなく暗めのムードある感覚がセクシーで、なんて渋いプレイをするんでしょう。そして中盤の"Souffle's H"のファンキーハウスで、満点の笑みを浮かべて昇天してしまうよ。盛り上がった所で火照った体をクールダウンさせねばと、中盤以降はAnanda ProjectやKimara Lovelaceのジャジーなハウスでのんびりとアフターアワーズを楽しむかの様。徐々に汗もひいてき所で爽やかに甘い感覚のハウスに移り変わり、気持ちの良い朝を迎える。これはまるでクラブでのピークタイムから朝までを表現した王道ハウスみたいで、踊る事とくつろげる事が一枚の中に収まっていて素晴らしいです。最近ハウスのイベントに行ってないけれど、こうゆうプレイを聴くと今すぐにでもハウスのイベントに行きたくなってしまうね。

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| HOUSE3 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2 (Renaissance:REN31CD)
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2
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前職を辞めて一ヶ月、その間に久しぶりにPCゲームをしたりハローワーク通ったりお家で昼寝をしたり、なかなかグダグダな生活を送っていました。がやっと新しいお仕事が決まり、これからは責任を持って社会人としての生活を送る事になります。最初の内は研修期間だろうと思われるのでそこまでは忙しくないと思うのですが、その後はIT関連なので時間も不規則になり多忙な予感がしています。まあこのブログも多少ペースは落ちる可能性が高いけれど、マイペースでがんばるぞっと。

今日は昨日に続きプログレッシヴハウスのMIXCDで、担当はUKプログの新星・Nic Fanciulli。自分は全然彼に関しては知らないのですが、MIXCDの中で自分の好きな曲が使用されていたのでついつい買ってしまいました。"Early Doors"と"Late Night Floors"と言う風に2つの異なるコンセプトで選曲をされていますが、まずは"Early Doors"から。日が変わる前のクラブをイメージしたと思われるタイトルですが、確かにそこまでアッパーではないしむしろラウンジなどで軽くBGMとして流れる位の耳当たりの良い内容だと思います。透明感に溢れ身も心も軽やかにお酒の進みそうな音ではあるんだけれども、ちょっとビートが弱いかなと…。自分の中でプログレッシヴハウスと言うと、徐々にエネルギーを溜めて終盤に上げて行く強烈な4つ打ちが好きなので、物足りなさが残るかな。しょうがねーなーと思いつつ"Late Night Floors"を聴いてみると、こちらは最初から滑らかな4つ打ちが鳴っています。しかしこの人の選曲って良くも悪くもメロディーの起伏が多く、MIXCDなんだけれども一つの世界に統一されてないのですね。例えば他のDJだと色んな楽曲を使っても見事に調和の取れた世界観を創り上げるけど、この人の場合MIXじゃなくてコンピを聴いている気持ちになってしまうなぁ。流行のエレクトロハウスっぽい音や綺麗目の音も入れたりしてそつはないけれど、なんだか全体的に緊迫感が持続しないのは何故?比較するのは可哀想だけれども前日紹介したHernan Cattaneoに比べると、Nic Fanciulliはまだまだと思わざるを得ない出来ですね。自分が聴きたかったFunk D'Void(=Francois DuBois)の新曲は予想通り素晴らしかったです。

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Fire Flower (Rhythm Zone:RZCD45487)
Ananda Project-Fire Flower
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皆様お待ちかね、日本で爆発的にハウスファンを拡大させる事になったであろうユニット・Ananda Projectの3RDアルバムが遂に登場。Chris Brannを中心に複数のアーティストから成るこの(正に)プロジェクトは、デビュー時から変わる事無く一貫したエレガンスとエモーションを持ち合わせ、ハウスビートに音楽への愛を乗せて僕らに届けに来てくれました。そしてそれは本作においても全く変わらず、と言うかデビュー時から全く質を落とさずに、耳に残るメロディーと類い希なるハウスやジャズ、ブラジリアンミュージックのブレンドを以て、普遍的に聴くに値するアルバムを創り上げたのでした。正直余りにも完璧すぎるアルバムで、言葉でどう表現したら良いのか思いつきません。ただ作品を積み重ねる毎に穏やかさと慎み深さが増してきて、ここに来て尚Ananda Projectは成長しているのは感じられます。初期の頃はまだ少々派手な作風もありましたが、本作では控えめな優雅さを演出して一歩引いた大人の魅力を醸し出しているのです。どこをどう聴いても必要の無い曲なんて無いし、これこそがアルバムでリリースする意味があると思うアルバムです。シングル数曲に質の低い新曲をちゃちゃっと入れて「アルバム出来ました」なんて言う現在の時流に逆らうように、本作ではアルバム全体の雰囲気と質の統一感は完璧です。たまたまフォーマットがハウスと言う形ではありますが、こうゆう音楽は聴く者を選ばないのでないでしょうか。むしろ本作こそもっと色々な人に聴かれるべき名作だと思うのですが、やっぱり宣伝が無いと駄目でしょうかね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Kyoto Jazz Massive - BY KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-22003)
Kyoto Jazz Massive-BY KJM
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Kyoto Jazz Massive、なんてお洒落なユニット名でしょう。京都の最上のジャズ、それだけで気が惹かれてしまいますよ。沖野兄弟からなるこのユニットは、日本を代表するクラブジャズアーティストと言っても過言ではありません。そんな彼らの活動10周年を祝ってカバーやトリビュートなどの作品がリリースされたのですが、その最後のシリーズがクラブシーンのアーティストの曲をKyoto Jazz Massiveがリミックスした作品を集めた、この「BY KJM」(そのまんまですね)。リミックスされてしまったのは、ハウスシーンのAnanda ProjectやSusumu Yokota、クラブジャズシーンのNicola Conte、Jazzanova、Incognito、そしてドラムンベースからはMakotoなど、その筋の中では名だたる人達ばかりです。つか、まじで収録されている曲、かっこぃぃぃぃ物ばかりだ!多岐に渡るアーティストの曲をリミックスしているにも関わらず、アルバムはKyoto Jazz Massive一色に染まった統一感のある構成で、ほんのり甘く爽やかで、軽快で小気味良く、そしてエレガントで都会的な上品さのあるクラブジャズです。と言うかもはやクラブジャズが好きかどうかを抜きにして、これを嫌いだと言うのが居るのか?と言う位、音楽として完成されていると思います。特にエレピの音の入れ方は、郷愁を誘って男泣きしてしまいそうですね。Susumu YokotaからNicola Conteまでの4曲は特に、透明感に溢れスウィートなムードに溺れそうです。クラブじゃなく、部屋の中でも良いムードが作れる素晴らしきコンピレーションアルバム。「FOR KJM」(過去レビュー)、「RE KJM」(過去レビュー)と共に揃えて聴いて頂きたい。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Morning Light (Nite Grooves:KNG234)
Ananda Project-Morning Light
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テクノばかり聞いていた頃は、甘っちょろいハウスなんざどこがいいんだか良く分からなかった(実際は硬派なハウス有りディープなハウス有りで多様な訳だが、昔はハウスと言えば軟派な物だと思いこんでいた)。それでもデトロイトテクノを経由してハウスを聞き始め、その後Ananda Projectに辿り着いた時は衝撃だった。1stアルバムにおいて歴史的傑作「Release」(過去レビュー)は、それまで聞いていたハウスとは一線を画す南国の高揚感にムードあるエロティシズム、そして琴線を震わすエモーションがあった。余りにも感動的で美しい音楽に、今までハウスをしっかり聞かなかった事を後悔した。

さて、僕にハウスを真面目に聞くようにさせたきっかけでもあるChris BrannことAnanda Projectの2NDアルバムが「Morning Light」。1STがハウスと言うフォーマットを取ったのに対し、この2NDでは余りダンスミュージックとかには拘っていない様子ですね。勢いと情熱で作り上げた様な活気ある1STに比べると、2NDは一聴して地味に聞こえるかもしれませんが実際はそうではありません。ハウスだとかダンスだとか狭い垣根を取っ払ってChris Brannが考えたのは、ただ良い音楽だと言う事。もちろんこれが何かと聞かれたらハウスだとは答えますが、多分彼はそんな事は意識していないと思う。円熟味を増し研ぎ澄まされた感性は、より深みのあるムードのある一夜を演出する。エッチではなく妖艶、AV女優ではなくストリッパー、気分的にはそんな表現です。1STの豪華な夜のパーティーが終わった後には、しっとりとした佇まいの中、控えめに空間を美しく彩る小気味良い音楽が待ちわびている。ハウス好きとは関係なく、部屋のBGMとして効果的な一枚であります。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
P'Taah - Compressed Light (Ubiquity Records:URCD060)
P'Taah-Compressed Light
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おやしらずを抜いた為、療養中のマチュでございます。抜いた後はそんな痛くないけれど、飯が喰いづらい。またおやしらずがあった場所を縫い合わせているので、その糸が何となく口の中で触って邪魔。落ち着かないなー。

さて先日John Beltranと言うクロスオーヴァーなアーティストを紹介させて頂きましたが、同じくUbiquity RecordsからリリースしているP'Taahと言うアーティストはご存じでしょうか?知っている方はハウス好きの方だと思いますが、日本でも大人気のAnanda ProjectことChris Brannの別の活動がP'Taahなのであります。Ananda Projectと言えばディープハウスの大傑作「Release」(過去レビュー)と言うアルバムを残していて、とにかく深いエモーションとセクシーな世界観は段違いなアーティストであります。しかしこのP'TaahはUbiquity Recordsからリリースしているだけあって、クラブミュージックに止まらないフューチャージャズ路線ですね。Ananda Projectが終始4つ打ちを意識したハウスなのに対し、P'Taahはリズムが複雑でプログラミングを使用しているとは思えないバンドの様な迫力があります。ただ彼の作風に一貫するのは崇高でオーラを放つスピリチュアルな雰囲気がある事。アーティストとして気品が感じられ、作品に対する生真面目な意気込みが見受けられます。そう、Chris BrannはDJではなく完璧にアーティストなんですよね。それだけに一曲一曲の質と言うのは、本当に高く妥協が無いと思います。クラブミュージックの中からこんなジャズが生まれてくるなんて、きっと昔のジャズファンには信じられないでしょうね。Ian O'Brienにも匹敵するフューチャージャズだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Bebel Gilberto - Tanto Tempo Remixes (Ziriguiboom:ZIR10)
Bebel Gilberto-Tanto Tempo Remixes
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ボサ・ノヴァの巨人ジョアン・ジルベルトを父に、ブラジリアン・ポップ界を代表するシンガー、ミウシャ・ジルベルトを母にもつ。66年、リオ・デ・ジャネイロにて生を受ける。幼少の頃から英才教育を受け、9歳でプロの音楽家としてのキャリアをスタート。以後、両親のライヴに数多く出演しスキルを向上させていく。そして89年に、1stアルバム『ベベウ・ジルベルト』(ミニ・アルバム)を発表。ブラジル音楽界きってのサラブレッド・シンガーとして注目を浴びると同時に、天賦の才能としか言いようのないヴォーカル・ワーク――抜群のリズム感と柔らかな歌声で、大きな支持を獲得するに至った。90年代に入ると、2世アーティストとのパブリック・イメージから脱却すべく、ニューヨークへ移住。アート・リンゼイやカエターノ・ヴェローゾ、デヴィッド・バーン、坂本龍一、テイ・トウワなど、さまざまなジャンルのミュージシャンとのコラボレートを実践していく。99年には、自身初となるフル・アルバム『タント・テンポ』をリリース。伝統へのリスペクトを貫きながらも、コンテンポラリーな味わいが十分に発揮された傑作となっている。
Listen Japanより引用

Bebel Gilbertoに関して良くは知らないのですが、ブリジリアンミュージックでは名を馳せるファミリーらしいです。そして彼女が2000年にリリースしたボサノヴァの名盤として知られる「Tanto Tempo」を、名だたるクラブミュージックアーティストがリミックスした作品が本日紹介するアルバムです。Truby Trio、Chateau Flight、Ananda Project、Da Lata、Chari Chari(Kaoru Inoue)、4 Hero、King Brittが参加したとなれば当然買わずにはいられません。オリジナルは全く聴いた事が無いので比較出来ないのですが、このリミックスアルバムはジャジーなブロークンビーツを中心にまとめられて、ボサノヴァの爽やかな空気とクラブシーンの踊る欲求が自然と調和しています。有名所では、Chari Chariはパーカッションを多用しリズミカルに、4 Heroは洗練された都会派ブロークンビーツに、King Brittはしっとりと落ち着くダウンテンポに仕上げています。しかし一番気に入ったのはPeter Kruderなるアーティストのリミックスで、ムーディーに大人の夜をイメージした様なディープハウスな曲でしょうか。この他にも全体的に良質なリミックスが施されているので、上記のアーティストにピンと来た人は聴く価値は有ると思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki Takahashi - We Are Together (Mule Musiq:mmd03)
Kuniyuki Takahashi-We Are Together
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○○が支持しているなんて紹介を見るとついつい手を出しちゃう人がここにいます、はい私です。だってJoe Claussell、Ian O'Brien、Larry Heard、Laurent Garnier、Alex From Tokyo、井上薫ら大勢のアーティストが賛辞のコメントを寄せているんですよ。そりゃね、多少は商業的な事があるのは分かってるけど、やっぱり良くなければコメント自体も残さないだろうとは思いますよ。つー事でこのアルバムを買いました。Kuniyuki Takahashiは札幌を拠点に活躍するアーティストで、今まではDego(4 Hero)のレーベルコンピやIan O'Brien監修のコンピに曲を提供したり、Ananda Projectのリミックスを行ったり、意外な所で活躍していたアーティストです。またはKOSS名義ではラップトップをフル活用した壮大なサウンドスケープを描き出したりもいていて、最近名前も知られて来ている様になっていました。そしてこの本人名義では、相当にネイチャー志向に傾倒したディープハウス〜クロスオーバーな作品を感動と共に送り出しています。ここではプログラミングと共に人力によるパーカッションやドラムス、ギター演奏を中心として、地球と言う大地に根ざした繊細かつ躍動的な音楽を奏でています。一般的にはハウスと言うジャンルに属する雰囲気に近いのですが、地球とシンクロしたその鼓動は僕らの周りに存在する自然音その物。きっと太古に人間が感じた地球本来の音色を、このアルバムからも感じ取れるのではないでしょうか。「We Are Together」とは人間だけでなく、周りの動物やそして地球までもを含めた事であり、そしてこれを聴く者も一緒だと言う事であるに違いない。北海道の有名なクラブ・Precious Hallへのトリビュート曲であるアフロかつダブな「Precious Hall」、また大地へと同化してゆく儚い「Earth Beats」は一聴の価値有り。じわじわと心の中に大地の音が浸食してきます。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:30 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Tom Middleton - The Sound Of The Cosmos (Label: Hooj Choons:HOOJ CDLP011)
Tom Middleton-The Sound Of The Cosmos
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Global CommunicationのTom Middletonが気合いを入れて作った3枚組のMIXCDを、ようやく手に入れたので気合いを入れて聴きました。いやー、3枚もあるとほんと全部聴くの大変ですね。数日前に紹介したGlobal Communication名義の「Fabric 26」はそれ程アンビエント色もなく、ファンはちょっとがっかりしていたかもしれません。しかしこれはボリュームもさることながら、内容もアンビエント色強めなプレイも入っていて納得して頂けるのではないでしょうか。CD1はRhythmがテーマでありまして、テクノ、ハウス、クラブジャズなどジャンルに拘らずに、リズムが強調されているトラックが中心です。多彩なビートを織り交ぜて、爽やかで軽やかなプレイを披露しています。対してCD2のテーマはMelodyで、まあいわゆるハウスですね。最初から最後まで4つ打ちで通し、甘さたっぷりのスウィートな展開でムードたっぷりです。Melodyがテーマと言う事に嘘偽り無く、一聴して耳に残るハウスばかりです。これはかなり良かったですね。そしてCD3こそGlobal Communicationファンがお待ちかね、Harmonyがテーマのアンビエント色強めなプレイです。トラック的にはダウンテンポやクラブジャズっぽいのが使われていますが、身体の中から疲れが抜けていく様な気持ち良さは正にチルアウト。重くドラッギーなアンビエントではなくて、快楽を重視したヒーリングアンビエントって感じでしょうか。こちらも充実したプレイで満足です。相当なボリュームながらも、三者三様のプレイが楽しめて文句の付けようがないですね。Middletonの宇宙を全身に感じられる素晴らしいMIXCDです。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Doc Martin - Mix the Vibe : Sublevel Maneuvers (Nite Grooves:KCD-246)
Doc Martin-Mix the Vibe : Sublevel Maneuvers
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名MIXCDシリーズ「Mix the Vibe」にサンフランシスコハウスシーンの雄、Doc Martinが遂に登場、これは快挙の一言。今までも有数のDJが参戦していたけれど、今回はアンダーグラウンドかつディープな人選と言え好きな人には心底手放せなくなるMIXCDとなっています。この人のDJって適度な緩さ加減が気持ち良いのですが、アッパーになるかそれともまったりになるのかそのぎりぎりの境界をウロチョロする様なプレイなんですよね。例えるならHの時に前戯で気持ち良くさせてくれるんだけど、なかなか挿れさせてくれないみたいな(笑)そんなイライラもとい、じらしのあるプレイが彼の特徴なんじゃないでしょうか。使うトラックも適度に空気感のある中の抜けた様なのが多く、重心は常に低めでディープハウスまっしぐら。ダブ感を強調したサウンドは躍動的でありつつも、時折美しいメロディーのあるトラックを入れる事により陶酔感、トランシー(トランスではない)さも生み出しています。そう、Docのプレイってその頭の中にすっと入ってくるトランシーさが最高なんですね。単純なディープハウスでもないし、アッパーハウスでもないし、大人のエロDJって感じかな。聴く者の気持ちが良いツボを知り尽くしているからこそ、こんなプレイをする事が出来るんでしょうね。

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| HOUSE2 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones (Cutting Edge:CTCR14441)
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones
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もしかしたら世界で一番有名かもしれないハウスレーベル、King Street Sounds。ハウス好きじゃなくてもその名は聞いた事があるだろうそのレーベルの設立者は、なんとヒサイシオカ氏日本人なのである。いや、まさか本場USでそんなレーベルを日本人が作ったなんてほんと凄い事だと思います。でもそれは彼の嗅覚の成せる業、アンダーグラウンドなダンスミュージックから時代の流れに沿った最先端のハウスまで、良質な音楽を提供する姿勢があるからこそなのでしょう。そんな彼の下には数多くの才能あるアーティストが集結し、数多くの天才がKSSに楽曲を提供しています。そしてヒサ氏はクラシックなハウスだけに止まらずより自由な楽曲を送り出す為に、Nite Groovesと言うレーベルも設立し当然そちらも大成功。そしてKSS設立12週年を記念したMIXCDがこれです!ミキサーには、Andre Collins & Nick Jonesだそうで僕も名前くらいは聞いた事があるアンダーグラウンドながらも、ヒサ氏が信頼をして送り出す位の素晴らしいDJです。DISC1のAndre Collinsはアッパーにどす黒く、がつんと踊れるピークタイム仕様。しかしソウルたぎるそのプレイは、聴く者の心を熱くさせるエモーションがあります。またDISC2担当のNick Jonesは、ラテンハウスやジャジーハウスを多様しスウィートかつリラックスしたプレイを見せます。いやいや、しかし一つのレーベルだけでこんなに素晴らしい楽曲が揃うなんて、本当に凄い事じゃないかな?KSSはこれからも時代をリードして、新たなる才能を発掘してくれると確信しました。EP中心のダンスシーンに於いて、こういったレーベルサンプラー的MIXCDは大層嬉しいのですが、レーベルサンプラー以上の質を伴っています。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
”Colors of Time” non-stop mixed by Kenji Hasegawa〜in memories of OASIS (RHYTHM REPUBRIC:RRCD-85335)
”Colors of Time” non-stop mixed by Kenji Hasegawa~in memories of OASIS
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夏が過ぎ去りゆくこの時期に紹介する事になり多少遅れてしまいましたが、夏のビーチパーティーをイメージしたこの長谷川賢司のMIXCDはリラックスした開放感がありのどかな時間を過ごせます。長谷川賢司はGALLERYでDJを務め、またかつてはAVEXのディレクターでもあったとか。さてこのMIXCD、”Colors of Time”(移ろう時の色彩)と冠された通り、このアルバムのなかで一日の変化を楽しむ事が出来ます。スタートは昼下がりのけだるく微睡みに落ちそうなダブLittle Tempoのダブトラックから始まり、Arto Lindseyに依って時は静かに進んでゆく。夕暮れになるにつれビーチパーティーに人が集まってきて、徐々に盛り上がりを見せるKerri Chandler & Jerome Sydenhamのスピリチュアルハウス。日が落ちて空に星が姿を現し始める事、Microworld、Louie Vegaなどによってビーチは汗まみれになって踊る人達で溢れかえっています。そして真夜中の盛り上がりも最高潮に達した頃、空に満点の星が溢れ壮大な自然の中で感動の一瞬が待ちわびるThe Ananda Projectの盛り上がり必至のディープハウスが。その感動を継続するかの様に、Nick Holderが脳内を覚醒させるディープアトモスフィアなトラックを注入。そして踊り狂った後にやってくる新たな日の出、この頃既に踊り疲れ切った体を癒すかの様にLouie Vega、Freestyle Manの軽いボッサ系ハウスで終焉を迎えます。短い70分と言う時間にも関わらず、まるで小旅行かの様に海に行った気持ちになれる感覚。クラブでガツガツに一生懸命踊るのではなく、海で友人とわいわい楽しみながら時の移ろいを肌で感じる空気。このリラックスした雰囲気が、忙しい毎日で疲れた心を揉みほぐしてくれるでしょう。

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| HOUSE1 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Metamorphose Special Part1
最近めっきりクラブにも行ってないので、もうすぐあるMetamorphoseがかなり楽しみであります。今回は友達と伊豆温泉旅行を兼ねて行くので、楽しさも倍増ですね。取り敢えずさくさくっとアーティスト紹介でも。まずはバンド形態のユニットからいってみましょうか!

■UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
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まずはデトロイトテクノの伝説、Mad Mike率いるUnderground Resistanceのライブが今回の目玉でしょう。リキッドルームで見れなかった人はきっと歓喜し、再度聴く事が出来る人は伝説が幻では無かった事に確信を抱くでしょう。正直な所、彼らが出るだけでも1万円を払って参加する意味があります。今、正にMad Mikeのスピリッツが宇宙(そら)に響き渡ろうとしている!
過去にレビュー済み

■Rovo-Imago
Rovo-Imago
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CDVADERにRovoを紹介されたのも、もう数年前。ロックに飽き飽きしていた頃、このアルバムを聴かされて感動した覚えがあります。人力トランスロックバンド、言葉で書くといかにも味気ないけれど彼らの真価はライブでこそ体験出来ます。ビルドアップを繰り返し螺旋階段の様に昇っていく高揚感は、簡単には創り出せる物ではありません。フリーキーかつ独創的、世界に誇れるジャパニーズロックバンドです。

■Ananda Project-Relight
Ananda Project-Relight
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ハウス好きな人はAnanda Projectのライブが良いでしょう。以前にライブを見た事がありますが、ハートフルで心温まる楽しみのあるライブです。朝方6時からと言う事で、太陽が昇り朝焼けの中で夢見心地で聴けたら良いな。
過去にレビュー済み
| TECHNO2 | 22:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Floppy Sounds(Rob Rives) - High Frequency (Unity Records:SMLP-1085)
Floppy Sounds(Rob Rives)-High Frequency
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Francois K.のサポートを務め、Francois K.主宰のWave MusicからFroppy Soundsとしても作品を出しているRob Rives。Wave Musicにおいて最もテクノに近い作風と言うか、ほぼテクノ、もしくは重厚なテックハウスな作風で結構評判がよろしいのでは?このMIXCDも予想してた様にかなりダビーで分厚い音に、機械的でひんやり淡々としたテックハウス系の選曲。と言うか全曲、Rob Rivesがリミックスもしくはプロデュースした物で、所謂彼自身のヒットパレードじゃねえかよ(笑)Ananda Projectのスウィートな楽曲だってエレクトロニックなハウスに様変わり、他の曲もトライバル感強めだったり低音を強調したダビーハウスだったり、作風は当然似ていますね。彼が全て手掛けている曲なんだから当然と言えば当然だけどさ。だけどテクノ好きにははまる様なフューチャリスティックな曲作りで、テクノ路線時のFrancois K.と近い雰囲気があります。研ぎ澄まされたサイバーなシンセ音が、火照った体をクールダウンさせてくれますよ。どうでも良いけどUnity Recordsはいつも適価でCDを販売する会社なので、僕は応援しています。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Ron Trent - Abstract Afro Journey (King Street Sounds:KCD-238)
Ron Trent-Abstract Afro Journey
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実は昨日Ron Trentが来日していました。以前Yellowでそのプレイを体験し、深い世界観とアフロトライバルな音に陶酔しておりました。そんなクラブでのプレイをこのMIXCDでも聴く事が出来ます。今までKing Street Soundsは「Abstract Afro Lounge」「Abstract Laten Lounge」「Abstract Jazz Lounge」と言ったコンピレーションアルバムを送り出していましたが、遂に今作ではクラブプレイをそのままCD化する事になったのです。RonのMIXCDは今までどれも外した事が無くどれも素晴らしいのですが、今作はその中で一番トライバル感が強いと思います。彼のプレイから打ち鳴らされるパーカッションは野性味溢れる躍動感があり、都会から遠く離れた神秘の森が目の前に広がってきます。そしてそこに古くから住む先住民が夜な夜なお祭りをしているような熱狂、興奮が伝わって来る様です。このどっしりと重く大地に根ざしたリズムは、都会の人間が忘れた人間の本能を呼び起こす物です。またリズム中心な選曲に思われがちかもしれないが、Ronはアトモスフェリックなプレイも得意とし、スピリチュアルでアンビエンスなメロディーも入ってくるのでうっとりと気持ち良くなれます。まるで母なる大地と無限の空を行き来する様なグレイトジャーニー。あぁ、これこそ「Abstract Afro Journey」なる由来だったのかと聴き終わった後には、安堵の気持ちが呼び起こされます。ディープかつアフロトライバルなMIXCDでは、真っ先にお勧め出来る一枚でした。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Afterdark:Chicago (Kinkysweet Recordings:KSW013)
Afterdark:Chicago
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全然気付かなかったのだけど、いつの間にかその地方のレーベルに焦点を当てたハウスシリーズが出ていました。今回はChicago!今までに「New York City」「Paris」「San Francisco」など出ていますがやはりChicagoですよ。しかしChicagoと言えでもシカゴハウスでは無くて、ディープハウスのGuidance RecordingsとLarge RecordsのレーベルMIXCDであります。

Guidance Recordingsを担当するのはなんとディープハウス/クロスオーヴァーで大人気のAnanda Project!でもこの人ってDJ気質よりアーティストだよね?と言う事で予想通りお世辞にも余りMIXとは言えませんでした。ま、この人の場合選曲センスだよね。透き通る様でアトモスフェリック、基本的にちょっと憂いを帯びたメロディーのトラックが多い。ガツガツアッパーと言うよりは湿気を含み、ミドルテンポで緩急控えめに聴かせてくれる。もう夏間近なのに秋の夕暮れに合う様な、ムード満点のMIXCDだ。Guidance Recordingsのテーマ曲とも言える「Larry Heard-Theme From Guidance」、これを聴く為だけでも価値があります。Larry節満開の儚く、そして孤高の天上天下トラックだ。

片やLarge RecordsのMIXを担当したのは、Jask…ん〜全然知らないなぁ。そもそもこっちの選曲はちょっと微妙。Kerri ChandlerのDigitalsoulシリーズから一曲も入ってないし、Dennis FerrerやRoy Davis Jr.の曲も入っていない。どうゆうこっちゃぁぁぁぁ!!まあ内容は悪くないな。夏の海岸をドライビングしている時、真夏のビーチでバカンスする時、そんな気分にしてくれるアップリフティングでヘヴィーボトムなトラック満載です。ストレートな4つ打ちで腰をくねくね踊らせて、盛り上がれるでしょう。伸びのある切ないシンセ音が多用されて、微妙にテックハウス気味でもありますな。まあしかし何度も言うが、Digitalsoulシリーズ入れとけや…。このシリーズは良い曲一杯なのにな。MIXには合わないと言う事なのでしょうか?

どちらもMIXの流れを楽しむと言うよりは、レーベルの音を知る為のMIXCDって感じでしたな。どちらのレーベルも素晴らしい曲満載です。レコードを購入しない人にとっては、為になるMIX&コンピレーションCDです。

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| HOUSE1 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rainer Truby - Abstract Jazz Journey (King Street Sounds:KCD-244)
Rainer Truby-Abstract Jazz Journey
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「Body & Soul」に行かない割にはそのネタで引っ張る私であります。今回は「Body & Soul」がハウスだけでないと言うクロスオーバーな音楽の点に注目。と言う事で比較的最近発売された良質なMIXCDを紹介。King Street SoundsはMix The Vibeシリーズや、Abstract Afro Journeyシリーズと言った素晴らしいMIXCDシリーズを送り出していますが、その新しいシリーズがジャズに特化したこのシリーズ。ただジャズに特化していると言っても、それはまんまジャズと言う事ではなくハウスの中にもジャズを感じられる曲で構成されている。曲だけ見れば「Justice, Mercy」、「Find A Way」、「On My Way」、「Reach 4 Freedom」等所謂ディープハウス中心になるんだろうけど、ハウスの4つ打ちだけではない。ブロークンビーツも刻まれたり、Passion Dance Orchestraの様にフュージョン感覚に溢れた曲もあり、爽やかでかつ軽快であり深いハウス一辺倒になる事はない。King Street Soundsがハウスレーベルなのでハウス中心になるのは当然だけど、他のシリーズよりは生音重視で多少ジャジーな点が強調されていると思います。「Body & Soul」では「Justice, Mercy」とか「Find A Way」辺りは回されそうですね。しかしただ一つのレーベル音源だけでここまでのMIXCDが出来るなんて、King Street Soundsは偉大です。また限られた曲でここまでのMIXを行ったRainer Trubyも賞賛します。大人になるとハウスを好きになる人が多いらしいけど、その気持ちも分からせてくれる一枚。家で聴いていても落ち着いて聴けてしっくりくるし、クラブではガシガシと踊れる。「Kerri Chandler-On My Way」からラストまでの流れは圧巻の一言、聴き入るしかない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Relight (AVEX INC:CTCR-14392)
Ananda Project-Relight
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鬱の時期が終わったのでたまにはスウィートでハートフルな一枚でも紹介しよう。ハウスでは市民権を既に得た感もあるAnanda Projectのリミックスアルバム「Relight」。これは2NDオリジナルアルバム「Morning Light」を自らリミックスを行い、新曲を追加、そしてDJ SPINNA等のリミックスを追加したものである。オリジナルはダンスと言うよりはベッドルームを意識した大人しめの作品だったが、ここではフロアを意識したリミックスを施されて僕はむしろオリジナルより好きだったりする。ビートを強調して踊りやすくなったのだが、しかし逆にメロディーの良さも際立っている。踊らせるだけならビート主体でも良いのだろうけど、Ananda Projectは誰にでも受けいられるメロディーが基礎にあるのでどんな風に調理をしてもイケルのでしょう。官能的、セクシー(エロティックでは無い)なディープハウス。なのに上品な雰囲気も損なわず、若い人だけでなく年配のハウサーにも聴いて欲しいなと思う。寒い冬になってきたのでカップルで聴いて暖まってください。US盤は更に色々なリミックスを収録したボーナスディスク付きです。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 19:33 | comments(6) | trackbacks(2) | |
DJ Spinna - Mix The Vibe:Eclectic Mindset (Nite Grooves:KCD229)
DJ Spinna-Mix The Vibe
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いやー見事なドレッドをしているお方ですな。元々はヒップホップ方面の人らしいです。僕はハウスに移行してからの彼のMIXCDしか聴いた事ないので、過去の事は分かりません。イエローでプレイをした時にヒップホップ目当てに来た客に不評だったとか言う噂もあるけれど、そんな事もお構いなしです。だってこのMIXCDは本当に素晴らしいですからね。最初はダウンテンポでヒップホップな感じで始まります。でもモロにヒップホップでもないし、スムースな流れですね。中盤から徐々に4つ打ちに変化してゆくんだけど、その流れがほんとに自然で何時の間に?って感じなんです。その後もMasters At WorkやAnanda Projectみたいに生音でジャジー風味のハウスが続いて、ムーディーと言うかとにかく心地よいですね。テンションを上げるわけでもなく、かと言って低くもないし見事に丁度良いテンションを保っています。下手なラウンジ系を聴くなら真っ先にこうゆうのを聴けと思います。これを聴けば大人になれる一枚です。いやーしかし、指定されたレーベル音源のみの曲でこんだけのMIXを出来るなんて凄いなぁ。

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| HOUSE1 | 22:26 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Re-Release (Nite Grooves:KCD222)
Ananda Project-Re-Release
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1stアルバム、Releaseがいきなり大ヒットしたAnanda Projectの更なる攻勢は、大勢の素晴らしいサポーター達によってなされた。Joe Claussell、King Britt、Kyoto Jazz Massive、Blaze、Little Louie Vega、そして自身のWamdue Project等によるRelaeseの丸ごとリミックスアルバムはより広がりを持ったクロスーオーバーな作品となった。Joe ClaussellやBlazeはざっくりとアフリカンでリズミカル仕上げを。Wamdue Projectは4つ打ちで流麗にアンビエントな展開も見せる。Little Louie Vegaは最近と似た様なアコースティックさを強調した、すっきりとした感じに。Kyoto Jazz Massiveはまるで自分たちの作品かの様に、エレピを強調したジャジーなムードに。各人のおのおのの特徴が良く出ていると思う。これだけのアーティストが参加しているととっちらかった印象も感じるかもしれないが、アルバムを通して聴いても違和感はない。むしろこれでもAnanda Projectの一つのオリジナルアルバムとさえ思えるのだ。

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| HOUSE1 | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Release (Nite Grooves:KCD217)
Ananda Project-Release
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今週末にYELLOWにDJ SPINNAとKenny Bobien、そしてAnanda Projectもやってきます。残念ながら僕は今回は行けませんが、DJ SPINNAは聴いてみたかった。そして今やハウスでは定番となりつつChris BrannことAnanda Projectですが、バンド編成で艶のある生っぽいライブをします(今回はYELLOWなんで少人数編成かも)。Anandaは僕がハウスに入り始めた頃良く聴いてた様な気がします。とにかくエモーショナルの一言。メロディー作りにかけては本当天才だと思います。そしてラテン、アフロの影響が強く出た南国っぽくもあり深淵さも兼ね備えたディープな作り。基本は4つ打ちだけど、ジャジーな展開も見せたりアレンジは上品です。ジャケットは夜の海なんだけど、ほんとそんなシチュエーションで聴きたくなります。ハウスを知らない人には真っ先にこれは薦めたくなる作品だし、もちろんハウスを聴き込んでいる人だって嫌いな人はいないんじゃないかと。Joe ClaussellやJerome Sydenhamのようなスピリチュアルって感じです。あぁ、夜にしっとり聴いて癒されます。

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| HOUSE1 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2004/11/02 3RD.ANNIVERSARY feat. FABRICE LIG @ MODULE
2004/11/05 Cristian Varela、Ken Ishii @ ageHa
2004/11/12 CLUB PHAZON @ LAFORET MUSEUM ROPPONGI
DJ:Richie Hawtin、Ricardo Villalobos
2004/11/13 Present @ ageHa
DJ:Inoue Kaoru -exclusibe long set-
2004/11/19 VADE @ WOMB
SPECIAL GUEST DJ: JOEY BELTRAM、DEETRON
2004/11/19 RHYTHM & SOUND with PAUL ST. HILAIRE @ YELLOW
2004/11/20 DJ:DJ SPINNA LIVE:ANANDA PROJECT、KENNY BOBIEN @ YELLOW
2004/11/27 Oliver Ho @ AIR
2004/11/27 SECRET SERVICE meets KOMPAKT NIGHT Vol.6 @ UNIT
LIVE:THOMAS FEHLMANN DJ:Kentarou Iwaki、KAITO
2004/12/04 KERRI CHANDLER @ YELLOW
2004/12/10 SPACE LAB YELLOW'S 13TH ANNIVERSARY PARTY @ YELLOW
DJ:Lil Louis
2004/12/18 CARL COX @ YELLOW
2004/12/20 LAURENT GARNIER @ YELLOW
2004/12/22 FRANKIE KNUCKLES @ YELLOW
2004/12/25 FUMIYA TANAKA @ YELLOW

デトロイトテクノ好きとしてはファブリスリグは外せません。
ベーシックチャンネル好きとしてはRHYTHM & SOUNDは外せません。
トーマスフェルマンとカイトが一緒に見られるのも良いです。
リルルイスは最後のDJプレイをするらしいです。イエローがパンクしますね。
ローランガルニエが一年に二度も来るなんて、良くやったイエロー。
その他色々、年末に向けてイエローが特に頑張っています。
ageHaやAIRも後で豪華なイベントを発表するだろうけど、体が足りませんね。
| UPCOMING EVENT | 22:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |