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Liquid Pegasus - The Toby Glider EP (Star Creature:SC1217)
Liquid Pegasus - The Toby Glider EP
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カラフルな建物の後ろに太陽が沈み行くのだろうか、そのほのぼのとしながら切なさも伝える風景は正にバレアリックな雰囲気そのもの。コンテンポラリーなブギーやモダンファンクを得意とするStar Creatureの新作はロスアンゼルスのJoshua S. LundquistことLiquid Pegasusによるもので、プロフィールを参照するとMetro AreaやMaurice Fultonがお気に入りという事からもそのディスコ寄りな音楽性も想像するのは容易いだろう。何でも過去にもStar Creatureや日本のCity Baby Recordsから既にヒットを飛ばしていたようで、それらの作品を聞いても底抜けに明るくドリーミーなモダンなブギー/ファンクが鳴っており、既にアーティスト性はほぼ確率されているようだ。アタック感の強いレトロなキックを用いたディスコ・ビートな"Uptown Shuffle"は、上モノは輝くように綺麗なシンセが朗らかな旋律をなぞって、ゆったりと闊歩する緩いビート感ながらも少し跳ねたリズムに、心はうきうきと踊り出すシンセ・ファンク。より力強くみぞおちを叩き出すビート感の強い"Cut Loose"は更に快楽的なベースのうねりも加わってイタロ・ディスコ色が強く、ゴージャスなシンセが絡み合いながらミラーボールが回りだすようなご機嫌な曲だが、しかし古臭さは皆無で今っぽく聞こえるモダン性も。"Big Chill"では一旦テンションを落としてスローなディスコを聞かせるが、可愛らしい電子音や切ないシンセのメロディーによって切なさを強調し、そして次の"Dance Amnesia"では再度ドスドスと潰れたようなキックを響かせながら厚みのある豊かなシンセのメロディーとぶいぶいと太くうなるベースが虹色を思わせる豊かな色彩を発し、派手ながらも何処か懐かしさのあるシンセ・ファンクとなって躍動する。基本的にディスコやブギーにファンクなど古典をベースにした作風ではあるが、愛着のあるメロディーセンスやキャッチーな音の選び方が上手く、音楽的には決して新鮮味は無いにもかかわらず色褪せない普遍性がある。勿論この爽快感や開放感、バレアリック方面でも効果的なのは間違いなし。



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| HOUSE13 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Yoshimura - Pier & Loft (17853 Records:RFLP004)
Hiroshi Yoshimura - Pier & Loft
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Discossessionのメンバーの一人として、そしてOrganic Musicなる特定のジャンルに縛られない音楽のオンライショップの運営者として、そして時代に埋もれてしまった素晴らしき音源を発掘するディガーとして、類まれなる審美眼を持つ日本人ディガーChee Shimizu。過去に彼が編纂した「Obscure Sound」(過去レビュー)は正に世に知られていない、しかしダイヤの原石のような輝きを持つ過去の音楽のレビュー本として面白みと、道標としての役割を担っている。そしてそんな音楽への探求はオンラインショップからレーベルへと派生し、17853 Recordsを立ち上げる事になった。既に複数枚の作品をリリースし、その中にはdip in the poolの甲田益也子のリミックス盤も含まれるなどやはりその音楽センスに注目せずにはいられないが、そのレーベルの新作は吉村弘による1983年作のリイシューだ。吉村はサウンド・デザインやグラフィック・デザインなどを行い、また日本の環境音楽=アンビエント・ミュージックの先駆者の一人でもあるそうで、ならばこそ現在の電子音楽方面から見つめ直してみるのも自然な流れだったのだろう。本作は西武ファッション・エキシビジョンのために制作された音楽だそうで、淀みのないクリアな響きと無駄の無い洗練された音の構築が際立つサウンド・デザインで、今で言うフロア寄りのアンビエントとは異なるのかもしれないが空気に馴染む環境音楽という意味では正にアンビエント的だ。Aサイドは東京湾岸の風景をテーマにしたそうだが、静寂の間にひっそりと浮かび上がる粒子のような音の一つ一つによって更に静寂が強調される"Horizon I've Ever Seen Before"は、その遠くに広がる地平線を臨み佇んでいる静けさなのだろうか。強烈なビートが入っているわけではないがミニマルなピアノの音の継続がフラットなビート感を生む"Signal F"は動きが感じられ、"Tokyo Bay Area"は波が押し寄せるような音の響きが湾岸からの海の風景を浮かび上がらせる。B面はリズミックな波に着想したらしく、海を連想させるタイトルが並んでいる。エッジの効いた電子音が切り込んでくる間に点描らしく音が配置された幾何学的な"Wavy-Patterned Ice Cream"、音と音の隙間と青々しさが広大な青空の広がりを喚起させる"Kamome Dayori"、動きが収まり静けさの中に微睡んでいく"In The Sea Breeze"、どれもこれも限りなくピュアに精錬され無駄な装飾がなく音の一つ一つに意味を持たせたような構成だ。感情に響くと言うよりは非常にフラットでそこに元からあったような、空間の一部として存在している環境音楽で、これは部屋のBGMとして最適以外の何物でもない。古臭さは全く無い、時代を超えてこの音はあり続ける。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nick Anthony - Battle Of The Beats EP (Rowtag Records:RTG 004)
Nick Anthony - Battle Of The Beats EP

日本ではいまいちパッとしないものの、ここ数年自分が追いかけ続けているイタリアのNick Anthony Simoncinoは、オールド・スクールなシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノを愛し、ヴィンテージなドラムマシンやシンセを愛用する偏執的なアーティストとして名高い。Mathematics RecordingsやSkylaxにL.I.E.S.やCreme Organizationなど、その他にも多くのレーベルから作品をリリースしており、非常に多作ながらも全くと言ってよい程にぶれない作風は、正に彼の偏執狂な音楽センスを示している。という訳でやはりなのかこの新作もヴィンテージなアナログ機材を用いた作風だそうで、いつも通りの変わらないレトロで何だか時代を感じる古臭いハウスが並んでいる。作品の頭にはドラマティックな幕開けを演出する"Jarre Tape"が待っており、SF的な未来の街の風景を喚起させるシンセが美しいノンビートの曲でぐっと心を鷲掴み。そこに続く"Escape From Area"では物哀しいアナログシンセのフレーズが絡みながら、ドタドタとした辿々しいキックやパーカッションがビートを刻む初期シカゴ・ハウスのような味わいを感じさせ、その音の古臭い鳴りがより一層哀愁を強めている。"Il Sole Boogie"もはやり簡素な質のキックなもののビートはよりハウシーで、絡み合うような綺麗な流れのシンセやしっかりと低音を支えるベースなど、もっさりと垢抜けない懐かしみがあるオールド・スクールを体現するシカゴ・ハウスだ。裏面にはやたらと手数の多いパーカッションが目立つも陽気なムードのメロディーが温もりを生む"La Luna Boogie"や、切れのあるハイハットとジャッキンなベースが前面に出たリズム重視のファンキーな"Bite The Bass"と、これらも当然レトロな時代感が堪らない。新作であろうが金太郎飴のような作風には一切の気負いはなく、Simoncinoにとってはただただ修行僧のように丹念に繰り返しルーツを追い求め続ける事が、彼の音楽人生のように思えるのだ。



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| HOUSE11 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Cafe II (Crue-l Records:KYTHMAK 155DA)
Crue-L Cafe II
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事情は分からないが、2010年代に入ってから活発に活動を行っていたCrue-l Recordsが、ここ2年は全く新作をリリースする事なく沈黙を保っている。レーベルの公式HPにはもうずっと変わらずに、新作リリースのスケジュールが記載があるにもかかわらずだ。そんな空白を埋めるように丁度リリースされたのが、『Crue-L Cafe』(過去レビュー)以来3年ぶりとなる続編的な名義のレーベルコンピレーションである本作だ。Crue-lはご存知の通り瀧見憲司が主宰するインディー・レーベルで、初期の東京の空気を目一杯吸い込んだネオアコ〜渋谷系と呼ばれた時代から近年のバレアリックなダンス・ミュージックとして定着するまでの長い時間をかけて、混沌としたジャンルの坩堝の中からエレガントな要素を掘り起こす審美眼によって素晴らしい音楽をリリースし続けていた。その音楽性は幅広く、そしてレーベル・カタログに名を連ねるアーティストもある意味では無秩序であり、それは本作に曲を提供したアーティストの幅の広さからも分かるだろう。ポップ・ソングのプロデューサーを務める神田朋樹、テクノ・シーンで頭角を現すCrystal、Crue-lに見出されたチルウェイヴ系のThe Beauty、100% SILKでも活躍するモダン・ハウスのMagic Touch、更にはリミキサーにウクライナを代表するアーティストでもあるVakulaやデトロイトからTheo Parrishまで、そこに名前だけ見れば統一感を探しだすのは難しい。しかし実際に作品を聴いてみれば確かにCrue-lらしい自堕落なダンス・ミュージックの快楽性から生まれる多幸感と、そしてトリップ感やサイケデリック感に惑わされながらも決して下品にはならずに上質なエレガンスがあり、Crue-lというフィルターを通す事によりそれらがレーベルとしての共通項になっているように思われる。さて、本作は収録曲全てが初CD化、または未発表曲(本来は既に発売済みだったはずのEP等の曲)から構成されており、レーベルに詳しくなくても手に取る価値のある内容だ。何といっても注目なのは店舗では販売されなかった200枚限定の"(You are) More Than Paradise (Theo Parrish Translation Long Version 2)"だろうか、17分にも及ぶ華麗でファンキーなビートダウン・ハウスへと生まれ変わった本作は、その余りにも強烈な個性が故にDJとして使うのは難しいだろうが曲自体は文句無しの素晴らしさだ。原曲よりも更に無骨さとトリップ感を増して白色光に包まれる多幸感の真っ只中にある"Heavenly Overtone (Vakula Remix)"、ミニマルな展開へとエディットしながら後半にサイケ感が爆発するダウンテンポの”Everybody Wants To Rule The World (Hikaru& Miyashita's Naha City Free Feel 2 Edit)”など、こういった全く方向性の異なる作風があるのも面白い。そう、Crue-lにはジャンルの壁など無く時代のダンス・ミュージックの流行に左右されずに、彼等自身が信じる音楽性を一心に追い求めているレーベルなのだろう。

Tracklistは続きで。
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| HOUSE11 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/6/27 CATS feat. Fred P @ Air
飛ぶ鳥を落とす勢いとは正に彼の事だろうか、最近では多くのアーティストからリミックスを依頼され、自身ではSoul People Musicと共にMule MusiqやUnderground Qualityからもテクノ〜ハウスをリリースしているFred P。またの名をBlack Jazz ConsortiumやAnomalyなど変名も用いながら、USハウスの中でも特に叙情性やアンビエント性も含むディープ・ハウスを手掛けて、自身の音楽性を確立させているアーティストの一人だ。今回はMule Musiqからニューアルバムをリリースするのに合わせてリリースパーティーでの来日となるが、日本からはレーベルメイトでもある高橋クニユキがライブで参戦、そしてSoul People Musicからもリリース歴のあるNaoki Shinohara、Mule MusiqのボスであるToshiya KawasakiやSisiらも出演と豪華な布陣となった。
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| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Pink Collection (Eskimo Recordings:541416 506032)
The Pink Collection
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ベルギーのEskimo Recordingsと言えばLindstrom & Prins Thomasを輩出していたりとニュー・ディスコ系に強いレーベルではあるが、それと共にOptimoやIvan Smagghe、Rub' N' Tugらフリーキーなアーティストが個性的なMIXCD/コンピーレションを手掛けている事でも知られている。そのレーベルからの新たなシリーズが"The Pink Collection"なるニュー・ディスコのコンピレーションで、何と全曲新録と気合の入ったアルバムになっている。ジャケットからは大人びてお洒落なイメージが伝わってくるが、実際にそれは間違っておらずディスコ的な汗臭さや熱狂は皆無で、モダンかつ洗練された甘いなディスコが満載だ。特にかつてのディスコ的な生音よりも綺麗に伸びる電子音が強調され、シンセの快楽的で甘い旋律と覚醒的なシンセベースのブリブリとしたラインが基軸になったトラックは、ディスコの一聴して耳に残る性質を伴いながらも再生ではなく進化と言った意味でのニュー・ディスコと呼ぶ表現が相応しい。キラキラと煌めくようなゴージャスな音使いでは熱いと言うよりは温かく、ソウルフルと言うよりはスイートで、また全曲がミッドテンポでゆったりと聞かせるタイプである事がより大人びたゆとりとなり、バレアリック感を増長させているのだ。ニュー・ディスコに対し造詣があるわけでもないので収録されているアーティストを知らなかったが、ベテランから新鋭まで起用しているそうなので、これからこの周辺の音楽を知るための道標にもなりそうである。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE9 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
100DSR Compilation (Delsin Records:100DSR)
100DSR Compilation
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オランダと言えば古くからデトロイト・テクノに影響を受け、実験的かつフロアだけに集約されない広範囲なテクノをリリースする事に長けたレーベルが多い。その中でも1996年にオランダはアムステルダムに設立されたDelsin Records(とその傘下のAnn Aimee)は、ベテラン勢の安定した作品を手掛けると共に新人の発掘・育英にも力を注ぎ、数々の名作を世に送り出してきた重要なレーベルだ。最初にデトロイト・テクノに影響を受けたと述べたが、勿論そこから大きく飛翔しミニマルやブレイク・ビーツにリスニング系なども手掛けており、その多様性を十把一絡げに述べる事は最早出来ない。そんなレーベルの運営も17年に及ぶが、そのカタログ100番を飾るために用意されたのが本コンピレーションである。CDでは2枚組で、Delsinに関わりの深い新旧アーティストが(全てが新曲と言う訳ではないが)曲を提供しており、正にDelsinの音楽性を知るためにはこれぞと言うべき内容になっている。如何にもDelsinらしいピュアな響きを持つBNJMNによるリスニング系の曲もあれば、Delta Funktionenによる鈍い響きと低いベース音がダークな雰囲気を持つテクノもあり、ダブ・ステップに傾倒した今っぽいA Made Up Soundによる曲もある。Claro Intelectoの荒々しい残響が交錯するダブ・テクノもあれば、IDM的な音と戯れるようなCimのエレクトロニカもあり、Ross 154(Newworldaquarium)の退廃的なビートダウンだってある。極み付きはデトロイト第2世代のJohn Beltranが雨上がりの感動的な情景が浮かび上がる余りにも切ないアンビエントを披露している。これがDelsinだ、決して安住の地に留まらずに様々な音を吸収しながら、今という時代の音を創り出す現在形のテクノ・レーベルなのである。もしテクノを聴いていてDelsinに馴染みが無いのであれば、是非この機会に接触するには良い機会となるだろう。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles (Mule Musiq:mmcd42)
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles
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クラブミュージックに於いてはリミックスと言う作業は、オリジナルに敬意を払いつつその方向性を押し進めるものと、または逆にオリジナルを跡形もなく破壊し再構築を行うものと、大きく分ければその2種類になる。近年ハウスシーンでは侘び寂びの心を投影させた音楽性で突出した才能を誇るTerre ThaemlitzことDJ Sprinklesは、どちらかと言えば前者に属するアーティストだと思う。元々の世界観を尊重し大きく変える事はしない…が、しかしDJ Sprinklesの手にかかれば最終的には奥ゆかしい耽美な装飾が施され、DJ Sprinklesと言う強い個性に上書きされる。本作はそんな彼が手掛けたリミックス曲を纏めたコンピレーションであり、大雑把に言えばディープ・ハウスに区分けされるのではあろうが、所謂一般的に派手に盛り上がるようなクラブミュージックからは距離を置いている。本人はこの作品を「DJツール」とみなしているようであるが、決して享楽的なダンスフロアの為だけの音楽ではなく、むしろシネマティックな物語を語るような長尺な曲はじっくりと腰を据えて聴くのにより適している。がっと心を鷲掴みにする熱いエモーションをひけらかす事はせず、終始朧気な夢を見るようなふわふわと揺蕩う浮遊感のあるディープ・ハウスは、端的に言えばメランコリーと言う表現が相応しい。滴り落ちる儚いピアノや薄く覆う幻想的なパッド、そして多用されるボイスサンプルなどスタイルは確立されており、何処を聴いても流行り廃りや売れ線とは無縁の世捨て人的な郷愁が通底している。決してオリジナル作品を壊しはしないが、長い時を経てようやく備わるような枯れた味わいを付加する作業は、DJ Sprinklesの十八番と言ってもよいだろう。単なるリミックス集と思う事なかれ、DJ Sprinklesの音楽はかくも美しく孤高の存在として静謐に輝いている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Durerstuben - Sheets Of Rane (Pampa Records:PAMPA 016)
Durerstuben - Sheets Of Rane
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夜空に輝く星の様に普段はか弱い光の為に目には見えないが、しかしそこに確実にある存在。自分もそのようなアーティストに稀にではあるが出会う機会もあり、この度出会ったベルリン発のDurerstubenもその類に当たる存在だ。2010年頃から作品をリリースしており本作は通算5枚目となるようだが、何の情報も持ち合わせないまま本作を試聴したところ一発で自分の耳をノックアウトさせてしまったのだ。巷ではMetro Areaを引き合いに出されている様ではあるが、その例え自体に嘘偽りはなく確かに80's風のディスコを通過したハウスの味わいはとても懐かしく思われる。"Gscheids Planet"からして郷愁を誘うメランコリックな旋律や仄かに光を放つシンセサウンド、そしてヴォコーダーを通して人口的に加工されたボーカルを挿入し、昔懐かしのディスコティックな空気とシンセポップよろしくな電子音の鳴りが通底している。ポップなシンセのメロディーが束縛から解き放たれて動き回る"Haeckls Kosmos"は、繊細な音使いと大胆な展開が同居してレトロフューチャーな景色を描き出す。裏面にはギラついた光沢を持つシンセのメロディーと大々的に挿入されたロボットボイスの下で、ビヨビヨとしたシンセベースが存在感を強調する"Freiherr In Der Wall"を収録。味のあるレトロなシンセサウンドを多用しエレクトリックなのに人肌の温かさを発する楽曲群は、実にメランコリーで琴線を震わす。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mono Village - Fixation EP (HotMix Records:HM009)
Mono Village - Fixation EP

イタリアから猛烈にシカゴ・ハウスの復権を支持するSimoncinoは、2011年頃からHotMix Recordsをスタートさせ旧世代から新世代まで取り込みながらリアルなシカゴ・ハウスを世に送り出している。そのレーベルの新作はMono Villageなる聞き慣れないアーティストのEPだが、実はドイツのディープ・ハウス系レーベルであるMojubaからSTEREOCiTI名義で活躍しているケンスミタニの変名だ。STEREOCiTIでは古き良きシカゴ・ハウスと現在の深遠なディープ・ハウスを組み合わせたモダンな感覚もあったが、Mono Villageではより原点回帰と言うべきなのかラフで剥き出しの肉肌を感じさせるシカゴ・ハウスへと向かっているように感じられる。事実かどうかはさておき作品から発せられる空気は、作り込んだのではなく衝動で仕立てあげたような野性味があり、Simoncinoの目線と同じところを向いているのだろう。酩酊感を催すパッドのコード展開と不気味に唸るアシッディーなシンセ、そして色っぽい女性ボーカルから構成される"Fixation"、贅肉を削ぎ落して乾いたリズムトラックと足元の覚束ないパッドが延びる生々しいシカゴ系な"Set Your Free"、そのどちらも深みよりはシカゴ・ハウスの衝動を表すように臨場感や新鮮さに重点が置かれているのではと思う。そして上昇気流を生み出す煌めくアルペジオの旋律と攻撃的なアシッドが唸り続ける"Area 1917"は、暴力的なアシッド・ハウスの勢いと覚醒感が堪らないフロアでこそ映える一曲となっている。根っこの音楽性はSTEREOCiTIと同一にしているが、体感的にはより野性味のあるMono Villageでまた新しい一面が開花した作品と言えるだろう。

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| HOUSE9 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2013/7/5 DJ Kabuto presents LAIR @ Grassroots
クラブと言うよりはDJバー、更には音楽と酒好きの溜まり場とも言える高円寺の魅惑のフロア、Grassroots。今回は元Future Terrorのメンバーでもあり現在はCABARETなどでもレジデントを担当しているKabutoが、ここGrassrootsで定期的に開催しているLAIRへ初めて参加。ゲストにはITICO ERETSなる聞き慣れないDJとOut Of Control a.k.a. Naoki Nishidaを迎えており、どんな音が流れるのだろうと言う期待感も込めて遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT4 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Area - Where I Am Now (Wave Music:WM50218-2)
Area - Where I Am Now
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Francois Kevorkian主宰のWave Musicから久しぶりとなるアルバムは、ディープかつダビーな作風を特徴とするEthereal SoundやSteadfastよりEPをリリースしてきたAreaによる物。シカゴ出身のAreaではあるが作風はUK/ドイツ寄りなダブテクノ/ハウスであり、特に本作はFrancois自身が選曲を行いアルバムとして纏め上げただけあって、彼がDeep Space Setに組み込むような飛びの要素が強い作品となっている。アップテンポに攻め上げる曲は無く大半がスローで、電子的な暗めのメロディーが展開されるエレクトロニック・ミュージックで、このレーベルにしては地味な印象にさえ感じられるだろう。しかし過剰なディレイやエコーは使用せずとも、不要な音を省いて音の間を作りながらその上に薄くシンセを伸ばす事で、ダブテクノに感じる広がりや浮遊感を上手く生み出している。飛びの心地良さもあるけれど闇の淵に誘い込まれるミステリアスな音も先行し、一筋縄でいかない変則的なリズムや覚束ないメロディーも伴って、トリッキーなDJツールとしての意味合いが強いか。Francoisが選曲をしたのだからよく考えればそれも当たり前な訳で、彼がDJの中でダブ空間を演出する一連の流れで使うと確かに効果は発揮するのだろう。家の中だけで聴いていると少々無味乾燥に感じられてしまうかもしれない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Delta Funktionen - Inertia // Resisting Routine (Ann Aimee:INERTIACD1)
Delta Funktionen - Inertia Resisting Routine
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オランダの重要なテクノレーベル・Delsin傘下のAnn Aimeeより、初のレーベルサンプラーとでも言うべきMIXCDが届けられました。そのミックスを手掛けたのはDelsinやAnn Aimeeから作品をリリースしているDelta Funktionen、若手ながらもFuture Terror等にも呼ばれた経験もある将来が有望なアーティストです。彼の音楽性と言えば硬質で図太く、そしてサイバーな雰囲気もありBerghainにも似ているのが特徴ですが、不思議なのはAnn Aimeeって初期の頃はフロアから離れたエレクトロニカな音楽性のレーベルだったはずなのですが…。調べてみると一時休止し2008年に復活して以降は何時の間にかアンダーグラウンド志向なテクノレーベルに様変わりしておりました。そんなレーベルの曲を使用したMIXCDは言うまでもなく硬派なテクノが並んでいますが、驚きなのは収録された全てが新曲と言う挑戦的な内容となっているのです。レーベルの最も新しい音を聞かせる、つまりはレーベルの現在形を体現しているレーベルサンプラーであり、こんな規格はそう多くはないはず。内容の方もテクノ好きなリスナーにはばっちりなベルリンサウンドが満載で、ハードなインダストリアル感やモノクロな荒廃した音が連続しています。しかしただ突き抜けるような直球テクノだけで押すのではなく、空間の膨らみを感じさせるダビーな音響や非4つ打ちのリズムによる変化の付け方など、直球テクノ一点に収束するのではなく多様性を持ちながら展開すると言う所にAnn Aimeeのエクスペリメンタルなレーベル性が読み取れるでしょう。攻撃的かつ歪なテクノでありながら単調な展開に陥らずに機能的なダンスのグルーヴは持ちあわせており、玄人向けなミニマルミックスに陥らずにリスニングの要素もある好内容です。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

Check "Francois K."

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Phreek Plus One - Phreek Party (Compost Records:CPT 372-2)
Phreek Plus One - Phreek Party
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テクノ、ハウス、ドラムンベース、トリップホップ…様々なクラブミュージックをクラブジャズと言う音楽に結び付け、時代を先行してクロスオーヴァーにクラブにおけるジャズを開拓してきたCompost Records。ドイツにおけるメインストリームは最早アンダーグラウンドなテクノに移り変わってしまった今、Compostはシーンの中心からは外れてきているものの、今でも地道に活動している模様。そんなレーベルの新作はイタリアからの3人組トリオ・Phreek Plus Oneのアルバムで、EPデビューから5年越しにようやく初のアルバムをリリースさせました。でイタリアと言えばイタロ・ハウス…もそうですが、このトリオがやっているのはもっと哀愁に満ちたイタロ・ディスコ。執拗なまでの規則正しい4つ打ちに、スペーシーで煌きのあるちょいダサめなシンセサウンド、デケデケに主張するシンセベースとまさにディスコティックの王道とも言える作品で、正直時代錯誤感は否めないもののどの曲も粒揃いで良いメロディーを書いているのも事実。全体的にリラックスしたテンポで気の抜けた具合もピコピコなサウンドには合っているし、リエディットが流行っている今のシーンの音にもすんなりと溶けこませる事は容易でしょう。Spirit Catcherを少しダサくして温度感を与えた感じと言うか、Metro Areaのフォロワーと言うか、まあとにかくディスコティックなトリオです。

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Check "Phreek Plus One"
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
June - Cytheria (These Days:TD09)
June - Cytheria

2010年デビューを飾ったばかりのJuneが、先日ドイツの新興レーベルであるThese Daysから2ND EPをリリースしました。June、本名Tsampikos Fronasなるロンドンのアーティストでそれ以外の素性が掴めないものの、DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitzのリミックス収録だったので迷わず購入しました。A面にはJuneのオリジナルが2曲。"Cube Runner (Virtual Reality Mix)"はアシッドなシンセが挿入されTR系のキックと思われるリズムが特徴な、シカゴハウスに影響を受けたオールドスクールなハウス。スペーシーな浮遊感もありながらアシッドのドギツさもあり、ダサカッコイイです。タイトル曲の"Cytheria"はまるでTelexらを思わせるレトロさが懐かしいシンセポップな牧歌的ハウス。のどかな田園風景が浮かんでくるようでほっこり優しい曲。そして裏面には期待のDJ Sprinklesリミックスが2曲収録されており、12分にも及ぶ"Lost Area (DJ Sprinkles' Lost Dancefoor)"が断然素晴らしいです。鈍いアシッドなシンセや情緒的なピアノ、幻想的なパッドに激情を搾り出したボイスが入り乱れ、完全にDJ Sprinkles色へと染め上げられたディープジャーニー。美しくもどこか儚げで悲壮感さえ漂う世界観は、DJ Sprinklesお得意のモノ。これだけで十分買う価値のある一枚。

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Check "June"
| HOUSE6 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/11/06 Floatribe @ Unit
井上薫と岩城健太郎がUNITで定期的に続けているパーティー・Floatribe。今回は今年になってから精力的に活動をしているJebskiのライブと、富山で活動をする岩城健太郎と同郷のWataru TakanoがDJで参加。メインフロアはJebskiのライブを前後に井上薫とWataru Takanoが複数回に分けてプレイし、下のフロアのSaloonでは岩城健太郎らがプレイすると言う変則的なパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/05/01(SAT) CABARET @ Unit
Live : DBX
DJ : Daniel Bell, yone-ko, masda, sackrai

2010/05/01(SAT) FORWARD @ Air
DJ : Francois K., Calm

2010/05/01(SAT) Mother presents UNIVERSAL SOUND OF ORCHESTRA @ ageHa
Live : System 7, Son Kite and more
DJ : Mixmaster Morris, Artman, Sinn and more

2010/05/02(SUN) Thomas Fehlmann Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Thomas Fehlmann
DJ : DJ Wada, Universal Indiann

2010/05/02(SUN) Rainbow Disco Club @ 晴海客船ターミナル臨港広場特設ステージ
"RAINBOW DISCO"
DJ : DJ HARVEY, METRO AREA, KENJI TAKIMI, KOJIRO, MATT EDWARDS, NICK THE RECORD, GO KAMINOMURA

"THE TOP"
LIVE : VINCE WATSON, MIRKO LOKO, SIDE B
DJ : AME, LEON & SKINNI PANTS, TEZ & KUSDA, LOUD MINORITY RADIO, KELIE

2010/05/04(TUE) LARRY HEARD JAPAN TOUR 2010 @ Air
DJ : Larry Heard, DJ Sprinkles a.k.a. Terre Thaemlitz

2010/05/04(TUE) Redshape Japan Tour @ Module
Live : Redshape
DJ : Keihin, Gonno, Naoki Shinohara

2010/05/04(TUE) MINUS CONNECTED #8 @ Womb
DJ : Richie Hawtin

2010/05/07(FRI) CLUB MUSEUM 7th Anniversary!! "777" @ Unit
DJ : FREQUENCY 7 aka Ben Sims + Surgeon - 7 HOURS Show ! -

2010/05/08(SAT) DJ HARVEY 2010 tour of Japan @ Eleven
DJ : DJ HARVEY, DJ GARTH

2010/05/15(SAT) FUTURE TERROR VS BLACK CREAM @ Liquid Loft
DJ : FUTURE TERROR(DJ Nobu, Haruka, Kurusu) & BLACK CREAM(HATTORI, SE-1, Apollo)

2010/05/21(FRI) root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Norman Nodge, DJ Nobu

2010/05/29(SAT) Real Grooves Volume 41 Samurai FM Relaunch Tokyo @ Eleven
Live : Pier Bucci, Yasuharu Motomiya
DJ : Pepe Bradock, MX

2010/05/30(SUN) SOLAR FREQUENCY @ お台場青海シーサイドコート
【GALAXY STAGE】
DJ : JEFF MILLS, TAKKYU ISHINO, KEN ISHII, DJ NOBU, LOUD ONE

【WOMB SATELLITE STAGE】
DJ : DJ Aki, THE AMOS, Dr.SHINGO, RYUSUKE NAKAMURA, DJ LUU, スガユウスケ, DJ HARRY

【YOUNAGI AREA】
DJ : IZURU UTSUMI, DJ YOGURT, Shhhhh, Q, SINN

まだGW近辺の仕事の予定に目処がつかないので、どのパーティーにいけるかは未定。Thomas Fehlmannのライブは良いよ〜、エレガンスなダブテクノ。Larry Heard+DJ Sprinklesも行きたい、オールドスクールなハウスが多そう。そして最近軟弱になっている自分にはベンシム+サージョンのハードミニマル7時間地獄が気になるが、一夜を耐えきる自信は無いし、男臭そうなパーティーだよなぁ…。だがそこに痺れる憧れる!
| UPCOMING EVENT | 08:00 | comments(9) | trackbacks(0) | |
HeartBeat Presents Mixed By Francois K.×AIR (LASTRUM:LACD0172)
Heart Beat Presents Mixed By Francois K.×AIR
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第一弾は13年ぶりのMIXCDとなったDerrick Mayが起用された"HeartBeat"シリーズ第二段は、NYからジャンルを横断する大御所・Francois K.が参戦。長い経験と深い知識に基づいたジャンルレスな選曲と、細かな音への配慮を持ち合わせたプレイは周知の事実ですが、今回は彼が近年傾倒しているダビーなテクノを中心とした真夜中のクラブの雰囲気を伝える内容。クラブでのロングセットを全て閉じ込めるのは土台無理としても、Airでのプレイを出来るだけリスナーに伝えたいと言う気持ちで制作したそうです。第一弾を手掛けたDerrick Mayはヴァイナルでの荒々しいプレイを聴かせてくれましたが、フランソワはそれとは全く対照的にDJソフトを使用し正確無比で緻密なプレイを披露。曲毎の切替も分らない位なスムースな繋ぎや、違和感無く繋ぐ為のイコライジングやエフェクトによる音の微調整、そして非常に澄んだ高音質な音色、これぞ正にデジタルミックスの醍醐味と言うのが存分に感じられるミックス。だからと言って人間味に欠ける訳でもなく序盤のゆったりとした出だしから暗いトーンで闇が広がり始め、徐々にダビーな世界に包まれ真夜中2〜3時頃のピークタイムへと突入する盛り上がり方はとても自然で、何時の間にかクラブに居るかの様な錯覚さえ覚えます。そして盛り上がった所でCosmic Twins(Francois K.×Derrick May)のアンビエントなトラックで溜まったエネルギーは解放され、緩やかにラストへと終着するエレガントに練られた知的なプレイですね。また自身のWave Music音源も多目に使用したレーベル紹介的な意味合いもあり、フランソワの現在の音の趣向が存分に詰まっております。上質を知る男、Francois K.の極上なミックスでした。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
2000 And One - Voltt 2 (Voltt:voltt002)
2000 And One - Voltt 2
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デトロイトラブなシーンが存在するオランダの中でも、特に歴史が長くデトロイトテクノの影響を受けている(最近はそうでもないようですが)レーベルが"100% PURE"。豆知識ですが"100% PURE"からはDerrick Mayも作品をリリースしていたんだけど、Derrickは勝手にリリースされたとかで両者が揉めていたそうです。その"100% PURE"を主宰している2000 And OneことDylan Hermelijnが、20年にも及ぶ活動を経て遂に初のMIXCDをリリース。が内容はここまでの説明通りのデトロイト色は無く、Cadenza、Desolat、Oslo、100% PURE傘下のRemote Area音源などのハードではないタイプのミニマルテクノが中心。序盤は乾いたパーカーションが空虚に響くミニマルでフラットな展開を作り、時折声ネタなどと使いつつ上げもせず下げもせずじわじわと。そして中盤からようやく流麗なシンセのメロディーが入るトラックが増えてきて、妖艶な色気が空間に満ちていきます。そこからはCadenzaらしい神秘的な華麗さとファンキーなリズムで終盤まで上げたテンションを保ち、最後にはLucianoのエスニックと耽美さが合わさった不思議な感覚の"Conspirer"でドラマティックにクローズ。今流行のミニマルを十分に堪能出来るのではないでしょうか。

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| HOUSE5 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism (Eskimo Recordings:541416 501724)
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism
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Lindstromとのコンビでディスコダブブームを席巻するPrins Thomasの、タイトル通りでスペーシーな2枚組MIXCD。ジャーマンプログレのHolger Czukay、ファンクのParliament、スペースロックのHawkwindに混じって、Boards Of CanadaやTres Demented(Carl Craig)などのテクノ、日本からはCrue-L Grand OrchestraやDub Archanoid TrimとWaltz(Altz)、そしてハウスやイタロディスコ、レアグルーヴなどがまとまり一つの宇宙を形成する面白いミックスだと思います。本人曰わく2枚まとめて一つの作品だと言う事で1枚目のラストから2枚目の出だしが繋がっておりますが、1枚目は2枚目までにじわじわと上げていくゆったりとした内容、2枚目はよりダンサンブルでよりエモーショナルな内容。いやダンサンブルではあるんだけどやはり肩の力が抜けリラックスしふらふらとしたトラックが多く、ベッドルームで広がっていく宇宙を想像しながら聴けるような音で、決して馬鹿になって大騒ぎする様な音楽じゃあないです。でもバレアリックでもコズミックでもスペーシーでもサイケでも何でも良いんだけど、開放的で楽天的な恍惚の中毒がじわじわと浸透してくるんですね。選曲の幅の広さとは対称的に音の雰囲気にばらつきは感じられず、CosmoでGalacticでPrismなキラキラとしたハッピーな音に統一されていて気持ちEーです。力作っちゅーか怪作っちゅーか、ブームの先端にいるアーティストの本領が炸裂したお勧めの2枚。

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| HOUSE4 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Throbbing Gristle - 20 Jazz Funk Greats (The Grey Area:TG CD 4)
Throbbing Gristle-20 Jazz Funk Greats
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クラブじゃないけれど朝帰り。渋谷の小さなバーで誰それが80〜90年代の素敵な曲を中心にDJをしていたので、流れでそのまま朝まで居たと言う訳です。規模は大きくなくともそこには温かさがあった、そう信じております。

Throbbing Gristle、通称・スログリ。もはやこんな音楽まで聴くようになると、自分でも大丈夫かなと感じるこの頃。スログリは1975年にイギリスで結成された元祖インダストリアルバンドで、その後のノイズミュージックやインダストリアルに多大なる影響を与えてもいるそうで。またテクノアーティストが彼等の曲をリミックスをしている通り、テクノへの影響も少なからずあるのでしょう。タイトルにジャズとかファンクなんて言葉が入っているけれど、そのまま解釈しても多分意味不明。グレイトなのは間違いないと思うけど。テープなどを使ってコラージュやノイズを散布させた超変異体的なサウンド、呪術っぽい不穏なボーカル(と言うか叫び)など、常人が聴いても特に面白くない神経質なエレクトロニックミュージックですよ。でもこのいかにも工業的で尖った金属音が、ズガンッと脳天へと振り落とされるその衝撃的な気持ち良さは、癖になる〜マゾだマゾ。意外とポップな曲もあるけれど、全体的にはとてもシニカルで前衛的なアルバムだわ。Carl Craigなどが参加したリミックスアルバム"Mutant TG"(過去レビュー)もお勧め。



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| ETC2 | 07:00 | comments(13) | trackbacks(0) | |
Metro Area - Fabric 43 (Fabric:fabric85)
Metro Area-Fabric 43
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先日ディスコティックなアルバムをリリースしたMorgan Geistと、Darshan Jesraniから成るディスコでポップなユニット・Metro Areaが、Fabricシリーズに参戦。と言う事なれば特に説明が無くともだいたいの想像がつく、イタロディスコ、シンセポップ、ニューウェーブな曲のオンパレード。自分はここら辺の音楽に造詣は深くないのでちょっと戸惑いを隠せませんが(なら買うなよって話ですが…)、クレジットを見る限りだと80年前後の曲が中心みたいですね(Ministry、Devo位しか分からん)。まー古臭いのは言わないでも分かるでしょうが、ドタドタとした垢抜けない4つ打ちやらレトロなキラキラ未来感やら、ブリブリっとしたベースラインなど本当に懐かしさを漂わせるミックスCDですよ。どちらかと言うと先進性が強いFabricシリーズの中では逆に先祖帰りで古典的な内容ですが、無意識に空気を和ませてくれるポップな感じはグッドオールドデイズってな懐かしさを誘いこれは悪くない。ハウスパーティーの朝方なんかのまったりとした感傷的な時間に近いイメージかな。DJ Harvey、Lindstrom、Prins Thomas、Chicken Lips辺りが好きな人には、マジで恋する5秒前でしょう。

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| HOUSE4 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Morgan Geist - Double Night Time (Environ:ENVCD007)
Morgan Geist-Double Night Time
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デトロイトテクノやディスコに影響を受けた音楽活動をしているMorgan Geistのアルバムが、なんと前作から10年ぶりに登場。その間にはMetro Areaとしての活動や自らが運営するEnvironの営業に力を注いでいたのか、自身の活動はなりを潜めいつの間にか自分も忘れかけていた感はありますが、ようやく新作が出たので嬉しい限り。しかし2008年と言うこのご時世ながらも新作は意外や意外、オールドスクールでピュアな電子音楽を奏でているではありませんか。音自体は澄んでいて綺麗なんだけどアナログシンセを使用した様なピコピコ、キラキラ音は、こりゃどう考えても80年代のテクノポップを意識しているのが分かります。それに合わせてトラックもどこか懐かしさを思わせるポップなメロディーを重視した歌物が多く、一体ここはいつの時代なんだと時代錯誤しそうな世界観ですね。しかしこれは評価はばらばらに分かれるんじゃないかと思いまして、さすがにミニマルが流行っている中でこれは正直きついかもしれない。本人はフロア向けの機能性よりもホームリスニングを意識してアルバムを製作したんだろうけれど、今の時代にこのテクノポップやらディスコティックを求めている人はどれだけいるのだろうか。自分としてもフロア向けかつ内省的な音楽を彼には求めていたので、ちょっと肩透かしを喰らってしまいました。インスト中心の方が良かった気がしますね。

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| HOUSE4 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Jesper Dahlback - Stockholm Mix Sessions 2 (Turbo:TRB60102)
Jesper Dahlback-Stockholm Mix Sessions 2
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DK、Lenk、Sunday Brunch、Svekなど20以上に渡る名義で活動し、テクノ、ディープハウス、エレクトロ、アシッドなど様々なジャンルの方面でヒットを飛ばす若き才人・Jesper Dahlback。Adam Beyerと共作している事からもJesperの作風はハードな物と決め付けていたのですが、以前にリリースしたMIXCDでは耽美なディープハウスを回していてびっくり!トラックリストにI:Cube、Metro Area、Luomo、Next Evidenceなどが名を連ねている辺りで想像は付くと思いますが、全編メロウで緩めなムードのディープハウスでこれが心地良いんですわ〜。ハウスと言っても黒さは殆ど無しで欧州産の洗練された上品な甘さが漂う内容で、がっつり踊るクラブ向けと言うよりはスイーツな大人が集まるラウンジ向けのラグジュアリーなハウス。勿論馬鹿にしてる訳じゃなくて、それ位アダルティーな空間を演出するのにはぴったりな音だと言う事です。なんでこれはお家で聴いても当然気持ち良い訳で、夜中にワインを用意して自己に陶酔しながら聴くのが一番の効果的な聴き方なんじゃないでしょうか。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deepburnt Mixed By Frankie Valentine (R2 Records:R2CD002)
Deepburnt Mixed By Frankie Valentine
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Frankie Valentineはロンドン生まれのDJ/アーティストで、既にDJ業は20年以上に渡るベテランだとか。アーティストとしては生楽器を多用したオーガニックでジャジーなハウスを作っていて、中堅所として活躍しているようです。まあ彼に関してはさほど知識を持ち合わせていなかったのですが、このMIXCDはジャケットが素敵だったので何となく購入。選曲はDennis Ferrer、Sylk 130(King Britt)、Metro Area、Osunladeなど黒系のハウスを感じさせますが、実際に聴いてみるとそこまでどす黒いファンキーさを感じる訳でもなく、むしろしっとり来るメロウな展開が待っています。一応ディープハウスと言う区分けにはなりそうだけど、汗かく程濃厚でもないし適度な軽さ加減があって爽やかな空気が心地良いですね。彼の生音志向はDJにも出ていてオーガニックを感じさせる音が、より爽やかさや軽やかさを強調しているのだと思います。

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| HOUSE3 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
A Classic Decade - 10 Years Of The Classic Music Company (Classic:CMCCD111)
A Classic Decade-10 Years Of The Classic Music Company
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シカゴのDerrick Carter、ロンドンのLuke Solomonが立ち上げたClassic Music Companyは、既に創立から10年が経ちハウスシーンになくてはならないレーベルに成長しています。このシカゴ・ロンドンの組み合わせは類い希なる化学反応を起こし、Classic Music CompanyはシカゴハウスやUKハウスの枠を越えて様々な素晴らしいアーティストを送り出してきました。Blaze、Greens Keepers、Isolee、Rob Mello、DJ Sneak、Herbert、Metro Areaなど一癖も二癖もある強烈なアーティストが集まり、そして名実共にClassic Music Companyは世界トップクラスのレーベルに成長したのです。そしてそのレーベル創立10周年を記念して、2枚組のレーベルコンピレーションが発売されたのでした。中身はと言うとお決まりのパンピンなシカゴハウスから、幻想的なディープハウス、ヨーロッパからの影響が強い華麗で美しいハウスなどが収録されて、ヨーロッパとシカゴの架け橋と言うべきClassicの持ち味が存分に発揮されています。個人的に気になった曲をいくつか挙げると、Isoleeの"Brazil.com"なんかはシカゴの不穏さとドイツらしいアシッドが融合したかつて無いハウスですね。Herbertの"Got To Be Movin'"はガチガチ硬めのミニマルハウスで、全盛時の踊れるビートが溢れています。Blazeの"Lovelee Dae"は元々Playhouseからリリースされていたはずですが、Classicにもライセンスされて大ヒットした名作です。Metro Areaの"Pina"をSwagがリミックスしたバージョンは、UKらしい優雅な上物に艶を感じレーベルの多様性を感じました。膨大な紹介になるのでその他の曲は実際に自分で聴いてみて欲しいですのが、ハウス好きならば大抵の方はご納得されると思います。コンピレーションではありますが、控えめにミックスされている所も聞き易くて良いですよ。

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| HOUSE3 | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Swayzak - Fabric 11 (Fabric:FABRIC21)
Swayzak-Fabric 11
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近年の名MIXCDシリーズと言えば、何を差し置いても「Fabric」シリーズでしょう。テクノ、ハウス両方面で素晴らしい人材を起用して毎度毎度とヒットさせ、次のシリーズは誰が器用されるのかとファンを楽しませてくれるのですよ。その11弾はポップでキュートなエレクトロから透明感のあるテックハウスまでこなすユニット、Swayzak。この人達以前にも「Groovetechnology v1.3」(過去レビュー)と言うディープでミニマルなハウス調のMIXCDを出しているのだけれど、彼ら自身のオリジナルアルバムより断然MIXCDの方が面白いんですよね。オリジナル作品も悪くはないんだけど、MIXCDだと選曲が自分のツボにはまるのが多いんですよね。でこの2003年作のFabricのMIXCDですが、これもやっぱり自分のツボにはまります。前半はミニマルかつディープなハウスで、ゆるゆるとした適度なノリと幻想的なメロディーが素晴らしいですな。Akufen、Luomoら辺の曲で序盤に一回昇天してしまいますよ。と思ったらその後はエレクトロやディスコっぽい選曲で、スムースに浮かび上がるようなノリがなくなってしまい残念。結局ラストまでそんな感じの懐かしめなディスコっぽいメロディーとかが耳にこびり付いて、前半の選曲は一体何だったのかと小一時間問いつめたい。まあでも後半の選曲は彼らが楽曲作りで得意とするポップなエレクトロなので、彼らの本領発揮でもあるんでしょうね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nightmares on Wax - DJ-Kicks (Studio !K7:!K7093CD)
Nightmares on Wax-DJ-Kicks
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気付いたらもう12月、今年も残るは一ヶ月だけですね。時の流れはどんどん速くなり、どんどん歳を食う自分にしみじみ。気になる音楽は一杯リリースされてのんびり聞き込む時間は減ったし、こんなブログの更新の仕方で良いのかな。とぼやいてもしょうがないし、年末に向けてまだまだベターな音楽を紹介してゆきます。

せわしない毎日の中でゆったりと寛ろぎたいなら、やはりダウンテンポでスロウな音楽が良いよね!と言う事でテクノレーベル・Warp Recordsの異端児・Nightmares on WaxのMIXCDがお勧めです。彼はヒップホップ、ソウル、レゲエをトロトロに融合し、重くねちっこい黒人音楽を再生させたのですが、ヒップホップが苦手な僕にも聴きやすいムードを演出するのですね。そんな彼がDJをすればヒップホップだってレゲエだって、たちまち落ち着いて洒落の感じさせるダウンテンポなミックスプレイに様変わり。僕がヒップホップが苦手な訳はあの独特なラップにあるのですが、Nightmares on Waxの場合そこにメロウで憂いのある要素を注入する事で、ファンキーな音を失わずにムードを生み出すんですわ。ビートはかなり複雑で落ち着かないと思いがちですが、重く低くべた〜っとしたグルーヴなので、ゆるゆるの空気を作り出して気持ち良いですよ。後半ではビートが多少強くなって、黒いファンクネスも増していきついつい踊り出しちゃう展開も…。全体的にMassive Attackをもうちょっと艶めかしくした様な雰囲気があって、そこまではヘヴィーじゃなくて聞き易いですよ。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Derrick L. Carter - Squaredancing in a Roundhouse (Classic:CMCCD106)
Derrick L. Carter-Squaredancing In A Roundhouse
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Classic Music Company、それはシカゴハウスのみならず世界中のアンダーグラウンドなハウスを、ヨーロッパやUSに普及させた重要なレーベル。設立者はオリジナルシカゴハウスを継承するDerrick CarterとLuke Solomon。Classic Music CompanyにはHerbert、Blaze、Isolee、Metro Area、DJ Sneakなどその名も馳せる才能豊かなアーティストが名を連ねていますが、そのリーダーでもあるDerrick Carterも当然すんごい。個人的な思い出としては、Carterが新宿リキッドルームで7 Hoursのプレイをする時に一時間も遅刻してきたのが頭に残っています。本人は遅刻したのににやけていて、大変愛嬌のあるお方ですが図太い神経してるなーw。そして音楽の方も相当にダーティーでマッドでファット!シカゴハウスをまんま継承しているとは言え、その野太さは前世代を上回り重心の低さも限界すれすれ。単なるアッパーなハウスとは一線を画す不良っぽい荒々しさがあり、スロウな流れにおいても鈍い切れ味を感じます。と思えばヨーロピアンな流麗な美しさがあったり、ファンキーな歌物有りとClassic Music Companyを統括する者としてのセンスが表れていますね。いいなぁこうゆう荒々しくて汚い音、なのに秘めたる美しさみたいなのが有る。アンダーグラウンドハウスを代表すると言っても過言じゃねーぞ!

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| HOUSE2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
VADE 2ND ANNIVERSARY EXTRA feat. GREEN VELVET @ WOMB
2006/10/08 (SUN)
DJs : Green Velvet (a.k.a. Cajmere ), DJ Mayuri, Sodeyama

Deep Space @ Yellow
2006/10/08 (SUN)
DJ : Francois K.
Live : Mutabaruka

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/13 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Robert Hood The Grey Area DJ Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/20 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Sleepaechive Live Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/27 (FRI)
DJ : Jeff Mills (Extended One Man Spaceship Set)

Clash 16 @ ageHa
2006/10/27 (FRI)
Arena : Luke Slater, Ryukyudisko (RKD1, RKD2), more
Island Bar : Dominik Eulberg, more

Mule Musiq Presents Endless Flight @ UNIT
2006/11/02 (THU)
Live : Thomas Fehlmann, Kaito
DJ : Hiroshi Kawanabe,Toshiya Kawasaki

INNERVISIONS JAPAN TOUR feat. Ame @ YELLOW
2006/11/04 (SAT)
DJs : Dixon, Ame, Alex From Tokyo

FACE presents QUENTIN HARRIS JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/10 (FRI)
DJs : Quentin Harris, Ryo Watanabe

CLASH 17 STANDARD presents KEN ISHII SUNRISER RELEASE TOUR 2006 @ ageHa
2006/11/17 (FRI)
Special Live Set : Ken Ishii
Special Guest DJ : Carl Craig
DJ & Live : DJ Wada & DJ Yama, Q'hey & Shin Nishimura, Kagami, Hitoshi Ohishi, 7th Gate

MIGUEL MIGS Album Release Tour @ YELLOW
2006/11/22 (WED)
DJ : Miguel Migs

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/25 (SAT)
DJ : Theo Parrish

最終週のJeff Millsは驚愕の6ターンテーブルセット、オープンからクローズまで全曲自身が作曲した曲を流すとか。つまりはFinal CutからUR、そしてAxis、Purpose Maker、Tomorrowなどのレーベルからの曲をプレイするって事。前代未聞の宇宙が展開されそうですね。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Magda - She's a Dancing Machine (M_nus:MINUS43CD)
Magda-She's a Dancing Machine
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近年のRichie Hawtinのイベントには常に前座として登場しているMagdaの初のMIXCD。Run Stop Restoreと言うユニットのメンバーでもあり、M_nusからソロでEPをリリースもしている女性DJだ。オリジナル作品はまだ殆ど無いしそれらを聴いた事も無いので、このMIXCDで彼女の音に関してまともに触れる事になった(Richieと来日した時にMagdaのDJも聴いたけど、もう記憶に無いし…)。この作品なんと71曲をMIXしているとの事前情報だったが、多分やっている事はRichieと同じでPCで曲をパーツごとに切り分け、それをループさせるのを数段重ねているのではないかと思う。まー今はみんなPCを使うMIXCDを出す様になったから特に目新しさは無いんだけど、これなら別にこれを聴かないでRichieの作品を聴いていれば十分かなと思ってしまった。Richieに比べると深みや重みが無くて、べちゃべちゃとした音ですな。それが彼女のプレイなんだろうけど、自分にはそこまでピンと来なかった。ミニマルテクノにしては比較的メロディーなんかは多い方で、シカゴハウスやエレクトロっぽい物まで使われていて、そうゆう幅の広さに今後の発展の余地はあるか。でも最近こんな大人しめなMIXCDばかりだな。そろそろハードミニマル系の復活を待っている自分がいる。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Titonton Duvante - Voyeurism (Starbaby:SB01CD)
Titonton Duvante-Voyeurism
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興味があって再発を機に買ったのに全然聴いていなかった…と言う事で、思い出して紹介します。厳密にはデトロイト生まれの人ではないのですが、デトロイト系に組み入れられているTitonton Duvante。ティトントン・ドュヴァンテと読むのでしょうか、発音し辛いですね。興味を持ったきっかけはMetro Area(Morgan Geist)率いるEnvironからEPをリリースしていた事、またDego(4 Hero)絡みで2000 Blackからリリースも行い、またはJohn Tejadaとの共作などがあり、なかなか交流の幅が広く面白そうだなと思ったからです。そういった交流の広さのせいかモロに直球デトロイトテクノと言うよりは、ブロークンビーツなども取り入れリズムが多彩だなと感じました。手数の多いリズム帯でノリが良いと言うか弾けるパーカッション使いで、しっかりとした土台がありグルーヴィーですね。ドラムマシーンを使っているんだろうけど、乾いた音使いが生演奏にも感じられて西ロンブロークンビーツの流れが感じられました。メロディはやっぱりデトロイト流に透明感のある美メロが多用されて、安直だけれどもエモーショナルな世界観を描き出していますね。ここで分かったのはFabrice LigのSoul Designer名義に感触が近いなと気付きました。あれ、黒人なのにむしろ西洋の白人の音に近いのか!つまりデトロイトテクノよりは少々さっぱりとした音なのです。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Playgroup - DJ Kicks (Studio !K7:!K7127CD)
Playgroup-DJ Kicks
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Four Tet、Black Strobe、DK7、Colder、MU、The Raptureなどなどテクノやハウス、ロック、ニューウェーブを今風に鋭く表現するユニットが、Outputと言う一つのレーベルから作品をリリースしています。ここら辺のジャンルは自分はいまいち疎いので良く分からないんですけど、前述のアーティストはどうやら人気があるらしく、一種の流行なんかになっているみたいです。DK7はJesper Dahlbackのテクノユニットだし、MUはエレクトロパンク、Four Tetはポストロックだし、いまいちレーベルの方向性は分からないのですが刺激的な音を送り出している事は間違いなさそうです。そのOutputを設立したのがPlaygroupのTrevor Jacksonで、刺激的なレーベル運営を続けさせている彼の嗅覚がこのMIXCDに顕著に現れています。ディスコやハウス、そして大半は80年代調のニューウェーブやをディスコダブ中心で、脳天気なゆったりした展開でありつつも殺伐とした閉塞感が漂っています。激しくはないのにこの尖り具合は社会への反抗の様であり、パンクでありロック。普段4つ打ちを聴く自分ではこれじゃあ踊れないけれど、ニューウェーブ調の廃退的な音に刺激されます。昔のNew OrderやDepeche Modeが好きな人は、グッと来る物があるんじゃないでしょうか。

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| ETC1 | 23:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Fuse Presents Joris Voorn (MINIMAXIMA:MM211CD)
Fuse Presents Joris Voorn
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今や押しも押されぬテクノ界の超新星・Joris Voornの初のMIXCDが遂に登場。大ヒット曲「Incident」や1STアルバム「Future History」での活躍はまだ記憶に残る所ですが、今度はMIXCDも出してくれるなんてなんてファン泣かせな活動ぶりなんでしょう。新人と言う事もあって僕はアッパーにガツンと来るようなプレイを予想していたのですが、ここは意外にもクールで抑制の取れたベテランらしいプレイを披露しています。ここでは流行のAbleton Liveを使って40曲をMIX、19個のセクションに分けています。PCを使ってのプレイのせいかやはり曲の流れに気を遣ってスムースで緻密な展開があり、彼の気高くも美しい面が強調されて感じる事が出来るのではないでしょうか。美しいシンセラインが用いられた曲の他にも、テクノに止まらずハウスクラシックスやクリックハウス、有名なアーティストの楽曲が惜しげもなく導入されて単調に陥る事はありません。こいつ本当に新人かよって思うような精密機械ぶりですが、欲を言えば新人なんだからもっと爆走気味に、ガンガン盛り上げるプレイでも良かったんじゃないかと思ったりもしました。実際にDJでは「Incident」だって回すそうじゃないですか。決して地味と言う訳ではないですが抑えめのプレイなので、緩い上げ下げの展開をじっくり噛みしめて長く付き合っていこうと思います。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(4) | |
Kenji Takimi - SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-” (Musicmine:IDCH-1009)
Kenji Takimi-SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-”
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瀧見憲司、CRUE-L RECORDSの主宰者でありアンダーグランウンドなハウスDJ、否ダンスミュージックDJとして人気を博しています。なんて言いつつもまだDJプレイは未体験、彼のユニット:CRUE-L GRAND ORCHESTRAのバレアリックなチルアウトアルバムがお気に入りな僕です。じゃあDJの方はどうよって感じで、ヤフーオークションでお安く購入。まずトラックリストを拝見すると…お〜殆どの曲知らないぞ。Doc MartinとかDJ Garthのアメリカ西海岸ハウス位しかわかんね〜。幕開けはディスコっぽいけど、すぐに前半は適度にあげつつトライバル風のハウスの連続。時折ニューウェーブを感じさせる古臭いボーカル物を入れたり、流行のディスコダブでずぶずぶと沈めてくれる。ところが中盤以降はぐちゃぐちゃになっちゃって、テックハウスやディスコダブ、ディスコ、なんだかわからん物が規則性無しに並んでいる。DJMIXと言う物は大抵スタイルと言う物があるのだろうけど、この人のDJMIXには無国籍を感じる。一体どこの国の音楽なんだろう?東南アジアの危険な香りがするとも言えるがそれだけでは無いし、アメリカ西海岸の清涼な景色も思い浮かべられる。だが後半ではどこかの民族の怪しい呪術を聞かせられてもいる様な…。彼のDJMIXにはその呪術に依って、決して忘れる事が出来ず虜となってしまい何度も聴きたくなる様な魅力がある。スタイルを破壊して無国籍の音楽、つまりハウスミュージックでは無くダンスミュージックを創造している。僕自身はジャンルがばらばらなMIXCDは受け止め方が難しいけれど、そんな事はどうでも良くなってしまう。瀧見憲司のセンスが僕の心をロックした。

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| HOUSE1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
OUTERLIMITS inc. presents DJ KeNsEi in Classic Classics (KSR:KCCD-107)
OUTERLIMITS inc. presents DJ Kensei in Classic Classics
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現在シカゴハウスで重要なポジションを占めるClassic(レーベル名です)。ゴリゴリでエネルギッシュなDJをするDerrick Carterが率いるレーベルと言う事で、当然注目の的な訳だがこのレーベルは面白い。何でかって?そりゃ、HerbertとBlazeとIsoleeが一緒くたに送り出されているんだよ。じゃあシカゴハウスで重要と言ったのは嘘かと言うとそうゆう事でもないんだけど、このレーベルはそんな狭い範囲に収まる器では無いと思った方が良いかもしれない。ミニマルハウスもジャーマンディープハウスも送り出す事の出来る、面白くて優良なレーベルなんだろう。そんなClassicの魅力をなんとDJ Kenseiが1枚のMIXCDに収めてくれたのです。DJ Kenseiと言うと2000年Jeff Mills@リキッドルームの前座で、アブストラクト?ノイズ?かなんかすんげー退屈なプレイをした事で僕の中で最悪のイメージが残ってたんですよね。その後、ヒップホップを殆どやらなくなってハウス方面に移行したアーティストらしいです(単純にハウスが儲かるからなのか?と勘ぐってますが)。そんなDJ Kenseiだけど今回のMIXCDでは、Classicと言うレーベルのイメージを正に裏切る美麗なプレイをしています。出だしからUSの音じゃなくて、ジャーマンディープハウス全開じゃん!妖艶さと流麗さを持ち合わせたユーロピアンスタイル!完璧に僕が持っていたClassicへのイメージを壊されてしまったよ。空間を漂うかの様にふわふわとして掴み所のないトラックが、DJ Kenseiと言うフィルターを通す事により新たなるClassicの魅力を引き出されている。更に実はボーナスMIXCDもついていて、こちらは40曲程を使用したメガミックス!更に更に、Classicのディスコグラフィー的なかっちょいいEPのカタログも付いてくる!このMIXCDは日本盤のみだけど、時には日本のレーベルも粋な事をしてくれるじゃないか!

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| HOUSE1 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2004/12/18 F08:CARL COX GLOBAL @ Space Lab Yellow
土曜日はageHaかYellowか迷った挙げ句、未体験のカールコックスに行きました。12時半頃に着くとシンニシムラがプレイ中で、いきなりハードグルーヴな良さげな感じ。カールコックスまで体力を温存しようと思っていましたが、踊らずにはいられずしょっぱなからアセアセ。今年のアンセム「Joris Voorn-Incident」をかけると、フロアもお祭り騒ぎ。ニシムラさんも苦笑していました(笑)

1時過ぎからTANZAWAと言う人に交代。カールコックスの前と言う事で遠慮したのかBPM落として、緩めにエレクトロ調テクノで繋ぎます。この時間は後の為にお酒を飲みつつゆっくり休んで聴いていました。
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| EVENT REPORT1 | 19:41 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Carl Cox - Mixed Live 2nd Session Area 2 Detroit (Moonshine:MM80186-2)
Carl Cox-Mixed Live 2nd Session
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君はCarl Coxを見た事があるか?!脂ぎっててめちゃファットな体型をしていて、なんつー奴だってのが最初の感想。海外での評価はかなり高いけど、MIXCDは初期の頃のトラックリストを見ても食指が動かずスルーしていました。しかししかししかし、このMIXCDを聴いて彼への評価は180°変わりました。Live in Detroitと言う事も関係あるのかもしれないけど、体型に似合ったぶっとい音で突っ走るハードグルーヴテクノ。最初はいきなり大ヒットの「Lazy People」で始まるけど、何を思ったのかコックスが喋り出す。きっとノリノリで気分が良かったのでしょう。その後も展開を無視して猪突猛進、ズンドコハードグルーヴの一点張りで通します。キングオブ定番「D-Clash」は盛り上がらない訳がないし、Slam、Samuel L. Session、Christian Smith & John Selwayと言ったアーティストの曲でゴリゴリ攻めまくります。そして最後のキングオブ定番「Pontape」は盛り(以下略…)。はい、展開もアゲサゲも無視です。ここにあるのはファットなボトムと熱気溢れるライブ感、そして男気。ここまで筋を通せば文句を言う人はいないと思います(文句がある人は本人に言ってね)。ま、冗談は抜きにしてファットな体がそのままMIXに溢れ出ていますよ。体もMIXもKevin Saundersonばりです。兄弟ではないけれど、兄弟に近い物を感じます。今週末ageHaとYellowに来日するので紹介してみました。きっと日本でのプレイも、アセアセしながら脂ぎったプレイを見せてくれる事でしょう。

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| TECHNO1 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Kevin Saunderson - KS03 Deep Space Techno (Trust The DJ:TTDJCS052)

Kevin Saunderson-KS03 Deep Space Techno
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Derrick May、Juan Atkins、そしてこのKevin Saundersonがビルヴィレー・スリーと呼ばれるデトロイトテクノの創始者である。前者二人に比べるとケビンはハウスよりのトラックが多くて、いかにもデトロイトテクノと言う訳でも無かったのでデトオタにとって絶大な人気があった訳ではないと思う(売り上げは一番だったとは思うが)。しかーし、近年のケビンは圧巻のDJプレイにより評価もかなり高いのではないかな。作る曲はハウスなのに、DJはデリックやホアンに比べて躍動感溢れるハード+ラテン+ディープ+デトロイトなテクノでめちゃかっこいい。そんな彼のプレイをこのMIXCDで楽しめるのだから、悪い訳がない。しょっぱなズンズンズンと徐々に低音が大きくなり、何かを予感させる幕開け。その後もドンドンドンとぶっとい低音で流れを支配し、デトロイトライクな上物シンセがメロディックに仕立て上げる。常にアグレッシブに攻め続けるが大胆なイコライジングを効かせて、上手く展開も作っています。中盤ではメランコリックな自身の「Say Something」も使い、そして「Good Life」ネタの2曲「D-Clash」、「Man Alive」で盛り上げ、続けてデンデン唸りをあげるアンセム「Pontape」で発狂。最後はレイブ調の「Throw Your Hands」で決めっ!って昨年のAIRでのプレイと内容が似ている事を思い出しました。いや、しかしこのMIXCDは近年稀に見る出来だと思います。KS01、02も出ているけどそれを遙かに凌駕する出来。これはオールタイムフェイヴァリットに挙げられるべきMIXCDだと思います。Deep Space Technoの名に嘘偽りはありません。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ian Pooley - nite:life 06 (NRK Sound Division:NRKMX006)
Ian Pooley-nite:life 06
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NEEDS布教活動第4弾。nite:lifeはハウス系のシリーズですが、良い作品は多いので注目です。今回はテクノから始まりアフロ、ラテン風味のハウスに行き着いたIan Pooleyが担当。最近はラテンに行き過ぎてる感じもしなくないIanですが、この頃は最高でした。テクノもハウスもディスコもジャジーな物も見境無く回しちゃってます。これだけ聞くと統一性が無いように感じますが、特に違和感を感じないのは彼の選曲センスのおかげでしょうか。でけでけ唸るベースや、フィルターを効かした上物シンセ、ジャジーなリズム、図太いドラム等幅広い音楽性です。Ian O'Brien、Metro Area、Blaze、Sebastian Leger、Technasia等の曲も収録されていて、とても聴きやすいです。ともすればお洒落系MIXCD等と叩かれそうですが、決してそんなレベルの作品では無い事を保証します。お洒落でありながら、踊る本能も呼び覚ましてくれるMIXCDです。テクノ、ハウスの両方面に受けいられる事間違いなし。そしてNEEDS - Brother(Original Vibe)収録。カメモの様にこだまするボーカル?に小洒落たエレピと透明感のあるシンセ、洗練されたリズムと非の打ちようがない曲です。NEEDSは出す曲全てがキラーでございます。

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| HOUSE1 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(1) | |