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Carmen Villain - Planetarium (Smalltown Supersound:STS31612)
Carmen Villain - Planetarium
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多くの人気アーティストも作品を提供しているノルウェーはオスロのSmalltown Supersound新作は、Carmen Villainなる女性アーティストによるもの。耳にした事のないアーティストだったので調べてみると、元スーパーモデルであり音楽にはまって現在はシンガー・ソングライターとして活動しているそうで、2013年頃からSmalltown Supersoundを拠点にリリースを始めている。音楽性はロックからフォークにエレクトロニカまで及んでいるようだが、EPではBjorn TorskeやPrins Thomasらもリミックスを提供しており、ニューディスコ系のダンス・ミュージックにも興味があるのだろう。新作で注目すべきは近年再評価著しい電子音楽作家のGigi Masinが2曲もリミックスを提供している事で、Masinのファンであれば見逃しは厳禁だ。"Planetarium"は音数の少ない静けさを強調するピアノや電子音を軸に、ウイスパーボイス風な歌も用いて静謐な佇まい際立たせるアンビエント/エレクトロニカ色の強い曲で、闇夜に瞬く星のような静まり返った美しさを持っている。このオリジナルからしてMasinの音楽性との親和性は十分にあるのだが、やはりと言うかMasinのリミックスはそれがMasinの曲にさえ感じられるに新たに装飾されている。ピアノはそのまま用いつつ朧気で儚い電子音も加えた事で何処か冷えた世界観の中にもアンビエントなムードを落とし込んだ"Gigi Masin Remix"、世の中の喧騒から距離を置いた寂静で無垢な曲は侘びしくもある。一方"Gigi Masin Alternate Mix"は彼の電子音響の方面が打ち出ており、ピアノの音色は消え去り繊細な電子音にボーカルが静かに浮かび上がるリミックスは、しかし途中から硬質で締まりのあるハイハットのビートやシンセのシーケンスによって動きを増し、壮大なバレアリック・ミュージックとして生まれ変わっている。今年来日した際にはアコースティック・セットだけではなくテクノ・セットのライブも披露していたが、これは間違いなくその後者に属する曲だ。そして最後にもう1曲、Villain によるインストメンタルの"Safe"も水滴が滴り落ちるようなピアノの旋律と透明感のある電子音が揺らぎ、胸を締め付ける程の感傷を誘うアンビエント風な曲で物悲しい余韻に引きずられる。Villainのオリジナルの楽曲にも魅了されたが、VillainとMasinの音楽的な相性は思いの外良く相乗効果として働いており、リミックスも期待異常の出来だ。



Check "Carmen Villain"
| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2015
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。何やかんやで今年も大小51ものパーティーへと足を運び、また価格高騰にも拘わらず素晴らしいヴァイナルに出会うとついつい購入し、大量のCDを購入しながらも未開封のまま放置したりと、例年と変わらず素敵な音楽に囲まれた続けた一年でした。その一方で仕事やプライベートにも時間が取られる事が多くなった影響もあって、大量にリリースされる音源に追いつかず、ブログの更新頻度も例年に比べるとやや落ち気味になったのも事実。でも音楽は好きなので細々とでも素晴らしい作品を、来年以降も紹介し続けられたならと思います。歳をとったせいかは分かりませんが、ベストに選んでいる作品は何だかリスニング寄りの物が増えてきている印象ですが、部屋の中で聴く音楽とクラブで聴く音楽は別物であり、そういった点も何となく反映されているかもしれませんが、少しでも皆様が素敵な音楽に出会えるきっかけになれば嬉しいです。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas - Paradise Goulash (Eskimo Recordings:541416507275)
Prins Thomas - Paradise Goulash
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ノルウェーのニューディスコ大使と称されるPrins Thomasによる新作は、計3枚にも渡ってジャンルの壁を取っ払って、兎に角あらゆる音楽を楽しんで貰う意図でミックスされた大作だ。そのタイトルからも分かる通りNYの伝説的なクラブであるParadise Garageへのトリビュート的な内容であり、確かにジャンルレスという点においてその意思を受け継ぐコンセプトであろう。元々2007年には同様にニューディスコだけに限定されずに底抜けの多幸感を打ち出した怪作である『Cosmo Galactic Prism 』(過去レビュー)を披露しており、それを前提とすると2014年にリリースされた『Rainbow Disco Club Vol.1』(過去レビュー)はテクノを中心としたミックスとなった事で奇妙なユーモアは後退し、彼らしい賑やかなごった煮サウンドによる恍惚感は喪失してしまっていたと思う。そんな流れを踏まえて、本作は再度ジャンルレスかつタイムレスな選曲を行う事で、単にダンス・ミュージックの躍らせるという機能性だけにこだわらずに、変幻自在な流れによって惑わされながら何処か掴み所のない恍惚状態を引き起こす面白い作品に出来上がったと思う。勿論様々なジャンルは用いながらもバランスを壊す突飛な流れにはなっておらず、CD1〜3の流れに沿って大まかなジャンルの区分けはされている。CD1は最もレイドバックしており、牧歌的なロックから始まり民族的なジャズや懐かしみのあるハウス、夢現なアンビエントから艶かしいファンクを通過してのディープなアシッド・テクノまで、肩の力が抜けたプレイでゆっくりと温めながら多用なリズムと音色によって先ずは肩慣らし的な導入だ。CD2では2000年以降のニューディスコやテクノにハウスなど現代的なダンス・ミュージックが中心となり、徐々にビートは力強さを増しながら夜のパーティーへ向かうざわめきを喚起させる魅惑の快楽的な時間帯へと突入する。その流れを引き継いだCD3ではより快楽的な真夜中の時間帯から始まり、ディープかつミニマルな流れを保ちながらエクスペリメンタルな電子音楽へと遷移し、湿っぽく可愛らしいジャズやライブラリーミュージック的なリスニングの曲、そして熟成したような味わいのあるプログレッシヴ・ロックを経過して下降気味に終焉へと向かう。CD3枚に渡って起承転結がはっきりとした流れは非常にスムースで、パーティーの始まりから終わりまでを意識したようにも感じられるし、多数のジャンルを過剰に詰め込んだ事でその情報量の多さに抵抗の出来ない恍惚感も生まれている。流石に3枚合わせて200分越えなのでお腹いっぱいにはなるものの、Thomasらしく外向きの享楽的なパワーが発散するDJプレイが目に浮かぶようで、やっぱりこんなミックスが彼らしいと思わせられる内容だ。



Check "Prins Thomas"

Tracklistは続きで。
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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Bjorn Torske - Nedi Myra (Smalltown Supersound:STS239CD)
Bjorn Torske - Nedi Myra
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北欧ノルウェーから世界へと羽ばたいたコズミック・ディスコ - それはニュー・ディスコへと繋がる - を知らしめたのは、LindstromやPrins Thomas、そしてTodd Terjeによる功績が大きいだろう。しかしそんな彼等に特に影響を与えた存在として同郷のBjorn Torskeの存在を忘れてはならない。前者に比べれば一般的な知名度は低いだろうが、変名も用いて90年代から活動していた彼の音楽は後進にも確実に影響を与え、現在のニュー・ディスコ隆盛への流れを作った事は否定出来ない。そんなTorskeにもまだコズミック・ディスコへと至る前の時代もあったのが、それが1998年にFerox Recordsからリリースした本作であり(その後2002年にはTelle Recordsからもリリースされている)、この度念願叶ってリマスタリング済みでリイシューされている。98年のFerox RecordsといえばまだIan O'BrienやRuss Gabrielが中心的存在であった時代だと思うが、本作でもそのようにコズミック・ディスコというよりはデトロイト・テクノやハウスの影響が強く現れており、現在のように典型的なダンス・ミュージックから外れたディスコはまだ萌芽していない。アルバムは奇妙な音は用いているもののまだフィルター・ハウスの枠組みに収まった"Expresso"で始まり、そして続く"Station To Station"は前述のIan O'Brienスタイル…と言うよりも完全にURの"〜 2 〜"シリーズを意識したハイテック系のフュージョン・ハウスで、この底抜けにポジティブな世界観はまだ変態性はないもののコズミック・ディスコと共振するものはあるだろうか。"Eight Years"ではブロークン・ビーツの要素を取り入れながらディスコのようであってディスコでない優美な煌きを発し、"Smoke Detector Song"ではコズミック・ディスコの不思議なSEを加えながらもトリップ・ホップのような湿り気もあり、そして"Beautiful Thing"ではディープ・ハウスとジャズが鉢合わせしたような幻想的ながらも繊細なグルーヴ感がある。曲毎に様々なスタイルを用いており当時の音楽を色々咀嚼したのだろうか、それは実験的でもあるのだろうが、やはり近年の作品と比較すればかなりまともなダンス・ミュージックとして聴ける。デビュー・アルバムだからまだ当然青臭く最近の円熟味のある奇抜なコズミック・ディスコ程の個性はまだ発露していないものの、しかしだからこそテクノ/ハウス好きな人にとっては本作のような正にジャケットが表すエヴァーグリーンの新鮮な涼風が吹く本作に魅了されるのではと思う。デトロイト・テクノ好きな人にとっては、それこそ間違いない。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas - Rainbow Disco Club Vol.1 (Endless Flight:ENDLESSFLIGHTCD13)
Prins Thomas - Rainbow Disco Club Vol.1
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2010年より東京晴海の海を望むロケーションで開催されているRainbow Disco Clubは都市型フェスとして定着してきているが、その音楽感を更にMIXCDとして表現したシリーズがEndless Flightと共同でスタートした。その第一弾にはRDCにも出演歴のある北欧ノルウェーのニュー・ディスコ大使であるPrins Thomasが抜擢されている。Prinsは過去にもニュー・ディスコを中心としたバレアリック路線なMIXCDをリリースしていたが、本作では一転して幅広い楽曲/音楽性を含みながらもテクノとしてのスタイルを披露している。しかし、それも最近テクノ路線のレーベルであるRett I Flettaを彼が始動させた事を考慮すれば、極自然な流れだったのだろう。始まりはDonato Dozzyによるビートレスかつトリッピーな電子音響なテクノから始まり、この時点で今までのPrinsとは異なる空気が発せられている。続くFloating Pointsによるディープなダブ・ステップで低空飛行を続け、The Shooktのサイケデリックな曲から遂にリズムに動きが見せ始める。Deepchordによる機能性を重視したミニマル・ダブ、Bjorn Torskeによる無邪気で陽気なムードに溢れたニュー・ディスコ、Marcellus Pittmanによる錆びた無機質なビートが鳴るロウ・ハウスなど、ジャンルは多彩だがロングミックスによって曲がいつ入れ替わったのかを曖昧とする自然な流れによって、不思議ととっ散らかった印象はない。寧ろ様々な音楽性がミニマルなミックスによって一つの流れを生み出し、特に中盤以降はビート感の強い曲が並んだ事でライブ感のある盛り上がりを見せている。ラストの盛り上げ方も圧巻だろう、一端Shedによる望郷の念を呼び起こすロマンティックな曲で仕切り直しをしつつ、最後にNY's Finestのハウス・クラシックで感情の昂ぶりを保ったままミックスは終了する。確かに以前のようなキラキラした底抜けの幸福感は薄れており、その分だけクラブを意識したグルーヴ感重視なプレイではあるのだが、しかしその中にもやや緊張感のあるコズミックな多幸感も存在する。何よりもニュー・ディスコなアーティストと言う自身の特徴や個性を振り払うかのような挑戦心あるミックスであるが、それがファンの期待を失う事なく新たな魅力を伴っている事は、Prins Thomasが単なるニュー・ディスコだけのアーティストではない事を気付かせてくれるのだ。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism (Eskimo Recordings:541416 501724)
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism
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Lindstromとのコンビでディスコダブブームを席巻するPrins Thomasの、タイトル通りでスペーシーな2枚組MIXCD。ジャーマンプログレのHolger Czukay、ファンクのParliament、スペースロックのHawkwindに混じって、Boards Of CanadaやTres Demented(Carl Craig)などのテクノ、日本からはCrue-L Grand OrchestraやDub Archanoid TrimとWaltz(Altz)、そしてハウスやイタロディスコ、レアグルーヴなどがまとまり一つの宇宙を形成する面白いミックスだと思います。本人曰わく2枚まとめて一つの作品だと言う事で1枚目のラストから2枚目の出だしが繋がっておりますが、1枚目は2枚目までにじわじわと上げていくゆったりとした内容、2枚目はよりダンサンブルでよりエモーショナルな内容。いやダンサンブルではあるんだけどやはり肩の力が抜けリラックスしふらふらとしたトラックが多く、ベッドルームで広がっていく宇宙を想像しながら聴けるような音で、決して馬鹿になって大騒ぎする様な音楽じゃあないです。でもバレアリックでもコズミックでもスペーシーでもサイケでも何でも良いんだけど、開放的で楽天的な恍惚の中毒がじわじわと浸透してくるんですね。選曲の幅の広さとは対称的に音の雰囲気にばらつきは感じられず、CosmoでGalacticでPrismなキラキラとしたハッピーな音に統一されていて気持ちEーです。力作っちゅーか怪作っちゅーか、ブームの先端にいるアーティストの本領が炸裂したお勧めの2枚。

試聴

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| HOUSE4 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |