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Michael Mayer - & (!K7 Records:K7337CD)
Michael Mayer - &
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熱狂的な一夜を作り上げる一流のDJが、素晴らしい音楽センスを持ったレーベルオーナーが、必ずしも音楽制作に於いて同様の才能を発揮するとは限らない。淡々とレーベル運営に専念するアーティストもいれば、制作はせずにプレイのみで自己を主張するDJもいるが、Michael Mayerは日々DJを行いながらKompaktという巨大なレーベルの運営と制作を並行して行っている。レーベルを成長させた音楽に対する審美眼や非凡なるDJの才能については言うまでもないが、一方それらに対し楽曲を制作する事に於いては決して突出した個性を表現出来ているわけではない。新作はタイトルの『&』が示すようにMayerと親しい友人とのコラボレーションを纏めたアルバムになっているが、一人では出来ない事を多数のアーティストの協力を得て補完する事で、充実した音楽性を持った作品として成り立たせている。Gui Borattoとのコラボである"State Of The Nation"は正に彼の音が主張するシューゲイザー&プログレッシヴが打ち出された高揚感のあるテクノとなっており、アルバムの中でも特に喜びや多幸感に包まれる曲だ。一方でMiss Kittinをフィーチャーした"Voyage Interieur"は彼女のダークかつゴシックな雰囲気にエレクトロなベースラインを用いた個性ある曲で、その暗さの中にも妖艶なボーカルがそっと色気を発している。"Blackbird Has Spoken"ではフランスからAgoriaを迎え、透明感のあるシンセを用いたメロディアスで叙情的なテック・ハウスを聞かせ、その中にもちょっとした遊び心や毒気のある電子音を混ぜて強い印象を残すようだ。アルバムの最後はKompakt組であるAndrew Thomasとの共作である"Cicadelia"で、キラキラとした煌きを放つ電子音が散りばめられたアンビエントな雰囲気もあるテクノは、当然Thomasの音楽性が反映されている。他にもVoigt & VoigtやKolschのkompakt勢や、Roman FlugelやBarntにPrins Thomasといった才能豊かなアーティストが集結しており、それぞれの曲で彼等が得意とニュー・ディスコやディープ・ハウスにポップなものまで幅広く音楽性を披露している。そのおかげでバラエティー豊かなアルバムであるのは言うまでもないが、逆にアーティストとしてのオリジナル・アルバム的な意義は希薄となり、Mayer自身の個性を発揮するまでには至っていない。それでもMayerが監修したような見方をすれば、そのチョイスに間違いはないだろう。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/30 GET BETTER ANDREW !!!!! @ Womb
久しぶりの来日という事で楽しみにしていたAndrew Weatherallが、パーティー直前になり体調不良でキャンセルというショッキングな状態。そこで急遽組まれたパーティーは国内勢のアーティストのみという潔さが伝わってくる内容で、元々出演予定であったGonnoに加え、国内外で活躍し最近Transmatから新作をリリースしたHiroshi Watanabe、エレクトロニカ系の牛尾憲輔ことagraph、そしてWombでもレジデントを担当する石野卓球が参戦と一夜を楽しむには十分な面子が集結した。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masterpiece Created By Andrew Weatherall (Ministry Of Sound:MOSCD287)
Masterpiece Created By Andrew Weatherall
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Ministry Of Soundが提供する「Masterpiece」、そのタイトルからしてDJ中のDJが担当すべき3枚組MIXCDシリーズの最新作は、遂に久しぶりのクラブでの来日プレイを控えているUKテクノ番長のAndrew Weatherallが担当。テクノ、ロック、ダブ、パンク、ハウス…そこに境界線を引く事なくあらゆる音楽を一夜の内に自分のモノとして表現出来る素晴らしいDJが、CD3枚と言うボリュームに渡って繰り広げる音楽は、彼が2010年からロンドンで開催しているパーティーである「A Love From Outer Space」がコンセプトになっているそうだ。夜の11時、12時、1時と1時間毎に区切りをつけてはいますが、アッパーなテクノや沈み込むディープハウスは封印して、BMP105〜120までに抑えたロッキンでパンキッシュ、そしてディスコディックでダブな雑食性の高いプレイは、これこそWeatherallの真価と呼べるでしょう。1枚目は特にWeatherallのリミックスや制作した曲が含まれているせいか、ねちねちとした足取りながらも鉄槌で叩かれるようなグシャッとしたキックが破滅的で、途中のダークなアシッドも入ってきたりすると90年前後のインディーダンスにかかわっていた頃のサイケな空気も漂ってきます。対して2枚目は重苦しい空気も晴れたようにコズミックなディスコダブや、煌きのある奇妙なシンセ音が印象的なニューウェブやエレクトロなどで、無心になり楽天的なダンスミュージックを軽快なノリで楽しむ様な音楽が聴ける事でしょう。そして3枚目はパーティーのラスト1時間を飾るが如く昂揚感と開放感が混ざり合うドラマティックな展開が待っていて、ダンスビートを強めながら獰猛なしばきによって鼓舞されつつ、終盤では盟友であるPrimal ScreamのWeatherall Remixでふっと放心し、ラストのWeatherallがインスパイアを受けたA.R. Kaneの”A Love From Outer Space"でハッピーにパーティーは終焉を迎えます。と3時間に渡る異形のダンスでロッキンなDJ、あっと驚く様なトリッキーな技は無くとも本当にWeatherall以外に成し得ない弾けるパワーと痛快なユーモアが感じられる選曲で、3時間にもかかわらず全く飽きないどころか中毒性の高いプレイは流石です。今までにも多くのMIXCDをリリースしてきた彼ですが、これはお世辞抜きに現時点での最高傑作と言えるでしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees (Kompakt:Kompakt CD79)
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees
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今尚ドイツテクノシーンのトップに君臨するKompaktは良質なテクノを量産する一方、ダンスフロアの喧騒から離れた穏やかなアンビエントを手掛ける事を忘れてはならない。と言う事で本作はKompaktのアンビエント方面が前面に出たビートレスなアルバム。Andrew ThomasはKompaktの「Pop Ambient」シリーズにほぼ毎年新曲を提供しておりましたが、アルバム自体はこれで2作目、しかも前作は2003年リリースだから本当に久しぶりのアルバムです。しかしアンビエントとは言っても浮遊感のあるとか夢見心地で快楽と言う内容ではなく、厳かな宗教音楽と言った趣が強く生真面目に向き合って聴く様な印象があります。ぼやけて不鮮明なノイズやエレクトロニクスサウンドの中から浮かび上がるピアノやストリングス等のアナログ音は、とても温かみがあるものの快楽や多幸感があるでもなく、まるで重厚に響く聖なる教会音楽の様であり鎮静と安堵をもたらすかの如く。気持ち良く睡眠を引き起こす音でも間違いはないけれど、軽いヒーリングミュージックとも異なる神聖な内容。ビートレスでゆったりとした展開は時間軸の遅くなる錯覚を引き起こし、何時の間にか現世から解き放たれる事でしょう。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2010 (Kompakt:KOMPAKT CD 77)
Pop Ambient 2010
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毎年この時期恒例のKompaktが送るアンビエントシリーズ"Pop Ambient"も遂に10作目。シリーズ物と言うのは継続する事に飽きが来たり質が下がったりするのは珍しくない事ですが、そこは流石Kompaktだけあって毎回高品質を保っております。勿論レーベルのボスであるWolfgang VoigtとJurgen Paape、The Orb、Thomas Fehlmann、Dettinger(まだ音楽活動してたの?)らのベテランが参加しているのがその理由の一端でもありますが、それ程知名度が高くないアーティストからも良質なトラックを掘り出してくるのがKompaktの実力でしょう。特に2曲も収録されているBrock Van Weyは17分にも及ぶ長尺なアンビエントを提供しているのですが、アンビエントと言うよりももはや教会で流れる荘厳な讃美歌の様でもあり、神への祈りや讃えと言った情景が浮かんできます。これぞ聖なる(静なる)音の波、安堵と平静をもたらします。他のトラックも全てノンビートで、アコースティックな音色と電子音が混ざり心もほっこり温まる優しさと牧歌的なおおらかさがあり、家に籠もって耳を澄まして聴くのがベストでしょう。

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| TECHNO7 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2009 (Kompakt:KOMPAKTCD69)
Pop Ambient 2009
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夏が来〜れば思い出す〜遥かな尾瀬〜って、今は夏じゃないよ!冬の名物アンビエントシリーズ・"Pop Ambient"。ドイチェテクノの総本山・Kompaktが冬に送り出す定番中の定番で、このブログと共にもう何年も同じ時期にリリースを重ねております。このブログを定期的に更新するのも忍耐力が必要な様に、Kompaktが質を落とさずに毎年アンビエントコンピを送り出すのもきっと裏では大変な努力がある事でしょう。しかし2009年盤はKompakt以外からのアーティストが半分位含まれていて、ある意味外注と言うかKompaktのネタ切れなのかしら?やっぱり一つのレーベルのアーティストだけで質の高い曲を集めるのは、相当に難しいと言う事なんだろう。そんな事を抜きにすれば本作も充分に快適なノンビートアンビエントが満載で、白銀の雪の世界に溶け込んでしまうような幻想的な世界観は健在です。と言うよりも大吹雪で外に出られず、かまくらの中でしんしんと静寂の時間を過ごすようなイメージが浮かんできます。日本でも真冬の北海道とか豪雪地帯などでこたつの中に籠もって聴くと、一番気持ち良いんじゃないかと思います。寝る時のBGMとしても当然問題無し。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson - KS01 (Hi-note Music UK:66)
Kevin Saunderson-KS01
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ズンドコズンドコな懐かし目のトラックを多用したKevin Saundersonの素晴らしいMIXCDが何故かリイシューされております。元々は"Trust The DJ"と言うレーベルが多くの有名なDJにミックスCDを依頼してシリーズ化されていたんだけど、突如レーベルが倒産してしまった様なんですよね。まあとにかくそれらのシリーズの中でもKevinのシリーズは特に素晴らしいのですが、その第一弾は今聴くと時代を感じるハードでトライバルで、時にデトロイトのメロディアスなトラックを差込み、緩急自在のアッパーで疾走感に溢れた一枚となっております。"Remainings III"や"Rippin' & Dippin'"らのハードテクノ、"Diabla"や"Blackwater"や"Casa Cougat"などのデトロイトテクノ、そして一世を風靡したラテントライバルの"Love Story"などヒット曲多数とくれば、当然盛り上がらない訳がない。敢えてそんなに説明する必要も無い程に分かり易い痛快なテクノで、個人的には近年流行っているぬるいミニマルよりは断然こっちを気に入っております。勿論ディープで緩く効いてくるミニマルも悪くはないけれど、テクノって言う音は正にこんなKevinのプレイみたいなのだと僕は思うのですよ。派手なイコライジングなんかもかまして、ズンドコズンドコとお祭り騒ぎでえーじゃないかえーじゃないか。多くのDJがミニマル一辺倒になった今でも、Kevinはミニマルに傾倒せずに比較的スタンスを変えていないので安心出来るお方です。

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| TECHNO6 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
John Thomas - Caught In The Act (Logistic Records:LOG017CD)
John Thomas-Caught In The Act
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たまにはハードなテクノが聴きたくなるの〜と積み重なったCDを漁って発見した一枚。自身のLogistic RecordsやTechnasiaのSinoからハードなテクノをリリースするフランス人アーティスト・John Thomas。ええ、フランス人なのに珍しくも男気溢れファンキーでトライバルなテクノを作らせたら随一なその人です。でそんな人がMIXCDを手掛ければ当然音の方も予想通りに盛り上がれるファンキーでハードなテクノが連発な訳で、Andrew McLauchlan、Steve Bicknell、Jeff Mills、Ben Sims、Robert Hood、Mark Broom、Claude Youngとか一部のハードテクノ好きにとってはよだれが出る様な選曲なんですな。まあさすがに今のご時世、上記の面子を見ても古臭さが漂ってきてしまうのですが、自分はそんな古臭いテクノが大好きなんです。この頃のテクノって本当にファンキーでハードな物が多くてクラブでもハードテクノが隆盛してたと思うんですが、今はめっきり影を潜めてますよね。でも本作を聴けばそのハードテクノの素晴らしさは、十二分に伝わると信じています。序盤のスカスカでファンキー流れから徐々に音数を増やしてハードに展開しハードトライバルに突入していく様は、フロアで聴いたら血管ぶち切れする程アドレナリン出まくりでしょう。各所に"Undisputed Life (Technasia Mix)"や"Love Story"などのヒット曲も配置し、盛り上がらない事を否が応にも拒否されるプレイ。思うんだけどこの頃のテクノの方が、やっぱり芯があり図太いよね。単純な音かもしれないけれど、そんな音が好きです。

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| TECHNO6 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2008 (Kompakt:KOMPAKTCD62)
Pop Ambient 2008
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今日のWBC世界バンタム級タイトルマッチでの長谷川穂積の紹介のコメントが、これぞ"本物"、これぞ"リアルボクシング"。明らかに亀田家を揶揄する様なコメントで苦笑しましたが、確かに長谷川が本物なのは正しい。さて亀田家に対してはもちろんTBSが視聴率を取る為に誇張しすぎな点が悪いんだけど、それ以上にTVで放送される事を鵜呑みにする日本人が多すぎるってのが問題なんだろう。それは別にボクシングだけじゃなくて音楽もそうだし、グルメもそうだし何でもそうなんだけど、自分で探す事を諦めて与えられる情報を疑いもなく信じる人に疑問を感じる。まあ企業などにとってはその様な簡単に扱いやすい人がいないと商品が売れなくて困るだろうし、社会的にはその様な人達の方が貢献してるのかもしれないけれど。

話は全く変わりまして毎年年末になるとリリースされるKompaktのアンビエントシリーズの最新作。アマゾンでCD版を注文したんだけど最初は何故かレコードが送られてきて、交換を頼んだら2回目もレコードが送られてきてちょっとむかついた。なのでリリースは一ヶ月程前だけど、手にするのに結構時間がかかってしまいました。特に説明は必要も無いと思いますが、ノンビートな霧靄系のアンビエント全開。凍てつく雪に覆われた山奥の小屋の中で、ひっそりと暖炉の前に居るような温かさが感じられる優しい音。Wolfgang Voigtが一曲提供してくれているのが、ちょっと嬉しかった。

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| TECHNO5 | 21:50 | comments(2) | trackbacks(0) | |
The Art of Chill 4 Mixed By The Orb (Platipus:PLATCD160)
>The Art of Chill 4 Mixed By The Orb
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アンビエントMIXシリーズである"The Art of Chill"の最新作は、アンビエントのマスター・The Orbが原点を見つめ直しそして現在をまとめた彼の自伝的な作品です。ライナーノーツを読む限りだと89年にAlex PatersonがPaul Oakenfoldに"Land Of Oz"のチルアウトルームでプレイする様に頼まれて、踊って熱くなったクラバーの体の火照りを冷ます為に新旧構わずチルアウトトラックを回していたそうな。その時のクラシックを中心としたのが一枚目、そして近年のアンビエントを中心としたのが二枚目と時代を隔てた構成になっています。一枚目はやはり古めの曲が多いせいかテクノと言うよりはポストロックやダブなども収録され、アコースティックな音が強調されております。チルアウトと言うよりは神秘的で神々しいオーラが出ていて、古き良き音楽に対し敬服したくなる、そんな真摯な内容ですね。対称的に二枚目は近年の音かつKompaktメンバーが揃っていて、これはテクノ好きな人ならばみんなハマル内容でしょう。大半がノンビートもしくは緩めのビートで、トロトロとただ甘くメランコリーで、電子の音だからこそ成せる幻想的な音を聴かせてくれます。アンビエントであり一時のチルアウトを体感出来る極上の内容です。いやー、最近出たニューアルバムより遙かに快楽度が高くうっとりしてしまいました。

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| TECHNO5 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse Presents Technasia (Music Man Records:MMCD022)
Fuse Presents Technasia
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先日WOMBでTECHNASIAのCharles Siegling(誰か正しい発音を教えてちょ!)とAmil Khanのプレイを聴いてきたのですが、Charlesは今回は思ったより普通にテクノが強調されていましたよね。しかしCharlesの真価と言えばやはりシカゴハウステイストを強調したプレイでありまして、それが見事に聴けるのが本作です。彼自身もシカゴハウスからの影響はかなり大きい事を公言していますが、実際に彼のプレイって相当に猛々しくラフで荒くて、とにかく技術より勢いって感じなんですよ。決してDJが下手とかそうゆうんじゃなくて、何はともあれ爆発力全開で一気に引っ張っていってしまうスタイルを確立しているんだと思います。そしてまた音が何よりもファンキーで、この黒いファンキーさと言うのはやはりシカゴハウス生まれの物なんですな。しかもシカゴハウス、エレクトロ、ハードミニマルなど悪ぶれた音ばかりで繋ぐかと思えば、時には綺麗なシンセ系のトラックやデトロイト系も混ぜたりしてしっかりツボを押さえた憎たらしい演出でございます。今ではそうは見られなくなった70分に40曲近くを詰め込んだ展開が早く、そして緩急自在に流れを支配する怒濤のMIXCDですね。これを聴いて思い出したのは、かつてのJeff Millsの傑作「Mix-Up Vol.2」(過去レビュー)。こちらもかなりシカゴハウス色濃厚で、黒いテクノと言っても差し支えなかったですね。あ、でも元々テクノは黒い所から始まったんですよね。

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| TECHNO4 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2007 (Kompakt:KOMPAKTCD54)
Pop Ambient 2007
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ここ数年ドイツテクノシーンで絶好調の活動を見せるkompaktの名シリーズ「Pop Ambient」の季節がやってきました。Kompaktのミニマル+ダビー+テクノな作風は、現在のシーンに多大なる影響をもたらしたと言っても過言ではない位ですが、Kompaktの側面にはポップでアンビエントなホームリスニング的作風もある訳でありまして、その集大成が「Pop Ambient」なのですね。もうこのシリーズは幾度か紹介しているのでこれ以上の説明も不用だとは思うのですが、シリーズを重ねても質は落とさずに出し続けてくれるので本当に有り難いです。今作では久しぶりにWolfgang VoigtことGas(Mike Ink)が新作を提供しているのですが、ドローンとした迷宮的ミニマルアンビエントは変わり映えはないけど最高です。流石Kompaktの裏番長!またMarkus GuentnerやThomas Felhmannらお馴染みの面子も、深い霧の中に迷い込んだ深淵なアンビエンスを奏でるし、Marsen JulesやThe Fieldは開放感溢れポップなメロディー炸裂の陽気な心地良さを提供しています。アンビエントと言われる作品は数あれど、ここまで質の高さを誇るシリーズは他にないんじゃないかな。下手にしょうもないアンビエントなアルバムを探すより、「Pop Ambient」シリーズを買っておけば間違い無し。これを聴かずして冬は越せないですよ。

Pop Ambient 2006の過去レビュー
Pop Ambient 2005の過去レビュー
Pop Ambient 2004の過去レビュー


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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2004 (Kompakt:KOMPAKTCD29)
Pop Ambient 2004
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昨日の更新でドイツ・Kompaktレーベルの名作Pop Ambinetシリーズの話が出たので、その2004年盤を紹介です。しかしよくもこんなタイトルを冠したなぁと思います。テクノを聴かない人が間違ってPopと言うタイトルに釣られて買ったら、想像と全く違っていてぽか〜んとしてしまうんじゃないでしょうか。でも間違って買っても安心出来るのが、このシリーズの質の高さ。普段アンビエントなんか聴かなくたって大丈夫、このビートレスの深淵なる霧の世界は睡眠を誘う誘発剤の一種でございます。現実世界と異なるゆっくりとした時を刻み、目まぐるしい毎日の生活から一時的にでも心身ともに解放をさせてくれます。意外とシンプルな構成で音数は少なめなのですが、それ故に逆に静寂の間が際立ち音の美しさにしんみりとしてしまいました。アンビエントシリーズとして入門編としても役立つし、寝る時に気持ち良い音楽を聴きたい人は是非とも購入をお勧めします。名の知れたアーティストはそれ程収録されていませんが、内容は太鼓判押しておきます。

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Pop Ambient 2006の過去レビュー
Pop Ambient 2005の過去レビュー

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| TECHNO3 | 22:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2006 (Kompakt:KOMPAKT CD47)
Pop Ambient 2006
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毎年この時期になるとやってくるKompakt必殺のPop Ambientシリーズ。どこがポップなんだよと突っ込みを入れたくなるのですが、やっぱりアンビエントミュージックとしては最高品質のコンピレーションだと思います。基本は相も変わらずノンビートな楽曲で構成されて、これをかければすぐに微睡みに陥る事間違い無しの快楽の世界が待ちわびています。静寂の中に響く幻想的な音が単なるチルアウトとは一線を画す荘厳な世界を創りだし、メロディーはポップなのにシリアスな雰囲気を持たしていますね。今作はいままでより艶やかなアコースティック音が使用され、多少人肌を感じさせる温もりがありますね。ダンスミュージック最前線のKompaktが送り出す、ダンスで疲れた心と体を癒すPop Ambientシリーズ。これを買っておけば間違い無いっ!

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Pop Ambient 2005の以前のレビュー

シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2005」
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Pop Ambient 2005 (Kompakt:KOMPAKT CD37)
Pop Ambient 2005
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Kompaktの代表的コンピーレーションがこのPop Ambientだ。音に関して言うと一般的なPopじゃないだろーと、突っ込みをいれたくなるが、内容は素晴らしい。参加アーティストは、The Orb、Gas(Mike Ink)、Thomas Fehlmannと有名所から、以前紹介したTriola(Jorg Burger)も含めてその他色々。その他色々って言うか、他は全く知らない…。アンビエント大特集なこのコンピは、嘘偽り無く本当にアンビエントだ。道に迷ってしまったかの様に奥へと奥へと誘われ、現世に戻ってくるのは不可能かの様な迷路な世界。大半の曲はノンビートであまり区別が無くて、ずっと聴いてると今自分が何を聴いてるのかさえも分からなくなる感じだよ。時折肌寒い早朝の暗い頃、日の出を迎える様な美しい瞬間もあったりするけれど、それでも視界は不明瞭なまま。うーん、一体ここはどうなんだろう?自分の居場所さえも忘れてしまいそうだ。快楽的なアンビエントと言うよりは、結構生真面目でシリアスだと思うよ。それでもこれだけの良質な曲を揃えるなんて、Kompaktレーベルの順調ぶりが良く分かるね。

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シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |