Deep'a & Biri - Dominance LP (Black Crow Records:BCLP001)
Deepa & Biri - Dominance LP
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2009年頃から活動しているイスラエルのDeep'a & Biriはそれ程知名度が高いわけではないかもしれないが、しかし例えば特にデトロイト・テクノに興味のある人にとっては、その存在は記憶に植え付けられているかもしれない。過去にはAril Brikhaとのスプリット盤を制作し、2016年にはDerrick MayのTransmatからも作品をリリースしている事からも分かる通り、その音楽性は確かにデトロイト・テクノと親和性がある。とは言っても単に模倣ではなく、その叙情性を引き継ぎながらもよりミニマルな機能性やダブの深い音響、催眠的なメロディーなどを盛り込んでいて、デトロイト・テクノに影響を受けながらもヨーロッパ方面の音楽性として推し進めている。さて、本作は彼らにとってはアナログ媒体としては初のアルバムになり、そして自身のBlack Crow Recordsからのリリースなのだから、きっと大きな自信があるに違いない。アルバムと言うボリュームを活かして彼らの魅力をふんだんに体感出来る内容になっており、これこそが真のデビューアルバムと呼んでも差し支えないだろう。オープニングはこれから始まるであろう壮大な世界を予見させる"Theories Of Lonliness"、ビートレスな作風ながらも深いダブの音響と叙情的なシンセのレイヤーによって、ディープの極みへと誘いの手を差し伸べる。続く"Voltage"からは完全にフロア向けの機能的なグルーヴが走り出し、低音の効いたひんやりとした4つ打ちに深くも官能的ですらある残響を控え目に盛り込み、大きな展開で振らす事をせずに催眠的なループで一点に収束させるように意識を集中させる。"Alpha Cephei"も抑制された4つ打ちと仄かな残響を用いてはいるが、コズミックに展開する上モノがデトロイト・テクノの情緒的な世界観と共通しており、重力から解放されたような浮遊感もあって心地好い。中盤の"Avicenna"や"Alkalinaty"は完全にフロアでの機能性重視なミニマルなループと淡々とした4つ打ちで持続性を打ち出していて、硬質で金属的なパーカッションやひんやりとした電子音の響きが荒廃した世界を浮かび上がらせる。よりダビーな電子音の残響が強い"Ecole De Nancy"は奥深く暗い空間演出があり、一方で疾走感あるグルーヴに繊細で宝石が煌めくような電子音のメロディーで装飾した"Flow Diverter"はデトロイト・テクノのエモーショナル性をよりモダンに洗練したようで、曲毎に機能性と叙情性を振り分けながらもどれも冷たい音質と深い残響が特徴だ。Deep'a & Biriのファンにとっては期待に応えてくれたアルバムであり、そしてまだ彼らを知らない人にとってはこれが彼らの代表作となるべき一枚にはなるであろうし、デトロイト・テクノ好きは当然としてダブ・テクノやベルリンの硬質なテクノが好きな人にもお勧めしたい。



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| TECHNO13 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I'm Starting to Feel Okay Vol.7 (Mule Musiq:MULE MUSIQ CD 53)
Im Starting to Feel Okay Vol.7
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恐らくダンス・ミュージックで括られるレーベルの中でも、Mule Musiq程に幅広く才能あるタレントを抱えたレーベルを他に列挙するのは難しいだろう。例えばこのレーベルに所属するアーティストだけでパーティーを行ったとしても、それはフェスティバルとして成立してもおかしくはなく、間違いないのない審美眼と継続してリリース出来る運営力を兼ね備えた日本が誇るべきレーベルだ。そのように多くのタレントを抱えているからこそ、多様な個性を一つに集約するコンピレーションの体裁はMule Musiqに適しているのだろうか、近年は2年おきにショーケース的なコンピレーションをリリースしている。本作はその第7弾でここ2年間にリリースされた既発の曲や、また本作の為に制作されたであろう新作までが纏められており、例えレーベルに興味が無くとも参加したアーティストの豪華さに惹き付けられてもおかしくはない。レーベルに初参加となるLord Of The IslesやFrankey & SandrinoにKim Brown、または蜜月の関係を築いているEddie CやOskar OffermannにFred P、そして日本からはお馴染みのKuniyuki TakahashiにSauce81、その他に多くのアーティストが収録されているのだが、その幅の広さと各々の素質の高さが際立つ人選に頭を垂れる思いになる。Eddie Cによるサンプリングをベースとした生っぽいニューディスコの"Flying Blue"、Rubiniによるエレクトロニックな質感を活かしたディープ・ハウスの"Still Clock"、Kuniyukiがニューウェーブからの影響を受けて退廃的な雰囲気を打ち出した"Newwave Project #11"など、それぞれの個性は自然と表現されながらそのどれもがフロアに即したダンス・ミュージックである事を外れない。また、Bell Towersによる柔らかな音色とゆったりとしたグルーヴで広がるディープ・ハウスの"Midday Theme"、Fred Pによるエモーショナルなパッド使いが素晴らしいテック・ハウスの"Days In Time"辺りを聴くと、Mule Musiqが決して真夜中の享楽的なクラブで踊る事を目的とした音楽だけではなく、リスニングとしても耐えうる普遍性も目指している事が感じられる。意外なところでは奇抜なエレクトロニカを奏でるGold Pandaが変名のDJ Jenifaで"Dresscode"を提供し、Gold Pandaとは異なりシカゴ・ハウス風の乾いたビートで不良的なハウスを披露してたり、またAril Brikha & Sebastian Mullaertが"Illuminate"で彼等の個性を発揮したトランス感の強いミニマルなトラックを提供していたり、レーベルに控え目程度ではあるが新風を吹き込んでいる。既に大御所レーベルとしての存在感がこれだけのアーティストを集約出来るのだろうが、それでも尚レーベルの質の高さが全く失われないのは、やはりレーベルを主宰するToshiya Kawasakiによるセンスの賜物に違いない。



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| HOUSE11 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep’a & Biri, Aril Brikha - Hope (Black Crow Records:BC002)
Deep'a & Biri, Aril Brikha - Hope
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イスラエルはテルアビブで活動するDeep'a & Biriは、以前にはDerrick Mayが手掛けたコンピレーション「We Love... Detroit」にも曲が採用されるなど、デトロイト・テクノとも共振するサウンドが特徴だ。2013年にはテルアビブにてBlack Crow Recordsなるレーベルも始動させたが、そのレーベルの2作目となる本作では自身の作品と共にAril Brikhaの新作を収録している。イランで生まれたという共通点を持つ両者がテルアビブでプレイした際に、政治的問題に直面した経験から生まれそうで、売上の一部はパレスチナ問題の平和活動へと寄付されるとの事。さて、それはさておき"Isthar"と題されたArilによる楽曲は正に彼らしいもやっとした上モノがトランシーで、えぐいシンセベースも流れるように快楽的な旋律をなぞり、幾分か落ち着いて内向的な雰囲気ながらも自身の個性が的確に反映されたテクノになっている。一方Deep'a & Biriがリミックスした"Ishtar (Deep'a & Biri Remix)"は、先ずは空間の奥底で重く響くキックが目立っており、メロディーを闇の中に閉じ込めるように後退させながらダビーな残響を打ち出した重厚なテクノへと姿を変えている。裏面のDeep'a & Biriによる"Har Zion 110"も空間の広がりを感じさせる残響が活きており、幾重にも重なっていく透明感のあるシンセのサウンドは幻想的でも、またその無機質な印象がどこか凍てついて荒廃した世界を喚起させる。がそれをArilがリミックスした"Har Zion 110 (Aril Brikha Remix)"は、有機的な音質を伴い人肌の温もりを感じさせるメランコリーなテクノへと姿を変えるのだから、リミックスというものは面白いものだと思わせられる。両者がリミックスをし合う事で、よりアーティストの個性が浮き彫りになるという分り易い一例だろう。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/7 Groundrhythm 11th ANNIVERSARY @ Air
井上薫がレジデントを務めるgroundrhythm。Airがオープンしてからはその場所で最も長く続いているレギュラーパーティーだが、遂に11年目が終わると同時に12年目へと突入する。移り変わりの早いクラブミュージックの業界に於いて10年以上もの継続した活動は簡単なものではないものの、ディープ・ハウス〜テクノと時代と共に音楽性に変化を見せながらコスモポリタンな個性を主張したミュージック・ジャーニー的なDJプレイだからこそ、今でもファンを魅了しながらgroundrhythmは続いている。そして11周年のアニバーサリーは外部からゲストを呼ぶこともなく井上薫によるロングセットがメインとなるパーティーであり、groundrhythmが井上薫と言うアーティストを中心に動いている事を強調する一夜となった。
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| EVENT REPORT4 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Definition Of D (Art Of Vengeance:AOV 006)
Aril Brikha - Definition Of D
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デトロイト・テクノのファンの心を虜にするスウェーデンから届けられるAril Brikhaの音楽は、今その活動に於けるピークを迎えているのかもしれない。00年代は黙々とかなりのんびりとした活動を行なっていたが、2010年以降は自身でArt Of Vengeanceを立ち上げ精力的に新作をリリースし、トラックメーカとして邁進しているようだ。タイトル曲の"Definition Of D"はこれぞAril節と呼ぶべきメランコリーなテック・ハウスで、細かく揺れ動くシンセのリフは半ばトランシーでもあるがこの陶酔感は言葉を飲む程に美しい。ハイハットやキックが丁寧に組まれた4つ打ちは見事に疾走しているし、非の打ち所など見つからない極上の深遠な世界が広がっている。裏面には"People Mover"と"Shifting Gear"が収録されているが、これらはタイトル曲に比べると幻想的ではありながら浮揚するトランシーさは控え目で、パーカッシブなリズムトラックが無骨で野性味溢れる力強さを打ち出している。しかしその中にも繊細なシンセのメロディーが差し込んでくると、やはりArilらしい叙情的なエレクトリック・ソウルがあるのだと再認識させられる。もはや金太郎飴的な作品のリリースが続いているが、自身の音を完全に確立させていると解釈するべきであろうし、この作風が好きな人は一生着いて行いけるだろう。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Arjuna Schiks - Hua Hun (Wolfskuil Records:WOLF 024)
Arjuna Schiks - Hua Hun
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オランダ出身で1985年生まれであると言うArjuna Schiksはまだ若手であり実力は未知数だったものの、本作では北欧からデトロイトに接近するAril Brikhaとシューゲイザー的な音を持ち味とするApplescalがリミキサーとして参加していたので購入した次第である。Arjunaによるオリジナルはメロウなコード展開や霞がかった声をツール的にミニマルに繰り返しながら、全体を朧気の淡いノイズに包み込むシューゲイザーを意識したテックハウスとなっていて、これはまるでThe Fieldの新曲と言われても気付かないかもしれない。キラキラとした音や角を落とした丸みのある音を使用していて、ほっこり温かい幻想的な世界観に陶酔しそうだ。そしてAril Brikhaによるリミックスはと言うと、リズムを重く太く跳ね上がるように強調しながら原曲のメロディーや声にはそれ程手を加えずにシューゲイザー色だけを弱め、かっちりとしたテクノのスタイルへとDJに使い易く仕上げている。一方Applescalはリズムをイーブンキックに強く4つ打ちを刻みながら不思議なSEを加えてアクセントを付けつつも、Arjunaのシューゲイザー色を更に重ね塗りするように音像をぼかした作風でドリーミーな世界観を踏襲している。元々オリジナルの曲が良いのだが両者のリミックスも各アーティストの個性を打ち出しており、DJの即戦力になりそうな一枚である。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Palma (Art Of Vengeance:AOV 004)
Aril Brikha - Palma
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昨年自身のArt Of Vengeanceを設立し過去のアルバムのリイシューや新作もリリースして、音楽活動を再始動させたAril Brikha。元々はデリック・メイに見出されたデトロイトフォロワーと言う見られ方であったものの、その才能はもはやデトロイトテクノと言う枠に収まりきらずに進化を続けている。鈍く荒く打ち付けるパーカッションやリズム帯の中を縫うように走るトランシーなサウンドが中毒的な"Palma"は、高揚感が最大限までは行かずに長い時間に渡りギリギリの快楽を保ち続けるディープなテックハウス。"Porto Colom"もポコポコとしたパーカッションが軽快ながらも、浮遊感と空間の広がりを生み出す幻想的なシンセがこれぞAril Brikhaの十八番と思わせられる。そして重心の低いベースラインがファンキーかつアシッディーでえぐい不気味な音が挿入されるミニマルな"San Agustin"。疾走する爽快感は減衰していたり3曲ともパーカッションの使い方が似通っているなどのマイナス点もあるが、歪でラフな感覚を打ち出しながら覚醒感のあるシンセサウンドで地味に深みに嵌めてくるのでフロアで聴いたら盛り上がるはず。もしかしたら本人も意識しながら以前からの作風、そしてデトロイトフォロワーと呼ばれる事から脱却しようとしているのかもしれない。

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| TECHNO9 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond (430 West Records:4WCLCD1-500)
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond
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デトロイト・テクノ界隈にしては古参ながらも細々と定期的に制作活動とライブを行う奇異なユニット・Octave One。主軸のBurden兄弟2人と更に他の兄弟も加わり最大5人で活動する事で常に前進し続け、2011年には彼らが運営する430 Westも20周年を迎えたその記念として、お世辞抜きに豪華なアーティストを起用したリミックスシリーズをリリースしていました。やけに矢継ぎ早にシリーズ化するなと思っていたら、案の定未発表リミックスも追加しこんな風にコンピレーション化されました。Octave One自身によるリミックスからGerald Mitchell、デトロイトフォロワーとしてVince WatsonやAril Brikha、ハードテクノ方面からはFunction+RegisやCari Lekebusch、Luke Slater、そして世界のテクノゴッドであるKen Ishiiらが参加と近年稀に見る実力派ベテランが集まっており、これもOctave Oneの地道な長い活動に対する敬意があってこそだと感じられます。まあしかし逆に言うと既に大成しているベテランを起用しているだけあって、聴く前から何となくは音の予想が出来ると言う点に於いて期待を超える事は無いのですが、その分どのアーティストも外さない安定感のあるリミックスを提供しています。Aril BrikhaとVince Watsonは抒情豊かなメロディーを生かして完全に彼らの音へと作り替え、Ken Ishiiは特有の奇妙な音色がファンキーで、そしてGerald Mitchellな軽快なラテングルーヴを導入し疾走します。Cari LekebuschやLuke Slaterは暗く退廃した雰囲気の漂うDJツール向けとして、そしてAlter Egoによる"Blackwater"は極度に展開を抑え焦らしに焦らすトランス調な曲調で、各々の味は分り易く表現されていると思います。これだけ豪華なリミックスであればOctave Oneは知らないなんて人でも、またデトロイト・テクノに馴染みがなくとも十分に楽しめる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Lawrence - Timeless (Cocoon Recordings:CORMIX035)
Lawrence - Timeless
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大仰な作品をリリースする印象が強いCocoon Recordingsですが、中にはレーベルの作風に捕らわれない音源もリリースしているようで、Lawrenceが手掛けたこのMIXCDは正にLawrenceらしい音が詰まった作品になっております。Lawrenceは自身でもDialやSmallville Recordsを運営する傍ら、Mule ElectronicやKompakt等からも欧州の洗練されたミニマルなディープハウスを送り出しているアーティストです。そんな経歴を知っている人にとってはこのMIXCDは期待通りの内容で、幕開けからして物悲しいエレクトロニックなハウスから始まり、そして序盤にしてChez Damier & Stacy Pullenの華麗なクラシックが投入され期待の高まる展開が。そこからスムースなハウスのグルーヴを保ちながら浮揚感のあるテッキーな流れへと突入し、Morphosisの陰鬱なハウスからAril Brikha、Delano Smithの心地良いディープハウスに繋がる瞬間は本作の山場と言えるでしょう。その後は一旦熱を冷ますように気の抜けたハウスを投入し、Mike DehnertやRobert Hoodのミニマルなテクノで再度かっちり引き締めつつ、ラストはPlaidのインテリジェントな曲で厳かに着地。Cocoonの快楽的な音とは異なる静かに燻るLawrenceの内省的な音が終始満ちていて、耽美な官能と厳かな美しさが堪能できるハウスミックスとして素晴らしい出来となっております。今っぽ過ぎる音なので"Timeless"と言うタイトルはどうかとは思うけれど、イケイケなCocoonから本作が出たと言う点でも評価出来るでしょう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/6/24 GUIDANCE @ Eleven
3ヶ月近くクラブから離れておりましたが、一年ぶりにストックホルムからわざわざ日本の為にとライブを敢行しに来たAril Brikha、そして世界のテクノゴット・Ken Ishii、昨年もAril Brikhaと共演したHiroshi Wanatabe aka Kaitoらが揃ったテクノ三昧なパーティーがあったので、久しぶりにElevenへと遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Forever Frost (Art Of Vengeance:AOV003)
Aril Brikha - Forever Frost
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スウェーデンから最もデトロイトに接近したAril Brikha。先日テクノ史に残るアルバムをリイシューしましたが、今度は自身のニューレーベル・Art Of Vengeanceから新作もリリースしました。元々寡黙な活動で作品数も多くはないのですが、純然たる新作はなんと4年ぶり。タイトル曲の"Forever Frost"からして幽玄なシンセのリフが幻想的なシーンを演出し、動きの多いベースラインで躍動感を産み出すスタイリッシュなテクノで、まさにAril Brikhaの真価が感じられます。そして裏面のソフトな耳障りのシンセが温かく染み入る"Tundra"、層のように乱反射する上物の中を透明感のあるパッドが伸びる"Glaciar / For Minou"と、どちらもディープ目かつ内に情熱を秘めるように控えめな心情の表現に侘び寂びを感じます。普段よりは幾分か地味と言うか落ち着いた印象が強いですが、Aril Brikha節とも言えるメロウなシンセのリフは健在だし、一聴して彼の音と判断出来る個性があるのは流石ですね。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Octave One - Octave One Revisited Series 2 (430 West:4WCL002)
Octave One - Octave One Revisited Series 2

昨年はデトロイトテクノでも古参に入るバーデン兄弟のユニット・Octave One(=Random Noise Generation)の活動20周年だったそうで、その一環で過去の名作をリミックスしたシリーズが始まっております。本作はその第2弾、大傑作"I Believe"と"Daystar Rising"のリミックスを収録。"I Believe"は彼らが初めてリリースした曲でもあり、そして"Blackwater"とも並ぶ彼らの代表曲でもあります。それを今注目を集めているSandwell District(Function+Regis)がリミックスしていますが、女性の艶のあるボーカルや幻想的なシンセのフレーズはそのままに、オリジナルのローファイ感を生かして不鮮明にぼかした何処かBerghain一派の作風を思い起こさせる作風へと転換。オリジナルへのリスペクトと共に、今の時流をも意識していてナイスなリミックスです。裏面にはUnderground Resistanceからリリースされた"DayStar Rising"を、デトロイトテクノを体現するスウェーデンの才人・Aril Brikhaがリミックス。Arilの手に掛かればどんな曲でもAril色に染まってしまうのは当たり前、ここでは薄い幻想的なパッドを追加してソフトトランスとも言えるとても綺麗なテック系へと見事なリメイクを披露。理性も溶け行く恍惚にまみれて、聴き終わる頃にはトランス状態な素晴らしいリミックスです。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited (Art Of Vengeance:AOVCD001)
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited
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デトロイトテクノ史において名を残したDJ Rolandoの"Jaguar"が大ヒットした前年、それと同じく重要な位置付けである"Groove La Chord"がリリースされた。それをリリースしたのは当時弱冠22歳、しかもスウェーデンと言う外部においてデトロイトの御大・Derrick Mayに認められた存在であるAril Brikha。Derrick Mayが運営するFragile Recordsから華々しくデビューを飾った新人だった。デビュー作の"Groove La Chord"は奇跡的とも言える大ヒットを記録し、今尚フロアでよく耳にする大傑作となった。その勢いで2000年にリリースした1sアルバム"Deeparture In Time"もデトロイトテクノの名盤として語り継がれる評価をものにし、その後も寡黙な活動ながらも水準の高いテクノトラックを世に送り出し今に至る。そしてデビューアルバムから10年、廃盤となっていたそのアルバムがリマスター化+未発表曲集の2枚組として蘇った。エッジの効いたファンキーなグルーヴと柔らかい幻想的なパッドは黒さの無いエモーショナルなデトロイトテクノとでも言うべきか。洗練に洗練を重ね上澄みを掬い上げたようにソウルフルで情緒がしっとりと奏でられる音は、マシンソウルと呼ばずにはいられない。95〜99年に制作された未発表曲集にしても何故にこれが世に出なかったのか、不思議な程に実に感情的でグルーヴィーなテクノ満載となっている。もし貴方がテクノを好きで、しかしまだ本作を持っていない…と言うのであれば、それはテクノを聴く上で最も美味しい一部を味わっていないと断言する。そしてこの10周年記念盤は、まだ未開拓である若いテクノリスナーをこそ間違いなく刺激するであろう。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes (Art Of Vengeance:AOV002)
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes
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デトロイトから遠く離れたスウェーデンで活動するAril Brikhaは、Derrick Mayにその才能を認められTransmat傘下のFragileから世界的デビューを果たしたのが1998年の話。デビュー盤にしてデトロイトクラシックとして名を残す"Groove La Chord"は今でもフロアでプレイされる程で、来月には1stアルバムであり大傑作でもある"Deeparture in Time"がリイシューされる予定もあり、まだまだ目が離せません。さてアルバムのリイシュー前にはリミックスEPがリリースされておりますが、参加メンバーがDeetron、Jori Hulkkonen、Octave Oneと豪華絢爛でございます。デトロイト系も得意とするDeetronは"Groove La Chord"を原作の雰囲気を壊さずに、より滑らかによりソフトにトランシーさを強調したテックハウスにアレンジ。大幅な変化はないものの、抑揚を抑えてディープに向かったリミックスは安定感を感じさせます。B面には後者二人が"Read Only Memory"のリミックスを提供。デトロイトの幻想的なシンセは残しつつボトムを太くして力強いダンストラックにリミックスしたJori Hulkkonen、原曲に無い耳に残るシンセのリフを付け足したOctave One、この二人も原曲への思いを残した作風で期待通りと言った感じ。元々が大傑作な故に手を付けるのが難しい曲ですが、三人共それぞれが仕事をこなしてくれました。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/08/29 Sunset Palm @ 江ノ島海の家 Colcci
Sunset Palm1

最近はビーチパーティーが流行っているんでしょうか?夏になると浜辺の各所でクラブミュージックのパーティーが催されているようで、自分も2010年の夏の締め括りをすべく江ノ島の海の家で行われたSunset Palmへと行ってきました。海の家とは言えどAril BrikhaやHiroshi Wanatabe aka Kaito、Force Of Natureらが出演するとても豪華なパーティーで、期待せずにはいられません。
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| EVENT REPORT2 | 09:30 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Christian Prommer - Drumlesson Zwei (Studio !K7:!K7257CD)
Christian Prommer - Drumlesson Zwei
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クラブミュージックの名作をジャズカヴァーするDrum Lessonプロジェクトの第二段が到着。本作も相変わらずChristian Prommerを中心としたユニットがほぼ人力による生演奏でデトロイトテクノやディープハウス、現代音楽の名作をジャズカヴァーしておりますが、期待が大きかったのか前作程の衝撃を感じる事は無く、それどころか随分地味な作品になってしまったと感じました。前作における人力によるスウィングするビート感や華麗で繊細なジャズ演奏は身を潜め、なんだか窮屈な枠に閉じ込められてせまざまとミニマルなプレイをしているかの様で、これは敢えて生演奏する必要があったのだろうかと疑問が残りました。選曲のせいもあるんだろうけれど全体的にトーンも暗いし、随分と内向的な音でジャズアレンジとマッチしていない気がします。やっぱり何でもかんでもカヴァーすれば良いと言うのでもなく、楽曲と音の相性ってのもあるんですよね。クラブミュージックを気合を入れて生演奏カヴァーする事に考えが行き過ぎて、ちょっと力み過ぎたのかな。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
2010/02/12 bug III @ Lazy Workers Bar
小野島大さん、24noさんが開催しているbug IIIでちょこっと回してきました。場所は渋谷の小さなバー・Lazy Workers Bar。以前は無かったDJブースが作られていて、しかも最新のCDJも用意されていたり、なかなかの設備。20名入ればいっぱいになってしまう小さなバーですが、むぅなかなか侮れん。

自分が着いた頃にはハッチΨさんがプレイ中。90年代のシューゲイザーを中心に回してましたが、ダムドの予想外なゴシックな曲も回したりしてびっくり。ダムドってパンクだけじゃなかったんだ…

で自分は一時間の中で下記のトラックをプレイ。新しいトラックと懐かしめのトラックを混ぜながら、黒っぽさとムーディーさとエモーショナルな音を表現したつもりです。しかしまあ好きな曲をかけると気分爽快ですね、スカッとしました。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2009/06/20 Directions @ ageHa
なんかageHaで新メンバー登録やってるんだが、今なら登録するともれなくインビ3枚(6月用1枚と7月用2枚)くれるんだ。しかもそれとは別に割引券1枚もくれたんだけど、これってテコ入れの一環なのかしら?しかしよ、数日前にWEB上で仮登録して現場でデータ照合して本登録しようとしたら、データが消えているので再度仮登録お願いしますとか言われてぶち切れですよ。その場で携帯からすぐに仮登録は出来るけど、パケ代かかるしドメイン指定による受信拒否解除とかしないといけなかったし、FU・ZA・KE・N・NA!!!

とまあちょっと切れましたが、スウェーデンからデトロイトテクノフォロワーとして活躍するAril Brikhaと同じくスウェーデンのハードテクノDJ・Joel Mullが出演するパーティーに行ってきました。
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| EVENT REPORT2 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/06/03 (WED)
Deep Space @ Microcosmos
DJ : Francois K

2009/06/05 (FRI)
Innervisions Presents The Grandfather Paradox @ Air
DJ : Dixon

2009/06/06 (SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue、Tomoyuki Yasuda

2009/06/12 (FRI)
CrossGate @ Unit
DJ : Ken Ishii、Loud One、Leyziro

2009/06/12 (FRI)
Todd Terje Japan Tour 2009 @ Liquid Loft
DJ : Todd Terje、Dr.Nishimura、Hikaru、Kazuma
Live : Echoa

2009/06/19 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Substance & Vainqueur present Scion Versions
DJ : DJ Pete a.k.a. Substance、DJ Rene a.k.a. Vainqueur、yoshiki

2009/06/20 (SAT)
Directions @ ageHa
DJ : Joel Mull、DJ SO
Live : Aril Brikha

2009/06/27 (SAT)
CHAOS @ Unit
Live : Audio Werner
DJ : Fumiya Tanaka

6月は取り敢えずScionさえ行ければ満足。
| UPCOMING EVENT | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/10/04 (SAT)
CLASH39×STANDARD @ ageHa
DJ : Francois K., Ken Ishii

2008/10/04 (SAT)
Animismic ~Deep Spiritual and Organic~ @ Unit
DJ : Ron Trent, DJ Olive

2008/10/04 (SAT)
groundrhythm @ Air
Guest Live : Aril Brikha
DJ : Kaoru Inoue, Shutaro Tanizawa

2008/10/04 (SAT)
Double Force @ Seco Lounge
DJ : Nick the Record, Frederic Galliano

2008/10/11 (SAT)
TWO SENSES @ Air
DJ : Toshiyuki Goto, DJ Katsuya, Kazuaki Kawamura

2008/10/11 (SAT)
OVUM presents JOSH WINK @ Womb
DJ : Josh Wink

2008/10/12 (SUN)
HORIZON presents MADCHESTER NIGHT ~20 years from The Stone Roses~ @ Unit
DJ : YODA, Kenji Takimi, Sugiurumn

2008/10/12 (SUN)
Escape @ Air
DJ : Derrick May

2008/10/24 (FRI)
Awake @ Unit
LIVE : Exercise One
DJ : Oliver Bondzio, DJ Wada, HINA

2008/10/25 (SAT)
URBANGROOVE @ Seco Lounge
DJ : Frankie Feliciano, DJ AK
LIVE : Trans Of Life

2008/10/25 (SAT)
WOMBNOISE @ Womb
DJ : Anderson Noise, Ken Ishii

2008/10/31 (FRI)
Air Tokyo Presents Halloweeeeeen Party @ Air
DJ : Ken Ishii

WOMBはがさ入れが入ったそうで、もう流石に終焉の雰囲気を感じるな。そんなに好きなクラブでもないけれど、都内のクラブは本当にやばい状態だ。クラブ摘発より政治家とヤクザを摘発してください、警察は。クラブは悪くなんかないんです。ただ音楽好きが集まってるだけなんです。しかしYELLOWのオーナーが脱税してたそうで、移転→新規開店は難しくなるのかな。どうでも良いけれど4日(土)にイベントが固まり過ぎだよ!自分は久しぶりにケンイシイとフランソワが聴きたいので、アゲハに行きますが。
| UPCOMING EVENT | 09:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Prey For Peace (Music Man Records:MM116)
Aril Brikha-Prey For Peace
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ここ2日話が分断されてしまいましたが、当初の予定通り本日はAril BrikhaのEPを紹介します。先日紹介したEPは2007年に入ってからの比較的新しい音源なのですが、個人的に一番好きなのは2005年に突如としてリリースされた本作。これは本当に最高としか言えない傑作で、"Groove La Chord"と同等、いやそれ以上の高揚感を持った内容です。A面の"Prey For Paece"は覚醒的なシンセリフが特徴的なデトロイトテクノ風ですが、それよりも音はもっとどぎつく強烈に響いております。そして何より近年の作品に比べるとボトムが大変重く鋭い切れ味を持ったリズムトラックが聴け、彼の作品の中でもハードな部類に属すと思います。これはクラブで流れたらフロアが阿鼻叫喚でしょうね。そしてB面の"Dissorganised"もこれがまた名作で、虚ろでドラッギーなシンセと共にアシッディーなサウンドも絡んでくる狂気極まりないトラック。神経にビリビリ来るような刺激的な音がこれでもかと出て来て、中毒的にはまってしまいます。両面とも彼が手掛けた作品中で一二を争う位の出来で、これはテクノ好きならば是非とも手に入れて欲しい傑作だと断言します。

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| TECHNO6 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Winter EP (Kompakt:KOM151)
Aril Brikha-Winter EP
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昨日に引き続き本日もAril BrikhaのEPですが、本作が2007年にAril Brikha復活の狼煙となった作品。リリース元はなんと意外や意外、ドイツテクノシーンの中枢・Kompakt。やっぱりレーベルカラーに合わせたのか、デトロイトテクノというよりは流行のエレクトロハウスって感じでしょうか。A面の"Winter"は揺らめく幻想的なシンセが壮大な景色を浮かび上がらせる泣きの一曲。タイトルそのまんま極寒の中の雪景色って雰囲気が感じられなくもなく、本当に美しいです。B面の"Berghain"は透明感のあるシンセストリングの下を、ドラッギーなベースラインが蠢く暗いムードの一曲。こちらも美しいのだけれども、どこか廃退的な詫び寂びがあります。両面とも聴き応えがある格好良い曲ですが、やっぱり昔の作品に比べるとリズムが若干のっぺりしているかな。エッジが無くなった感じがします。

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| TECHNO5 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Akire (Poker Flat Recordings:PFR083)
Aril Brikha-Akire
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かつてはTransmatなどから作品をリリースし優秀なるデトロイトフォロワーと認知されていたAril Brikhaですが、1stアルバムリリース後は長く沈黙しておりました。そして2007年から活動が再度活発になってきたのですが、なんと新作はTransmatではなくKompaktや本作の様にPoker Flatからリリースされると言う驚きの事態。そしてリリース元が変わったせいもあるのか音の方にも変化が生じていて、このPoker Flatからの作品ではドイツっぽいミニマルハウスのドラッギーな音が前面に出た強烈な内容になっております。多少なりとも音は変わったと思いますが、しかし脳に直接来る覚醒的なシンセは以前よりも強みを増しています。ここまで来るとデトロイトテクノと言うよりはプログレ方面の音な気もしますが、相変わらず耳に残るメロディーラインも生きているし作品の質は高いと断言出来ますね。全体的にのっぺりと言うか少々抑揚を抑えたグルーヴなのは、やはり2007年の音に合わせたからなのでしょうか?まあこれはこれで好きなので、Poker Flatからもアルバムをリリースして欲しいと思います。

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| TECHNO5 | 21:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/04/04 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Hajime Murayama
Live : Satoshi Fumi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2008/04/05 (SAT)
Joaquin Joe Claussell Presents Corresponding Echoes CD Release Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Joaquin Joe Claussell

2008/04/11 (FRI)
Cocoon Morphs Tokyo @ Womb
DJ : Ricardo Villalobos, Fumiya Tanaka
Live : Fumiyandric

2008/04/25 (FRI)
TAICOCLUB Presents So Very Show! @ Womb
Live : Aril Brikha, Shaneberry
DJ : Moodman, and more

2008/04/26 (SAT)
Deep Space @ Space Lab Yellow
DJ : Francois K
Live : Flying Rhythms

2008/04/26 (SAT)
15 Years of King Street Sounds presents URBAN GROOVE - NIGHT BLOSSOM & KING OF NEW YORK 3 DOUBLE RELEASE PARTY - @ Unit
Live : Ananda Project
DJ : Daishi Dance, DJ Kawasaki

2008/05/03 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Melchior Productions Ltd.

2008/05/04 (SUN)
Juan Atkins As Model 500 Live Tour 2008 @ Unit
Special Live : Model 500 with His Band feat. Mark Taylor, DJ Skurge and Mad Mike Banks
DJ : DJ Hikaru, DJ Compufunk
Live : O.N.O.

2008/05/10 (SAT)
Minus Connected @ Womb
DJ : Richie Hawtin, Ambivalent

2008/05/16 (FRI)
X-Party @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen

仕事があるので行けないイベントもありますが、幾つか気になるのをピックアップしております。Yellowでの田中フミヤは今回で最後だよね?行きたいねぇ。Model 500も是非とも行きたいね、マイクバンクスもサポートで参加するんですから。内容はオールドスクールなテクノ・エレクトロなんでしょうけれど。
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
2007/10/19 迷彩 Project Event - MITTE - Vol.05 @ Club Asia
気付いたら2ヶ月間もクラブに行ってませんでした。こんなにクラブに行ってないのは、本当に久しぶりです。まあでも今日は色々興味のあるイベントがあったのですが、総合的に考慮した結果DJ 3000ことFranki Juncajのイベントに行く事にしました。Club Asiaは普段は正直それ程興味のあるイベントを開いていないので、今回初めて行く事になりました。ちなみに同日にClub Asiaの近くの糞箱に超大物が来日していたのでClub Asiaの方は空いているのかなと予想していましたが、常連かもしくは物好きが集まったのか意外にもほどほどの客の入りでほっとしました。
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Live In Ageha Tokyo (MB Elektronics:MBELEK035)
Marco Bailey-Live In Ageha Tokyo
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人は何故過ちを繰り返すのだろうか。もう買うまいと決めていたMarco BaileyのMIXCDを、またもや惰性で買ってしまいました。ベルギーのルードボーイことMarco Baileyは90年代から活躍するハードテクノ野郎なんですが、ここ数年はシーンのクリック化に合わせて彼もクリックやらエレクトロ色を増やしていき、今では過去のハードっぷりが殆ど見られなくなっています。中にはAdam Beyerみたいに上手くクリック方面に転向して活躍している人もいるけれど、大半はそこまで過去の経験とその転向が結び付いてないケースが多いのが実状だと思います。では2007年2月10日のageHaでのDJプレイを収録した本作はどうかと言うと、やっぱり低音シンセがブリブリばかりのエレクトロハウスばかりで激ハードな展開がないじゃないか〜。ミニマルでは無く展開は多いし享楽的で下品じみたシンセがモロ入っていて、やっぱり自分がマルコベに期待しているのとは程遠いな。メロディーが比較的多く導入されているからハードミニマルより一般的には聴き易いんだろうけど、以前のハードっぷりを知っているだけにその落差にはついて行けません。やっぱりズンドコハードなリズムにファンキーなパーカッションを被せたトラックを矢継ぎ早に繋いで、直球勝負で甘さ無しのハードテクノを聴きたいですよ。誰も彼もが同じ向きを向いている最近のシーンは正直痛々しく、最近ではエレクトロハウスだかクリックだか訳の分からん流行はさっさと終われと思っている次第であります。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2008/08/10 (FRI)
COSMIC SOUL ARIL BRIKHA - NEW ALBUM "Ex Machina" RELEASE PARTY @ Yellow
Live : Aril Brikha
DJ : Ken Ishii, Takamori K.

2007/08/11 (SAT)
CLASH25 × METAMORPHOSE 07 @ ageHa
【ARENA】
SPECIAL GUEST LIVE : LOS HERMANOS
DJs : FUMIYA TANAKA, IAN O'BRIEN, CLAUDE YOUNG
【WATER BAR】
DJs : DEXPISTOLS, CAPTAIN FUNK, DJ AKi, AFRA
【TENT】
DJs : HITOSHI OHISHI,DJ MAYURI, UIROH, RYU

2008/09/01 (SAT)
RON TRENT JAPAN TOUR @ Yellow
DJ : Ron Trent and more

7月にはイベントが充実していたせいか、8月はなんとなく息切れ感が。とは言いつつもLOS HERMANOSのイベントはDJ陣も強力だし、これは何としても行きたい。CLAUDE YOUNGなんて通な人選だし、またデトロイト系のイベントにはIAN O'BRIENは欠かせませんな。かと思えばその前日はケンイシイ+アリルブリッカって、こちらも見逃せない。仕事が入らない事を祈るのみです…。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Ex Machina (Peacefrog Records:PFG097CD)
Aril Brikha-Ex Machina
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本当に久しぶりのフルアルバムが登場、デトロイトソウルを継ぐ者・Aril Brikhaの7年ぶりのアルバム。Derrick Mayに才能を見出されTransmatとその傘下のFragile Recordsから作品をリリースし、特に大ヒットとなった"Groove La Chord"はテクノ、ハウスの垣根を越えて数多のDJがスピンし今でもクラブでしょっちゅう耳にする劇的なトラックで、デトロイトフォロワーの中でも最も注目を浴びていたアーティストです。しかし1stアルバムリリース後は全くと言って良い程活動を停止し、その間にデトロイトからは数多くの新人が現れ欧州からもフォロワーが追随し、もうAril Brikhaの出番はないのかなとさえ思っていました。また今年になってからPoker FlatやKompaktからEPをリリースする等突如として活動を再開するものの、新曲がかつての彼の音とは全く別物となっていたので多少の危惧を感じていたのも事実でした。しかし、しかしである、このPeacefrogからリリースされたアルバムは、かつてTransmatからリリースされた1stアルバムを継承する新作だと断言して間違いないでしょう。エモーショナルなシンセサウンドやエッジが効きミニマルなリズムトラック、奥深い浮遊感のある幻想的な空間演出は、我らファンが長年待ちわびていた音であると思います。余りにもコテコテでデトロイトの影響を全面に打ち出して新しい何かと言うのは期待も出来ないのですが、洗練されて研ぎ澄まされたソウルが確実にここに存在しています。ただやはりフォロワーらしくストリングス等の音は一杯あっても、黒いファンキーさというのは殆ど感じられないですね。昔と違って今Aril Brikhaの音を聴くと、かなりヨーロッパ寄りのプログレッシヴな音も感じられました。ソウルフルと言うよりはドラッギー、そして覚醒的なテクノ。でも長年待ちわびただけありまして、アルバムとして想像以上に充実した作品となっているので満足です。

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| TECHNO4 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
DJ Alex From Tokyo - Shibuya Flavas (Flavour Of Sound:FVCK-80118)
DJ Alex From Tokyo-Shibuya Flavas
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今じゃFrom NYになってしまったかつてのDJ Alex From TokyoのMIXCD。昔はDJオンリーでコンピレーションやMIXCDなんかは数枚出したりし色々なハウスイベントに出演するなど、フランス人でありながら日本に於いてディープな音楽を紹介してきたお馴染みの人です。今の一般的なクラブ業界と言うのは、ヒット曲を創る→DJとして人気が出ると言う流れがあるのですが、この人はそれに反して曲は創っていなかったのにDJとして評価が高かったみたいです。でもその理由もこのMIXCDを聴けば理解出来ると思います。一言で言うならばセンスが良い!このMIXCDはハウスが中心ながらも、ラテン、テクノ、フューチャージャズなどを絶妙に混ぜて、クラブの中での勢いとそしてホームでのまったり感を見事に演出しているのです。色々なジャンルを回す人は別に珍しくもないのですが、ジャンルは異なれどどれも深みのある曲ばかりを繋げて、垣根を越えた一つのクラブミュージックとしてまとめてしまう事に彼のセンスを感じます。前半の爽やかなラテンやジャズ系で軽くウォーミングアップし、中盤のGroove La' ChordからNaimaではテクノとハウスの垣根を越えてヒートアップし、後半ではソウルフルなハウスで魂を震わす幅の広いプレイ。ハウスオンリー?テクノオンリー?そんな聴き方が非常にもったいない事に気付かせてくれるAlexさん。本作はともすれば小洒落たカフェミュージックにも使われそう位アーバンな出来ですが、そんな安っぽい所からは対極の位置に属す熱いソウルがこもっています。

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| HOUSE3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2006/12/08 ESCAPE presents HI-TEK-SOUL JAPAN TOUR 2006 @ Space Lab Yellow
今月は毎週行きたいイベントがあって大忙しですね。つーことで一年半ぶりのDerrick Mayに行ってきました。あれ…よくよく調べたらYellow自体も一年半ぶりで、前回行ったのもDerrick Mayでした。何でこんなにもYellowに行ってなかったのか思い出すと、以前程テクノのイベントが充実しなくなったからなんだよね。他のクラブにブッキング負けてきてる気がする。新宿Liquidroomが無き今、Yellowには何とかがんばって欲しいんだけどな。まあそれはさておき久しぶりにYellowに入ってみると、やっぱりここの雰囲気は好きだわ。低い天井、最新とは言えない照明を逆に効果的に使用した暗いフロア、そして熱狂的に踊りに来ているお客、何もかもが他のクラブとは違います。やっぱりクラブの中ではYellowが一番好きだなーと実感。
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| EVENT REPORT1 | 16:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Alex Smoke - Sci.Fi.Hi.Fi 03 (Soma Quality Recordings:SOMACD52)
Alex Smoke-Sci.Fi.Hi.Fi 03
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流行とは良くも悪くも恐ろしいもので、今までシーンを引率してきたレーベルの方向性さえも変える力があるのだろうか。SlamやFunk D'Voidを輩出してきた生粋のテクノレーベル・Soma Recordsも、今ではミニマルハウス本格的に身を乗り出しているようで、その方面の注目株がAlex Smokeです。既にオリジナルアルバムを2枚ほど出していて、旬のBorder Communityを意識した妖しい艶のあるサイケデリックサウンドを聴かせてくれているのですが、この初のMIXCDではドゥープでミニマルな陰鬱サウンドがたっぷり聴けます。正直な所この手の音に溢れたご時世オリジナリティーをアピールするのは難しいと思うのですが、ミニマルハウスのMIXCDではかなりの力作だと断言します。Basic Channel系のダビーでスモーキーな前半、音数を絞りファンキーでミニマルなリズムで引っ張る中盤、そして覚醒感のあるメロディーが顔を出す後半と、徐々に変化はしつつも冷え切った暗い世界観を終始保っています。徹底的にテンポやテンションを保っているのに、徐々に感覚が麻痺していく様な中毒性がありヘロヘロになってしまいそう。光明も差さない闇の中でも、人間って気持ち良くなれるんですね。Alex Smokeには今後も注目です!

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Lawrence Burden - 430 West Presents Detroit Calling (Concept Music:CEPTCD2)
Lawrence Burden-430 West Presents Detroit Calling
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デトロイトにRandom Noise Generation、またの名をOctave Oneと名乗るBurden5兄弟がいます。結構昔から地道に活動していてハウス・テクノ両方面で時折名作を生み出し、近年では世界的大ヒット曲「Blackwater」が記憶に懐かしいユニットであります。5兄弟の中で日本にDJをしに来ているのは、基本的に長男のLawrence Burdenがもっぱら。と言うか他の兄弟がDJをしに来たと言うのは、聞いた事ないですね。じゃあ実際Lawrenceのプレイはどーなんよと言うと、これ「430 West Presents Detroit Calling」を聴けば分かります。「デトロイトが呼んでいる」と言うタイトル通り、Octave One、Dark Comedy(Kenny Larkin)、Aril Brikha、E-Dancer(Kevin Saunderson)、Jeff Mills、Designer Music(Carl Craig)、DJ Rolandoなどデトロイト関連の曲ばかりが並んでいて見ただけでお腹一杯ですね。ただ実際に聴いてみると、ハウスとテクノが上手く混在してはいるのですが、何故だか余り印象に残らないのです。何だろうね、この不思議な感じは?ある程度緩急を付けているはずなのに、どこか一本調子で平べったい後味だけが残るのです。聞き込めばまた印象が変わるのかもしれませんが、う〜ん。個人的には5男・Lorne Burdenの「430 West presents Back To The Rhythm」(過去レビュー)の方が好みです。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse-In Live Sets Vol.2 (ナウオンメディア:NODD-00067)
Fuse-In Live Sets Vol.2
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2000年からデトロイトシティーを盛り上げるべく、そしてテクノの聖地としてテクノを知らしめるべく、Carl Craigが立ち上げたDetroit Electronic Music Festival(DEMF)。ただ元々は無料フェスであった為イベントの資金難は現在まで続き、デトロイト市との確執もあったりでCarl Craigが蚊帳の外に出されたり、色々と苦難に阻まれているイベントがDEMF。そんな苦難があって2003〜4年はDerrick Mayが主宰し、自らの資産をなげうってまでDEMF改めMovementを開催するも、結局は借金漬けになってしまう。2005年はKevin Saundersonが有料のフェスとしてFuse-Inに改め開催するも、多くの人間を集める事は叶わず彼も借金を背負う事に。2006年はプロモーターが見つかりなんとか開催するも、出演アーティストの大半はデトロイトに関係ない人だったり。となんともまあ厳しい現実ではあるDEMF。これはきっとアメリカではデトロイトテクノはヨーロッパ程深く浸透しておらず、またデトロイトがテクノの聖地だと言う認識もないからではあると思う。多分DEMFがヨーロッパや日本で行われれば多くの人を集める事が出来るだろうに、なんとも悲しいアメリカの現実だ。

さて、このDVDは2005年のFuse-In参加アーティストから、Model 500(Juan Atkins)、Kevin Saunderson、Stacey Pullen、James Pennington、Aril Brikhaら約20アーティストを収録。Juan Atkinsのエレクトロライブは初めて見たけど、やっぱり本物は格好良い。でも糖尿病のせいか痩せ過ぎな気もして、ちょっと心配だぞ。James Penningtonも硬派で芯のあるプレイ、さすがURのメインDJだ。しかし地元デトロイトハウスの重鎮・Mike Clarkよりも、ミニマルテクノのMarco Corolaの方が人気あったり、なんだかイベントの主旨ぶち壊しな面も…。ヒップホップのSlum Villageが出たりしているのは、許容を広げると言う意味では良いかもね。でもまあ、かつては荒廃していたデトロイトから毎年の如くこうやってダンスミュージックイベントが行われるなんて、ほんと素晴らしい事だとは思うよ。後はデトロイトアーティストを中心にイベントが行われ、かつ客をしっかり繋ぎ止める事が出来るようになれば、その時こそ本当の成功だと言えるだろうね。
| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Francois K. - Frequencies (WaveTec:WT50165-2)
Francois K.-Frequencies
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待った待った、ほんとーに待った。今度こそと何度も思いつつ実現しなかったDerrick Mayの新作が、遂にMIXCDの中で披露されました。しかもダンスミュージックの伝道師・Francois Kと組んだユニット・Cosmic Tiwns名義で、「Solar Flare」なる新曲を届けてくれました。で内容はと言うとほぼFrancoisが手掛けたんじゃないかと思わせるハウスグルーヴ基調で、そこにコズミックなシンセが絡みつくまあまあの出来。まあ御代二人の共作の割りには意外と落ち着きのあるテックハウスで、マジックは見られなかったけど素直にDerrickの新作としては喜ばしいですね。

肝心のFrancoisのミックスプレイはと言うと、もはやハウスのDJとしてではなくテクノもすっかり馴染んだディープスペースワールドを見せつけてくれました。流行のAmeやNathan Fakeなどのどディープなテックハウス、Jeff Mills、Carl Craig、Joris Voornらの王道テクノ、Sleeparchiveのミニマルテクノ、Oliver Ho、Samuel L.Sessonsらのハードテクノ、Co-Fusinのアッパーハウスなど内容も豊かに全体的にクールでヒンヤリとしたプレイです。Francois K、Aril Brikhaの新作が収録されているのも、嬉しい限りでかなり豪華な選曲ですね。元々がハウスDJのせいか小刻みに流れを作るよりはかなりスムースな流れで、長い時間をかけて広がりのあるプレイを聞かせてくれます。ハードな音は少なめでハウスファンにも聴きやすいプレイだとは思いますが、個人的にはもう少しアッパーな箇所が欲しかったなと。壮大な世界観はさすがFrancoisだとは思いましたが、理路整然と考えた挙げ句に決めた流れは少々クール過ぎるかも。もうちょっと人間らしさと言うか、大雑把でも良いから勢いがあればなと思います。完璧すぎるのはベテランの味だとも言えるし、逆にマイナスにも成りうると言う事なのですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Michel De Hey - Two Faces (541:541416 501376)
Michel De Hey-Two Faces
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微妙に名前を聴く位で殆ど詳細の分からないMichel De Hey。なんでもオランダテクノシーンでは最も有名なアーティストだそうで、活動歴も20年以上を誇るベテラン中のベテランだそうです。WIRE04にも出演していたそうで実力は保証されていそうだし、Secret CinemaやJoris Voornとも共作をしているのでそこら辺の音が好きな人は注目でしょうか。Michel De Heyの事を知らないのにこのMIXCDを買ったのは、Vince WatsonやAril Brikhaらの自分の好きなアーティストの曲が使われていたからなんですがね。実際購入したのは正解で、「Two Faces」のタイトル通り内容の異なる2枚組で充実しておりました。

取り分け気に入ったのはCD1で、最近流行のNathan FakeやAlex SmokeなどBorder Communityに通ずる覚醒的プログ系の曲が中心にまとめられています。終盤近くまで上げる事もなく、じわりじわりと感覚が麻痺していく様なドラッギーかつギラついた流れで終始テンポを保ちます。激しさで一気に持っていくより、やっぱりディープでミニマルな徐々に独特の世界観に引き込むこうゆうスタイルが近年の流行なんですね(自分も以前程家ではハードなCDは聴いてないし…)。途中まではそんな感じでゆらりゆらりとしているのですが、終盤3曲で一気に豹変。自身の曲〜(Funk D' Void's Remix)〜Aril Brikhaと立て続けに透明感溢れるデトロイト系のトラックを連発し、覚醒的な雰囲気から目覚めた様にスタイリッシュでエモーショナルな雰囲気に変化します。特に「Camera(Funk D' Void Remix)」は幽玄なシンセサウンドが鳴り響き、このMIXCDの山場になっていると思います。まさかこんな意外な展開が待っているなんて、想像だに出来ませんが良い意味で裏切られました。

対してCD2の方は至って普通で、デケデケベースライン+ハードテクノです。ビキビキのベースラインは好きですが、ディスコっぽいデケデケはそんな好きでもないし、プレイ自体も終始ハードな感じで特に新鮮味はないかなと。あ、いや、まあハードテクノなら他にもっと良いDJがいると言うだけで、別に悪いと言う事ではないです。ただ至って普通の出来だなと言うだけです。それでもCD1の為だけでも、このMIXCDを買う価値は充分にあるので見つけたら即購入あれ。

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| TECHNO3 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I Love Techno The Classics (541:541416501453)
I Love Techno Classics
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ベルギーのテクノフェスティバル「I Love Techno」の10周年を記念したコンピレーションアルバムが出ています。テクノにおける傑作をこれでもかと言わんばかりに収録した怒濤の3枚組、もうお腹一杯一杯なボリュームです。収録曲を見て貰えば分かるけど、最新の曲ではなくて過去の名作を集めていてテクノを昔から聴いている人には懐メロ特集みたいな感じ。しかしこうゆうコンピレーションはただヒット曲を集めましたってだけの、コンセプトも何も無い記念の為のリリースで、長くテクノを聴いている人には余り食指は動かないかもしれないですね。だけどこういったテクノベストを出す意義もある訳で、それはやっぱりこれからテクノを聴いてみたいと言う人にはうってつけだと思います。いきなり小難しいテクノを聴くよりとにかく派手で受ける曲を聴いて、それから色々なテクノを模索するきっかけになれば良いんじゃないでしょうか。もしくはEPを買わない人なんかにも勧められると思います。とにかくヒット曲満載、本当に良い曲ばかりです。

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| TECHNO3 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Adam Beyer - Stockholm Mix Sessions Vol.3 (Turbo:MARCD-019)
Adam Beyer-Stockholm Mix Sessions Vol.3
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アダムベイヤーと言えばスウェーディッシュハードテクノの第一人者と言えますが、最近のクリックハウス流行に乗っかっている事で尻軽としても認知されています。実はそれ以前にはデトロイト系に流れたりとかもして、Truesoulなるレーベルも作ったりしていました。そして同時期にはデトロイト系の曲を多用したこの「Stockholm Mix Sessions Vol.3」と言うMIXCDも出したりしていました。尻軽ながらもこのMIXCDは相当に出来が良くて、彼が手掛けたMIXCDの中で大のお気に入りです。ここではデトロイト系の曲をこまめに入れているせいか、美しくメランコリックな面や情緒的な面が強調されていてツボにはまる流れがそこかしこにあります。もちろんベイヤーのプレイなのだからリズムが貧弱と言う事もなく、適度な太さや気持ち良い上げ加減で最後までうっとりと聴かせてくれます。大ヒット曲「Merengue(Slam Remix)」の図太いリズムかつメランコリックな雰囲気、「Loop 2(Luke Slater Remix)」のファンキーで未来的なシンセライン、「12 Months Of Happiness」の突き抜ける爽快感、そしてベイヤー自身の「Truesoul」の壮大な広がりを感じさせる感動的なラスト、聴き所満載です。個人的にはこの路線のプレイを聴いてみたいのですが、クラブだと激ハードなプレイが中心なんですよね。あ〜〜〜、クラブでこんなプレイをしてくれたらその瞬間神!となるのに。それ位このMIXCDは素晴らしいので、廃盤ながらもなんとか探し出してみて下さい。

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| TECHNO3 | 19:00 | comments(8) | trackbacks(1) | |
Body & Soul NYC Vol.3 (Wave Music:WM50060-2)
Body & Soul NYC Vol.3
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さぁ、今年も遂にこの時がやってきました。Danny Krivit、Francois K、Joe Claussellの3人が揃って催している「Body & Soul」 in Japan!!とにもかくにもハウスパーティーの中では一番の名実があり、現在では年に一度日本でしか行われていないので外人も参加したければ日本に来るしかないと言う、外人にとってははた迷惑なイベントだろう。そんなイベントを家でも体験出来るのがこのMIXCD。この3人が揃えば当然優良な物しか出来ないので、安心して買う事が出来ると思います。ディープハウスからトライバルハウス、ジャジーハウス、そしてデトロイトテクノまでおのおのの名曲がずらりと納められています。前半は深くトライバル的な展開で始まりますが、「Romain-Philly's Groove」が凄いな〜。素晴らしいトラックだとは小耳に挟んでいたけど、初めて今回聴いた瞬間にキタッ!!て感じだ。ぶっといグルーヴに躍動的なパーカッションが弾け、高らかに響き渡るトランペット?の音。クラブでかかればノリノリで腰をフリフリ、踊らずにはいられまいって曲だね。中盤ではデトロイトクラシックが2曲連続で使われているけれど、これはFrancois Kの趣味だなと思う。3人の中では一番前衛的と言うかやっぱり他の二人より頭一つ抜けている人だと思っています。Francoisは最近じゃDerrick Mayとも競演したり、テックハウス路線に力を入れたり自分の好みにも合っているしね。「Jaguar」は言わずもがなハウスに比べて人気のないテクノが、ハウスシーンに多大なる影響を及ぼした曲。深淵でもの悲しげな雰囲気に、神秘的なメロディーが反復し聴く者全てを魅了します。「Groove La Chord」もテクノ、ハウス両シーンで人気のある曲。切れ味鋭いシンセが被さる独特な曲です。後半ではメロウなハウスに移ってまた大きなボムが投入されちゃいます。そう「Elements of Life」、これがフロアを狂喜乱舞の世界に陥れる傑作です。ラテン調の陽気な打楽器が軽快に打たれ、爽やかな風に包まれる名曲です。そして爽やかになったのにラストではまたホットな「Casa Forte」によって暑くなってしまいます。Joe Claussellのリミックスと言う事もあり、強烈なトライバル感。この人ジャングルにでも住んでいたのでしょうか…。全体的に通して飽きずに聴ける、優良印を押して勧める事が出来るMIXCDですね。「Body & Soul」イベントの前にこれで予習するのが吉でしょう。

しかし日本でしかこのイベントを開催しない事には、やはりマネーの力が絡んでいるのだろうと少し寂しくなりますね。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2005/02/13 SUBMERGE TOUR @ Liquidroom
行ってきましたよ〜、Galaxy 2 Galaxy!!結論から言うと(・∀・)イイ!!まあ、その分混み具合は満員電車状態でしたけどね。じゃあ忘れない内にちゃちゃっと感想を。

B.Calloway-Black Grooves Mr.De'-Renaissance
左:B.Calloway-Black Grooves
右:Mr.De'-Renaissance

Los Hermanos-On Another Level UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
左:Los Hermanos-On Another Level
右:UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation

今回出演したアーティストの作品です。アマゾンで購入可。
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| EVENT REPORT1 | 01:50 | comments(9) | trackbacks(4) | |
Toshiyuki Goto presents Progressive Funk (Cutting Edge:CTCR-14273)
Toshiyuki Goto presents Progressive Funk
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何でもかけるDJと言えばFrancois Kだけど、日本にもジャンルの境界を感じさせずにプレイするDJがいる。それがこの後藤敏之で、色々な所で情報を見ているとテクノ、ハウス、ダンスクラシックス、ダブ、レゲエ、ロックなどかなりの広範囲に渡ってプレイをするようだ。僕がこのMIXCDを買った理由は単純に、FadeやGroove La Chord、Signalsなど自分の好きな曲がいくつか使われたいたからである。もちろんこれらはテクノやハウスであり、MIXCDには他にも様々なジャンルの音源が使われている。出だしはMonolakeのミニマルダブから始まり、次にいきなりジャズが繋がれて、更にハウスが繋がりとにかく展開の変化が激しい。そして中盤のPower of Oneまではハウス調で統一されるのだが、その後デトロイトテクノ2連発。それが、Groove La ChordとSignalsなのだが、まあ実際はどちらもハウスセットで良く使われている曲と言う事だ。どちらもアトモスフェリックで美しい曲だし、ハウスセットで使われるのも良く分かる。その後はダンクラ中心で、哀愁を漂わせる展開で終わりを迎える。70分程のCDの中に収めなくていけないのでとにかく忙しい感はあるけれども、生のプレイを聴いた事がない僕にとっては参考になるし色々なジャンルが一度に聴けるのは便利だなと思う。これはハウスだとかテクノだとかは忘れて、ダンスミュージックだと思せられるMIXCDだ。

Check "Toshiyuki Goto"

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Rolando - Nite:Life 016 (NRK Sound Division:NRKMX016)
DJ Rolando-Nite:Life 016
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先日ナイスなプレイで会場を盛り上げたDJ Rolandoの4枚目となるMIXCD。ageHaでのプレイではテクノ寄りだったが、このMIXCDではテクノ、エレクトロ、ハウスを自由に跨ぎ懐の深さを見せてくれる。最初は穏やかなハウスから始まるのだが、ハウスメインにやらせても充分いけそうな感じです。6曲目から立て続けにMr. De-2001 Space Odyssey、Los Hermanos-Quetzal、Adam Beyer-Ignition Key(Aril Brikha Mix)とデトロイトクラシックを3連発。じわじわと盛り上げます。徐々にテクノよりの曲で盛り上げつつTechnasia-Crosswalk以降はエレクトロでクールダウン。最後はJeff Mills-See This Wayで儚くエンディングを迎えます。普段はもっとダークで鬼気迫る感じですが、このMIXCDではリラックスした感じが伺えますね。エレクトロやテクノをやっても激しいわけではなく、貫禄させ感じさせる大人のプレイ。Nite:Lifeシリーズはハウスの定番シリーズですが、DJ RolandoのこのMIXCDはその中でも一番の出来だと思います。

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| TECHNO1 | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | |